朝8時起床、バナナチップとお茶。
でもよく考えると睡眠3時間とかだし、センセーもあるし、よし二度寝だと思って朝からいきなり缶ビールを1本飲んだら妙に元気が出ちゃって、ちょっとお洗濯とお掃除などする。なに、ビール350ccくらいすぐ覚めるわい。
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そういえば、小松左京『こちらニッポン・・・』読了。というか子どものころに新聞連載で一度は読んでいるのだけれども、ものすごく久しぶりに読み返してみたら、おおまかなプロットと、2回しかでてこない濡れ場と、1回しかでてこない喧嘩のシーンしか覚えていなかった。さすが俺。
ちなみに、高校受験を控えて、たぶん生涯でいちばん勉強していた時分にもこういうものだけはチェックしていたわけね。さすが俺。
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昼間、あっちこっちのBBSが落っこちていた。というか、こんなにもたくさんの掲示板がteacupを使っていたのね、というのに気づいて少し驚いた。
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昼、お風呂。そのあと、冷凍庫に半袋ほど残っていた冷凍のピラフを炒めて、お茶。
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『ゴルゴ13』の古いのが出てきたもので、ちょっと読む。なんでロックフォードとかプレジンジャー元国務長官とか、名前を伏せるかなあ。いまさらロックフェラーもキッシンジャーも何にも言ってきやせんと思うのだが。
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今日のセンセー!:
初センセーは18時半始まりなので、18時にHawaiian Dream到着ということにして17時半に家を出る。大江戸線中井駅経由で代々木、ドアツードアでちょうど30分で予定通り。今日の荷物は、MANA、資料少々、ワードで作った資料を放り込んだFDと印刷物少々。
お店に着いてFDの資料を印刷しようと思ったら、新型PC(SOTECのV7170AVなんだが、誰が選んだのだろうか)にまだオフィス関連が入っていないものでプリントアウトができない。よかった、いちおうプリントしてきておいて。
さて、どんな生徒さんが来るのだか、予備知識は「女性です」というだけで、さて楽器の経験はあるのだろうか、コードくらいは読んでくれるのだろうか、それ以前にウクレレを持参なさるのだろうか、さっぱり判らん。まあ悩んでどうにかなることならば悩みもしようが、この場合は悩んでもしょうがないわけだから悩まずに、店の表でタバコなど喫いながらのんびりと待つ。待っているうちに、目の前をウクレレケースを持ったお姉さんがすうっと通ってお店に入っていく。ふむ。
Yさんはクラシカルのピアノの経験があって、ウクレレは5年くらい前に購入したFamous FU-250。黒檀の指板も美しいマホガニー単板のトップ、キズひとつないボディ、ゆるゆるのペグにゆるゆるの弦。要するに買ったなりいっちょも弾いていないわけね(笑)。
まあ座って、楽器経験なりの事情聴取はして、と。先づはチューニングだな。
開放弦を弾くとこんな感じで、これが気持ち悪かったら調整するわけです。チューナがあればラクかもしれませんけれど、取り敢えず重要なのは各弦の関係性ですから。開放弦の音程がこう(GCEA)で、Am(アーモル)かCに6度になるわけです。そんなにズレるもんでもありませんから、ヘンだなと思ったらチューニングしてみるようにしてください。
