第3回目(3/26)







その客車には

ずらっと並ぶ、どれも同じような席に
(よく見ると汚れや傷がそれぞれ違うので面白いのですけどね))

ずらっと二列、誰も同じような服を着た子達が座っていました
紺色にくすんだ制服を着た、学校の生徒達でした・・・





(ああ、子といいましたが、私よりはちょっと年上のようです)






一人、その客車の通路に、背広を着た大人がいました
頭が薄くなった中年のその人は、そう、先生でした
彼は車内を行ったりきたりしながら、
抑揚のない声で教科書を唱えていました
授業をしていました
















どうして、こんなところに教室があるのでしょう?
ここは、列車のなかですよ・・・






先生の答えは、こう:
修学旅行だから、だそうです





こんな、次の駅まで一年間もかかる路線で、修学旅行ですか?!
と、驚くと

いやいや、三つ先の駅まで行くのだよと言われてしまいました





つまり、あの子達は学校の全学年をずっと列車で過ごすのです!
(まさに、”修学旅行”です!)






先生は、次の駅で交代ですからまだましです
生徒達は、こんな数式と単語だけでその三倍過ごすのですよ・・・





車窓景色も見れない・・・
(こら、よそ見をするな!)

お話も、出来ない・・・
(こら、しゃべるな!)

何にも、出来ない・・・
(こら、内職するな!)





車内に危険物等の持ち込みは禁止されていますので
先生をナイフで刺すような生徒はいないようです・・・







一年分、一年分・・・なにが交換になるでしょうか?
(作品なんか渡しても、すぐに没収されてしまいそうですし)
(公式も単語も私には使えないのです・・・)br>










私は、結局この客車を通り過ぎただけでした・・・
(でもいつかまた戻ってこようとは思っています)
(交換できる、何かを持って・・・)










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