「写 真」は一期一会の宝もの 33



暖 か そ う な 柿 の 実

   冬を彩る柿の実は数少ない日本原産と言われる果物ですが、柿がたわわに美しく実るのは5年に1回程度です。

 近年では写真にしたくなるほどに柿が立派に実ったのは平成14年の晩秋から15年初冬にかけてのことでした。

 この年はどこへ行っても美しい柿の実がたわわに実った風景が見られました。また雪もよく降りました。今回の写真はその時撮影したものです。

 私の通勤路である外環状線醍醐付近の道路沿いにこの柿はありました。冷た い雪にくるまれているのに暖かそうに思え、白川郷や秋田などで見られる「かまくら」が連想されました。

 下の二枚の写真は伏見区大亀谷の農水省土地改良技術事務所にあった見事な柿の木です。二本あったのですが、哀れにも根本から2本とも切られていて今はありません。元気の良かったこの木が何故切られたのか、国も無粋なことをするものです。余った予算を使うために切られたのだとしたらやりきれない思いがします。
                                                                 栗原 眞純   

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