高田渡

あきらめ節 朝日楼 系図
鉱夫の祈り 告別式 珈琲不演唱
酒が飲みたい夜は 自衛隊に入ろう 自転車にのって 生活の柄
ゼニがなけりゃ 出稼ぎの唄 春,まっさい中 冷やそうよ
180°回転 ブラブラ節 ボロ・ボロ  

あきらめ節 亞蝉坊・高田渡
高田渡

地主金持ちはわがまま者で 役人何ぞは威張るもの
こんな浮世へ生まれてきたが 我が身の不運とあきらめる
 
お前この世へ何しに来たか 税や利息を払うため
こんな浮世へ生まれてきたが 我が身の不運とあきらめる
 
米は南京おかずはヒジキ 牛や馬でもあるまいし
朝から晩までこき使われて 死ぬよりましだとあきらめる
 
汗を搾られ油を取られ 血を吸い取られてその上に
放り出されて踏んづけられて これも不運とあきらめる
 
苦しかろうが 又辛かろうが 義務は尽くさにゃならぬもの
権利なんぞを欲しがることは 出来ぬものだとあきらめる
 
たとえ姑が鬼でも蛇でも 嫁は素直にせにゃならぬ
どうせ懲役するよなものと 何も言わずにあきらめる
 
借りたお金は催促されて 貸したお金は取れぬもの
どうせ浮世はこうしたものと わたしゃいつでもあきらめる
 
オラが一票でうかった議員 今じゃ汚職の代弁者
オラどうしよう困ったなぁ これも不運とあきらめる
 
長いものには巻かれてしまえ 泣く子と資本家にゃ勝たれない
貧乏は不運で 病気は不幸 時勢時節とあきらめる
 
あきらめなされよ あきらめなされ あきらめなさるが無事であろう
わたしゃ自由の動物だから あきらめきれぬとあきらめる

朝日楼 高田渡
高田渡

ニューオリンズに女郎屋がある 他人呼んで朝日楼
沢山の女が身を崩し そうさあたいもその一人さ
カアチャンの言うこと聞いてたら 今ごら普通の女
それが若気の至りで 博打打に騙された
あたいのカアチャン仕立て屋で ブルージーンなんかこしらえる
あたいの良い人呑み助さ ニューオリンズで飲んだくれ
呑み助に必要なものは スーツケースとトランクだけ
あのひとの機嫌が良いのは 酔っ払っているときだけさ
グラスを酒でいっぱいにし じゃんじゃん飲みまわす
この世で一番の楽しみは そりゃ旅に出ることさ
かわいい妹に云っとくれ あたいの真似するなと
ニューオリンズへ近寄るな あの朝日楼へ
妹に後ろ髪を引かれ 汽車に乗ってくあたい
ニューオリンズへ帰ろう あの囚人の暮らしに
ニューオリンズへ帰ろう 命ももう尽きる
帰って余生を送ろうか あの朝日楼で
ニューオリンズへ帰ろう 朝日がもう昇る
帰って余生を送ろうか あの朝日のあたる家で

