太地喜和子

本名=同じ 生年月日=1943年12月2 出身地=東京都中野区本町通 初出演作=「二人だけの太陽」('61 村山新治)

 松蔭高校在学中に東映ニューフェイスに合格。志村妙子の芸名でいくつかの作品に出演するが、'63年に東映を離れ、翌年、俳優座養成所に入り、'67年文学座へ。映画では「藪の中の黒猫」('68 新藤兼人)で猫の妖怪役を大熱演して注目を集めた。
 その他の作品に「裸の十九歳」('70 新藤兼人)、「男はつらいよ・寅次郎夕焼け小焼け」('76 山田洋次)、「火まつり」('85 柳町光男)など。むしろ舞台での活躍がめざましく、文学座では杉村春子の後継者と目されていたが、'92年、事故死。'70年に秋野太作と結婚したが、のちに離婚している


高岡早紀

本名=高岡佐紀子 生年月日=1972年12月3 出身地=神奈川県 初出演作=「cfガール」('89 橋本以蔵)

 '88年にマドラスのCMでデビュー。「バタアシ金魚」('90 松岡錠司)でカヲルの一方的な愛情の集中砲火を受けるソノコを好演した。その他の作品に「橋のない川」('92 東陽一)、「忠臣蔵外伝・四谷怪談」('94 深作欣二)など


高木美保

本名=同じ 生年月日=1962年7月29 出身地=東京都葛飾区 初出演作=「Wの悲劇」('84 澤井信一郎)

 和洋女子大中退。'83年、フジテレビ「午後のサスペンス」のイメージガールを務め、「Wの悲劇」で薬師丸ひろ子のライバルを演じて映画デビューを果たした。その他の作品に「二十四の瞳」('87 朝間義隆)、「夜逃げ屋本舗」('92 原隆仁)など


高島礼子

本名=峯島礼子 生年月日=1964年7月25 出身地=神奈川県 初出演作=「さまよえる脳髄」('93 萩庭貞明)

 会社員、レースクイーン、モデルなどを経て'88年に芸能界入り。映画では「凶銃ルガーP08」('94 渡邉武)、「棒の哀しみ」('94 神代辰巳)、「集団左遷」('94 梶間俊一)、「陽炎2」('95 橋本以蔵)などに出演している


高瀬春奈

本名=同じ 生年月日=1954年1月3 出身地=神奈川県横浜市港南区大岡 初出演作=「青春の門・自立編」('77 浦山桐郎)

 早稲田大卒。大学在学中に文学座付属演劇研究所を卒業。映画では「卍」('83 横山博人)、「お葬式」('84 伊丹十三)、「あげまん」('90 同)など


高田美和

本名=梶浦美知子 生年月日=1947年1月5 出身地=京都府京都市左京区下鴨 初出演作=「青葉城の鬼」('62 三隅研次)

 俳優・高田浩吉の次女。日本大鶴ヶ丘高校卒。高校在学中に大映京都撮影所に入社している。「大魔神」('66 安田公義)でヒロインを演じた他、「眠狂四郎勝負」('64 三隅研次)、「高校三年生」('63 井上芳夫)。'82年には日活ロマンポルノ「軽井沢夫人」で大胆なベッドシーンを演じた


高千穂ひづる

本名=大瀬郁恵(旧姓・二出川) 生年月日=1932年10月10 出身地=兵庫県神戸市東灘区深江町 初出演作=「ホープさん」('51 山本嘉次郎)

 '47年、神戸女学院を卒業と同時に宝塚音楽学校に入学。'52年に松竹に入社したが、翌年東映に移る。「憧れの星座」('53 佐々木康)、「雪之丞変化」('54 河野寿一)、「笛吹童子」('54 萩原遼)、「紅孔雀」('54 萩原遼)など時代劇のお姫様役が多く、「東映城のお姫様」の別名を持ち、高い人気を誇った。
 しかし、'57年、現状に不満を抱いて東映を退社、東映の怒りを招いて半年間ホサれることに。その後の出演作には「抱かれた花嫁」('57 番匠義彰)、「張込み」('57 野村芳太郎)などがある