クラシカルのピアノの経験があるというのは嬉しくて、コードネームが通用するかどうかは別として、ツェードア(Cメジャーですな)と言えばそれなりに理解していただけるように思う。「思う」くらいで突っ込まないのは、とりあえずCとFとG7の左手を押さえて右手でストロークできることが今日の目標だからなのだな。理屈はそのあとで構わん。というか、理屈先行の楽器習得を僕は好かない。
YさんのFU-250は、さすがに5年だか寝かせておいただげきことはあって、セルロースの細胞壁がどうしたこうしたでバカ鳴り(もともとよく鳴る楽器ではあるけどな)。でもチューニングについては、さっき「そんなにズレるもんでもありません」と言ったにも関わらず、弾いている端から下がってくる。なるほどと思って、すこし弦を馴らしてみようと思ってYさんのウクレレを借りてどんどこ弾いてみる。『ゴジラ』、『Smoke on the Water』、『Crazy G』、といったあたりか。
落ち着いたところで、取り敢えずストロークなど始める。薬指で1弦3フレット(以下1-3)を薬指で押さえるCコードで、さてストロークはできるかなと思ったら、とりあえず音は出るみたい。
ストロークも、人指し指のアップダウンでやったり、親指の腹でやったり、ダウンがヒトサシ指でアップが親指だったり、それとバトキンと5本指もいちおう演ってみせて、
いろんな弾き方がありますから。とりあえず弾きやすいやり方を探してみてください。
としておいて、
- 人指し指ダウン、
- 人指し指ダウン&アップ、
- 人指し指ダウン&親指アップ、
- 親指ダウン、
- 親指ダウン&アップ、
- バトキン(人指し指ダウン&親指ダウン&親指アップの3連符)、
などを、「弾きやすい方法ならどれでもいいんですよ」などと言いながら、サンプルとして提示する。
要するに「音が出れば構わない」わけなのだが、右の手首が硬いのはちょっと気になるかな。つまり、視線が1弦を目標としているがために、そこに過剰な力がかかってしまうわけだ。まあ馴れればどうにでもなるのだろうからあまり気にしない。
ここでちょっと先生は休憩してバックヤードで煙草を一服、生徒さんはCとFとG7の復習(渋谷ヤマハの妹尾先生(ブルーズハープの巨匠)は禁煙の部屋でタバコ喫いながらハモニカを吹きながら(←同時に、だよ)教えている。センセーがリラックスすることも必要たらん)。タクヤさんと今後のカリキュラムの話などしつつ。
再開して、Yさんには、
|C///|F///|G7///|C///|
などをゆっくりと僕に合わせて弾いてもらいつつ、馴れてきたらYさんにコードを弾いていただいて、僕は単音でソロをとって遊びつつ観察する、と。
ちなみにG7は1弦(A)から指番号で423で、ひょっとすると一般から外れている「オダジ/カナゾー押さえ」なのかもしれないのだが(たぶん324あたりが一般的なんでないか?)、気にしない。音が鳴って、指遣いに支障がなければそれでいいのだ。
生徒さんのほうは、やはり左手が硬いような気がするのと、右手も人指し指ストロークなのに人指し指に親指が添えられていてなんとなく頑丈になっているようなのは指摘しておく。そんなもん、軽く人指し指を振っておけば、弦に指を当てないほうが難しいのだ。どうなるかなあ。
あと、フレットを押さえる指には力はいらないこと、左手首の位置はポジションによってどんどん変べきこと、などを力説しておく。
これは試しては貰わなかったのだが、3000のCとともに、たとえば3345のC、7879のCもあることはお伝えしておく(G7についていうならば、2120とともに2354、9888とか)。
ほら、「このポジションはこのコード」って覚えている人って多いじゃないですか。
いずれ弦が4本しかない、ということは限られたなかで表現する楽器なんですよ。
いちばん簡単なFにしたって、実はF on Cだし、Gだってon Dでしょう?
