
A Brief history
キッズ・イン・ザ・ホールの歴史
一体ナニ者?Who the heck are they?
キッズ・イン・ザ・ホールは、デイブ・フォーリー、ブルース・マッカラ、ケビン・マクドナルド、マーク・マッキーニー、スコット・トンプソンの5人によって1984年にカナダのトロントで結成されたコメディーグループ。
トロントのリボリというナイトクラブでコメデイーショーをしていたところを、アメリカの人気番組「サタディーナイト・ライブ」の名プロデユーサーで、映画「ウエインズ・ワールド」も手がけたローン・マイケルズに見出され、カナダ国営放送のCBC局で1989年から1995年まで同名のコメデイー番組を持つに至った。
アメリカでは、まずケーブルテレビのHBOチャンネルで放映され、次に3大ネットワークの一つCBS局で深夜に放映された。キッズ・イン・ザ・ホールは、放映されていた約5年の間にカナダでのべ50万人、アメリカで500万人に視聴されたという記録がある。テレビショー自体はもう製作されていないが、アメリカのコメデイー専門ケーブル局「コメディー・セントラル」やカナダの「コメディー・ネットワーク」で現在でも放映されていて、カルト的な人気を誇っている。 日本でも99年から2年間、CS局Oki-Doki TVで放映されていたが、放映契約期間満了のため終了。ファンの間で放映再開の嘆願運動が起きている。
解散後 After the TV show
1995年にテレビショーが終了し、初の主演映画"Brain Candy"を撮影していた頃には、メンバーはそれぞれの道を歩き始めていた。デイブ・フォーリーはアメリカNBC局のヒット・コメデイ「ニュースラジオ」に、スコット・トンプソンは人気ケーブル局HBOのコメデイ、「ラリー・サンダース・ショー」に、マーク・マッキーニーは前述のサタデイナイト・ライブにそれぞれレギュラー参加し、ブルース・マッカラはアトランテイック・レコードからShame Based Manというコメデイアルバムをリリース、ケビン・マクドナルドもトークショーにゲスト出演したり映画に出るなどしていたからだ。その後マーク・マッキーニーはサタデイーナイト・ライブを降板し、スパイス・ガールズの映画に出演した。このようにメンバーは今も個々に活躍しているが、全米に散らばっているカルト的ファンの間では、グループとしての再活動を望む声が根強く残っている。
追記そういったファンの声が届き、2000年1月、バンクーバーを皮きりに、KITHの北米ツアーが行われました!ツアーレポートはここ。
何がそんなに面白いの? What's so funny?
ダークなスケッチコメデイー満載の彼らのテレビショーには、ニワトリと人間のハーフ「チキンレデイ」や、頭がキャベツでできているセクハラ男「キャベッジ・ヘッド」、遠くにいるムカツク奴らを、自分の指の間から見てつぶしていく小心者「ヘッドクラッシャー」、ゲイのバディ・コール、足の重いミスター・ヘビーフット他、沢山の定番キャラクターが活躍する。一つ一つのコントは、長くても5分程度で、そのテンポの良さから30分があっという間に過ぎてしまう。コントの中には、日常生活の中で「私もそう思ってた!」と思わず叫んでしまいそうなことを題材として扱っているものが多く、近所にいる面白い男の子達、といったイメージも、大きな魅力の一つ。
キッズ・イン・ザ・ホールは、その女装コントや同性愛のジョークやエリザベス女王のパロデイなどからよくモンテイ・パイソンと比較されるが、両者のユーモアの根源はかなり違うようだ。モンテイ・パイソンはどちらかと言うと高いレベルの教育を受けた上流階級の悪ガキのユーモアであるのに対し、キッズ・イン・ザ・ホールは、郊外に住む三流大学の学生、又は高校をドロップアウトして今はフリーターをやっているような若者が共感するようなコメデイだからだ。(アメリカにいる熱狂的ファンの多くは、名門大学の学生や卒業生、というのもまた事実だが。)
「サウス・パーク」のクリエイターであるマット・ストーンとトレイ・パーカーや、「トム・グリーン・ショー」のトム・グリーンなど、キッズ・イン・ザ・ホールに影響を受けたと認めている有名人は多い。また、「コナン・オブライエン・ショー」のコナン・オブライエンもキッズ・イン・ザ・ホールの大ファンで、自分のショーのゲストとしてよくキッズのメンバーを迎えている。さらに、キッズ・イン・ザ・ホールのコメデイライターだったNoam Hiscockは、人気コメデイーアニメ「キング・オブ・ザ・ヒル」の製作に加わっているので、これらの番組のファンがキッズ・イン・ザ・ホールを見れば、何か親しみを感じ、気に入る事うけあいなのだ。
どこで見られるの? Where can I watch KITH in Japan?
