7月31日(月)
2日間の撮影を終えた翌日は、やっぱり身体中が痛い。無茶なアングルばかりで撮影しているからこうなるんでしょうか。左脚の激痛はいっこうに消えることなく、歩いたり階段の上り下りの度にビッコをひいてます。撮影中は全然へいきなんですが、気力の問題なのでしょうか。”玉木屋”の片付けを今度こそ早めにやっておこうと思いながらも、明日でいいかなと思ってしまう今日この頃です。
7月30日(日)
撮影が出来る興奮の為か、あまり寝ていないにも係わらず、朝早くから目が覚めます。午前10時集合にはいち早く準備万端整えて、皆さまをお待ち申し上げておりました。本日の降雨確率70%で早朝には走り雨が降ったのですが、お昼前には快晴です。日頃の行いが非常に良いせいか、お天気にも恵まれております。
【撮影現場】 さぁ、今日もガンバって狂気の撮影を繰り広げましょう。本日の撮影は、ほとんどが屋外シーンばかりです。ご近所の皆さまには誠に申し訳ございませんが、日没までご辛抱下さい。まずは慣らし撮影で、藤田氏が黒川さんを轢き殺すリアクションの車内撮影です。またも前日に引き続き助手席の下に潜り込んで、何度も”玉木屋”の前を行ったり来たり繰り返します。車酔いで吐く寸前に、撮影完了。
続いて、助走段階の撮影です。黒川さんを轢き殺した直後の藤田氏を、背後から門田さんが刺すカットです。ここからは香川町役場の目の前での屋外撮影に突入しますから、気合いを入れてやりましょう。”血のり”を見るまでは堅実な判断能力が残っているのですが、一旦流血シーンの撮影に突入してしまえばギャラリーのコトなど関係なくなってしまいますから。


主演の藤田氏を立て看板に叩き付けたり、何度も何度も包丁で突き刺すシーンの撮影です。本物のステンレス製包丁を使ってますので、一応藤田氏の腹にはベニア板の端材を詰めておきました。カッターナイフよりは切れないんですがね、突いたら痛いだろうと・・・。
包丁を使っての撮影は手慣れたモノで、順調に進みます。瞬く間にあらゆる角度からの撮影を終了してしまいました。屋外だとどこからでも撮影できますからセットより楽ですし、”弾着”や火薬を仕込む手間もありませんので、こっちのモンです。夏の日差しの中での殺しのシーには、第一作『明日に別れの接吻を』以来かぁ・・・。初心に帰った心境ですね。20年前も、すべてここから始まったんだ・・・。なつかしい・・・。

”玉木屋”から、通り魔・清元が走って逃げるシーンで、門田さんの撮影はすべて完了です。撮影前日から現場に拉致される様に刈り出されての熱演、本当にありがとうございました。門田さんのご出演で、『がいな奴』にもビシーッと一本筋が通ったようになりました。
それにしても阿鼻叫喚の殺戮現場”玉木屋”から駆け出すシーンの、透き通る様な青空と燦々と照りつける日差しの美しさは、久しぶりです。第三作『哀愁のレニングラード』でコトデンの鉄橋を爆破したシーン以来の快晴の青空じゃないでしょうか。長らく夜間撮影や室内シーン、ホリゾントに描いた青空ばかり撮影してしまってましたので、ものすごく新鮮に感じます。以前から、夏場の製作期間と、冬場の製作期間とでは作品の雰囲気に大きな違いが出ると感じていたんですが、その通りの様ですね。やっぱり一般世間の皆様方や、香川県やら、教育委員会やらの心象を良くするには、夏場に鮮やかなシーンを撮るのに限りますね。


いよいよ本日のメイン撮影の1つ、藤田氏の用水路転落シーンの撮影です。刺された場所から踏ん張って、自動車に血のりをたっぷり塗りたくりながらもたれ掛かり、よろけた拍子に地面に転倒してそのまま用水路に落ちてしまうという設定です。そりゃぁ確かに、シナリオ的には何の必然性も無い設定なのですが、通り魔事件の締めくくりとして、又、槇原新一の生涯が呆気なくフイに終わるという強調のためには是非とも絵的には必要なのです。
用水路の高さが1.8メートル位という中途半端な恐怖心を煽る高さなので、撮影には苦労しました。水深も10センチ位しかないので、そのまま直接藤田氏がダイブすれば非常に危険です。転げ落ちるシーンを3カットに分割し、それぞれ2人が脚を押さえたり、下からもう2人が支えに成ったりして撮り終え、後は中段位から何度か直接着水してもらいました。水しぶきが少ないのは、水深が浅いですから仕方ないですね。


