Merlin -エクスカリバー 聖剣伝説- ★★
放送局: NBC
プレミア放送日: 4/26/98 (Sun) 、4/27/98 (Mon) 21:00-23:00
製作: ホールマーク・エンタテインメント、NBCエンタテインメント
製作総指揮: ロバート・ハルミSr.
製作: ダイソン・ラヴェル
監督: スティーヴ・バロン
撮影: セルゲイ・コズロフ
編集: コリン・グリーン
音楽: トレヴァー・ジョーンズ
出演: サム・ニール (マーリン)、イザベラ・ロッセリーニ (ニミュー)、ミランダ・リチャードソン (マブ女王)、マーティン・ショート (フリック)、ルトガー・ハウアー (ヴォーティジャーン侯)、ヘレナ・ボナム・カーター (モーガン・ル・フェイ)、ジョン・ギールグッド (コンスタント王)、ジェイムス・アール・ジョーンズ (山の王)

物語: 英国の伝説の時代。魔術使いのマブ女王によって想像されたマーリンは、すくすくと成長する。流砂に巻き込まれようとしていたニミューを助けたマーリンは、これを契機に自分の力を悟り、変身能力を持つフリックの手ほどきを受けて魔術を習得する。マーリンとニミューは恋に落ちるが、マブ女王の魔術によりニミューはドラゴンの吹く炎によって焼かれてしまう。その後マーリンはマブ女王の妹、湖の精から妖剣エクスキャリバーを手渡され、若いアーサー王を教育する役目を請け負う。成長したアーサーはモーガン・ル・フェイに誘惑され息子を儲けるが、結局グィネヴィアと結婚し、聖杯(ホーリー・グレイル)を探す旅に出る。しかし彼が長い間国を留守にしている間に、王国の秩序は混乱を極めてしまっていた‥‥

Merlin 「ガリバー旅行記」、 「オデッセイ」、「モビー・ディック」等、現在のアメリカのオリジナル映画/ミニ・シリーズ界になくてはならないプロデューサー、ロバート・ハルミSr.製作の最新ミニ・シリーズ。英国のアーサー王伝説を魔法使いマーリンの視点から描いた番組である。当然マーリンが使う数々の魔法がこの番組の見どころとなっており、全編で500シーン以上におよぶSFXを「セサミストリート」、「ダーク・クリスタル」や「ラビリンス 魔王の迷宮」、「ロスト・イン・スペース」等の特殊効果で名高いジム・ヘンソンズ・クリーチャー・ショップや、「オデッセイ」のフレイムストアが担当している。製作費は3,000万ドル。監督のスティーヴ・バロンは「ティーンエイジ・ニンジャ・タートルズ」や「コーンヘッズ」といった子供/家族向け映画を専門に演出している。撮影は「オデッセイ」のセルゲイ・コズロフ、音楽は「ラスト・オブ・モヒカン」、「クリフハンガー」等、壮大な叙事詩/アクションものを得意とするトレヴァー・ジョーンズが担当している。

主人公のマーリンに扮するのは、「ジュラシック・パーク」のサム・ニール。この人はよくも悪くもあまり本人の色がない。「ジュラシック・パーク」みたいに監督の色が濃厚に出る映画を撮る人に好まれるのもわかるような気がする。この番組に限っては‥‥うーん、私はあまり感心しなかった。この番組は基本的にマーリンの成長物語なのだが、やはり出ずっぱりの主人公に感情移入できなければ4時間は長い。マーリンの恋人のニミューを演じるのは「ブルー・ベルベット」のイザベラ・ロッセリーニ。綺麗な人なのだが流石にもう若作りは無理か。変身能力を持つ、マブ女王の忠実な下僕に「マーズ・アタック!」のマーティン・ショート。この人は年寄りなのか若いのかよくわからない容貌を利用してコミック・リリーフのような役柄が多いのだが、この番組では最もはまっていた。腹黒いモーガン・ル・フェイには「フランケンシュタイン」のヘレナ・ボナム・カーター。怪演というのがぴったりで、文芸ドラマばっかりやっていると、こういう役で息抜きがしたくなるように見える。関係ないが、キャリアの上ではまったくマイナスになるとしか思えない汚れ役をやりたがるブラッド・ピットを思い出してしまった。マブ女王と湖の精の2役には「ダメージ」のミランダ・リチャードソンが扮している。その他、ルトガー・ハウアー (「ブレードランナー」)、ジェイムズ・アール・ジョーンズ (「フィールド・オブ・ドリームス」)、ジョン・ギールグッド (「プロスペローの本」) といった実力派が客演している。


HOME