「十二人の優しい日本人」
(’91年)日本

監督:中原俊
原作:三谷幸喜
製作:岡田裕
企画:成田尚哉 じんのひろあき
プロデューサー:笹岡幸三郎 垂水保貴
助監督:上山勝
脚本:三谷幸喜と東京サンシャインボーイズ
撮影:高間賢治
音楽:エリザベータ・ステファンスカ
美術:稲垣尚夫
照明:磯貝幸男
編集:冨田功 冨田伸子
出演:塩見三省 相島一之 上田耕一 二瓶鮫一 中村まり子 大河内浩 梶原善 山下容莉枝 村松克己 林美智子 豊川悦司 加藤善博

ビデオ=廃盤

99年1月2日onTV
 今や超売れっ子の脚本家・三谷幸喜原作の舞台を映画化した作品。もし日本に陪審員制度があったらどうなるだろう?無作為に集められた12人の陪審員が夫をトラックに突き飛ばして死なせてしまった21才の美人妻の有罪・無罪を審議し始める。初めの挙手で全員が無罪を支持するが一人が有罪に転じて長い長い論議が続いていく。

 舞台となる場所が一つの会議室と廊下、便所だけというのはいかにも舞台劇だなぁという感じがした。演じている役者のみなさんは今やテレビでも大活躍していますが、この当時は舞台がメインだったのではないかと思います。とにかく演技が巧いです。12人の陪審員全員の性格、主張をスキなく書き上げた三谷幸喜も凄いが演じきった役者も偉い。ああ、こういう人いるよなぁ、と何度も思ってしまいました。鋭い人間観察に笑わされたと思えばシリアスなミステリーの楽しみもある。初めは無罪だと主張した人が有罪だと言ったり、事件の新しい側面が見えてきたり、オイオイ検察官よ、弁護士よ、それくらい調べなかったのか?と思うところもありますが、コメディとミステリーのミックスは三谷氏のお得意で非常に楽しめました。古畑任三郎がお好きな方には是非お薦めします。モーツァルトの音楽も良くマッチしていました。

感動    
人間観察眼
推理
音楽  

総合:78

つ て な に ぬ ね の