■ ざ・れぽーと!■

ここは、皆様から頂いたテキストを載せているページです。行替え以外は、原文のままです。

ケイコさんから頂いたメールの、 一部抜粋です<99.3.6>

私も神坂智子さん、大好きです。初めて読んだのも、もう覚えてないくらい、 随分昔のことになると思います。EPOっていう雑誌でたぶん、シルクロードシリーズを 読んだんじゃないかな。
私はまず、彼女の、絵が好きです。
あの骨っぽい絵。独特な線。すごい惹かれます。特に男はすごいです。 絵が好きでなければ、きっと読まなかったと思いますから。

シルクロードシリーズは、何度読んでも、本当にボロボロと泣いてしまいます。
魅力を一言で言う事はできませんが、例えば歴史や宇宙や、人間や宗教や、そう言った大きな物と、 人同士の繋がり、という言ってみれば小さな物を、彼女独特の個性やセンスで、 見事にうまく表現してくれるじゃないですか。なんというか、震えがくるんですよ。
読むたびに、この人は天才じゃないかな、って思うんです。
このシリーズは子供の頃から知っていましたが、きっちり読んだのは ある程度大人になってからなんですね。すごい衝撃でした。私の考えてる事や、興味のあることを、 マンガにして書いてくれている、と思いました。


他人に、どういうお話なんだと聞かれても、説明ができない。
私の中では、彼女のこの一連のシリーズは、重いんです、とても。同じ物を何度も何度も 読みましたし、そのたびに感動して、そのたびに、私はいろんなことを考えます。 簡単に言葉にできない衝撃です。頭の中には、一連の作品に対するいろんな言葉がたくさん つまっているのに、
でも言葉にすると、どうしても違ってしまいます。 だから、ここがこうだから好き、とは既に言えなくなってしまっているのですが、 つまりそのくらい、好きなんです。影響もたくさん受けてしまったと思います。

こういうページがあると言う事がとてもとても嬉しいです。
きっと、あの独特な世界を好きな人が、私のほかにもたくさんいるんだろうな、と思えて、 そうするとやっぱり嬉しい。

好きな作品。……これだけシルクロード、と言っておいてぇ〜 『T・E・ロレンス』かな…。
シルクロードはシリーズ物ですから、どれがどう、とは…。 『風の輪・時の和……』も、捨てがたいんですが。

そしてキャラクターで言えば、それももちろん、神坂さんの書かれたあの、ロレンスです。
ロレンスは、なんと言うか、実際のアラビアのロレンス、とは全く違った意味で、 とても魅力的なキャラクターでした。とてもとても、本当に、あの悩める感じがなんとも…。
神坂さん独特の、モノローグと言うか、あの語りがものすごくステキで、私はノートに抜き出して 読み返して、ということを、中学かな…高校のときくらいに、ひっそりと隠れてやっていました。


歴史の流れに沿っているので仕方のないことなのですが、ロレンスの行く先は見えていたわけで、 そう思うと今でもラストのあたりを読むのは辛いです。 アラブから離れる時は、やはりなんとも言いがたく、淋しい…。
あれを読んだ後に、私もロレンス関係の本をかなり読みましたが、 どうしても心の隅で、神坂さんのロレンスがちらつきました。 ああいう人であったなら、と思いましたが、それはまあ……。

それから、ツヴィの事について、私も彼女の出てくる回は、何度となく読みました。
中でも一番好きなのが、マルゥと出会って死に別れるまでの一連のお話でしょうか。 涙無くして読めませんね、あれは。
それから、ツヴィに青い目をくれた彼との話。 あれも幸せで、とても、とてもいいですよね…。読みたくなってきました。今日は読んで寝ます。
私はいつもツヴィのシリーズを読んでは、これがこうだからこっちよりこっちが先? いや、これの後にこうなって…なんて時代を考えたりします。


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