高橋エミ子

本名=高橋恵美子 生年月日=1947年2月25 出身地=東京都北区十条 初出演作=「キクとイサム」('59 今井正)

 今井正の傑作、「キクとイサム」のキク。米国人の父と日本人の母の間に生まれたハーフで、祖母の養女として育てられる。12歳のとき、脚本家、水木洋子に見いだされ、「キクとイサム」への出演が決定。不幸な境遇の中で精一杯生きるキクを演じて強い印象を与えた。
 高橋は演歌歌手になることを志望していたが、祖母が病気で倒れたため、看病に追われデビューの時期を逸する。しかしあきらめず、'76年、ついに東芝EMIから「旅立ちの詩」でデビューを果たした。現在も現役で歌っている


高橋かおり

本名=高田かおり 生年月日=1975年8月29 出身地=神奈川県横浜市 初出演作=「誘拐報道」('82 伊藤俊也)

 3歳の時から子役として活躍。「誘拐報道」で誘拐犯の萩原健一の娘を演じた。この頃は「高橋かほり」と名乗っていた。他の出演作には「プルシアンブルーの肖像」('86 多賀英典)、「青春デンデケデケデケ」('92 大林宣彦)、「あした」('95 同)など


高橋恵子

本名=高橋恵子(旧姓・関根) 生年月日=1955年1月22 出身地=北海道釧路市 初出演作=「高校生ブルース」('70 帯盛迪彦)

 相模原市立大野南中に在学中に大映にスカウトされ、'70年、卒業と同時に入社。「高校生ブルース」でいきなり主役を務めた。"脱ぎっぷり"の良さも手伝って一躍スターに。'71年、大映の倒産で東宝に移籍。以降、さまざまな作品に出演したが、'79年、舞台をすっぽかして作家と海外逃亡するなどスキャンダルも多かった。
 主な出演作に「神田川」('74 出目昌伸)、「青春の門」('75 浦山桐郎)、「TATOO[刺青]あり」('82 高橋伴明)、「恋文」('85 神代辰巳)など。ファム・ファタール(宿命の女)が演じられる数少ない女優


高橋とよ

本名=同じ 生年月日=1903年7月15 出身地=東京市小石川区 初出演作=「理想郷の禿頭」('35 古海卓二)

 林町尋常小出身。'18年、帝国劇場附属技芸学校に入学し'20年後、帝劇の専属女優に。'46年、松竹と契約、実力派バイプレーヤーとして活躍した。特に小津安二郎に重用され、「晩春」('49)を始めに「麦秋」('51)「秋日和」('60)「秋刀魚の味」('62)ですべて料亭の女将役、「東京物語」('53)では笠智衆の近所のおばさんを演じた。
 その他の作品に「やっさもっさ」('53 渋谷実)、「秋津温泉」('62 吉田喜重)、「五辮の椿」('64 野村芳太郎)など。'81年、死去


高橋ひとみ

本名=同じ 生年月日=1961年8月23 出身地=東京都 初出演作=「上海異人娼館・チャイナドール」('81 寺山修司)

 頌栄女子学院高校卒。'79年、寺山修司の舞台「青ひげ公の城」のオーディションに合格し、主役を食うほどの好演を見せて以降、寺山の秘蔵っ子として重用される。映画では「さらば箱船」('84 寺山修司)、「ダブルベッド」('83 藤田敏八)、「砂の上のロビンソン」('89 すずきじゅんいち)などに出演している


高橋洋子

本名=三井洋子(旧姓・高橋) 生年月日=1953年5月11 出身地=東京都大田区 初出演作=「旅の重さ」('72 斎藤耕一)

 '72年、都立三田高卒業とともに文学座付属演劇研究所に入る。同年、「旅の重さ」のオーディションに合格、ヒロインを大胆に初々しく演じ好評を得る。「サンダカン八番娼館・望郷」('74 熊井啓)では娼婦おさきの10代から30代を演じ、女優としての地位を確立したが、器用貧乏な部分があり、女優としては大成しなかった。
 その他の作品に「櫛の火」('75 神代辰巳)、「ひとごろし」('76 大洲齋)など。'80年代以降は詩や小説、エッセイなど活動の幅を広げている。'83年には自作の小説「雨が好き」を映画化し、自ら監督、脚本、主演をこなして話題を呼んだ


