第24回目(9/1)




今日、私は車掌さんとラポポおじさまと、食堂車で夕食後のお茶を飲んでいました

白いテーブル掛けを敷いたテーブルの上には、百合の花が良い匂い
農夫のラポポおじさまのつくった花茶も良い匂いです・・・・




かちゃかちゃ・・・


・・・ああ・・・




こんなふうに、私は、ときどきお二人にお茶に「お呼ばれ」します

彼らも、孫のような聞き手が欲しいのでしょうか。
とっておきのお茶の葉や、時にはケーキなどを振る舞ってくださいます。
(だからちょっと楽しみだったりします)


でも、それだけじゃなくて
この二人とお茶するのは、女の子同士でお喋りするのとは違った楽しさがあります




かちゃかちゃ・・・





おじさまたちは、長い人生で蓄えられた経験を優しく話してくれます


心に染み入るように・・・



辛かったことも、悲しかったことも、悲惨なことも・・・憤りも・・・


優しく・・・


心に染み入るように・・・





彼らは、心の歳も正しくとっているので、その話には洞察と理解があります
(ただ鋭く知的なだけでなく、人のもっと深いところを知るので優しいのです)
だから、私はいつも聞き入ってしまいます

女の子同士の賑やかさはありませんが、
セピア色めいた、落ち着いた、心休まる雰囲気があります



それにおいしいお茶・・・



はあ・・・











でも、やっぱり私は(これでも)今時の女の子ですし、
おじさん達は古い人達ですから、ちょっと困っちゃう時もあります














おぎゃあぁ、おぎゃあぁ〜・・・




近頃、夜になると聞こえてくる、赤子の泣き声に似た気持ち悪い声です



おぎゃあぁ、おぎゃあぁ〜・・・




私はが気味悪そうに声のした方を振り向くと、車掌さんがいいました



「ああ、あれは猫だよ」



猫・・・猫はみゃーみゃーじゃないんですか



「途中停車してるときに潜り込んだんだな」



おぎゃあぁ、おぎゃあぁ〜・・・



「猫が・・・あんな気持ち悪い声、出すのですか」


「ああ、それは、猫が発情期・・・いや、あの、その・・・」



「発情期?」



「ああ、それは・・・いや、レディの前で失礼」



車掌さんもラポポおじさまも、顔が真っ赤です
いつもは岩のように静かに落ち着いているのに、汗まで浮かべています

おじさま達、この辺の感性がずっと昔のままなんです






私は言いました


「発情期くらい分かりますよ。私、小さな子供ではありませんから」







・・・・・・・



・・・ああ、そんなまじまじと私の顔みないでください!


私の方が恥ずかしくなってしまいます・・・






















突然ですが、私、文音から、お願いがあります
殿方は、決してこれから先読まないで下さい



絶対ですよ!








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私は最近、自分の体について悩みがあります



ええと、それは、胸、です





いえ、ないことが悩みなのではありません
その反対です・・・





最近(ここ二ヶ月で特に)、わたしの胸、発育がいいんです
なんだかとても膨らんできているのです






え、いいじゃないかって?
うらやましいくらい、ですか




でも、困るんです
私、この列車に乗りこんだときは、本当にぺったんたんでした
ほんの少し、申し訳くらいに膨らんでいるくらいの・・・

ちょっと将来が心配になるくらいでした



だから、それ用のサイズの下着や服しか持って来てなかったんです
(もちろん、すこし大き目の服も用意はしてきたのですが)



困りました・・・



列車の中って下着なんて売ってないでしょう?
ぴったりのなんて、とてもとても・・・

服はともかく下着は借りるなんて事、出来ませんし・・・










だからその、今は、あの、いわゆるのーぶらなんですけど
歩いたり何かすると、とても揺れて、すごく困るんです

それに、それが服の上からでも分かっちゃうので、
とても恥ずかしいんです・・・・!






(女性であることって、昔は憧れてましたけど、すごく不便です)

















おぎゃあ、おぎゃあぁ〜



今日も車内を、猫の鳴き声が響き渡ります・・・・











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