DSCH Dmitri Dmitriyevich Shostakovich
(1906 - 1975)
ショスタコーヴィチの紹介です。でも、インターネットで、この作曲家のことを調べているうちに、非常に素晴らしい 権威あるサイトが見つかったので、ここでは多くは書きません。作曲家・有名な交響曲を簡単に紹介するにとどめたい と思います。


<作曲家:ショスタコーヴィチ>


1906年に生まれたショスタコーヴィチは、1910年代のロシア革命、(第一次世界大戦)といったものを見ながら成長し、 1929年にはペトログラード音楽院大学院を卒業する。交響曲第2番「十月革命に捧ぐ」、第3番変「五月一日」、第5番「革命」 といったサブタイトルをみてもわかるように、ロシアの世相を反映した作品が多い。それは、国の方針に従った作品という わけではなく、それが故に追及され咎められることもしばしばあった。第4交響曲を作ったあとにおこる、一連の「ブラウダ批判」 、スターリンによる粛清などは代表的なものだろう。


ショスタコーヴィチ自身が国の方針に対してどのような態度を見せたのか は未だに不透明なままである。偽書であるとも言われているが、ヴォールコフ編『ショスタコーヴィチの証言』は非常に興味 深い本である。1948年にはジダーノフ批判と言われる批判運動が起こり、プロコフィエフなどの作曲家などと共に批判され、 その結果、音楽院の教授職を失う。戦後は国を代表する文化人として訪米したり、平和擁護委員会の委員を務める等の活躍を している。1975年8月9日没


<有名な交響曲>
第1番ヘ短調 作品10:ペトログラード音楽院大学院在学中に作った作品。中後期
               の作品に比べて、重圧な音よりも、Solo等といった細やかな音
               が多い。最初の交響曲ながら、十分に個性が出ている。
第5番ニ短調「革命」 作品47:交響曲のレパートリーに入るほど有名で、よく演奏される
              傑作。1・4楽章の示威的な旋律、2楽章の叙情的なスケルツォもいいが、
              3楽章のラルゴはショスタコ自らも賛美している、素晴らしいものである。
              透明な悲しみ、深い哲学的思索・・・それが、連続性を持って展開される。
第6番ロ短調 作品54:濃厚な1楽章で始まるが、2・3楽章は軽やかで若若しいものを感じ
               させる。3楽章に至っては、単なる「快活」「軽快」といった言葉では
               表現できないような「乱痴気騒ぎ」になっているが、これは体制に対する
               嘲笑だったのだろうか?
第7番ハ長調 作品60:第1楽章は、ボレロを彷彿とさせるメロディーの繰り返しによって展開
               される。7〜9番が「戦争三部作」といわれるように、あたかも、遠くから
               軍隊が歩いてやってくる感じである。戦争をテーマにした曲は
               他の作曲家にもいくらか見られるが、ショスタコの作品はスケール
               の大きさを感じさせる。
               <余談>1楽章の旋律に、「ち〜、ち〜ん、ぷいぷい」なんて歌詞を
                     付けたらいけないよ(笑)
第8番ハ短調 作品65:重厚な1楽章が作品全体を強く印象付けている。3楽章のビオラは、
               ビオラ弾きにとっては感激のあまり24時間でもさらいたい気分になる
               のではないのだろうか?ビオラが楽章全体を支配する、珍しい楽章で、
               「非人間的」とか、「死のトッカータ」などと評される。戦争三部作の第2段
第9番変ホ長調 作品70:戦争三部作と言われる3つの最後の作品。第8番を作った後の、
                作曲家に対する「第9番」への期待は大きかったであろう。それを見事
                に裏切った作品。決して駄作という意味ではなく、当時の時世に
                しては旋律が明るすぎたのだった。当然ながら、ショスタコに対する
                批判は大きかったようだ。
第10番ホ短調 作品93:妻と母を同時期に亡くした頃の作品。ショスタコの作品はどれも
                哲学的に深いが、この作品はその中でもとりわけ目立つ作品。
                D・SchostakowitschのD、S、C、Hを使って、「レ・ミ♭・ド・シ」という音を
                モチーフにして4楽章がつくられています。
第13番変ロ短調「バービ・ヤール」 作品113:男性合唱のずっしりとした響きがとても素敵な曲
                です。遅いテンポながらも、その中で示威感を感じさせます。


さて、ちょっと交響曲は挙げすぎた感もありますが、本当は第4番も挙げたかったんですね。でも、難しすぎて コメントに苦しみそうなので、今回は見送ります。ご感想、ご意見ございましたら、までご一報ください。


<Shostakovich 関連リンク>
Dmitri Dmitriyevich Shostakovich :ここは必見です。こんな素晴らしいHPは見たことありません!!!
オーケストラ・ダスビダーニャ :ショスタコーヴィチに敬意を表して作られたオーケストラ
一橋大学管弦楽団ショスタコーヴィチ分会「タバーリシシ」 :一橋大オケの中の分会です。



<<更新:9月25日 by Eitoku>>