New Orleans

New Orleans(以下N.O)は楽しい街だ。ぼくは今までに三回ここを訪れている。それぐらいぼくはこの街が大好きだ。音楽が好きな人はもちろん、そうでないひとでも絶対楽しめるはず。N.Oのダウンタウンはフレンチクオーターと呼ばれ、ここで多くのことを楽しむことができる。フレンチクオーターは昔のダウンタウンで、今本当の意味で活躍しているダウンタウンはCanal Streetの向こう側にある。Canal Streetを境にしてN.Oの雰囲気はがらっと変わる。簡単に言えばフレンチクオーターは昔ながらの建物が多く、Canal Streetの向こう側はものすごく近代的な建物がおおく、ビジネス街になっている。観光で行くならもちろんフレンチクオーターの方が楽しい。

N.Oは南部の中の南部で一番南にある。地図はここ。緯度も低いので、冬でも比較的あったかい。日本の屋久島と同じ緯度。日本人にはどうってことはないが、N.Oは高温多湿である。アメリカではめづらしいほど湿気が多い。だから欧米の湿気の少ないところからくるひとにはかなりつらいらしい。ホテルで出会ったフランス人観光客のひとは苦しんでた。そのため夏の観光客は少ない。だからホテルは宿代を夏場は下げている。今まで三月、五月、九月に行ったがどの季節もめちゃくちゃ蒸し暑く、昼間は炎天下で観光してたか、屋内にいたか、日陰でくつろぐか昼寝してた。とにかく暑い。

N.Oは昼夜問わず、とてもにぎやかでたのしい。どこからともなく音楽(カントリー、フォーク、ジャズ、ディキシー音楽、ブルース、ブルーグラスなど)が聞こえてくる。現地の人は「悩みはないのかい」といいたくなるほど、たのしそうに生きている。それもそのはずで、古くからこの街のモットーとして「Let the good times roll!」(楽しい時をすごそう)という言葉がある。みんなそのままでした。ぼくは悩んだりすると決まってここの情景を思い出す。ここに住んでたら絶対鬱にはならないだらうな。英語がうまくしゃべれたら一日中笑ってすごせる。

N.Oはアメリカだけでなく世界各地から観光客がおしよせてくる。だから年がら年中どんちゃん騒ぎとちがうかな。だから、フレンチクオーターでは現地の人と出会うより観光客と接することが多いのは残念である。時間があれば郊外に出て普段着のN.Oを見るのをお勧めする。ぼくはフレンチクオーターも好きだがこういう普段着のN.Oも同じぐらい好き。ストリートカーに乗ってアップタウンに行くのはとても楽しい。ちょっと外に出ればそこは普通の住宅街が連なってる。その先には大学が二つもあり学生がたくさんいる。大きな公園もあるし、動物園もある。そして、道中には小学校も中学校もある。若者もいればお年寄りもいる。見ているだけでもたのしいが、実際降りて散策するのをおすすめする。いろんなものが見えておもしろい。人のふれあいも感じられる。ぼくは地元住民のふりして行動するのがたのしかった。みんなとってもやさしい。「サザンホスピタリティー」を肌で感じることができる。

でもN.Oといえばやっぱりフレンチクオーター。なかでもやっぱりバーボンストリートはたまらなくいい。ライブハウス、クラブがいっぱい連なっている。夕方ぐらいからぼちぼち音が出始めて、いい感じになるのは夜の九時ぐらいからだな。もうそのころになると、人でいっぱいになってる。天神祭りとか祇園祭みたいに、通りが人でごった返す。みんな大きいからぶつからんよう注意して歩こう。しかも、みんな酔っ払ってるので要注意です。でも、一ブロックごとに警官がいるので、安心はできる。すべてのライブハウスやクラブのドアは開けっ放しになっているので、あっちこっちから音楽が聞こえてくる。うるさいぐらいです。いっぱい店はあるけど、聞こえてくるから視聴できるし、ほとんどの店は覗けるのでバンドの人も見れるから自分にあった店へ入れる。いっぱい店はあるけどぼくの本音はあんまり自分の好みの音楽と店構えがいいところは少ない。そんななかでも、二回目に訪れた時の話なんだが、もう気に入ったお店がなかったのでバーボンストリートを通ってホテルへ帰ろうとしたその時、ぼくの耳にかっこいいロックなスライドギターが雑踏の中から聞こえてきた。その音に吸い寄せられるようにぼくはそのお店に入った。そこは店構えも客もバンドもその音楽もよかった。百点満点でした。今思うけど、よくあの雑踏の中であんな遠くの店のギターが聞こえてきたなっと思う。不思議でしかたがない。ぼくはそのお店が一番好きだ。今なら迷わずそこへいく。

