フランツ・アドルフ・ベルワルド年表

 

 当時の歴史的背景を理解しやすくするため、ベルワルドに関する事項(青字)に加え、同時代の主要な作品や他の作曲家の生没年など(黒字)を加えた。

 

1796(0歳) 

スウェーデン、ストックホルムに、王立歌劇場のヴァイオリニストの子として生まれる。家系は代々多数の音楽家を輩出する音楽一族の一つであった。

1797(1歳)

シューベルト、ドニゼッティ生まれる.

1801(5歳)

ベルリーニ生まれる。

1803(7歳)

ベルリオーズ生まれる。

1807(11歳)

ウプサラでプレイエルやヴィオッティのヴァイオリン協奏曲を演奏する。

1809(13歳)

ハイドン没(1732〜)。メンデルスゾーン生まれる。

1810(14歳)

シューマン、ショパン生まれる。

1811(15歳)

リスト生まれる(〜1886)。

1812(16歳)

王立歌劇場のヴァイオリニストになる。

1813(17歳)

シュポア、九重奏曲

 

ワーグナー(〜1883)、ヴェルディ(〜1901)生まれる。

1816(20歳)

ロッシーニ、歌劇『セビリアの理髪師』

 

シューベルト、交響曲第4番『悲劇的』、第5番

1817(21歳)

作曲を開始。2つのヴァイオリンのための協奏曲イ長調、

 

管弦楽のための幻想曲(紛失)、七重奏曲(紛失)

 

パガニーニ、ヴァイオリン協奏曲第1番

1818(22歳)

弦楽四重奏曲第1番ト短調

1819(23歳)

ピアノと木管楽器のための四重奏曲変ホ長調

 

弟のクリスチャン・アウグストとともにフィンランド、ロシアを旅する。

 

ベートーベン、『ハンマー・クラヴィーア』ソナタ

1820(24歳)

ヴァイオリン協奏曲嬰ハ短調、交響曲イ長調(断片のみ現存)

 

パガニーニ、24の奇想曲

1821(25歳)

交響曲イ長調、ストックホルムで初演。

 

ウェーバー、歌劇『魔弾の射手』

1822(26歳)

海外留学のため、奨学金制度に応募するが落選。

 

シューベルト、交響曲第7(8)番『未完成』

1823(27歳)

シューベルト、『美しき水車屋の娘』

1824(28歳)

ベートーベン、交響曲第9番

 

シューベルト、八重奏曲、弦楽四重奏曲『ロザムンデ』、『死と乙女』

 

ブルックナー、生まれる。

1825(29歳)

セレナード(紛失)

 

メンデルスゾーン、八重奏曲

1826(30歳)

メンデルスゾーン、序曲『真夏の夜の夢』

 

ウェーバー、歌劇『オベロン』、ウェーバー没(1786〜)。

 

パガニーニ、ヴァイオリン協奏曲第2番、第3番

1827(31歳)

ファゴットのためのコンツェルトシュトゥック ヘ長調

 

ベートーベン没(1770〜)。シューベルト、『冬の旅』

1828(32歳)

大七重奏曲変ロ長調

 

ファゴットのためのコンツェルトシュトゥック、ストックホルム教会で初演。奨学金再び落選。

 

シューベルト、交響曲第8(9)番『ザ・グレイト』、弦楽五重奏曲

 

シューベルト没

1829(33歳)

オスカー王子からの資金援助を得て、ベルリンへ移る。

 

ロッシーニ、歌劇『ウィリアム・テル』

1830(34歳)

ベルリオーズ、幻想交響曲

 

メンデルスゾーン、序曲『フィンガルの洞窟』

 

ショパン、ピアノ協奏曲第1番、第2番、練習曲『革命』

1831(35歳)

ベルリーニ、歌劇『夢遊病の女』、『ノルマ』

1832(36歳)

メンデルスゾーン、交響曲第5番『宗教改革』

 

ドニゼッティ、歌劇『愛の妙薬』

 

クレメンティ没(1752〜)。

1833(37歳)

メンデルスゾーン、交響曲第4番『イタリア』

 

ブラームス(〜1897)、ボロディン(〜1887)生まれる。

1834(38歳)

ショパン、『幻想即興曲』

 

ベルリオーズ、交響曲『イタリアのハロルド』

1835(39歳)

ベルリンで整形外科医院を開業。

 

シューマン、『謝肉祭』

 

ドニゼッティ、歌劇『ルチア』

 

ベルリーニ、歌劇『清教徒』、ベルリーニ没。

1839(43歳)

メンデルスゾーン、ピアノ三重奏曲第1番

 

ショパン、『前奏曲集』、ピアノソナタ第2番『葬送行進曲付き』

 

ベルリオーズ、劇的交響曲『ロミオとジュリエット』

1840(44歳)

シューマン、『詩人の恋』、『女の愛と生涯』

 

メンデルスゾーン、交響曲第2番『讃歌』

 

チャイコフスキー生まれる(〜1893)。パガニーニ没(1782〜)。

1841(45歳)

歌劇『ソリアのエストレッラ』

 

マティルデ・シェーラーと結婚する。

 

シューマン、交響曲第1番『春』、ピアノ協奏曲

1842(46歳)

交響曲第1番ト短調『セリューズ』(1844改訂、1875出版)、

 

交響曲第2番二長調『カプリシューズ』

 

(1914ストックホルムで初演、1945出版)

 

交響詩『ノルウェーの山の思い出』、『バヤダールの祭り』など

 

