ちびキング by 海月 【〜Stepen King “Stand by me”〜】

 

監督:ロブ・ライナー
脚本:レイノルド・ギデオン/ブルース・A・エヴァンス
製作:アンドリュー・シェインマン
撮影:トーマス・デル・ルース
音楽:ジャック・ニッチェ

出演:
  ウィル・ウィートン     (ゴーディ)
  リヴァー・フェニックス  (クリス)
  コリー・フェルドマン   (テディ)
  ジェリー・オコンネル   (バーン)
  キーファー・サザーランド  (エース)
  ジョン・キューザック
  リチャード・ドレイファス  (大人のゴーディ)
  フランシス・リー・マッケイン

 

  大人になる前の一瞬の輝きを持っている期間の数日の出来事。 あぶれ4人組の少年達が,行方不明になった少年の死体(The Body)を捜しに線路沿いを旅して行くっていうストーリーです。 いつものように木の上に作ったハウスで遊んでいるところに,太っちょで気の弱いバーンがやってくる。 そこで彼は,兄達が盗んだ車でドライブした先で,行方不明になっている少年の死体を見つけたという話を聞いたといい,次の日,親達には嘘を言って死体探しの旅に出かける,,,

  ベン・E・キングの「スタンド・バイ・ミー」が,実にこの映画で上手に使われてます。 この曲が流れると,映画のシーンを思い浮かべるっていう人も多いんじゃないですか。

 

  以下は,ネタバレ感想です。 注意してください。

  いくつかの印象的なシーンがあるかと思いますが,私の印象に残っているシーンといえば,,,

1.バーンが家の下に隠したへそくりの場所を忘れてしまったため,あちこち掘り起こした地面の跡

2.ゴミ捨て場で,ゴーディが猛犬(笑)に負われる場面

3.陸橋を渡っている時に,後ろから列車がやってくる場面

4.ゴーディとクリスが,これからについて話す場面

5.ゴーディが早朝,間近に鹿を見かける場面

6.死体を見つけた後,エース達と対峙する場面

  などなどでしょうか。別に番号に意味は無いです。

 

  映画化して成功している多くのキング作品と同じ様に,実に原作に忠実に作られていますが,個人的にはラストが違っていることが残念でなりません。 もちろん映画として見るとき,原作のようにゴーディを除いた3人,みんなが死んでいる必要は無いかもしれませんが,私は原作から感じさせる,”その当時を振り返るんだけれども,決して戻ることの出来ない少年時代”ってものが気に入っています。 ま,個人的な印象ですけど。

  ちなみに原作では「THE BODY」(死体)という題名でしたが,映画化されるにあたって「STAND BY ME」という題に変更されています。他の作品は“キング原作”っていう事が前面に出されるのですが,この作品はそうではありませんでした。結構,この作品がキングの原作だっていうことを知らない人も多いんじゃないでしょうか? (「ショーシャンクの空に」もそうですが)

  原作(および映画)の中で小説内小説の形をとっている作品が二つあります。(ゴードン・ラチャンスの作品として)
 「スタッド・シティ」 (1968年 秋 メイン州立大学の学内文芸誌<ウブリス>に掲載)
 「でぶっ尻〜」   (1975年7月号 より完全な形で<メイン・レヴュー>に掲載)

  特に「でぶっ尻〜」の完全なバージョンっていうのが気になりますね。