用水路を使っての撮影は、過去に2度ほど経験しています。しかし、いずれも対応が難しかったり、出来上がったシーンが今一つパッとせず編集段階ですべてカットしてしまって他の設定に変えて撮り直したりしています。3度目の正直で、今回こそはちゃんと満足出来る結果で撮影できたと自負致しております。これで撮り直しだったら、藤田氏は災難ですよね。(笑)
川の流れを朱に染める”血のり”は、ペット・ボトルに薄目のモノを大量に用意しておきました。これをうつ伏せに寝ている藤田氏の脇腹あたりの上からスルスルスルーッと垂らしてやれば、延々と朱に染まった流れが出来上がるのです。手慣れたモンですね、こういう撮影は。写真の流れるシーンも、石や枯れ木をそれとなく置いて小細工なんかしたりして、あっと言う間に撮影完了してしまいました。
主演の藤田氏も2日間に渡る撮影が無事完了し、すべて撮り終えることができました。主演という大役を快くお引き受け戴き、誠にありがとうございました。藤田氏のご出演により、画面に明るさと生活臭さを滲み出すことが出来、奥行きのある映像となりました。また、田舎のオトナのギャラリーの皆さまからは、例え目の前で血を流している人間がいてもカメラさえあれば見て見ぬ振りをして下さると云う非常に好意的で心温かいご支援を頂戴致しました。誠にありがとうございました。尚、昨日の昼食休憩に引き続き、本日の休憩は”お好み焼き屋さん”でビールを飲みながら取らせていただきました。先週の過酷な状況下のみご参加の皆さま、誠に申し訳ございません。アイスクリームのデザートまでありましたよ。クラゲさん、差し入れどうもありがとうございました。

休憩を挟んで、午後3時より撮影の再開です。ご自分の作品の撮影を終了なさって駆け付けて戴いた黒川さんのシーン撮影です。先週のご出演は「弾着を付けてみたい」と云うご希望で、背中だけのご出演でしたので、今回の大学生・浅野役が本当の黒川さんの役名です。
まずは”玉木屋”店内で這いつくばって怯えているとか、脚を撃たれるなどという軽いシーンを簡単に撮影して、いよいよ店外に逃げ出すカットの撮影です。入念なアングルで繰り返し撮り続けます。店外に逃げ出したものの石畳に躓いて、道路に転倒してしまう重要な布石ですから。最初は優しかった演出の注文も、どんどんエスカレートして行きます。最後には服の下に段ボール紙のサポートを付けて、何回もアスファルトの道路の上で転倒してもらいました。さすが映画のために体操の授業を受けられていただけのことはあり見事な受け身をご披露して戴きました。


いよいよ午後の部メインの、黒川さん轢死の撮影です。藤田氏運転の車に当たる瞬間、巻き込まれる数カット、轢かれた後の表情は黒川さん御本人にやって戴きました。カメラを回転させながら何カットも撮って、2秒くらいに編集してしまえばブチ当てられたような仕上がりにすることが出来ます。編集の妙技を信じて下さいませ。フィルムを切った貼ったするより、パソコン編集の方が失敗も取り返しがつくので全然問題ないでしょう。今回の作品では、死体を舐め回す様なカット割りは編集でしないつもりなので、”血のり”は多少明るめな色調にしています。撮影だけは、ついついしてしまっているんですがね。(笑) 血まみれの黒川さんも、巻き込みカットのダメ押しとして一応3回、地面を引きずる撮影をさせて戴きました。


続いて、実際に走行中の藤田氏運転の車に巻き込まれて轢かれるシーンの撮影です。これはホンマモンの黒川さんでは危険すぎるので、我々スタッフが用意した「黒川クン2号」というロボットがやってくれます。「黒川クン2号」は、どんなに痛いシーンでも悲鳴1つあげずに何回でもトライしてくれます。ただ、時々ペットボトルを入れて厚みを修正してやらなければ綺麗に引きずってもらえません。また、後方から見ているご年輩の奥様ドライバーにはひどい恐怖感と、正体がバレてからの安堵感を与えます。非常に再利用可能なリサイクル型社会に適応した無名の出演者です。
これにて本日の撮影予定は、無事すべて終了致しました。午後6時、予定通りの終了時間です。この後、造田氏と藤田氏はイメージ・ソングの吹き込みという重要な作業の為にすぐにスタジオに直行されました。