山之口獏
外国曲

季節 季節が素通りする 来るかと思ってみていると
来るかのように見せかけながら 
ボクがいる 代わりにという様に 街角には誰もいない
 
無駄骨折に まみれて座っていると
これでも生きているのかと 思うのだが
 
季節 季節が素通りする まるで生き過ぎるんだと言うかの様に
いつ見てもここにいるのは ボクなのか
 
季節 季節が素通りする 着ている毎日
見返れば ボクはあの あの頃からの浮浪者
 
季節 季節が素通りする まるで生き過ぎるんだと言うかの様に
いつ見てもここにいるのは ボクなのか

系図 三木卓
高田渡
僕がこの世にやって来た夜 お袋は滅茶苦茶にうれしがり
親父はうろたえて質屋へ走り それから酒屋をたたき起こした 
 
その酒を飲み終わるや否や オヤジは一所懸命
ねじり鉢巻死ぬほど働いて 死ぬほど働いてそのとおりくたばった 
 
くたばってからというもの 今度はお袋が一所懸命
後家の歯軋り 後家の歯軋り がんばってボクはご覧の通り
 
丙午のお袋は お袋は今年60歳
親父を参らせた昔の美少女は すごく太って元気が良いが
 
実は先だってボクにも娘が出来た 女房は滅茶苦茶にうれしがり
ボクはうろたえて質屋へ走り それから酒屋をたたき起こしたのだ 
 
僕がこの世にやって来た夜 お袋は滅茶苦茶にうれしがり
親父はうろたえて質屋へ走り それから酒屋をたたき起こした 

鉱夫の祈り 高田渡
高田渡
朝もやの中に ひとつ こだまする汽笛の音
答えはいつも ひとつ いつもこだまはひとつだけ
子供らは泣きじゃくる 腹を空かし泣きじゃくる
私に出来ることは ただ 泣き疲れ眠るのを待つだけ
お願いだ 聞いておくれ 町に住むお偉い方
この子らが泣かないように 鉱夫の祈りを聞いておくれ
 
凍りつく土の下で 鉱夫の汗は流され
凍りつく鉱夫の下に 石炭(いし)は眠り続ける
家族らは今日も待つ 深く頭をたれて
子供らは帰りを待つ 今日の日の終わりを
お願いだ聞いておくれ 町に住むお偉い方
この子らが唄い出すように 鉱夫の祈りを聞いておくれ
 
お願いだ聞いておくれ 町に住むお偉い方
この子らが唄い出すように 鉱夫の祈りを聞いておくれ

告別式 山之口獏
高田渡

お金ばかりを借りて 歩き回っているうちに
ボクはある日 死んでしまったのだ
奴もとうとう死んでしまったのかと
人々はそう言いながら 煙を立てに来て
 
こうしてあの世に来てみると そこにはボクのオヤジがいて
そこにはボクのオヤジがいて むくれた顔して待っているのだ
何をそんなにむっとしているのだと聞くと 
お盆になっても家からの お盆を過ぎても家からの
ご馳走が無かったとむくれているのだ
 
僕はオヤジの頭をなでてやったのだが
仏になったものまでも お金のかかることを欲しがるのかと
地球の上で生きるのと同じみたいで
あの世もこの世も無いみたいなのだ
 
お金ばかりを借りて 歩き回っているうちに
ボクはある日 死んでしまったのだ

珈琲不演唱 高田渡
高田渡

三条へいかなくちゃ 三条堺町のイノダって云うコーヒー屋へね
あの娘に会いに なに好きなコーヒーを少しばかり
おはよう可愛娘ちゃん ご機嫌いかが
一緒にどう 少しばかりっての 俺の好きなコーヒーを少しばかり
 
三条へいかなくちゃ 三条堺町のイノダって云うコーヒー屋へね
あの娘に会いに なに好きなコーヒーを少しばかり
いい娘だな 本当にいい娘だな 熱いのお願い そう熱いのをお願い
そう最後の一滴が勝負さ 俺の好きなコーヒーを少しばかり
 
三条へいかなくちゃ 三条堺町のイノダへね
あの娘に会いに なに好きなコーヒーを少しばかり
あんたもどう 少しばかりっての

細田幸平
高田渡

一杯飲み屋で 安酒をあおって 
それで毎日毎日が 忘れられるというのなら
ボクは有り金の すべてをはたいても
有り金のすべてをはたいても
 
夕暮れとなって 青い灯赤い灯が燈り
黄昏が街角を 漂うとき
やけ酒をあおって よろめき歩き
酔っ払いの一人一人に尋ねてみるがよい
本当にお前は それで
本当にお前は それで幸せなのかと
人生の宿命を少しでも
逃れられたと本気で信じているのかと
 