このようにキッズ・イン・ザ・ホールはコメディー・ファン必見のテレビショーであるが、日本では現在どこのTV局でも放映されていず、ビデオ化もされていないので、今すぐ見たい人はamazon等でアメリカから取り寄せるしかない。「Best of the Kids in the Hall 」(1993)、「Kids in the Hall, The - Season 3」 (1992)、「 Kids in the Hall, The - Season 4 」(1993)、 「キッズ・イン・ザ・ホール」主演映画「ブレイン・キャンデイ」は、日本でもCICビクタービデオより発売されているが、この映画はかなりファンになってから見たほうが面白いと思うので、まずはテレビショーを見ることをおすすめする。 「ナニ者?」欄で触れた通り、日本のファンの間でキッズ・イン・ザ・ホール放映再開の嘆願運動をしているので、それに協力して日本のテレビで見られるようになるのを待つのも手だろう。

テレビショーよりはかなり面白さがパワーダウンするが、日本で見られる
キッズ・イン・ザ・ホール関連のビデオが2本ある。一つは上述した彼らの映画「ブレイン・キャンデイー」。WOWOWですでに何度か放映された。ビデオレンタルチェーンのTSUTAYAにもある。(特に新宿店)ストーリーは、どんなに落ち込んだ人でも一錠飲めばハッピーになってしまうスーパー抗ウツ剤を発明した科学者が、まだ十分に臨床実験をしていないのに業績不振の製薬会社に発売を押し切られてしまう。副作用に気づいた科学者は、世間に薬の欠陥を発表しようとするが。。。というもの。これが作られた頃アメリカでは、prozacという抗ウツ剤が話題になっていたのでそれを皮肉っている面もあると思う。今となっては、効能は違うけどあのバイアグラ騒ぎを予言しているようにも思える。映画の中に出てくる製薬会社の高圧的な社長は、実は彼らのボスである、プロデユーサーのローン・マイケルズのパロデイではないかと米・バラエテイ誌(日付忘れた)などに載っていて、それが元で後にマーク・マッキーニーはサタデイナイト・ライブでほされて結局番組を降ろされたのでは、という噂がある。
二つ目は、デイブ・フォーリーが解散後に撮ったThe Wrong Guyという映画で、ケビン・マクドナルドもちょい役で出ています。なぜかMr.Daveという邦題で、TSUTAYAでレンタルされている。ストーリー は、次期社長の座のために現社長にあらゆるゴマをすってきた男ネルソン。意外にも別の男に社長の座を奪われ、憤慨して社長室に行くと社長は誰かに殺されていた。自分が疑われる!と思い、逃げるネルソン。だが警察は真犯人の存在を最初からわかっていた。逃亡者同士(?)考えることは同じなのか、真犯人が逃げる先々で、ネルソンに会ってしまい、真犯人はネルソンのことを敏腕刑事だと勘違いしてしまう。。。一つの間違いが、どんどん大きくなっていくという展開は、デイブ・フォーリーが影響を受けているという、モンテイ・パイソンのメンバー、ジョン・クリーズのClockwise(邦題「時計仕掛けの校長先生」)を連想させる。
デイブは以前It's Pat!という映画で、パットの恋人という準主役をつとめたこともある。多分日本でもリリースされていると思うが、詳細は不明。知っている人がいたら、メールで教えてほしい。
もっとマニアックな情報としては、ブルースが映画「赤毛のアン・アンの青春」の結婚式のシーンで、ちょい役で出ている、なんていうのもある。探してみては?
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