高峰秀子

本名=松山秀子(旧姓・平山) 生年月日=1924年3月27 出身地=北海道函館市 初出演作=「母」('29 野村芳亭)

 4歳のときに父親の妹に養女としてもらわれる。'29年、5歳でたまたま松竹蒲田撮影所を見学した際に、「母」の子役審査の列にふと並んだところ、野村芳亭に見いだされて出演。以後、天才子役として数々の作品に出演することになる。
 「子役に名女優なし」のジンクスを破り、日本映画史に残る大女優となった。代表作は「綴方教室」('38 山本嘉次郎)、「馬」('39 同)、「カルメン故郷に帰る」('51 木下恵介)、「二十四の瞳」('54 同)「浮雲」('55 成瀬巳喜男)「流れる」('56 同)「乱れる」('64 同)など多数。「衝動殺人・息子よ」('79 木下恵介)を最後に女優を廃業した。映画監督・松山善三の妻


高峰三枝子

本名=鈴木三枝子 生年月日=1918年12月2 出身地=東京府豊多摩郡渋谷町 初出演作=「母を尋ねて」('36 佐々木康)

 筑前琵琶宗家・高峰筑風の娘。'36年、東洋英和女学校を卒業と同時に父が死去し、家計を助けるために同年、松竹大船に入社。端役時代を経て「荒城の月」('37 佐々木啓祐)で主演。純情可憐な姿に注目が集まった。そして「暖流」('39 島津保次郎)、「戸田家の兄妹」('40 小津安二郎)の2本で、松竹大船の看板女優となり、また歌手としても人気を集める。
 戦後の出演作には「妻」('52 成瀬巳喜男)、「女の園」('54 木下恵介)、「挽歌」('57 五所平之助)、「点と線」('58 小林恒夫)、「犬神家の一族」('76 市川崑)など。'90年、死去


高山千草

本名=平山京子 生年月日=1931年3月6 出身地=? 初出演作=「にあんちゃん」('59 今村昌平)

 実践女学校卒。日活に入社していくつかの作品に出演し、その後日活がロマンポルノに路線転向してからも女中などの役で出ている。「田園に死す」('74 寺山修司)では主人公の母親役を演じた。その他の作品に「青春の殺人者」('76 長谷川和彦)、「太陽を盗んだ男」('79 同)、「ヒポクラテスたち」('80 大森一樹)、「雪の断章・情熱」('85 相米慎二)など


多岐川裕美

本名=阿知波薫(旧姓・大内) 生年月日=1951年2月16 出身地=東京都杉並区荻窪 初出演作=「聖獣学園」('74 鈴木清順)

 山脇学園短大中退。どちらかと言えばテレビ女優か。主な映画出演作は「復活の日」('80)、「いつかギラギラする日」('92 深作欣二)など


滝沢涼子

本名=同じ 生年月日=1969年1月1 出身地=神奈川県 初出演作=「青春デンデケデケデケ」('92 大林宣彦)

 私立横浜商業高卒。「青春デンデケデケデケ」のオーディションで、浅野忠信に振られる引地めぐみ役を射止めた。また、主演作には「女刑事RIKO・聖母の深き淵」('98 井坂聰)がある


瀧花久子

本名=田坂冨美子(旧姓・滝花) 生年月日=1906年3月4 出身地=京都府京都市河原町三条上ル 初出演作=「黒巾十六騎」('25 ?)

