一番楽な死に方 



      一般に
      “一番楽に美しく死ぬ方法”といえば
      「雪山で凍死」
      を思い浮かべる人が多いのではないだろうか?

      具体的に言えば
      「雪山でアルコールを飲み、
       酔っぱらったまま眠りにつけば、
       気付いた時には凍死」
      という理論である。


      「氷点下なので、遺体は腐敗しないので
       遺体が綺麗♪」

      というのも魅力の一つに考えられている。


      しかし
      よく考えて欲しい。


      雪山でうまく凍死するためには
      クリアーしなければならない問題が
      いくつかある。


<<問題点>>

   1)季節は冬に限られる
         (サムガリは死ねない)

   2)山まで出向かなければいけない
         (メンドクサガリ屋は死ねない)

   3)雪を求めて登山しなければならない。
         (体力がないと死ねない)

   4)死に場所として人気のない所を
     選ばなければいけない。
         (センスがないと死ねない)

   5)死ぬまでの防寒対策(服、テント)が必要。    
         (お金がないと死ねない)

   6)酒に弱くないとダメ。
         (酒豪は死ねない)

   7)死に損なうと、後に残るのは
     凍傷で壊死を起した体と苦痛を伴う治療と
     莫大な借金である。
         (治療は死ぬ程痛いが、死には至らない)

   8)莫大な捜索費用がかかるため、
     家族に多大な迷惑がかかる。
         (悪口を言われるのが怖い人は死ねない)  

   9)捜索が打ち切られたら、
     雪解けまで遺体は放置される。
         (寂しがり屋さんは死ねない)

  10)うっかり春を過ぎると、
     野生動物に齧られる。
         (動物嫌いは死ねない)

  11)うっかり春を過ぎると、
     遺体の損傷が激しくなる。
         (美を求める人は死ねない)




      ざっと考えただけでも、これだけの障害がある。

      つまり、「雪山DE凍死」という方法は
      考えれば考えるほど楽ではなく、
      つきつめればつきつめるほど
      欠陥だらけなのだ。




      それよりもっと気軽に自殺を楽しめる方法がある。


      「お風呂で溺死」することだ。



      方法はいたって簡単。


  1)湯舟にお湯をはる(たっぷり目に)。 
  2)体を清める。
  3)湯舟に肩までつかる。
  4)居眠りする。
  5)そのまま水没。溺死。



      この方法には


  1)思い立った時に死ねる        
  2)どこにも行く必要がない
  3)費用がかからない
  4)捜索隊を出す必要がない
  5)死後、数時間のうちに発見される
  6)遺体の処理に楽


      など、利点が多い。



      毎日の入浴で
      予行演習することも可能だ。


      もし、運悪く
      うまく溺死できなくても
      手足の指がシワシワになるだけで
      体に支障はきたさない。
      (シワシワも数時間すれば直る)


      目的を達するまで、
      チャレンジし続ければいいのだ。 


      いつでも死ねると思ったら
      人間はがんばれるものである。

      さぁ、みんな、お風呂に入ろう!



 
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