撮影終了後に、門田さんのネット用イメージ・スチールを撮影しました。何故か、日本刀。門田さんには、刃物が似合う。若かりし頃の三島に似た顔付きがそう思わせるのでしょうか。
場所を冷房の利いた事務所に移し、よく冷えたビールを飲みながら本日撮影分のラッシュ・ビデオを確かめの為にみんなで見ます。このひとときが映画を作っていて一番楽しい時間ですね。酒宴は延々と4時間に渡って続き、クラゲさんが門田さんをお送り戴くコトによって終焉を迎える事ができました。
今回も無事故で撮影を完了する事が出来ました。出演者ならびに支えて戴きましたスタッフの皆さま、本当にどうもありがとうございました。撮影はまだまだ続きます。本格的な夏の暑さの訪れる8月、熱くなって撮影に突き進みましょう!! 本格的な撮影は、これからじゃッ!!
7月29日(土)
午前9時、撮影現場の”玉木屋”に集合。主演の藤田さんは、初の撮影となります。前日の電話連絡で衣装に関しては細心の打ち合わせを致しておりましたので、シナリオに書き込まれた槇原新一43年間の生涯をみごとに表現したいでたちでおいで下さいました。さすがは主演、初出演でもこの貫禄です。
【撮影現場】 まずは場所を新・高松空港の滑走路下を貫くトンネルに移して、43歳の槇原登場の自動車走行シーンの撮影です。降雨確率30%という天気予報で心配していたのですが、完璧な青空です。新緑に映える木立の緑も鮮やかな走行シーンが撮れました。トンネルの外だと携帯電話で連絡を取りながらスタンバイの合図を送れるのですが、構図が気に入らず、トンネルの真ん中辺りから撮影しましたので、結局は造田氏が中継に立って手で合図を送ると云う、現実的で合理的な手法を採用しました。
走行中の車の中での携帯電話を使っての会話のシーンも、3回トンネルを潜りながらどうにか撮影し終えました。助手席の床部分に潜り込んでの撮影は、車酔いで吐きそうになります。

続いて場所を”玉木屋”に帰して、先週の撮り残し部分を撮影します。玉木屋冒頭のカットで通り魔役の門田さんが入口暖簾前で立ちすくんで入るのをためらっている処や、警察官役の塚田氏と入口ですれ違うカットなどです。門田さんは役作りの為に、本物の汗を流すからと言って蒸し風呂のような玉木屋の階段を上り下りしております。警察官姿の塚田氏も凛々しいお姿で、黒のスクーターまでご持参してくれるという念の入れようです。
門田さんの顔に返り血のメーキャップを施して、逃げる大学生・浅野を包丁を握り締めて追うシーンも撮影完了し、いよいよ主演の藤田氏を屋外で刺すシーンの撮影の予定となりました。ここで、問題が発生。ギャラリー予備軍が多すぎる。自転車に乗った中学生があちこちに15名程点在していて動こうとしません。こんな状況の中で刺しまくったり、用水路の中に落ち込む撮影なんかしてたらウンカの如く寄って来るのは確実です。午後からは門田さんの演劇の練習もあり、予定していなかった明日もオフだというので、無理をせずに明日に順延することにしました。殺しは時間をかけて撮影しましょう。