 弁士の両親を持つ。華頂高等女学校卒。'25年、日活入り。「鉄腕記者」('27 田坂具隆)、「死線突破」('27 三枝源次郎)など冒険活劇ものでヒロインを演じて人気を得る。そして傾向映画「この母を見よ」('30 田坂具隆)で演技に開眼し、'31年には、田坂具隆と結婚している。
 '32年に起こった日活大争議で田坂とともに日活を離れ、伊藤大輔、島耕二らとともに新映画社を設立するも失敗。'35年に日活に復帰する。その後の活躍はめざましく、「真実一路」('37 田坂具隆)、「路傍の石」('38 同)で母親役を演じ、実力派女優へと変身を遂げた。その他の出演作に「偽れる盛装」('51 吉村公三郎)、「めし」('51 成瀬巳喜男)、「稲妻」('52 成瀬巳喜男)、「忍ぶ川」('72 熊井啓)など


竹下景子

本名=関口恵子(旧姓・竹下) 生年月日=1953年9月15 出身地=愛知県名古屋市東区 初出演作=「日本任侠道・激突編」('75 山下耕作)

 父は弁護士。東京女子大卒。高校時代からNHKのドラマ「中学生群像」などに出演していた。映画では、「ブルークリスマス」('77 岡本喜八)、「飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ」('82 木下亮)、「男はつらいよ・口笛を吹く寅次郎」('83 山田洋次)、「学校」('93 山田洋次)など。あまり作品に恵まれてはいない


田坂都

本名=同じ 生年月日=1952年6月13 出身地=山口県萩市 初出演作=「三匹の牝猫」('66 井田探)

 日本橋女学館高卒。中1のときに劇団日本児童に入る。「新幹線大爆破」('75 佐藤純彌)で、ジャックされる新幹線に乗り合わせた妊婦を演じた


田中絹代

本名=同じ 生年月日=1909年12月29 出身地=山口県下関市 初出演作=「元禄女」('24 野村芳亭)

 '24年、松竹に入る。「大学は出たけれど」('29 小津安二郎)、「マダムと女房」('31 五所平之助)、「お琴と佐助」('35 島津保次郎)「愛染かつら」('38 野村浩将)などの作品に出演、松竹のアイドルとして活躍。
 しかし、戦後の'49年、親善使節として米国に渡り、帰国後、出迎えの人々に洋装にサングラスという姿で投げキッスを送ったことから、国民の反感を買い、人気が地に落ちた。その窮地を救ったのが溝口健二で、溝口は田中を徹底的にしごき抜いた。そして、「西鶴一代女」('52)によって"小皺の目立つアイドル"は一気に演技派へと転向を遂げ、日本映画史上最高の名女優と言われるに至る。
 主な出演作に「おかあさん」('52 成瀬巳喜男)、「雨月物語」('53 溝口健二)、「煙突の見える場所」('53 五所平之助)、「山椒太夫」('54 溝口健二)、「流れる」('56 成瀬巳喜男)、「サンダカン八番娼館」('74 熊井啓)など多数。'53年には「恋文」('56)で監督としてもデビューし、「月は上りぬ」('54)、「お吟さま」('62)などの作品がある。'27年に清水宏と結婚したが'29年に離婚。'77年死去


田中裕子

本名=澤田裕子(旧姓・田中) 生年月日=1954年10月29 出身地=大阪府池田市 初出演作=「ええじゃないか」('80 今村昌平)

 明治大卒。在学中に文学座に入り、'79年、NHK「マー姉ちゃん」で長谷川町子役を演じデビュー。映画では「天城越え」('83 三村晴彦)の娼婦役で注目を浴び、以降「夜叉」('85 降旗康男)、「二十四の瞳」('87 朝間義隆)、「嵐が丘」('88 吉田喜重)などで着実にキャリアを積んでいる。'89年、沢田研二と結婚。「大阪物語」('99 市川準)では、落ち目の夫漫才師を沢田と演じた


田中好子

本名=小達好子(旧姓・田中) 生年月日=1956年4月8 出身地=東京都足立区 初出演作=「ザ・ドリフターズの極楽はどこだ」('74 渡辺祐介)

 中学時代からスクールメイツに所属、'73年、仲間の伊藤蘭、藤村美樹とキャンディーズを結成し、トップアイドルに。'78年に引退したが、'80年にカムバック。「黒い雨」('89 今村昌平)で原爆症に苦しむ主人公を演じ、好評を博した。
 その他の作品に「土佐の一本釣り」('80 前田陽一)、「ひめゆりの塔」('82 今井正)、「さくら」('94 神代辰巳)など。夫のプロゴルファー・小達一雄は夏目雅子の兄