そして千鳥足を真似て
ネオンの眩い 色町あたりをぶらつき歩けば
あぁ ボケた網膜に 又も淋しい
幻が引っかかってくる

酒が飲みたい夜は 石原吉郎
高田渡

酒が飲みたい夜は 酒だけではない
未来へも口をつけたいのだ
日の明け暮れ うずくまる腰や
夕暮れとともに沈む肩
 
血の出るほど 打たれた頬が
そこでもここでも まだ火照っているのに
うなじばかりが 真っ青な夜明けを
真っ青な夜明けを待ち望んでいる
 
酒が飲みたい夜は ささくれ立った指が
着物のように着た夜を剥ぐ
真夜中の大地を 掘り返す
夜明けは誰の 葡萄の一房だ
 
酒が飲みたい夜は 酒だけではない
未来へも口をつけたいのだ
日の明け暮れ うずくまる腰や
夕暮れとともに沈む肩

自衛隊に入ろう 高田渡
M.Raynols

みなさん方の中に 自衛隊に入りたい人はいませんか
ひと旗上げたい人はいませんか 自衛隊じゃ人材求めてます
自衛隊に入ろう 入ろう 入ろう 自衛隊に入ればこの世は天国
男の中の男はみんな 自衛隊に入って花と散る
 
スポーツをやりたい人いたら いつでも自衛隊におこしください
槍でも鉄砲でも何でもありますよ とにかく体が資本です
自衛隊に入ろう 入ろう 入ろう 自衛隊に入ればこの世は天国
男の中の男はみんな 自衛隊に入って花と散る
 
鉄砲や戦車や飛行機に 興味を持っている方は
いつでも自衛隊におこしください 手取り足取り教えます
自衛隊に入ろう 入ろう 入ろう 自衛隊に入ればこの世は天国
男の中の男はみんな 自衛隊に入って花と散る
 
日本の平和を守るためにゃ 鉄砲やロケットが要りますよ
アメリカさんにも手伝ってもらい 悪いソ連や中国をやっつけましょう
自衛隊に入ろう 入ろう 入ろう 自衛隊に入ればこの世は天国
男の中の男はみんな 自衛隊に入って花と散る
 
自衛隊じゃ人材求めてます 年齢学歴は問いません
祖国のためならどこまでも 素直な人を求めます
自衛隊に入ろう 入ろう 入ろう 自衛隊に入ればこの世は天国
男の中の男はみんな 自衛隊に入って花と散る

自転車にのって 高田渡
高田渡

 C       F    C             G
自転車にのって ベルを鳴らし あそこの原っぱまで 野球のつづきを
 C      F    E7    FF#dimCAm7G7   CGC
そして帰りにゃ 川で足を洗って 自転車にのって おうちに帰る
C        G7       C       G7     C
自転車にのって 自転車にのって ちょいとそこまで 歩きたいから
 
 C       F    C             G
自転車にのって ベルを鳴らし 隣りの町まで 嫌なお使いに
 C      F    E7    FF#dimCAm7 G7   CGC
そして帰りにゃ 本屋で立ち読みを 日が暮れてから おうちに帰る
C        G7       C       G7     C
自転車にのって 自転車にのって ちょいとそこまで歩きたいから
C        G7       C       G7     C
自転車にのって 自転車にのって ちょいとそこまで歩きたいから

生活の柄 山之口獏
高田渡

 C      F    C          G
歩き疲れては 夜空と陸との 隙間にもぐり込んで
 C       F    C       G    C
草に埋もれては 寝たのです 所かまわず 寝たのです
 F    C              G
歩き 疲れては 草に埋もれて 寝たのです
  F      C        G  C
歩き疲れ 寝たのですが 眠れないのです
 
 C    F   C            G
このごろは 眠れない 陸をひいては 眠れない
  C     F   C          G   C
夜空の下では 眠れない 揺り起こされては 眠れない
 F    C              G
歩き 疲れては 草に埋もれて 寝たのです
  F      C        G  C
歩き疲れ 寝たのですが 眠れないのです
 
