1998年12月12日 後楽園ホール FMW
今日はほぼ満席。これだけ外人呼んで、入らなかったら、困る。観戦場所は
最近定位置と化している南側階段の5列目あたり。実はあまり気に入っていな
い。写真を撮るにはやはりバルコなんだよな。でも、そうすると、メモが取り
にくい。足が疲れるし。難しいとこだ。
今日のハードロックマニアはマニア垂涎の(?)J太郎。一部から大変な声
援を受けていた。
第1試合 非道 VS 小野武士 <オーバー・ザ・トップ1回戦>
握手した途端、小野は非道の手を引いて、腹にニーリフト連発。続けざまに
プランチャ。リングに戻ると、なぜか再び握手。今度は非道がパンチ連打。ニ
ールキックも見舞う。今回のトーナメントの精神「個人闘争」ってのは、まん
ざらお題目でもない。
グラウンドでの攻防を挟み、非道は非道ちゃんボンバー予告。もちろんかわ
されて、小野の「音の出るパンチ」。豪快なスワンダイブ延髄ニー。しかし、
バックを取ったところ、飛んできたのは非道のバック急所蹴り。大事なところ
を潰された小野は非道の一瞬のスモールパッケージに3カウントを聞いた。
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| 試合はおのちんペース | あと一歩で勝ち! |
第2試合 リッキー・フジ VS 折原昌夫 <オーバー・ザ・トップ1回戦>
会場中を包んだ大ロックンロールコール(大げさ)に不機嫌になって帰って しまう折原。「リッキー、不戦勝だ!」というヤジに、リッキーも嬉しそう。 でも、帰ってきた。いきなりケブラーダで飛んだ折原だが、リッキーによけら れて、そのまま場外戦。場外カミカゼが出た。リングに戻り、投げっぱなしブ レーンバスターからカミカゼ。「もう技がない!」と誰かが飛ばしたヤジに 「そう思うかー?」と答えたリッキーは垂直落下式ブレーンバスター2発に、 ジャーマン、カミカゼと大技連発で折原を追い込む。しかし、ローリングスト ンに行ったところ、バックに回られて後ろからの急所蹴り。そのまま首固めに 丸め込まれて、折原のピンフォール勝ち。2試合続けて同じ決着とは。
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| もっと見たい顔合わせ | 秘技カミカゼを食らえ!(^_^; | 丸め込みの美学 |
第3試合 大矢剛功 VS 佐々木嘉則 VS スーパー・レザー <トリプルスレッド>
五寸釘ブラシを持参したレザー。大矢と佐々木はイスを手にして対抗。レザ
ーがやっと五寸釘ブラシをエプロンに置くと、また使われないように下に落と
す大矢。こういうマメなところも大矢さんの好かれる所以である。吾作などに
は絶対できない心遣いであろう。
最初は大矢とレザー2人がかりで佐々木にチョップの連打。レザーのブレー
ンバスターを受けるも、2発目は投げ返す佐々木。大矢と佐々木はレザーに2
人がかりのタックルをぶち当て、さらに大矢が蹴り上げると、レザーはくるっ
とトップロープから回って場外へ。しかし、レザー、この辺のタイミング、下
手ね。観客の誰も知らなかったオーバー・ザ・トップルールにより、レザー敗
退である。
ここから通常のシングルマッチ。佐々木はブレーンバスターからラリアット。
大矢はカウンターのネックブリーカードロップから、猪木の宿ったニー。バッ
クドロップで投げ捨て、卍固めで決めた。試合後、レザーと大矢がしばらく睨
み合う。なんか、すっかり元の怪奇派ね。
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| 五寸釘ブラシ復活 | いったいどうすればいいのだろう? | さすがほんもの猪木 |
第4試合 冬木弘道 VS モハメド・ヨネ
これもあまり意味のあるカードと思われないが。モハ、奇襲のニールキック。 さらにキックの乱れ撃ち。冬木は大きくて、いちいち奇声を上げるので、蹴り 甲斐があろう。冬木は頭突きでペースを取り戻し、場外戦へ持ち込む。イスで 叩き、場外ボディスラムでモハの腰にダメージを与えた。リングに戻って、冬 木のブレインバスター。不用意なラリアットは脇固めに切り返され、モハのキ ックを浴びる。串刺しニー、ブレーンバスター、ダイビングギロチンと攻めた モハだが、余裕ある冬木のラリアットを受け、パワーボムの餌食。最後にニー ルキックを放ったモハだが、冬木は倒れることもなくそのままラリアットをぶ ち込んで、3カウント。短いが、中身のある、そこそこの試合でした。
第5試合 黒田哲広、吾作 VS ババ・レイ・ダッドリー、D−ボン・ダッドリー
やあ。ダッドリー・ボーイズ、1年ぶりの再会。ババが「俺達はチャンピオ
ン、お前らはガキ」みたいなことを(もちろん英語で)言うと、黒田は「お前
ら、犯したるぞ!」。会場は「犯せ」コール一色。近年とみに増えた黒田ガー
ル達が「私も犯して!」なんて叫ぶのではと警戒したが、そんなことはなくて、
