
新日本フィル・トリフォニーシリーズ 2003年4月4日(金)
新日本フィルのトリフォニーシリーズ、今夜を入れて今シーズンは残り 3公演です。で、ログラムはモーツァルトのピアノ協奏曲第21番とマー ラーの交響曲第4番。春の夜にふさわしい爽やか系の曲が並びましたが、 演奏も それに相応しいものでした。
まずはモーツァルト。ソリストは菊地洋子さん、97年ミラノでのソロ・ リサイタルでデビュー、2002年モーツァルト国際コンクールで優勝、世 界各地のオケとの共演あり、という方。そして、なんと!先月のアンサ ンブル金沢の金沢定期(PH)にも出演して、同じくモーツァルトの21番を 弾いていたんですねー。 新日本フィルのモーツァルトは、もちろん小さめの編成。[10,8,6,4,3 (2だったかも?)]のオケは、管とのバランスがとても良い。そのオケの 伴奏にのって、菊池さんは ときおり(アドリブ?風の)装飾音を交え ながら軽やかに弾き進めていきます。第2楽章での優美さも申し分なし。 ひょっとすると菊池さん、モーツァルトよりもラフマニノフやプロコフ ィエフをバリバリ弾くほうが合っているかもしれません?が、モーツァ ルトも なかなか良かったです。 休憩をはさんで、マーラーの交響曲第4番。マーラーの作品のなかでも 特に温和な表情を持つこの曲を、デリック・イノウエさんは そんなイ メージそのままに 全編をまとめあげてくれました。 第2楽章では特別に調弦したヴァイオリンで、チェ・ムンスさんが弾く ラプソディックなソロが秀逸。スローテンポが続く長大な第3楽章も緊 張感が切れません。そして第4楽章、マリー・プレットさんの落ち着い た歌声が これまたいい。まさに天上の歌ってところかな?

