Dharma and Greg -ダーマ&グレッグ- ★★1/2
放送局: ABC
プレミア放送日: 9/24/97 (Wed) 20:30-21:00
製作: チャック・ローレ・プロダクションズ、4トゥ6プロダクションズ
製作総指揮: チャック・ローレ、ドティ・ダートランド、ブライアン・メダヴォイ
制作: ケヴィン・バーグ
監督: ジェイムズ・バロウズ
編集: ピーター・チェイコス
音楽: デニス・ブラウン
出演: ジェナ・エルフマン (ダーマ)、トマス・ギブソン (グレッグ)

物語: 元ヒッピーの両親のもと、自由に育てられたダーマは、ヨガの指導や犬の調教で生計を立てている。一方、ハーバードを卒業したエリート弁護士のグレッグは、上流階級に属する厳格な両親に育てられた。ある日幼い二人は地下鉄の構内ですれ違い、その時から幼いなりに運命的なものを感じる。しかし所属する階級の異なる二人の親同士はそうも行かず、成長して付き合いだすようになった二人の回りではまったくライフスタイルの両親親族が絡み、いつも揉め事が絶えないのだった‥‥

'Elfman & Gibson 「ダーマ&グレッグ」の主人公の一人、ダーマに扮するジェナ・エルフマンは、昨年短命に終わったABCのシットコム「タウニーズ (Townies)」で、主人公のモリー・リングウォルドの親友を演じて一躍注目された。「タウニーズ」は米国の小さな街に住む20代後半の女性のライフ・スタイルを面白おかしく描いたシットコムで、エルフマンはその中で実際にどこにでもいそうなやたら明るくて抜けている等身大の女性を演じ、多くの共感を得た。「タウニーズ」は視聴率不振を理由に僅か数エピソードでキャンセルされたが、エルフマンはこの時の好演がABC重役に目に止まり、彼女を主人公にしたシットコム「ダーマ&グレッグ」が企画された。リングウォルドは80年代の一時期ほとんど並ぶもののない大スターだったが、90年代に入りその神通力も薄れ、もはや彼女の人気だけではTV番組も持たなくなってしまった。人気稼業である俳優の非情さを痛感する。もう一人の主人公グレッグを演じるトマス・ギブソンは「シカゴ・ホープ」にレギュラー出演していた若手の有望株だが、この番組はエルフマンの魅力に多くを負っており、マスコミが彼女一人しかカヴァーしていないのを認めている。プロデューサーのチャック・ローレはこれまでに「ローザンヌ」、「グレイス・アンダー・ファイア」といった人気シットコムを手掛けているヒットメイカーである。

追記 (11/99)
ペアを主人公にしていながらもほとんどエルフマンばかりにスポットライトが当たっていた感のあった「ダーマ&グレッグ」であるが、一応それなりの視聴率を稼ぎ、ABCのラインナップに定着してからもそれは変わらず、エルフマンあってこその「ダーマ&グレッグ」であることを証明している。エルフマンはエミー賞やその他多くの何々賞の類いで司会やプレゼンターを務め、何かTVで特別番組があるとその度に目にするほどの人気女優となったが、かたやギブソンは相も変らず「ダーマ&グレッグ」の中か、エルフマンとコンビでしか目にする機会はなく、縁の下の力持ち的な存在から脱しきれずにいる。しかし実際に番組を見てみるとエルフマンあってこそというのが誰の目にも明らかであるため、それもしようがないか。この番組で一度非常に印象に残っているのが、あのNBCの最高最強シットコム「サインフェルド」の最終回と同じ日に放送された回である。「サインフェルド」の最終回は半年以上も前から発表されていたため、他ネットワークは一騎打ちを避けてその日の放送はほとんど再放送で間に合わせた。「ダーマ&グレッグ」はその裏をかき、“「サインフェルド」最終回見たさでほとんど人のいなくなった街”というシチュエイションでその回を構成してみせた。あれはアイディアだったなあ。出来はいまいちだったけど。


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