Early Edition - アーリー・エディション- ★★
放送局: CBS
プレミア放送日: 9/28/96 (Sat) 21:00-22:00
製作: トライスター・テレヴィジョン/Tristar Television、CBSプロダクションズ/CBS Productions
制作総指揮: ボブ・ブラッシュ、リラー・マッカーシー、マイケル・ディナー
監督: マイケル・ディナー
脚本: イアン・エイブラムス、ボブ・ブラッシュ
撮影: レネ・オオハシ
編集: ランディ・ロバーツ
出演: カイル・チャンドラー(ゲイル)、フィッシャー・スティーヴンス(チャック)、シャネシア・デイヴィス(マリッサ)

物語: 株式仲買人のゲイリーは、妻にアパートを追い出されて以来ホテル住まいを余儀なくされる。ある日、部屋の前に朝刊が配達されているのを発見したゲイリーは、それがまだ起きていない事件について書かれていることに気づく。友人のチャックはその新聞を利用して大儲けできると提案するが、ゲイリーは、新聞に書かれている情報によって前もってアクシデントや悲劇が回避できることを察知する。ある朝、新聞に銀行襲撃の記事が載る。ゲイリーの同僚の盲目のマリッサは、今こそ行動を起こす時とゲイリーをけしかけるが‥‥

Early Edition すべての老人の友と陰口を叩かれることの多いネットワーク、CBSが放送する新番組。これから起こる事件が前もって書かれている早刷り版 (アーリー・エディション) を毎朝手にすることになった青年が、様々な事件を前もって?解決する活躍を描く。いや、本当にCBSだなあと思うのは、その新聞を手にした主人公ゲイリーが、それを人助けのために活用しようと決心する点。本当にこんな新聞が手に入るのなら、ゲイリーの友人チャックのように、やはり株やら競馬やらに投資して一山当てようと目論むのが人情というものだと思うのだが。もちろん善人主人公の活躍するこの番組は、それはそれでドラマになっているのだが、しかし、あまりにもヒューマニズム的な設定で、面白くないことはないのだが、私は、ちょっともういいわと思ってしまった。確かにご老人は、こういう後腐れのない、毒にも薬にもならないようなわた飴ドラマが好きかも知れないけどね。

これでCBSの土曜夜のラインナップは、8時から「ドクター・クイン」、9時「アーリー・エディション」、10時「ウォーカー・テキサス・レインジャー」と、完膚なきまでに視聴者層50歳以上の番組が並ぶ。30代以下で、このうちの一つでも見ている人は稀だろう。「アーリー・エディション」が編成される前は、この枠には昨シーズン、天使が人々を助けるという内容の「タッチド・バイ・エンジェル」が編成され、これまた老人に人気を博していた。多分「タッチド・バイ・エンジェル」の視聴者をそのまま受け継ぐことになると思われる「アーリー・エディション」は、きっとそこそこヒットするに違いない。

ハート・ウォーミングな物語というのは別にいいけどさ。やはりこんな後味が似たようなドラマが3時間も並ぶと、私なんかはタイトルを見ただけでげっぷが出てしまう。変に先入観があったおかげで、もしかしたら「アーリー・エディション」も結構見落とした長所があったんではという懸念もないことはないが、しかし、それでもこれは甘すぎるドラマである。見終わって、ちょっとほんわかした気持ちになって、翌日は綺麗さっぱり忘れている。TVにそういうものしか求めず、それで構わない人はそれでいいのかも知れないが、私はやっぱりパスだな。


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