■ ざ・れぽーと!■

ここは、皆様から頂いたテキストを載せているページです。行替え以外は、原文のままです。

でんでんさんから頂いたメールの、一部抜粋です<98.10.25>

私の神坂先生との出会いは、小学4年生の春、廃品回収の手伝いでゲットした、 1冊の古本がきっかけでした。花ゆめコミックス「姫君の塔」、字は難しいわ、話の前後は わからないわで、今思うとよく最後まで読んだものですが、すっかりはまってしまいました。草原、砂漠、美しい衣装、遊牧民の生活にあこがれて、あこがれて、 シルクロード関係の本を借りまくりました(写真ばかり見ていたのですが;)。 こづかいをはたいてシリーズをそろえ、エポを立ち読みし(部数が少なく、一部の本屋にしか 置いていませんでした)、古本屋を回って絶版本をあさっていました(いやな小学生だなあ)。

シルクロードシリーズの魅力は、人物の内面の深さとか、根底を流れる宗教観や哲学 といったところにもありますが、私は、先生自身のシルクロードに対する情熱というか 「恋心」のようなものが自然に産み出している、ある種の既視観に心を奪われます。
遙かな世界、遙かな時間の中に、何か懐かしいものを感じるのです。「シルクロード」を読んでから、 私は「いつか、シルクロードに帰りたい」と思うようになりました。「行きたい」ではないのです。
でも、私の帰りたいシルクロードは、たぶん、実在のではなく 神坂先生のシルクロードなのでしょう。そして、たぶん、帰りたいのは先生なのだと思います。
私は感化されているのだと思います。


神坂先生のファンの人は、多かれ少なかれ、皆、神坂先生の感覚に 感化されているのでは無いでしょうか。
「神坂先生のシルクロード」、「神坂先生のロレンス」が、いつの間にか「私の…」 になっているのです。そう考えてみると、人気のいまいち出なかった作品は、 先生の思い入れがあまり感じられ無いなあ、と思うんです。 こちらが感化できるだけの世界(宇宙)がない…?
今、連載中の「マルコポーロ伝」も、今のところ私は「神坂作品」としては満足していません。 …たぶん、まだ話の佳境に入ってないからでしょうが、ストーリーが急ぎ足で、 マルコの人柄も、当時の世界も、あまり伝わってこない感じです。場所がどんどん移動するので、 人との出会いが深く書き込めないのかな…と思うのですが。
でも、これから中国大陸へ入っていくので、お得意の舞台だなーと期待しています。 史実にとらわれず、どんどん「神坂先生のマルコ」を描いてほしいな と私は思います。
読者の反応や売れ行きを気にしないでのびのび描けるのが コミックトムのいいところですから(ほんとですよ)。

忙しいなどと言いながら語ってしまいました。今まで語る相手が少なかったもので…。
私の好きなキャラはテイサ、オリジン、アリです。趣味がばればれ……。
そのうち、人物についてもひとこと(で済むのか?)言いたいです。


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