心底ほっとした。(クズ)
黒田はいいよ。D−ボンとチョップ合戦で互角に打ち合い、ラリアットを叩
き込んでゆく。ひどかったのが吾作。それとも、どこかケガでもしているのか
? ババにゆるいラリアットを打ち込んでは倒すこともできず、逆にサイドバ
スターを食らう。あとはやられっ放し。ラリアット、ボディプレス…。ババも
攻めてばかりいるわけにもいかないので、「カモーン」と叫んで、吾作の攻撃
を促し、吾作がやっと繰り出したしょっぱいキックで大げさに痛がってあげる。
それでも続かない吾作。2人がかりのブレーンバスターを逆に1人で投げ返し
たのはなかなかだったが、こんなんではとても上では使えない。一生、第1試
合でやってろ。いくらゆっくり進歩していると言っても、昨日今日はめちゃく
ちゃひどかった。できあがるのに、いつまでかかるんだ?
俺の一番嫌いなヤジ「早く終わらせろー」ってやつが飛び交う中、サンドス
トームも繰り出した吾作だが、ダドッリー・ボーイズの2人がかりのスラム技
でピン。
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| カモーン! | これが唯一の吾作の見せ場 | 懐かしい机アタック |
第6試合 保坂秀樹 VS 金村ゆきひろ <オーバー・ザ・トップ1回戦>
指パッチンの最中にラリアットで奇襲をかけた保坂。いきなり場外戦に。客
席に投げ込まれた保坂だが、突進してきた金村を場外フランケンシュタイナー。
リング上でのイスチャンバラに勝った保坂はイスアタックからDDT。金村の
コーナースプラッシュもよけて、胴締めスリーパーで締め上げる。
金村は重いキック連発から保坂をイスに座らせてドロップキック。場外戦を
挟んで、「行くぞ、キャシー中島!」と叫んでのイスアタックも見舞う。保坂
はフランケンシュタイナーからトペ、さらに急所を蹴り上げて、ジャーマン、
雪崩式フランケンシュタイナー、ビルディングボム、ムーンサルトプレス。大
技大攻勢だ。
しかし、2発目の雪崩式フランケンを狙ったところ(普通、1試合に2発や
るかね?)、突き落とされて失敗。金村のギロチン、バク山2発。これでピン
フォール。保坂にしてはそこそこがんばったが、最後のあっけなさはちょっと
不満である。
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| 胴締めスリーパー | 珍しい金のドロップキック | バク山の瞬間。なんか楽しい |
第7試合 ミスター雁之助 VS 中川浩二 <オーバー・ザ・トップ1回戦>
1年違いの先輩と後輩の試合。最初はストンピングやラリアットで攻め込ん
だ雁之助だが、中川は早々にフォークを持ち出した。額に突き立てられ、雁之
助は流血。さらに弱点の左膝を蹴られ、早くも足を引きずっている様子。中川、
パンチと見せかけてのローキックはうまい! さらにシャープシューターで雁
之助の膝を絞ってゆく。
雁之助はスリーパーホールドからラリアット、ブレーンバスター。フルネル
ソンに取って、涅槃に行こうとするところ、急所攻撃でカット。逆に中川はキ
ャメルクラッチを決めたものの、ギブアップは取れず。またフォークを持ち出
したが、雁之助に受け止められ、ラリアットからファイヤーサンダー。仕
上げは涅槃。試合が決まった途端、金村が乱入し、雁之助に襲いかかる。雁之
助はイスを持って応戦。「人生をやるんならイス持っちゃダメだろ」というの
はヒロケンさんの意見だったが、さて? 今日も盛り上がらず、重い試合でし
た。
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| このキャラで初めての流血 | シャープシューター | 涅槃。これで決まり |
セミファイナル フランチャイズ VS 外道<ECW世界ヘビー級選手権>
急に決まったタイトルマッチ。なぜヘビー級のベルトにジュニアの外道かと
言えば、もちろん奴のアメプロ第一人者としての技量に期待してのものに違い
ない。フランシーンを帯同して入場のダグラス。ジョニー・エースと組んで世
界最強タッグに出場、白星配給組をやっていた頃の青臭さはまったく見られな
い。
フランチャイズの足を攻める外道。ギターを持った伊藤豪までエプロンから
フランチャイズの足を痛めつける。エプロンに上がっては怒鳴り、伊藤豪を追
いかけるフランシーン。超ミニスカートである。彼女の後ろの最前列の客がみ
んな前にうつむいているのは悩みがあるのだろうか。外道、膝十字固め、足4
の字固め。フランチャイズ、スウィンギングネックブリーカーからパイルドラ
イバー、超滞空ブレーンバスター、コブラツイスト。
外道はパワースラム、ドロップキック、スーパーフライ、ミサイルキックと
フランチャイズを攻めるが、追い込むには至らず、フィッシャーマンズスープ
レックス1発で簡単にピン。体格差を考えると、仕方ないだろう。内容のある
アメリカンプロレスが見られて、よろしかったのでは?
