ネット関連映画とドラマ

パソコンを利用してインターネット。
そして映画ファン。
これを見ている皆さんはきっとそうだと思います。

このコーナーではネットを題材にした作品をご紹介します。

(お願い)
「空と海を越えて」の問い合わせが多数ありますが、かなり前の作品の為に当方に現存するビデオはございません。
当サイトでは誠意を持ってメール対応にあたっておりましたが、きりがないので問い合わせはご遠慮ください。
今後は「海と空を越えて」の質問メールにはお答えできません。
ご了承ください。

1,空と海を越えて
2,ハル
3,ユーガットメール


:空と海を越えて: 後藤久美子、加藤茶、荻野目慶子(平成元年)



私はシスオペの”ちくりん”と申します。
本名は”ももこ”といい、62才のおばあちゃんです。
と、いうのはうそで16才のピチピチ女子高生です。と、ギャグをかましたくなってしまいます。

もともとはパソコンの普及とパソコン通信の良さを宣伝する3時間のドラマです。
初心者やこれからインターネットを始める人にはとても良い内容です。
いちいちパソコン用語の解説がでてくるので、とてもよく理解できます。

もっともある程度精通している人の方がさらに理解しやすいでしょう。
なんと言っても終わったあとの後味が良いのです。
きっとこれを観たらインターネットの良さを教える為に、他の人にも見せてあげたくなりますよ。

平成元年の制作ですのでまだインターネットとかウィンドウズとかでなく、DOS画面のパソ通です。
最近のパソコン画面に見慣れた人には少々違和感があるかもしれませんが。(ハルもそうですが)
このドラマを何人の人が覚えているか知りませんが、レンタルでもあるかは存じません。

少なくともネット恋愛をテーマにした「ハル」と違って男性でもネット経験者なら気に入るはず。
ラストが良いんですよ、ラストが。最後に出会うわけでもなくすれ違うのです。
実際チャットとかメールとかの友だちとは、ひょっとしたらどこかですれ違っているかも知れませんね。


:ストーリー:

このドラマでは主人公が2人います。
高校1年生の後藤久美子と中学教師の加藤茶です。
この2人は最後になって初めて関わっていきます。

40代の独身教師の加藤茶のアパートに妹の荻野目敬子がパソコンを持って転がりこみます。
加藤はパソコンに少なからず興味があるので同僚の中原理恵にいろいろ教わることにしました。
少し知識を得た加藤は、妹のパソコンを使って妹へのメールを読んでしまいます。

そこには青森の”カウボーイ”尾美としのりから「愛している」とのメールが・・。
怒った加藤は掲示板に「妹に手を出すな!」と書き込んで、ネット仲間より反撃されます。
シスオペの”ももこ”に呼び出されて本名と62才であることを知りますが、彼女は本名等公開します。

新幹線の車内にてノートパソコンと公衆電話をカプラで受話器に接続するシーンは驚きです。(尾美)
一方、後藤久美子達は天体観測のグループ(子供10人くらい)と沖縄にキャンプしに行きます。


ラジオ局で生島ひろしの番組のバイトをしている荻野目は鳥の声のテープを駄目にしてしまいます。
放送日が迫っていて、どこにもテープがないので慌てますが掲示板に書き込んで協力を依頼します。
するとネット仲間の”ドク”古尾谷雅人が所有していると連絡が入ります。

テープを借りに行った荻野目はドクが車椅子の生活であることを知ります。
ネット仲間に救われた彼女はオフ会の提案をします。
しかし、ただ一人”あきら”だけはネットのみのつき合いだからと拒否します。

ゴクミ達は石垣島付近の無人島で楽しんでいましたが、ゴクミ以外全員が食中毒になってしまいます。
電話は昼間にボール遊びをしていた悪がきの為に使えません。ゴクミ、ピーンチ!
しかーし、ただの女子高生とは思えない手さばきで電話線を直結してチャットに乱入を試みます。

当然どこのチャットでもチャット荒らし程度にしか思われず、全く相手にされません。
ですが”芭蕉ネット”つまり荻野目が参加しているチャットにアクセスします。
加藤の教え子もゴクミのグループに参加していることを知り、石垣島のBBSに書き込みします。

偶然この書き込みを観た漁師の高島兄は病院に連絡しますが相手にされません。
やむなく社会党員で開業医のレオナルド熊をたたき起こし、翌朝に救出に向かいます。
ただの食中毒ではなく、ボツリヌス菌による中毒であると判明します。

ですが国内のA〜F型と違いG型のようです。48時間以内に血清を打たないと死んでしまいます。
一方それを聞いたドクは海外のネット仲間に血清を頼みます。英語のできるアキラを呼んで・・。
加藤はアキラの正体を理解していました。そうです、英語教師の同僚、中原理恵だったのです。

パリにあった血清はネットを通じて協力してくれた外人と気の毒な観光客によって無事に日本に届きます。
全員達成感があります。ネットって素晴らしい!加藤と中原の大人の友情(愛)も素敵です。

物語は以上です。パソ通の教本ビデオみたいですが、とても良い作品です。
加藤とゴクミは結局最後に出勤途中(通学中)すれ違うだけです。
あれだけ協力して子供たちを救った2人ですが、顔は知らないのです。

このラストの泣かせる演出に2重丸差し上げたい!!
こんなに都合よく行く訳はないのですが、観て良かったと素直に感じさせるドラマでありました。
しょせんは相手の顔も名前も分からないネットの世界。心だけでも繋がっていたいものですね。





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