ウィーンで自作によるオーケストラ・コンサートを行い、成功。

 

ストックホルムに帰る。

 

メンデルスゾーン、『真夏の夜の夢』、交響曲第3番『スコットランド』

 

シューマン、ピアノ四重奏曲、ピアノ五重奏曲

 

ショパン、『英雄ポロネーズ』

 

ワーグナー、歌劇『リエンツィ』

 

ヴェルディ、歌劇『ナブッコ』

 

グリンカ、歌劇『ルスランとリュドミラ』

1843(47歳)

交響曲第1番『セリューズ』、ストックホルム王立歌劇場において、いとこのヨハン・フレデリックの指揮で初演される。

 

ワーグナー、歌劇『さまよえるオランダ人』

 

グリーグ生まれる(〜1907)。

1844(48歳)

メンデルスゾーン、ヴァイオリン協奏曲

 

ベルリオーズ、序曲『ローマの謝肉祭』、『海賊』

 

ショパン、ピアノソナタ第3番

1845(49歳)

交響曲第3番ハ長調『サンギュリエール』

 

(1905ストックホルムで初演、1911出版)

 

交響曲第4番変ホ長調『ナイーヴ』

 

(1878、ベルワルド没後10年にストックホルムで初演、1911出版)

 

メンデルスゾーン、ピアノ三重奏曲第2番

 

ワーグナー、歌劇『タンホイザー』

1846(50歳)

パリに移る。半年後、ウィーンに移る。

 

シューマン、交響曲第2番、ピアノ協奏曲

 

ベルリオーズ、劇的物語『ファウストの劫罰』

 

メンデルスゾーン、オラトリオ『エリア』

1847(51歳)

ザルツブルク・モーツァルテウムのメンバーとなる。

 

メンデルスゾーン、弦楽四重奏曲第6番

 

メンデルスゾーン没。

1848(52歳)

リスト、交響詩『前奏曲』

 

ドニゼッティ没。

1849(53歳)

弦楽四重奏曲第2番イ短調、第3番変ホ長調、

 

ピアノ三重奏曲第1番変ホ長調

 

再びストックホルムに帰る。ウプサラ大学の音楽部長と王立歌劇場の指揮者に応募するがともに落選。

 

リスト、ピアノ協奏曲第1番

 

ショパン没。

1850(54歳)

スウェーデン北部のガラス工場の経営者になる。

 

シューマン、交響曲第3番『ライン』、チェロ協奏曲

 

ワーグナー、歌劇『ローエングリン』

1851(55歳)

ピアノ三重奏曲第2番ヘ短調、第3番ニ短調

 

シューマン、交響曲第4番

 

リスト、交響詩『マゼッパ』

 

ヴェルディ、歌劇『リゴレット』

1853(57歳)

ピアノ五重奏曲第1番ハ短調、

 

ピアノ三重奏曲第4番ハ長調(1896出版)

 

シューマン、ヴァイオリン協奏曲

 

ヴェルディ、歌劇『椿姫』、『トロヴァトーレ』

1855(59歳)

ピアノ協奏曲ニ長調(1904、孫のアストリッドによって初演)

 

ヴェルディ、歌劇『シチリア島の夕べの祈り』

1856(60歳)

シューマン没。

1857(61歳)

ピアノ五重奏曲第2番イ短調

 

ピアノ五重奏曲第1番を携えワイマールにリストを訪問。リストはベルワルドの作品を初見で演奏した。

 

リスト、『ファウスト交響曲』

1858(62歳)

ヴァイオリンとピアノのための二重奏曲ニ長調、

 

チェロとピアノのための二重奏曲変ロ長調、

 

リストに絶賛される。

 

ブラームス、ピアノ協奏曲第1番

1859(63歳)

ヴェルディ、歌劇『仮面舞踏会』

 

グノー、『アヴェ・マリア』、歌劇『ファウスト』

 

シュポア没(1784〜)。

1860(64歳)

ブラームス、弦楽六重奏曲第1番

1862(66歳)

歌劇『ソリアのエストレッラ』、ストックホルム王立歌劇場で初演。

 

ヴェルディ、歌劇『運命の力』

1864(68歳)

歌劇『ゴルコンダの女王』(1968年初演)

1865(69歳)

シベリウス生まれる(〜1957)。

 

ワーグナー、楽劇『トリスタンとイゾルデ』

 

ブラームス、弦楽六重奏曲第2番

1866(70歳)

チャイコフスキー、交響曲第1番『冬の日の幻想』

 

ブルックナー、交響曲第1番(リンツ稿)、ミサ曲第2番(第1稿)

 

スメタナ、歌劇『売られた花嫁』

1867(71歳)

ボロディン、交響曲第1番

 

ヴェルディ、歌劇『ドン・カルロ』

 

J・シュトラウスII、『美しく青きドナウ』、『芸術家の生活』

 

ムソルグスキー、交響詩『禿げ山の一夜』

1868(72歳)

ストックホルムで没する。葬儀では、交響曲第1番の第2楽章が演奏された。

 

ロッシーニ没(1792〜)。

 

グリーグ、ピアノ協奏曲

 

サン・サーンス、ピアノ協奏曲第2番

 

ワーグナー、楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』

 

サン・サーンス、ピアノ協奏曲第2番

 

ブラームス、ドイツ・レクイエム

 

ブルックナー、ミサ曲第3番第1稿

 

J・シュトラウスII、『ウィーンの森の物語』、『雷鳴と電光』

1869

ベルリオーズ没。

 

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