Who Wants to Be a Millionaire -フー・ウォンツ・トゥ・ビー・ア・ミリオネア- ★★
放送局: ABC
プレミア放送日: 8/16/99 (Mon) 20:30-21:00
製作: セラドーラル/ヴァリークレスト・プロダクションズ
司会: レジス・フィルビン

内容: スタジオに集められた数人の最終挑戦者が、番組ホストのレジス・フィルビンと一対一で向かい合いながら、彼が出題する15問の質問に挑戦する。賞金は一問正答する毎に上がっていき、問題もその分難しくなる。最高賞金はもちろん100万ドル。一問でも誤答すれば挑戦者はその場で失格となる。

Who Wants to Be a Millionaire 「百万長者になりたいのは誰?」なんてふざけた番組名で始まったこのゲーム・ショウは、99年のアメリカのTV界を根底から揺り動かす超ヒット番組となった。もともとイギリスでヒットしたクイズ番組のフォーマットを移植して製作した二番煎じ番組なのだが、この番組がTV界のみならずアメリカ全体に与えた衝撃は測り知れない。映画「クイズ・ショウ」でも描かれたが、アメリカでは一時TVでクイズ番組が全盛の時代があった。現在でもシンジケーションで「ジェパディ (Jeopardy)」、「ホイール・オブ・フォーチュン (Wheel of Fortune)」なんて長寿クイズ番組が今もやっているが、実質上クイズ番組は死に絶えたというのが業界の一致した認識だったのだ。

ところが、ABCがまずはものの試しとして製作/放映した「フー・ウォンツ・トゥ・ビー・ア・ミリオネア」は、プレミアから誰もが驚くスーパー高視聴率、この上を行く視聴率を獲るのは「E.R.」と「フレンズ」しかないという人気番組に一夜でなってしまった。これが驚かないでいられるか。特に大したこともないただのクイズ番組なのである。90年代末期的特徴といえば、優勝賞金が100万ドル=約1億円という宝くじ的な高額に設定されていることくらいか。後は本当に番組だけを見れば大したことないのである。

しかし、これがなぜか受けたんだなあ。確かに「ジェパディ」と「ホイール・オブ・フォーチュン」のしぶとい長寿ぶりを見れば、ダイ・ハードのクイズ番組ファンがいるというのは容易に想像できたが、こんなにいたとは。司会のレジス・フィルビンは朝のトーク番組のホストで知られているパーソナリティだが、彼が解答者に毎回訊ねる「これがあなたの最終の答えですか? (Is this your final answer?) 」という決まり文句は、あっという間に流行語になってしまった。番組中何度も何度も訊くので、こちらも嫌でも覚えてしまう。この間も知人と話していて、つい、思わず「Is this your...」と言いかけて、こんなセリフ口にするものかと途中で慌てて口を閉ざしたのだが、彼は、わかってるって、という感じでにやりとするものだから余計頭に来た。ばかやろー、言いたくて言ってるんじゃないや。早くこの番組の嵐が過ぎ去るのを待つばかりです。


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