こいつは「このコードはこう押さえる楽器」ではなくて、「このコードを鳴らしたい、ついてはどれがいちばん効果的なボイシングかということを考える楽器」なんです、
といったあたりは説明しておく。
シメで、というか60分ほど経ってから、終わってもよかったのだけれどもおまけで『第九』(ベートーベンね)と、松浦亜弥の紅茶の宣伝は演ってみせて、あと演りたい曲のリクエストはとっておいた。来週は月曜日にセンセーなのだが、取り敢えず『花』かなあ。スリーコードでも構わないのだけれども、in CでAmとDmとEmくらいは入れても構うまい。というか、ピアノを演っていた人ならばてきとうにオルタードでも入れねえと退屈しちゃうんじゃないのか。
来週に向けての宿題はてきとうなテンポでの
|C|F|G7|C|
なのだが(機会があったら「松浦亜弥に合わせる」というのもあるが)、そんなんでよかったかなあ。
あとリクエストも一応募ってみたけど、用意したリストからのリクエストは『花』とかだし。なんでもできるんだけどなあ。まあいいや、来週までに考えていただくか、思いついたら事務所にご連絡いただけるようにお願いしておきました。
それなりの仕事はしたと思うのだけれども、どうかなあ。
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代々木→国電経由で東中野から帰宅。山手通りのゴーストップが目の前で赤になったもんで、右折して久しぶりにサミットへ。へえ、てっきりお向かいのライフに対抗して食品売場くらいは24時までになっているかと思ったら、潔く21時閉店だったなあ。なんだ、東中野メガ食品閉店時刻斗争、終結。
たまには寄ってみるもんで、なんか「冷凍食品4割引」だった。冷凍ものはエビチリソース、エビピラフ、炒飯、讃岐うどんときてここまでで割引600円、ということは支払い900円。あと、カルシウムの多い牛乳みたようなもの、紀文の豆乳、刺身湯葉(198円)、イワシの醤油煮の缶詰、オーストリア産のヒレステーキ肉(128g、半額で280円)と無料の牛脂。あと2階の百円ショップでネジ回しのセット。ときどきは寄ってみるかなあ。
そういえば「おいしい水」サービスがいつの間にか無料になっていたのは、ライフが無料になったのとどっちが早かったのかしらん。
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なぜかテレ朝『はぐれ刑事純情派』を眺めつつメールチェックなど。なんでか岡本夏生がただの関西弁のおばちゃんとして登場、『チャンス!』のときの細川ふみえと同じく好感度高し。話? あんな古くさいノートPCを公園のベンチで使っていたら、なんぼもバッテリー保たんのとちゃうのんか。いやまあええねんけど。あと、再現シーンがあれならば亭主の指紋がわさわさ検出される筈なのだが、別に真犯人が拭いていったような描写も無かったし、なんだかなあ。
あと日テレ『新・夜逃げ屋本舗』も眺める。よくできてると思うんだけどなあ(話は雑だが、よく騙してくれるという意味で。『踊る大走査線』でもいちばん目茶苦茶だったTV版スペシャルがいちばん面白かったというような話ね)。ほんとは夜逃げ先のマネジメントがいちばんたいへんな筈なんだけど、そのへんの描写はかつて1回か2回あったくらいだし。いや、かまへん。
喉飴のCFで天童よしみが「なめたら、あかん」っていうリフレインを歌っているのだけれども、「ん」の発音が「M」なんだよね。共演の子どもはちゃんと「N」で歌っていて、そっちのほうがまともだと思う。
高杉亘のポテンシャルはやはり素晴らしいと。あと何年かしたら松田優作になれるんじゃないのか(浅野忠信よりはウレて欲しいと切に願う)。ついセットで思い出してしまう今井雅之はどうしたのかというと、俺がOVとか舞台とか観ていないから知らないだけなんだろうなあ。生瀬? 好きですよ僕は。
ついでに劇伴音楽がもろに怪獣映画のそれと思えるのだが、狙っているのか僕の気のせいなのかは判らない(これは不可能問題ですね)。
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今日の間抜けなテレビ:
TVK深夜に怪談番組をやっているのだが、怖かろうシーンに入ってきた校内放送の音響効果が「ディレイ」だった。たぶん演出指定に「エコー」とあったのを誤解したのだと思うのだが、状況を考えれば明らかに「リバーブ」だろうに。
真面目に作っていないのがよく判って、悲しい。
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夜、とりあえずオージービーフのフィレステーキ。やっぱし鉄板に鉄ターナーだよな。
あと、てきとうに炒飯など炒めてだな。
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深更の『巨人の星』は、「黙っているべきことを黙っている奴」が損をすることを、作品として大々的に表明するという梶原主義全開の代物でだな。そんなもん、売り込まなければ採用もないよ。なんなんだか。
あと『ガッチャマン』を、はやくベルクカッツェ死なねぇかなと思いながら観て寝るつもり。