そのお店はすごくこじんまりしてて、ステージも何十センチしかないかわいいステージだった。客とバンドがものすごく近くて客もバンドに溶け込めるそんないかした空間だった。やっていた音楽もぼくの好きなStonesとかStonesが好きなBlues、Beatles,CCR,Jimi Hendrix,Blues Brothersなどのロックをやっていた。ほかのだいたいのお店はしっかりしたステージがあって音響、照明があり、テーブルがあって、言うならばコンサート、showって感じでいわゆる見せものだったのがぼくは気に入らなかった。やっている音楽もいまいちでいかにもっていうのが嫌だった。でも、唯一このお店だけがちがった。それを感じていたのはぼくだけではなかった。なぜなら同じような人たちがここに集まるからである。なぜかStones好きのひとばかりが。ぼくはバーボンストリートへ行く時は必ずStonesのTシャツを着ていくのだが、同じようにStonesのTシャツを着ているひとが多かった。その人たちとは言葉はうまく通じないが不思議と友達になれた。そのひとたちはいろんな国から来ていた。フランス、イギリス、ベルギー、ポーランド、オランダから来ていた。ぼくだけ英語がしゃべれなかったので、さみしい想いをしたがみんなやさしくしてくれた。やさしいフランスの人はみんなの会話を簡単な英語で略してくれたりもした。そこで、面白かったのはそのフランスの人がVoo Doo Loungeの時のツアーTシャツを着ていたのだが、そのTシャツの後ろにはStonesが訪れた街が書いてあって、みんなそれぞれ行った場所を指差して自慢しあったことが愉快であった。言葉、国が違えどもStones、ロックを愛する気持ちは一緒なんだと思った。そしてその時生まれて始めてStonesは地球規模のバンドだと肌で感じることができた。ぼくはこのお店ですごいいい体験をした。それはここ

ぼくのN.Oでの観光の最初は昼前に起きて(夜中までバーボンストリートにいるから)、ブランチを食べにCafe Du Mondeへ行く。ここのベニエ(ドーナツ)とコーヒーを食べに行く。これが最高にうまい。これだけで130年続くのがわかる。その後、ミシシッピー川のほとりに行ってゆっくりする。そして、ミシシッピー川を見ながらボーっとする。これが気持ちいい。ぼくはほんとうによくミシシッピー川のほとりのベンチによく行く。フレンチクオーターを歩き疲れるとミシシッピー川のほとりに行き、またどこかへ行って疲れるとまたミシシッピー川のほとりに行く。ミシシッピー川を見ながらボーっとするのが好き。全然あきない。ここで過ごす時間が一番長いかも。

フレンチクオーター内にある警察には原付があった。ヤマハのJOG。これにはびっくりした。これが一番便利で一番速いよな。よく考えたもんだ。アメリカで原付って売ってんのかな?ここ以外で見たことはない。

N.Oはフランス、スペインの植民地であったから、ヨーロッパにいる気分にもなる。建物がそのなごりを強く感じるよな。建物は100年以上建ってるなんて当たり前やもんね。古いよな。街の景観はすてき。

N.Oの食事はおいしい。南部の食事はおいしい。なかでも、ガンボやジャンバラヤは有名。とてもおいしい。店によって味は少し違うが基本的な味はいっしょ。あと、なまず料理、ザリガニ、カキもおいしくて有名。食に困ることはないが、欠点としてはお気軽に入れるレストランが少ないということ。N.Oに来る観光客は年配の人が多く、若い子はその子供、孫だったりするのでお金をもっているひとが多い。だから格式張ったレストランが多い。貧乏旅行をしているぼくにとっては痛い。ジーパンにTシャツでは入りづらい。だから有名なレストランは一件しか行ったことがない。その経験は最悪だった。だからカジュアルレストランか郊外の学生がよく行くレストランかファーストフードになってしまう。やっぱりお金の節約のためにはどうしてもファーストフードの回数が多くなる。N.Oではよくウェンディーズに行った。N.Oのマクドナルドとバーガーキングはやばい。あやしそうな人がいっぱいいるので行かない方がいい。客もものすごく少ない。実際行ったことあるけど、ちょっかいだされたり、店のごみ箱あさる人がいた。行かない方が身のためだ。その点ウェンディーズは安心。あやしい人がいれば店員さんが追い出してくれるし、みんなマナーがいい。サービスも味も一番いいしね。いちばんはやってる。
 
 

戻る