■ ざ・れぽーと!■

ここは、皆様から頂いたテキストを載せているページです。行替え以外は、原文のままです。

コアラyosiさんから頂いたメールの一部抜粋です。「金の糸」の考察です。<99.2.14>

『金の糸』のアンディ君は、少し屈折してるのです。でも、それは彼自身の責ではなくて、育てられた環境のせいです。

彼が物心ついた時、父親の存在はありませんでした。母親はいましたが、なぜか彼女は彼の姉ばかりをかわいがり、 彼に愛情を与えてはくれませんでした。(父親の死に関係があったみたい。)
 やがて姉は、田舎を嫌い、彼等を残して都会へ出て行ってしまいます。 アンディは思いました。『姉が出て行ったので今度こそ、彼女は自分を見てくれる。愛してくれる。』とね。 でも母親は、彼がどんなに孝行しても、尽くしても、彼を詰るだけで心をひらいてはくれませんでした。 それどころか、彼女の言葉は、彼の心をナイフで切り裂きました。
「おまえさえ生まれてこなければ、私は今よりも幸せだつたんだ!」
「おまえは、不幸の元凶なんだよ」
そして、彼女は年老いた自分を捨てて行った我が侭な姉の名ばかり呼ぶのでした。
その時、彼の心の糸が『ぷっり』と切れてしまったのかもしれません。

気がつくと、彼は真っ赤な毛糸で、母親の首を絞めていました。 もがき、苦しみながら自分を睨みつけている母親の眼を見た時!
彼は思いました。『あぁ...ようやく母は、自分だけを観てくれた。 ようやく、自分は、母親の愛情を手に入れたのだ』とね!
そして、彼は、母親の元を去り、放浪の旅にでます。自分の愛する人を求めて..。

『金の糸』には、このシリーズが2作品載っています。
アンディ君は、心が純粋です。だから、「愛する」ことの本当の意味を、知ってほしいなぁ。と、 思ってました。
アンディのことを、心から愛している女性と回り逢ってほしいと..。


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