レビューF






コミケ殺人事件
小森健太朗氏のミステリーです。手に入れたのがハルキ文庫(初期)だったので文庫なのに880円しました。とはいっても内容は素晴らしかったです。マイナーな文庫に収まっているのがもったいないです(^^;)凝りに凝っている点では綾辻を髣髴とさせる感じで文章も洗練されているので読んで疲れるとかいったこともないのでした。オススメです〜やはり小森はいいねぇ〜(笑)お勧め度★★★★




狩りのとき
スティーブン・ハンターの長編冒険小説です。上下巻となっており、読み応えがあるボリュームとなっています。ボブ・リー・スワガーシリーズで『極大射程』の続編となっています。リアルな設定、魅力的な人物描写は健在で楽しめる冒険小説となっています。『極大射程』に比べると緊迫感が少し薄れているのが気にはなったのですが、『極大射程』を読んだ方は、この本を読む義務があるとでも申しておきましょう。(笑)お勧め度★★★★




黒祠の島
小野不由美さんが満を持して放つ初の本格ミステリーです。読了感はトリッキーさを感じさせない素直な本格ミステリーといった感じで、最近の本格に比べるとクラシックな趣さえ感じさせる作品です。あまりに本格を意識したせいか、これでもかというアリバイは正直にいいますとうんざりもするのですが、こういうのが好きな人もいると思うので一概に悪いとはいえないんですが(^^;)ラストの映像的な感じは素晴らしいです〜お勧め度★★★☆




今夜はパラシュート博物館へ
森 博嗣氏の短編集です。この短編集は本格ミステリーの他にエッセイのようなものもあっていささか評価に困るのですが、私はあくまでミステリーのためにこの本を買っているので、アルバムCDを買った時のような数合わせのための曲のようにおもえる話がある点は残念です〜まぁ森氏ほどになると作家の自由度も高いということですかね(^^;)短編『とちらかが魔女』は面白い話でした〜お勧め度★★★




少年たちの密室
古処誠二氏の本格ミステリーです。閉ざされた環境というと安直には『吹雪の山荘』とか『絶海の孤島』などがありますが、これは(この話は)意外と面白い着眼点だと思いました。暗闇に置かれた時の人間心理がどういうものになるのか?また人間同士の駆け引き、力関係など見るべきところが多いミステリーです。まぁ爽快なラストとは行かないのですが、実際の事件がそんなものであるといえば、これは仕方がないところなのかもしれません。お勧め度★★★☆




孤島の鬼
明智小五郎の生みの親、江戸川乱歩氏の長編ミステリーです。乱歩独特の読み口で進んでいく話は非常に面白く、先の展開が気になります。不気味さと変人と書かせたら乱歩を超えるのはまず、難しいでしょう。(笑)やはり、なんだかんだいうより読んでほしい作品です。作品とは直接関係ないのですが、ただ現代にこのような作品を書くことが出来るかといえば、差別の問題等が関わってくるな〜とふと思いました。お勧め度★★★★☆




QED(東照宮の怨)
高田崇史氏の長編ミステリーです。端的に言えば、歴史が好きでない人には面白くないといえるし、逆に歴史が好きなら楽しめる本といえるでしょう。この話は去年のNHKの大河ドラマにちょうど関連しているために(故意にか?)大河ドラマが描いた時代の裏側を知るにはまさにうってつけの本であると思います。本格ミステリーというよりは歴史ミステリーに近いのでないでしょうか?お勧め度★★★★




黒い仏
準備中




日曜日の沈黙
準備中