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●キムは今・・・


[2006年夏 怒涛の8月]

2006.10.01. update


「怒涛の8月」

 11日にイタリアから帰国後、13日からは9月の「禁色」ツアーリハ、その翌週は埼玉での中村恩恵さん企画のワークショップと公演、横浜ZAIMでのイベント、そして28日から9月2日まで京都造形芸大でワークショップ、でもって8日からは「禁色」でリヨン、デュッセルドルフを回るという、久々の忙しい日々。



「中村恩恵と仲間たち」

 中村恩恵さんは、踊りを拝見したこともお会いしたこともなく、NDTで踊っていたということしか知らず、それが4月ころ突然メールをいただいて「夏に東京でいろんなダンサーを集めてちょっとしたセッションをやりたい」というお話だった。今の僕の心境を伝え、半分遊びの気分でもいいですか?という心づもりを了解していただいて、参加することになった。
 根本テーマに即興があったらしく、ワークショップも本番も決まりごとはほとんどなかったので、半分安心半分期待外れ。好きなようにやれた、という点では楽しかったが、これまでの伊藤キムと何も変わらないのが、なんというか、もの足りない。ただ、あまり関わりのなかった人たちと知り合えたのはとてもよかった。



「子供とZAIM」

 横浜スタジアムのそばに、旧関東財務局の建物があり、今は横浜市芸術文化振興財団の管理下で、小さなギャラリーやらライブハウスやら若い芸術家がアトリエとして借りるやら、アート関係のもろもろが行われている。ZAIM、つまり財務である。8月末にそこで行われた、子供向けイベントに関わった。
 事の経緯を。
 実は昨年、府中から横浜に引っ越したのだが、旅行から帰国後、横浜の財団でアーティストを学校に派遣する企画があるのを知り、何かお手伝いができないかと話をしてみた。すると「夏にZAIMで子供関連のイベントを考えているがまだ企画が決まっていない」ということだったので、僕が企画立案を申し出た。
 ダンスには興味がない、とあちこちで宣言しているが、その代わりに教育・人作りに興味が沸いてきた。まずは地元に関わりを持たねばと考え、この財団に連絡を取ってみたのだ。
 24、25日の二日間昼過ぎから夕方まで、造形作家、仮面製作、似顔絵作家、CGアーティスト、落語家、ダンサー、パペット作り、邦楽家、ジャズミュージシャンといった人たちが建物の各部屋に陣取り、やってきた親子連れが好きなものを好きな時に見て、その場で実際に体験もできるという内容。また両日とも最後の1時間は「水と油」の小野寺さんにワークショップをやってもらった。加えて木佐貫邦子さんにお願いして、彼女の教えている桜美林大学の学生たち6人を集め「横浜探偵団」を結成し、僕が小パフォーマンスを作ったり、建物のあちこちを怪しく動き回ってもらったりした。
 財団は事業としてアーティストを学校に派遣するプログラムを持っているが、学校組織というのは保守的で外部の情報がなかなか伝わらず、せっかく子供のためになるいいプログラムがあってもそれが浸透していかない。ならばまずはその事業のプロモーションをやろう、というのがこの企画の意図だ。
 やってきたのは小学校低学年がほとんどだった。子供や親たちにはとても好評だったようで、僕は各部屋周辺をうろうろしていただけだったが、なかなか楽しかった。終了後のアンケートには「子供たちが楽しそうでよかった。もっと長くやって欲しかった」「いい内容なのにあまり宣伝されていないのが残念」といった親の意見が多くあった。  なんでもそうだが、一発屋で終わってはいけない。この試みがいい結果を生むかどうかは、今後の展開次第だ。継続は力なり。



「久々のキム稽古」

 いやぁもうね、首がね、腰がね、足の裏がね、大変ですわ。京都造形芸大、8月28日から9月2日まで6日間、10時から17時まで(昼休み1時間、午後休憩15分を挟む)、伝統的にハードといわれる「キム稽古」が行われた。全部で18人の若者に混じって調子に乗ってやっていたら、経験したことのない痛みがあちこちに。旅行を挟んだブランク、そして年齢。なにせ来年は厄年なのだ。
 それはそうと、最初はつたなさのあった学生たちが日を追うごとによくなっていき、やはり若さは吸収の早さだと感心。こういうのを見ると、やりがいを感じる。ZAIMでもそうだったが、子供や若い人たちが楽しんで伸びていくのを目の当たりにしたり、それに関わったりできるのは、実に嬉しい楽しい。
 でもって京都という場所の、環境の良さは、僕を大いに引き付る。あのゆったり感は、何かにじっくり取り組むには最適だ。


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