八ヶ岳


              私は冬の八ヶ岳が好きだ。北八つのピラタスロープ−ウエイから登山道にすこし入ったら、               そこから幻想的な世界が始まる。 とにかく静かな世界なのだ!                              何年前だろうか?12月末のある日               美濃戸口に車を停車し山行きの準備、この時は心がおどる。気持ち良いものだ。               なだらかな登山道を行者小屋目指して登りだす。左手には長年愛用の「カジタのピッケル」が、               この道で使わないのだがいつもの癖で、ないと落ち着かないのだ。北沢南沢の分岐から               南沢に入る。私は南沢の森の中の沢道が好きである。いろいろな動物の足跡があり「面白い!」               ウサギやリス、その外にカモシカもいるそうだ。                              この沢道でよく新聞配達の若者に会うことが多い。彼らはいつも長靴である。               その長靴で歩く音が独特で、荷物多くのろのろ歩く私を追い越していく。私も直感で新聞配達の               若者だと背後から聞こえる長靴の音で分かっているので道をゆずる、歩きの早さにしばし見とれながら               また歩き出すのである。(この南沢の沢道で2〜3回は新聞配達の若者に会っている。私の山行きの               時間帯がその若者の時間帯と合っているのだろう?)                              沢道が平らな平地になれば行者小屋は近い。肩にくいこむザックの荷重も気にならなくなり               南八つの主峰「赤岳」が顔をあげる、最高の一瞬である。  ムムム・・・横岳もである。
 

    横岳〜硫黄だけ方面を望む    横岳・硫黄岳   横岳 大同心・小同心   南八つから見た天狗岳

 
木々の間から「赤岳」    主峰赤岳(行者小屋から)   赤岳 夕景     硫黄岳火口壁


 横岳岩壁      赤岳山頂を望む       赤岳西壁          横岳残雪

          阿弥陀岳雄姿       八ヶ岳行者小屋からの夕暮れ
     

北アルプス

             今考えると、確か初めての山行きは、上高地から入山し涸沢〜穂高縦走〜岳沢のパノラマコースだった。 
             私は先輩の推薦するニッカズボンや登山靴をショップで購入し、山のことなんか何にもわからないうちに  
             「山に行くか〜」といわれて連れて行かれた感じがする。・・・・・・・・それが私の登山の始まりである。

             上高地で準備を整え入山開始、歩き始めてから、いろいろな山での常識等を先輩に少しずつ教えて頂いた。              6時間ほど歩き涸沢へ、そして初めて体験する「車のいないキャンプサイト!」・・・・・・・・              これが本当の自然かと勝手に納得する。                          翌日はいよいよ「穂高〜パノラマコース」の始まりである。 足の運びのままならない私に先輩が注意する。              一歩一歩、浮石を確認しながら「あせらない、あせらない」である。 体もなんとか薄い気圧になれてくる。               北穂高の稜線に出て目に飛び込んでくる槍ヶ岳、そして北穂高山荘で一服!              「北穂高山荘のクラッシック音楽は何とも心地よい気分にさせてくれる」              本当にコーヒーを飲みながらゆったり心と体を休めることができる場所である。              だから今でもこの山荘は私のお気に入り(お勧め)である。涸沢岳から奥穂高山荘に到着一日が終了する。              (教訓:カメラマンにはなかなか難しい事だが、ザックは細身の物がよい!険しい岩肌を通るときに              サイドバックが岩に引っかかるのは、大変疲労を招くからだ。重量物を運搬する私にとってザックの              工夫は山行きの安全につながるのだ)                         奥穂高から前穂山頂へ。 最後の360度のパノラマ、素晴らしい景色を堪能して岳沢へのくだりになる。              岳沢は静かでよいところで、沢の音を聞きながらの水割りは最高である。トイレもきれいで是非一泊は              のんびり岳沢でである。。。。。。。。。。。              なんやかんやで山行きから帰った私を「また山に行こう!」と病みつきにさせたことは言うまでもない。              私のはじめての山行きが「自分にとってとても新鮮」に感じたのだ。              今ごろになって思うのだが先輩に感謝である。


   殺生小屋からの槍      燕山荘付近の稜線より槍を望む      初夏の燕岳             


    

       前穂高の雄姿          残雪の焼岳      北鎌尾根とやりを望む