■ シルクロード・シリーズ〜カレーズ ■

登場人物は、基本的に名前のある人、それに準ずる人に限っています。


<新書館ウィングスコミックス> カレーズ

カレーズ四作は、ツヴィのためのシリーズでもあり、また、 シルクロードシリーズ本編の後半に登場するツヴィの、色んな意味で雛形にもなっています。

「永遠を見る娘:ツヴィ」についての一考察
と言うほどのものでもないんですが(^^;)、わたしなりに少々纏めてみました。

シルクロードシリーズによせて

神坂さんが80年から86年にかけて旅行した、シルクロード付近の地図と写真。 「はるかなるシルクロード」から「砂漠幻想」までの作品について、誕生するに至った簡単な バックグラウンドが述べられています。

カレーズ−星の井戸−

表紙:四弦の楽器を手に、光る井戸に髪を投げかけるナイアード

登場人物:ツヴィ(名前なし)、若い男、ナイアード

◇コメント◇
カレーズシリーズに相当する以下四作品、ツヴィも、若い男も主役はっていながら、名前が一度も 出てきません。
尤も、このカレーズシリーズの若い男は、 「欠けたもの満ちるもの」のマルゥの別バージョンなんですよね。

カレーズ−ペルシャ−

表紙:ペルシャ猫のツヴィ 登場人物:ペルシャ猫のツヴィ(名前なし)、王子、王、南の国の姫、ナイアード ◇コメント

「孤独」を人間以外の形をとって、改めて考え直したもの。
ひとり、ということがこれほど重みを持って感じられるのは、読んでいる方が辛いです。

カレーズ−夢−

表紙:物思いに沈む若い男(「カレーズ−幻影−」表紙の対)

登場人物:鮫のツヴィ(名前なし)、女の子、男の子、女の子の兄さん、ナイアード、若い男

◇コメント◇
カレーズシリーズって、これだけで、ちゃんと循環した構成になっているんですよね。
それにしても、こうやって書き出して初めて気づいたんですけど、このシリーズってば、 登場人物、誰も名前がありません!

カレーズ−幻影−

表紙:物思いに沈むツヴィ

登場人物:ツヴィ(名前なし)、若い男

◇コメント◇
帆船が登場します!勿論、コレは「宇宙いく帆船」ですよね。
「砂漠幻想」と平行させて考えると、ちょっとオモシロイ作品。

星の巡礼

表紙:六弦琴(ザムニエ)を調弦するカディル

登場人物:カディル、カディルの父、チェリンカ、ギャルポ王

◇コメント◇
コレは、シルクロードシリーズではないですね。
でも、角川版に収録されている、比較的最近の作品「星の刻印」 と関連していると考えられます。この話のラストのカンジだと、神坂さんの頭の中に、 一連の物語が出来ているんじゃないかな……??と思ってしまったり。(どうでしょ?)

アラビアにいってロレンスしてきました

映画「アラビアのロレンス」も交えて、神坂さんご自身で見たシリア・ヨルダンのお話。


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