そうと決まれば少し時間があるので、お昼はうどんを食べましょう。先週の撮影ではこんな余裕もなかったですけど、お昼のお食事休憩なんて当然ですよね。門田さんには、これが日当と肖像権譲渡の条件となっております。せっかく死ぬ気になっていらっしゃった藤田さんには申し訳ないのですが、1日延命されました。まぁ、明日に延びた方がスタッフも多いので、用水路に落ちるときは安全でしょう。安全なのか、スタッフが多いから無理な注文を付けられるのかは、微妙なトコロですね。(笑)
こうして本日は、撮り残し部分を落ち穂拾いの様に丁寧に撮影していくという地道な作業に終始致しました。ハデなシーンばかりでなく、こういうキッチリとした作業も必要なのです。撮影作業を分散させようと試みましたが、明日の撮影では、刺して用水路に落ちるのと、撃って車で轢き殺すのが重なってしまいました。せめて午前と午後には分散させよう。また、体力勝負の1日か・・・。
7月28日(金)
この週末は再び撮影です。先週末ほど慌ただしく用意するモノはないのですけど、”血のり”を作ったり、出演者やスタッフの段取りを調整しなければなりません。死亡2なのですが、撃たれた後で車に轢き殺されたり、刺された後で用水路に落ち込んだりとカット割りの多い撮影が2つ続きます。屋外撮影ばかりなので、天気と見物人が心配です。お天気は下り気味なんですが、シナリオ的には晴天を希望してます。晴天じゃないと、つながりが悪い。(笑) こればっかりは大道具でもどうしようもありません。もうホリゾントは描きたくないですしね。
7月27日(木)
夜遅い時間からのラッシュ版鑑賞会。一応500mlのビールを6缶用意しておいたのですが、いつの間にやら納涼ビアホールと化してしまい、空いてしまっていました。夜が明けて蝉が鳴き出すまで飲んでいたのですが、事務所の酒臭さは抜けていたのだろうか?? さすがに朝からの仕事はしんどかったです。
7月26日(水)
今週末の撮影の準備の為に、”玉木屋”の掃除をしました。腐ってる。うどんやたれが、腐って異臭を発しておりました。やっぱり生モノはその日の内にお片づけをしておくべきでした。吐瀉物の豆腐やヨーグルトは、吐いた場所では乾燥してしまって問題なかったのですが、容器に残っていたモノは、ドロドロに腐ってました。床の血のりを拭き取り、床を掃いて拭き清めれば、きれいな”玉木屋”が復活しました。いつでも撮影が再開できます。
7月25日(火)
仕事に追われて、”玉木屋”を掃除する時間がありません。←ウソ 汚すぎて、掃除に取り掛かる気力が湧いてきません。引き戸を開ける気力すらありません。こんな暑い日が続いているんですから、店内ではどんどん腐敗とカビが増殖しているんだろうなぁ、うひひひひ。(笑) 近づきたくないのが本心です。週末の撮影までにはまだ日もあることだし、大丈夫だろう。そのうち、なんとかしておきますぅ。
7月24日(月)
さすがに怒濤の3日間を過ごした後は、疲れがとれません。足が痛い、腰が痛い、背中が痛い、首筋が痛い。身体中が痛い。撮影をしている最中は快適に動き回っていたのですが、一晩寝ると身体が固まってしまうらしいです。どんな撮影しとんじゃとお思いでしょうが、床に這いつくばってローアングルで見上げるカットばかり撮っておりますと、こうなります。最初はちゃんと三脚使って撮影していたハズなんですが・・・・・。
7月23日(日)
本日も撮影が出来ると云う興奮と緊張感の為か、異常に目覚めが早いです。あれだけ疲労困憊していた翌朝にもかかわらず午前7時には起床してしまいました。中島氏、安藤氏もお早いお目覚めで、ココアをすすった後でモーニング・セットを食しながら血なまぐさい歓談を楽しみました。
午前9時、吉原会長の到着です。このオッサンはタダモンではない。昨日の”弾着”の威力の無さを嘆けば、『不純物が足らんのとちゃうか??』の的確なアドバイス。他の発火性の強い火薬を混ぜてガバメントの発砲実験をしてみた処、おっしゃる通りの素晴らしい破壊力!! また、連続発破がうまくいかなかったコトを嘆けば、『連続発火スイッチの釘の打ち方が直線でないんちゃうか??』の的確なアドバイス。自らスイッチと云う名の”角材に釘を15本並べて打ったモノ”の修正と配線コードの整頓を始められました。15年間の空白をまったく感じさせない職人技と的確な仕事ぶりを見せつけられました。
【撮影現場】 本日の撮影のメインは、イングラムの乱射と、ガバメントの発砲、安藤氏と造田氏の殺傷シーンです。まず、昨日撮り残したイングラムの乱射シーンを2カット撮らなければならないのですが、これがやっぱり調子が悪い。門田さんは、出演者にしておくにはもったいないくらい銃火器についての知識が豊富で、解体掃除、油がけはもとより、吉原氏と相談してそげきやさんに変更してもらった発火方式を元の方式に戻そうと提案してくれました。現場に銃火器のプロが2人もいれば安心です。我々には何も判らないのでお二人にお任せして、安心して撮影が続けられます。吉原氏は撮影中も黙々と薬莢に火薬を詰める作業を続けられ、撮影がスムーズに進捗致しました。20年前に身体で覚えていたコトって、忘れないものなんですね。

本体の部品を交換して発火方式を変更してからは、面白いほど連射できました。本来は2カットなのですが、黒川さんのカメラと合わせ2台で角度を変え、寄りを変えて何度も撮影しました。挙げ句の果てには、飛んできた薬莢が床に散らばるカットまで押さえとして撮影しておきました。本来の連射時間は、32発を1.2秒で撃ち尽くしてしまうのですが、編集時にはちょっと長めになりそうです。銃口から閃光が連続するカットは零戦の機銃を撮影した時と同じ方法で撮影しようと考えているのですが、これだけ綺麗に薬莢が飛び出すと気持ち良いものです。やっぱりイングラムを使って良かった。多少扱いにくい処もありますが、これからの原爆組作品にもイングラムは出演し続けるコトでしょう。軽量でありながらもこれだけ美しい連射シーンや被弾シーンを撮影できるのですから、もう止められません。完全に病みつきになってしまっています。