田畑智子

本名=同じ 生年月日=1980年12月26 出身地=京都府 初出演作=「お引っ越し」('93 相米慎二)

 「お引っ越し」のオーディションで主役を射止めて映画デビュー。両親の別居で揺らぐ少女の心情を巧みに演じて、数々の賞を受賞した。その後、学業を優先させるため芸能活動を中断している


壇ふみ

本名=同じ 生年月日=1954年6月5 出身地=東京都練馬区石神井町 初出演作=「昭和残侠伝・破れ傘」('72 佐伯清)

 作家・壇一雄の遺児。東京教育大付属高時代、テレビのリポーター役に起用され芸能界デビュー。慶応大卒。「青春の蹉跌」('74 神代辰巳)で萩原健一の婚約者を演じた。また、自分の父をモデルにした「火宅の人」('86 深作欣二)には壇一雄の母親役で出演している。活躍の舞台は主にテレビ


団令子

本名=森令子 生年月日=1935年3月26 出身地=京都府京都市下京区 初出演作=「目白三平・うちの女房」('57 鈴木英夫)

 府立鴨沂高卒。モデルとして活躍中、'57年、伊丹空港で映画ロケを見物していてスカウトされる。主な出演作は「野獣死すべし」('59 須川栄三)で仲代達矢に惚れる大学の同級生、「椿三十郎」('62 黒澤明)では入江たか子とのんきな城代家老の母子役など


丹下キヨ子

本名=小山キヨ子 生年月日=1920年1月2 出身地=東京市浅草区 初出演作=「クイズ狂時代」('52 佐藤武)

 '32年、滝野川高等女学校を中退し、日劇ダンシング・チームに。'45年ごろからコメディー方面に転向した。「どですかでん」('70 黒澤明)で伴淳三郎の悪妻役を怪演した



ちあき なおみ

本名=瀬川三恵子 生年月日=1947年9月17 出身地=東京都板橋区 初出演作=「居酒屋兆治」('83 降旗康男)

 '69年、「雨に濡れた慕情」で歌手としてデビュー。'72年には「喝采」でレコード大賞を受賞している。映画では「居酒屋兆治」で居酒屋の女将を演じた他、「瀬戸内少年野球団」('84 篠田正浩)、「傷だらけの勲章」('86 斎藤光正)などに出演している



司葉子

本名=相沢葉子(旧姓・庄司) 生年月日=1934年8月20 出身地=鳥取県境港市渡町 初出演作=「君死に給うことなかれ」('54 丸山誠治)

 共立女子短大卒。新日本放送(現・毎日放送)でOLをしていた'54年、「家庭よみうり」のカバーガールに採用されたことから東宝にスカウトされる。本人は固辞したが、「君死に給うことなかれ」のヒロインを探していた丸山誠治監督と池部良の度重なる説得に根負けして東宝入りを承諾する。
 主な出演作に「青い野獣」('60 堀川弘通)、「秋日和」('60 小津安二郎)、「用心棒」('61 黒澤明)、「ひき逃げ」('66 成瀬巳喜男)、「紀ノ川」('66 中村登)など


津島恵子

本名=森直子(旧姓・倉成) 生年月日=1926年2月7 出身地=長崎県下県郡巖原町 初出演作=「安城家の舞踏会」('47 吉村公三郎)

 東洋音楽学校卒。松竹大船で新人俳優に舞踊を教えているところを吉村公三郎に見い出され、「安城家の舞踏会」でデビューする。その後、美空ひばりが初主演した「悲しき口笛」('49 家城巳代治)、佐分利信の娘役を好演した「帰郷」('50 大庭秀雄)などに出演し、人気が集まる。'
 52年には東映の「ひめゆりの塔」('52 今井正)に、松竹の反対を押し切って出演、女教師役を熱演して、娘役専門女優からの脱皮に成功した。しかし、その後は役に恵まれず、「七人の侍」('54 黒澤明)で木村功と恋におちる村娘・志乃役が光る程度で、次第に映画界から遠ざかった


