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交響曲第4番はベートーベンへのオマージュだ!?

 

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 ベルワルドの最後の交響曲である、『第4番変ホ長調』。ベルワルドは生前、「この曲は自分のこの種の作品の中で、もっともよくできたものだ」と言っていました。

 ところで、この曲の第1楽章のテーマは、ベートーベンの『交響曲第3番《英雄》』の第1楽章のテーマとよく似ています。どちらも、4分の3拍子、変ホ長調。チェロで演奏されます。リズムもよく似ていますが、何より、分散和音で上昇し、半音で下降するというコンセプトもそっくり。この楽章で、ベルワルドは英雄的なものを表現しようとしているわけではありませんが、ベートーベンの作品の颯爽として、雄渾なふんいきをそのまま引き継いでいることは否定できません。そのほか、第1楽章と終楽章には、『運命の動機』と同じリズムが用いられており、ベートーベンの影響が強く刻印されていると考えられます。

 

 

 

 

 

 

 

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