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ここは、皆様から頂いたテキストを載せているページです。行替え以外は、原文のままです。

でんでんさんから頂いたメールの、一部抜粋です<98.11.15>  

神坂先生の描く魅力的な人物には何パターンかあると思います。代表的なものとしては、
  1. トラウマ男(ロレンス、オリジン、キリ、環など)
  2. 底なし元気女(弥生、小春、モイラなど)
  3. 無力だが意志の強い女(サリア、チェルカ、ユーリカ、香妃、など…いずれもシルクロード)
  4. 超越者(テングリ、カランキ・ラプ、ルーなど)
が挙げられるでしょう。
「ロレンス」は、1の人物をとことん描ききって成功しているし、 「小春」は2のための作品といってもいいと思います。
「シルクロード」は4が中心ですが、実はそれだけではなく1〜3、 特に3の描写が、他作品に比べて群を抜いていると思うのです。 「シルクロード」が根強いファンを持つのは、この人物描写の深さにもあるのではないでしょうか。

それでは、ツヴィはというと、1〜4の複合的なキャラだと私は捉えています。 トラウマを持ち、元気で、意志が強く、時や空間を超越している女の子。 神坂作品の中でも中核の一つとなる象徴的なキャラです。先生の人間観が 一番色濃く出ていると思うのです。
真美奈(ターラ)も同じようなキャラですが、 2の性質が弱いぶん、役割が限定されています。ツヴィとリンクしているのでしょうが、 ツヴィに比べると物足りない感じがします。
 「千年…」では、キリ…1、ナイール姫…3、ルー…4という風にカテゴリー づけることができます。

これは私の一案なので他の見方もあると思いますが、ためしにお手元の神坂作品をめくって、 人物を見てみてください。かなりあてはまりますよ。 また、ほかにもカテゴリーを作ることができるかも知れません。
ただ、作品は分析するために読むものでもないと思うので、これはちょっとしたお遊びというか、 作品理解の手助けと思ってください。


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