
マルク=アンドレ・アムラン
2000年3月2日(木)
今夜は、紀尾井ホールでアムランのピアノ・リサイタルを聴いてきました。 アムランというと、1997年に初来日した時にNiftyのフォーラム(FCLA) などでちょっとした騒ぎになったのを思い出しますが、今夜は席の埋まり具合が7〜 8割程度と若干空席が目立ちました。 私の席は2階R2−2で、舞台の右側(鍵盤と反対側)。ピアノリサイタルでは辛い 位置です(チケットぴあは、席の位置を選べないのです・・・)が、アムランの表情 が良く見える場所ともいえます。 まあ、アムランは演奏中うつむき加減の姿勢で鍵盤を睨みつけていることが多かった ので、(ちょっと薄くなった)頭のてっぺんしか見えませんでしたが(^^;「バッハ・イヤーにちなんで」と題されたプログラムで、バッハの<フランス組曲 第5番>、同じく<シャコンヌ>(ブゾーニ編曲)、リストの<B.A.C.Hの名による 幻想曲とフーガ>、そしてレーガーの<バッハの主題による変奏曲とフーガ>が演奏 されました。 1曲めは、バッハの<フランス組曲第5番>。冒頭の「アルマンド」では、さらさら さらと弾き進む感じでしたが、その後は緩急のメリハリをつけながら、バッハの優し い旋律を表情豊かに演奏してくれました。 続いて、ブゾーニ編曲による<シャコンヌ>。原曲は<無伴奏ヴァイオリンのための パルティータ第2番>の終曲で、ヴァイオリンの名曲として知られているのですが、 ブゾーニの編曲によりピアノでしか表現できない厚みのある響きが加えられました。 リストの<B.A.C.Hの名による〜>は、BACHをドイツ音名に読み替えて得られる音形 シ♭(B)、ラ(A)、ド(C)、シ(H)(=いわゆる音名象徴)を用いた曲。旋律的な魅力 はあまりなく、2階席の向こう側でも居眠りをしている人がぱらぱら(^^; そして、何といっても圧巻だったのが、休憩をはさんで演奏されたレーガーの30 分以上かかる大曲にして超絶技巧を要する超難曲。鍵盤を隅から隅まで使うことに よって生み出される、華麗にして迫力ある響きが凄かったです。 アンコールは、小品が5曲演奏されました。なんという大盤振る舞い(^^) 曲名等をアムラン自身が英語で説明してくれたのですが、良く聴き取れませんでした ・・・うち2曲は、ゴドフスキーの「ショパンのエチュードによる53の変奏曲」 〜第7番、第8番のようですが。

