第14回目(10/14)





その日の学校、



八房君は、学校では私には話し掛けてきませんでした
(それは、いつもの通りです)



そして、彼をはやしたてたりする子もいませんでした
(彼は、ちょっと恐い感じのする子なのです)







でも、八房君の耳にも入っていたはずなのです
こっそり囁き交わされる声が・・・・













授業中・・・



私は、八房君の様子が気になりましたけど、でもそちらの方を見る事が出来ませんでした





みんなが、私の方をみているからです
(こっそり、そうっと・・・)








(誰かが私の事を強く、見ている・・・誰だろう?)








授業中はずっと俯いていました・・・






「・・・・神原、問2の答えは?」


・・・・


「水生ちゃん、指されてるよ、水生ちゃん、」

「・・・えっ、え、はい、あの・・・」


「どうした、寝てたのか」


「あの・・・すみません・・・」














休み時間も、ずっとそのまま、机に俯いていました・・・







そんな所に、咲さんは来ました





「あのさ・・・」

「・・・・」

「ごめんね・・・そんなに気にするなんて思わなかったから・・・」

「なんでもないんだよね、ホントは」






私は、肯こうとしましたが、出来ませんでした

「うん」と言おうとしましたが、言えませんでした・・・







「でも、水生ちゃんと次郎ちゃんって、面白いから、みんな騒いじゃって・・・」






私は「ううん、気にしないで」と言おうとしたのに
何故か声が喉につかえて出ないのです






「藤倉さん、先生呼んでるよ〜」
「あの・・・ごめんね、ちょっと行かなくちゃ、またあとでね」







私は、ずっと俯いたままでした
八房君がどうしていたかは分かりません





とにかく、その日は最後まで、彼が話し掛けてくる事はありませんでした・・・
















(ずっと、後ろから、私を見ているのは誰・・・・?)














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