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| これがフランチャイズ | フランシーンが手を引く | スーパーフライで対抗 |
メインイベント ハヤブサ、トミー・ドリーマー VS サブゥー、ロブ・ヴァンダム
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| 似合ってないタッグ | コーナースプラッシュ | 今日も舞うハヤブサ |
一年間、ハヤブサ vs TNRで動いてきたFMWで、このメインは非常
に新鮮である。ハヤブサとドリーマーはまあひとつの夢のタッグ、ハヤブサと
サブゥーの久しぶりの絡みも楽しみなところ。ちなみにFMWのエース・ハヤ
ブサとECWの帝王・サブゥーは(ハヤブサの若手時代を除いて)過去に当た
ったのは2回だけ。94年の大阪城ホールでのシングルマッチではハヤブサが
シューティング・スタープレスでサブゥーを倒し、今年ECWで行われたタッ
グマッチ(ハヤブサ、人生 vs サブゥー、ヴァンダム)ではサブゥーが人
生をフォールしている。コスチュームやファイトスタイルになんとなく似たと
ころもある2人、これから何度も見たい対決だ。
アルフォンソの笛に耳を押さえて、うるさいという仕草を見せるサブゥー。
ハヤブサを意識し、お前が来いと挑発する。しかし、ドリーマーとヴァンダム
でスタート。バネと体の柔らかさを生かしたジャンピングキックを披露するヴ
ァンダム。ドリーマーから代わったハヤブサは絶好調。宙に止まるようなフェ
ースクラッシャーや、蹴ってから一回転して着地するドロップキックで観客の
ため息を誘う。
途中、ドリーマーが捕まってしまう。イスからロープへ飛び乗り、派手に旋
回するサブゥーのトリプルステップやヴァンダムのダイビングギロチンを受け
続けるドリーマー。サブゥーがキャメルクラッチに固めると、ヴァンダムが顔
面ドロップキックで飛び込むあたりはKAIENTAI流か。ハヤブサが華麗
なニールキックで反撃し、ドリーマーのボディプレスがサブゥーに。場外戦を
挟んだ後、ヴァンダムがハヤブサに吊り天井を決めると、サブゥーがコーナー
からダイブし、イスでハヤブサの腹を一撃するというあまりにもエクストリー
ムなシーンが。イスをお尻に敷いてのギロチンドロップも。ジュニアでもルチ
ャでもない4人だが、ヴァンダムがドリーマーめがけてプランチャで飛んだの
を皮切りに、ハヤブサのケブラーダ、サブゥのスワンダイブ、そしてなんとド
リーマーまでが飛んで、4連続空中弾。
リング内に持ち込んだ机にハヤブサを寝かせて、サブゥーのダイビングセン
トーン。アルフォンソがしっかり押さえていたけど、机は割れなかった。やり
直し。今度は真っ二つ。これで動きの止まったハヤブサを尻目に、サブゥーが
ドリーマーにDDTを決めると、ヴァンダムがすさまじい高さのスーパーフラ
イで舞う。3カウント、ピンフォール。サブゥー&ヴァンダムの勝利。
試合後ハヤブサ相手にエキサイトするサブゥー。ハヤブサもやってやるとい
う態度。ECWの3人が引き上げた後、ハヤブサはマイクを握り、先シリーズ
ECWの選手の来日に関して不備があったことを観客に詫びた。今回、ドリー
マー達が来てくれて嬉しかったとも。4方からトンボを切って、興行終了。今
日の全体的な出来はいまいちだったかな?
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| ハヤブサをギロチン葬 | フィニッシュのスーパーフライ | サブゥー&RVD |