
Charmed - チャームド - ★★1/2
放送局: WB
プレミア放送日: 10/7/98 (Wed) 21:00-22:00
製作: スペリング・テレヴィジョン Spelling Television
製作総指揮: コンスタンス・バージ、アーロン・スペリング、E. デューク・ヴィンセント
製作: レス・シェルドン
監督: ジョン・クレッチマー
クリエイター/脚本: コンスタンス・バージ
出演: シャネン・ドハーティ (プルー)、ホリー・マリー・コームス (パイパー)、アリッサ・ミラノ (フィービー)
物語: 美術館でキュレイターとして働くプルー・ハリウェルとシェフ見習いのパイパーはサンフランシスコの一軒家に住む姉妹。末っ子のフィービーは長女のプルーと折り合いが悪く、ニューヨークに行っていた。そのフィービーがニューヨークに見切りを付けて家に帰ってくることになったが、パイパーはそのことをプルーに切り出せないうちにフィービーが帰ってくる日になってしまう。案の定プルーとフィービーはすぐに衝突、険悪な空気が漂う。その夜、フィービーはウイージャ (西洋版こっくりさん) で遊んでいたところ、今はあかずの間となっている屋根裏部屋に何かあるというお告げがある。フィービーは暇なのをいいことに屋根裏部屋を探索、自分たちが魔女の家系であることを知る。最初は取り合わないプルーとパイパーだが、次第に不可思議なことが身の回りに起こり始める。一方、市内では魔術を使うとされる女性が何人も連続して殺されるという事件が起きており、魔の手は段々とハリウェル姉妹の周囲にまで伸びてきていた‥‥
98年度新シーズンの最も予想外のヒットとなった番組。「メルローズ・プレイス」、「ビバリーヒルズ青春白書」等の、いわゆるプライムタイム・ソープで知られるアーロン・スペリング製作によるコメディの要素を多く含んだ新ドラマ・シリーズである。魔女の家系に生まれ、自分たちも魔術が使えることを知った3人姉妹の活躍を描く。長女のプルーは念力の持ち主で、特に感情が昂ぶるとパワーを増す。次女のパイパーは自分以外の時間を止める能力を持ち、3女のフィービーは予知能力を持っている。この3人が力を合わせて、数々の困難に立ち向かったり、犯罪を解決する様を時にはシリアスに、時にはユーモアたっぷりに描く。
長女のプルーに扮するのは「ビバリーヒルズ青春白書」での男たちを手玉にとった悪女役で知られるシャネン・ドハーティ。ここでは、幼い妹たちが独り立ちするのを助けてきたしっかりものの長女を演じている。次女のパイパーに扮するのは、幾つものエミー賞をとったTVドラマ・シリーズ「ピケット・フェンス」に出演していたホリー・マリー・コームス。仲の悪いプルーとフィービーの間を取り持つキューピッド的な役柄を演じている。3女フィービーを演じるのは、アーノルド・シュワルツネッガーの娘を演じた「コマンドー (85)」で知られるアリッサ・ミラノ。アメリカではかつての人気シットコム「フーズ・ザ・ボス (Who's the Boss)」や「メルローズ・プレイス」のスターとしての方が知名度がある。
実はまたスペリング製作のプライムタイム・ソープかと斜に構えていたのだが、それなりに楽しんで見てしまった。金/欲望/裏切り/男と女というようなスペリング色が薄く、軽いコメディとなっていたためかと思われる。考えたら、スペリングはやはりWBで放送している完全なホーム・ドラマ「セヴンス・ヘヴン (Seventh Heaven)」も製作しているんだったよな、と改めて思い出した。どうもスペリングと聞くとプライムタイム・ソープと短絡していかん。もうちょっと虚心坦懐に作品を見なければ、とちょっと反省。実は今シーズン、WBが最も力を入れ、前評判が高かったのが「フェリシティの青春」なのだが、「チャームド 」はそれほど話題にもならなかったくせに「フェリシティの青春」よりも高い視聴率をとって業界をびっくりさせた。関係者も鼻が高いでしょう。
追記 (2001年5月):
3シーズンWBの中堅番組として頑張ってきた「チャームド」だが、ついにハリウェル姉妹の絆が破れる時が来た。もちろん、その原因は「ビバリーヒルズ青春白書」もわがままで降ろされたシャネン・ドハーティにある。なんでも今回は、仕切りたがりのドハーティとフィービー役のアリッサ・ミラノとの仲がこじれてきたことにあるらしい。ミラノが共演のブライアン・クラウスとべったりなのもドハーティを怒らせた一因だとか。結果、ドハーティが私をとるかミラノをとるかどっちかにしろと製作者に詰め寄り、製作者は性格もよく、皆から好かれているミラノをとり、ドハーティは番組を降りることになったのだとまことしやかに伝えられている。
それにしても、番組の中でもこの二人はあまりうまくいってないということになっていたが、実生活でもそうでしたか。この番組、始まる時もフィービー役が二転三転して電撃アリッサ・ミラノに決まったのも番組を製作するぎりぎりのタイミングだった。よくよくキャスティングには恵まれない番組である。というわけで、「チャームド」は新シーズンから長女プルーがまったく別人で登場することになる。それともどっか遠くへ行っちゃったとかで彼女なしで話が進むのだろうか。なんとなく新シーズンの「チャームド」が楽しみになってきた。
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