土屋久美子

本名=同じ 生年月日=1969年10月16 出身地=埼玉県 初出演作=「バタアシ金魚」('90 松岡錠司)

 日の出女子学園高卒。雑誌「mcシスター」のモデルを経て、「バタアシ金魚」のプー役でデビュー。「きらきらひかる」('92 同)のウェイトレス役とともに強烈な印象を残した。その他の作品に「ナースコール」('93 長崎俊一)、「夜逃げ屋本舗2」('93 原隆仁)など


つみきみほ

本名=富山みほ 生年月日=1971年4月13 出身地=千葉県市川市 初出演作=「テイク・イット・イージー」('86 大森一樹)

 中学生の時に「テイク・イット・イージー」のオーディションに合格する。'88年には「花のあすか組」(崔洋一)で主演、不良少女的なイメージで大いに売り出し、「櫻の園」('90 中原俊)では紀子役を好演して自らの代表作とした。その他の作品に「精霊のささやき」('87 植岡喜晴)、「MISTY」('91 池田敏春)など



手塚理美

本名=同じ 生年月日=1961年6月7 出身地=東京都太田区 初出演作=「サード」('78 東陽一)

 東京都立赤坂高校卒。'74年の中学時代にユニチカ・マスコットガールに選ばれ、"手塚さとみ"としてデビューする。'82年にはNHK「ハイカラさん」のヒロイン役オーディションに合格して主演。翌年にはTBS「ふぞろいの林檎たち」にも出演して人気を集める。
 映画では「ア・ホーマンス」('86 松田優作)、「リボルバー」('88 藤田敏八)などに出演している。'90年に俳優・真田広之と結婚したが、その後離婚



十朱幸代

本名=小倉幸子 生年月日=1942年11月23 出身地=東京市日本橋区小網町 初出演作=「惜春鳥」('59 木下恵介)

 俳優、十朱久雄の娘。中学生の時、テレビのクイズ番組に父とともに出演して芸能界デビュー。'58年にはNHK「バス通り裏」で岩下志麻らと共演して人気を集める。映画では「関の弥太っぺ」('63 山下耕作)でお小夜を好演するものの、軽い青春ものへの出演が多く、あまり注目を浴びることができずにテレビを中心とした活動にスイッチした。
 映画では他に「震える舌」('80 野村芳太郎)の破傷風に苦しむ少女の母、「花いちもんめ」('85 伊藤俊也)でボケ老人の千秋実を世話する嫁、「魚影の群れ」('83 相米慎二)、「櫂」('85 五社英雄)、「白い野望」('86 出目昌伸)など。現在は舞台での活躍がメイン


洞口依子

本名=同じ 生年月日=1965年3月18 出身地=東京都武蔵野市 初出演作=「ドレミファ娘の血は騒ぐ」('85 黒沢清)

 EPICソニー・スターメイキングコンテストに優勝して芸能界デビュー。出演作に「タンポポ」('85 伊丹十三)「マルサの女2」('88 同)など


遠野凪子

本名=青木秋美 生年月日=1979年11月22 出身地=神奈川県 初出演作=「花のズッコケ児童会長」('91 中島俊彦)

 小学生の時、フジテレビ「炎の旅路」で子役デビュー。「お引っ越し」('93 相米慎二)でサリーを演じた他、「おこげ」('92 中島丈博)、「NIGHT HEAD」('94 飯田譲治)などに出演している


十勝花子

本名=加藤恵子(旧姓・佐藤) 生年月日=1946年4月25 出身地=北海道帯広市 初出演作=「女番長・野良猫ロック」('73 長谷部安春)

 道立帯広三条高在学中、クラウンレコードの火曜コンクールで2位になり、歌手としてデビュー。しかし、芽が出ずコメディエンヌ路線に転向する。映画では「新幹線大爆破」('75 佐藤純彌)などに出演している


戸川純

本名=戸川順子 生年月日=1961年3月31 出身地=東京都新宿区 初出演作=「家族ゲーム」('83 森田芳光)