 C       F  C          G
そんな僕の 生活の柄が 夏向きなのでしょうか
  C     F      C
寝たかと思うと 寝たかと思うと
        G    C
またも冷気に からかわれて
 F    C              G
秋は 秋からは 浮浪者のままでは眠れない
  F      C        G  C
秋は 秋からは 浮浪者のままでは眠れない
 
 C      F    C          G
歩き疲れては 夜空と陸との 隙間にもぐり込んで
 C       F    C       G    C
草に埋もれては 寝たのです 所かまわず 寝たのです

ゼニがなけりゃ 高田渡
高田渡

北から南からいろんな人が 毎日家を離れ
夜汽車に揺られはるばると 東京まで来るという
田圃から這い出 飯場を流れ 豊作を夢見てきたが
ドッコイ!そうは問屋がおろさない お役人が立ちふさがって言うことにゃ
「わかってるだろうが 来年は勝負なんだよ・・・!」
ゼニが無けりゃ君! ゼニが無けりゃ
帰った方が身のためさ アンタの故郷へ
東京は良いところさ 眺めるなら申し分なし
住むなら山の手に決まってるさ ゼニがあればね
 
日当(デズラ)をどう使おうと そりゃアンタの勝手さ
だけど妻子恋しさに 酒びたりなんてなもってのほかだよ
まして一般人と一緒につき合いたいのなら 分別ってなものを持たなくっちゃね 
そうだよ!今いるところが一番良いのさ 俺のこと聞いてりゃまずまずさ
お役人だってテレビで言ってたよ
ゼニが無けりゃ君! ゼニが無けりゃ
帰った方が身のためさ アンタの故郷へ
東京は良いところさ 眺めるなら申し分なし
住むなら山の手に決まってるさ ゼニがあればね

出稼ぎの唄 高田渡
高田渡

冬が来ると オイラは渡り鳥 暖かい 働き場所を求めて
冷たい夜汽車に 乗り込む 雪が解けて 春が来るまで
 
知らぬ土地で 汗水を流し 苦しいときには 唄をうたい 
子供の便りに 励まされ 雪が解けて 春が来るまで
 
花が咲くと オイラはふるさとへ 半年振りの村で
子供と一緒に 土にまみれ 鍬ふるい 冬が来るまで

春、まっさい中 高田渡
高田渡

ボクが目を覚ましたとき 外には雪がありました
よくわかりませんが 何しろ小っちゃな窓から 覗いただけですから
夕べは とても 寒かったです ヤカン一杯にお湯を沸かし
ゆで卵をつくり こぶ茶を飲みました 何杯も
不思議 でした もう五月になろうとしてるのに
あの立派な寝袋が イヤに冷たかったです
背中がスース-してね まるで彼女みたいに 冷たくってね
いろんな夢をみました どれも今はみんな忘れてしまいましたが
みんな夏の話ばかり
ボクが目を覚ましたとき 外には雪がありました
でももう溶けてしまいました 何しろもうお昼ですから・・・・

冷やそうよ 高田渡
H.Wiliams

夏がやってくる 暑い暑い夏が来る
身も心も細るという 夏がやって来る
冷やそうよ 冷やそうよ どんどん どんどん 冷やそうよ
ほら鳥肌が立ってきた 鳥肌が立ってきた
 
あいつは俺の彼女を横取りし 今じゃお熱い間柄
この俺を尻目に 熱くてやりきれない
冷やそうよ 冷やそうよ どんどん どんどん 冷やそうよ
ほら鳥肌が立ってきた 鳥肌が立ってきた
 
お役人会社の偉い方 懐熱くてたまらない
指先熱くてたまらない こう熱くちゃたまらない
冷やそうよ 冷やそうよ どんどん どんどん 冷やそうよ
ほら鳥肌が立ってきた 鳥肌が立ってきた
 
