Joan of Arc -ジャンヌ・ダルク- ★★
放送局: CBS
放送日: 5/16 (Sun), 5/18/99 (Tue) 21:00-23:00
製作: アライアンス・アトランティス Alliance Atlantis
製作総指揮: エド・ガーノン、ピーター・サスマン
製作: ピーター・ブレイ
監督: クリスチャン・デュゲイ
脚本: マイケル・ミラー、ロナルド・パーカー
撮影: ピエール・ギル
編集: レイフ・ブランジェ
音楽: アッシャー・エッティンガー、トニー・コシネック
出演: リーリー・ソビエスキ (ジャンヌ・ダルク)、ジャクリーン・ビセット (イザベル・ダーク)、オリンピア・デュカキス (マザー・バベット)、マクシミリアン・シェル(ラマートル牧師)、ピーター・オトゥール (コショーン司教)、シャーリー・マクレーン (マダム・ド・ボールヴォワール)、ニール・パトリック・ハリス(シャルル王)

物語: 1412年。百年戦争で疲弊するフランスの田舎村ドムレミーでジャックとイザベルの間にジャンヌが生まれる。ジャンヌは幼い頃から教会で聖人の声を聞くが、それを胸に秘めたまま、盲のエミールと兄妹のようにして育つ。ジャンヌが16歳になった時、村は焼き打ちに遭い、エミールは燃え盛る火の中で命を失う。天に向かって号泣するジャンヌはその時、シャルル王に会えという声を聞く。自分がフランスを助けるのだという信念に導かれ、ジャンヌは領主ロベールに自分を王の元へ派遣してくれるよう請願に行く。尼僧のマザー・バベットと共に町で貧しい人々を助け、皆が協力して城壁を築き、迫り来る敵に対処しなければならないと説くジャンヌの訴えは、最初はロベールから嘲笑の対象になりながらも、段々と人々の間に浸透して行き、ついにロベールもジャンヌを無視できなくなる。ジャンヌはロベールから従者と共にシャルル王に面会に行く許可をもらうが、途中イギリスの黒騎士に襲われ、命からがらシノンの王宮に到着する。そこではシャルル王らがジャンヌの真贋を試そうと待ち構えていた‥‥

Joan of Arc 「ジョーン・オブ・アーク (Joan of Arc)」(英語読み。仏語でJoan D'Arc) はタイトルの通り、暗黒時代の15世紀フランスに現われた救世主、ジャンヌ・ダルクの生涯を描いたドラマである。この難役に挑んだのが、「ディープ・インパクト」、「25年目のキス」、今夏公開のキューブリックの遺作「アイズ・ワイド・シャット」と話題作への出演が立て続けのリーリー・ソビエスキ。16歳のソビエスキをキャスティングしたことで、今回初めてジャンヌ・ダルクが実際に同年齢の俳優によって演じられることになった。「アイズ・ワイド・シャット」のソビースキは妖精のような色気を漂わせていたが、ここでは清純な一途さというようなものを醸し出し、全然別人のよう。この演じ分けは、監督の力量 (特にキューブリック) をおいとくにしても大したもんだと思う。

その他、ピーター・オトゥール、ジャクリーン・ビセット、マクシミリアン・シェル、シャーリー・マクレーンと、重厚な俳優陣が脇を固めている。その中で、シャルル王に扮する「天才少年ドギー・ハウザー」のニール・パトリック・ハリスだけが、他の俳優陣と印象が違う。なんか、段々変な顔になってきているような気がするのは気のせいか。「スターシップ・トウルーパーズ」でもなんか、顔歪んできたなあと思ったが、なまじ幼い時に天才役なんかやっちまうと後が祟るのだろうか。

脚本は5年前からジャンヌ・ダルクの映像化を考えていたマイケル・ミラー。特に宗教裁判の場面では当時の記録に当たり、できるだけ史実に忠実な再現を試みている。中世の暗い雰囲気を醸し出す撮影は、99年秋からTVシリーズ「The Secret Adventures of Jules Verne」の放送が始まるピエール・ギル。監督は「スキャナーズ2」、「スキャナーズ3」のクリスチャン・デュゲイ、歴史もので大きな役割を占める美術には98年のミニ・シリーズ「Creature」のマイケル・ジョイ、衣装のジョン・ヘイ (「ショート・カッツ 」) は延べ2,500着に上る衣装を手配した。ソビエスキを始め、ミラー、デュゲイ等主要関係者の多くはフランス系である。撮影はプラハでほぼ3か月にわたって行なわれた。

大作であるということは認めるが、たるい。4時間である。意を決して劇場で見るならともかく、TVの前で4時間もずっと真面目につきあう奴がいったいどのくらいいるのやら。と思っていたら案外視聴率はよく、CBSは大いに気をよくしたのだった。本当によくわからん。アメリカ人て暇なやつは本当に暇なのだ。


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