 関東学院大卒。小学3年の時に実妹の戸川京子とともに劇団ひまわりに所属。'82年、ロックグループ「ゲルニカ」、'87年「ヤプーズ」を結成。映画では「ウンタマギルー」('87 高峯剛)、「あふれる熱い涙」('92 田代廣孝)などに出演。「釣りバカ日誌」('88 栗山富夫)ではレギュラーも務めた


戸田菜穂

本名=同じ 生年月日=1974年3月13 出身地=広島県 初出演作=「夏の庭/The Friends」('94 相米慎二)

 '90年、ホリプロのオーディションでグランプリ受賞。NHK「ええにょぼ」('93)でヒロインを演じ、認知される。映画では子役たちの担任役を演じた「夏の庭/The Friends」、小嶺麗奈の姉役の「水の中の八月」('95 石井聰亙)、深津絵里の妹役の「(ハル)」('95 森田芳光)などがある


戸田春子

本名=同じ 生年月日=1908年5月28 出身地=栃木県 初出演作=「松竹梅」('27 ?)

 佐藤高等女学校卒。'27年日活、松竹、東宝、東映を渡り歩き、軽喜劇の名三枚目として活躍する。主な出演作は「ひめゆりの塔」('53 今井正)、「ここに泉あり」('55 同)、「米」('57 同)、「津軽じょんがら節」('73 斎藤耕一)など


轟夕起子

本名=西山都留子 生年月日=1917年9月11 出身地=東京市麻布区新堀町 初出演作=「宮本武蔵」('37 尾崎純)

 '31年、京都府立第二高等女学校を中退し、宝塚音楽歌劇団学校へ。芸名の名付け親は作曲家・山田耕筰。たちまち宝塚歌劇団のトップスターとなる。このころ、映画雑誌に常連として投稿していた。'37年、「宮本武蔵」を演じることになり、お通役を探していた片岡千恵蔵に半ば強引に引っ張られて日活に入社。「限りなき前進」('37 内田吐夢)などで明朗快活な役を巧みに演じる。
 しかし、その後は目の疾患や、恋人だったマキノ正博('40年に結婚)の一種異様な作品群に引きずり回されるなど、活躍の機会に恵まれなかった。戦前のその他の作品に「暢気眼鏡」('40 島耕二)、「姿三四郎」('43 黒澤明)、「ハナ子さん」('43 マキノ正博)などがある。戦後は「肉体の門」('48 マキノ正博)、「或る夜の出来事」('52 島耕二)、「女中っ子」('55 田坂具隆)など。'49年に島耕二と不倫関係に陥り、マキノと'50年に離婚、'53年に島と結婚したが、'65年にやはり離婚している。'67年死去。まだ49歳だった。


富田靖子

本名=冨田靖子 生年月日=1969年2月27 出身地=福岡県 初出演作=「アイコ十六歳」('83 今関あきよし)

 「アイコ十六歳」のオーディションに合格して映画デビュー。「さびしんぼう」('85 大林宣彦)で百合子と"さびしんぼう"の1人2役を好演し、一時は若手女優の筆頭に。この時に本名の冨田から"富田"に改名している。その他の出演作に「BU・SU」('87 市川準)、「ほんの5g」('88 太田圭)など


富永ユキ

本名=長谷川知香子 生年月日=1943年1月5 出身地=神奈川県川崎市 初出演作=「すずかけの散歩道」('59 堀川通弘)

 文化学院デザイン科卒。滝野川女子学園中学時代から米軍キャンプなどでジャズ、ロックを歌う。'59年、「すずかけの散歩道」の端役でデビュー。「愛と希望の街」('60 大島渚)では鳩を売る少年に同情を寄せる女子高生を演じた。その他の出演作に「太陽の墓場」('60 同)など


鳥越マリ

本名=鳥越孝子 生年月日=1965年3月16 出身地=福岡県 初出演作=「いとしのラハイナ」('83 栗山富夫)

 JAL沖縄キャンペーンガールに選ばれて芸能界入り。'83年からフジテレビ「オールナイト・フジ」の司会を務め、人気ものに。映画では「私をスキーに連れてって」('87 馬場康夫)、「木村家の人びと」('88 滝田洋二郎)、「宇宙の法則」('90 井筒和幸)などに出演している






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