外じゃ物価が沸騰し 家じゃやかんの湯が沸騰し
となりじゃかかあの腹が沸騰する 熱くてやりきれない
冷やそうよ 冷やそうよ どんどん どんどん 冷やそうよ
ほら鳥肌が立ってきた 鳥肌が立ってきた
 
バイクは空冷 自動車水冷 原潜佐世保でスイレイ
お役人アメリカに最敬礼 熱くてやりきれない
冷やそうよ 冷やそうよ どんどん どんどん 冷やそうよ
ほら鳥肌が立ってきた 鳥肌が立ってきた
 
遠い海の向こうの国じゃ 若い血が沸き起こり
とうとう日本でも沸いてきた そこで佐藤さんも大声で
(シュプレヒコール)
冷やそうよ 冷やそうよ どんどん どんどん 冷やそうよ
ほら鳥肌が立ってきた 鳥肌が立ってきた

180°回転 高田渡
高田渡

かつての組合書記長 今の会社重役
組合員をおだてた経験で社員に訓示する
180°回転這い上がる
昨日の友は今日の敵となる
 
労働歌よりは小唄の稽古して
団交のときは反対側の席に
180°回転這い上がる
昨日の友は今日の敵となる
 
昔攻撃された言葉を
相手に浴びせ ポーカーフェイスで馴れ合いの猿芝居
180°回転這い上がる
昨日の友は今日の敵となる
 
大衆の拍手の代わりに 自家用車で迎えられ
赤旗でなく ゴルフのクラブを振り回す
180°回転這い上がる
昨日の友は今日の敵となる

ブラブラ節 亞蝉坊・高田渡
アメリカ民謡

今年こそは本当に うんと働くぞ そしてああしてこうもする
うその行き止まりの大晦日 なった なった なった なった
大晦日が正月に なってまた おめでたくブラブラ
 
栄作はん どちらへお出かけはりまっか 何ぞボロイことおまへんか
ワタイもやっぱりその口や なった なった なった なった
世の中が不景気に なってどうして 又そうなるもんやブラブラ
 
物価が下がったからと 町へ出てみれば 暮らしが苦しくてやり切れぬ
困る困るの愚痴ばかり なった なった なった なった
失業者が多数に なってどうして 又どうなるもんかブラブラ
 
寒い寒いよ 今年は寒い 外米やラーメンばかり食ったために
こんなに寒さが身にしみるのか なった なった なった なった
人間が栄養不良に なってまた 薄着でブラブラ
 
べらんめぇ日本人だ 貧乏していても 何で飢え死になんかするもんかと 
腹は減ってもヘラズ口 なった なった なった なった
骨と皮ばかりに なってもまだ 生きているヒョロヒョロ
 
電車に乗っては権威が落ちる といっても自動車にも乗れないし
中途半端のエリートさん のった のった のった のった
エリートが電車のお客に なってまた 吊革でブラブラ
 
着物はボロになる ボロは紙になる 紙はまた金になる
また貧乏人が泣かされる なった なった なった なった
OBの涙がダイヤに なってまた 妾の頭でピカピカ
 
親父は片腕を失くし 家を失くしたに 可愛い倅を前にして
鳥は空を飛び回り 虫さえ青葉に巣をくうに
俺たちゃ人間家がない 俺たちゃ人間家がない なった なった なった なった
うんとこさっと宿無しに なってまた あちこちでブラブラ

ボロ・ボロ 高田渡
高田渡

今 ボクはお茶を飲んでいるところ
知らない街の喫茶店の二階
今ボクはお茶を飲んでいるところ
下の席に男が座っている
ボクと同じに ボロ・ボロ・ボロ
「私は5年間でボロ・ボロになってしまった」
下の席の男に声をかける
「あんたはいつからだい…?ボロ・ボロになったのは…サ?」
ニヤリと男は笑った
ただそれだけ
「私は5年間でボロ・ボロになってしまった…」
そして今 二十二…!?