続いて、ガバメントの発砲シーンです。両手に構えた2丁のガバメントを撃ちまくるという設定ですので、モデルガンと”弾着”を仕込める用に改造したエアーガンを交互に構えて撮影します。武田氏、塚田氏、吉原氏が瞬く間に仕込みのセッティングをしてくれますので昨日より早いペースで撮影が進みます。この手の撮影では、リハーサルも演技そのものより、発火のタイミング合わせの方が重要に成ってきますので、カメラ、演技者、スイッチャー、3名の呼吸がうまく合わないと撮影できません。発砲シーンの場数を踏んできた原爆組だからこそ、次々と発砲シーンを連続して撮影できるのかも知れません。ありがたいことです。今回はちょっと細目の赤色の配線コードをズボンの下から通してワイシャツの袖の下に隠しているのですが、ワイシャツを二の腕までたくし上げている為に、撮影の度に見えない角度にテープで固定しようとしたのですが、汗でなかなか貼り付けられなかったのが一番の難点でした。冷房が・・・・・ないのです。


ガバメント仕込み用”弾着”の火薬の調合を変えてみたのですが、すごい威力です。近くでカメラを構えていて怖いくらいです。先端からはセロテープ爆弾のタマが飛び出してます。連続したコマの中では、このようなハデな発火が1コマだけですのでさほど迫力が伝わりにくいのですが、それこそデジタルの長所を屈指してやればいいんです。編集の時に、このコマを2つか3つ連続して貼り付けてやれば、そうとう迫力のある発砲シーンに成ると思われます。8ミリ・フィルムでは出来ない芸当ですね。

いよいよ本日のメイン・エベント、造田氏と安藤氏の絡みのシーン撮影です。ガバメントの発砲シーンの仕込み中に、交互に撮るという離れ技をやっております。まずは、恐怖に駆られた安藤氏の嘔吐シーンです。嘔吐物は、木綿豆腐とヨーグルトを手でグチャグチャに揉んだモノを水で薄めて作りました。以前はパンと牛乳で作っていたのですが、この方がリアルでしょ?? ヨーグルトは7月1日に賞味期間が切れた雪印・神戸工場製造のモノを大事に保管しておいたのですが、安藤氏に拒絶され、自ら食材を吟味、購入されておりました。豆腐のつぶつぶ感と、どろっとした中にも爽やかな酸っぱさの漂うヨーグルト、うっすら透明感を醸し出す水、このトリプルな組み合わせは絶品です。臭いも牛乳を使用した時ほどしつこくありませんので、使い勝手も良好です。一度お試し下さいませ。

嘔吐シーンはNGも含め都合5回、噴き出して戴きました。事前に1度だけ水でリハーサルをやって戴いたのですが、安藤氏は噴き出しモノが実にお上手です。武田氏による、『どうせなら鼻からも噴いたらエエのにぃ〜。』とのコメントは、上級者としての余裕でしょう。初心者としては社会的な立場も省みず、よくやってくれたと思います。私なら・・・断ります。
こんなモノを頭からかぶる造田氏も、お疲れ様でした。原爆組・重鎮として率先して汚れ役をお引き受けになられるお姿は、実に凛々しいものがございます。今回唯一の欠点としましては、嘔吐物の白さと、白衣の白さがかぶってしまいせっかくの汚れ役が充分に映像として定着できなかった点のみでありましょう。撮影現場は異常な興奮と笑いの渦に巻き込まれてしまいました。悲惨なシーンが続きますので、このような一服の清涼剤の様なシーンも必要ですね。


続いてはガバメントで撃ちまくられ、血まみれとなるシーンの撮影です。造田氏は2発撃ち込まれて平穏に死ねるのですが、安藤氏は大変です。階段を這いずって逃げようとしていた処を胸から背中にかけての貫通弾を受け、階段落ち。タマがなくなってしまったので、落ちていた草刈り鎌で胸板を斬り開かれます。結構ハデないい役ですね。他の出演者の方から羨ましがられるんじゃないでしょうか。今回の撮影では、コンドームに詰めた”血のり”も”弾着”の爆破で綺麗に飛び散りました。ここの撮影に関しての詳しい報告は、安藤氏の『撮影日記』に委ねるコトに致しましょう。元もと安藤氏が原爆組の掲示板に書き込むキッカケになったのも、大学時代の血まみれ自主映画ご出演の思い出話からでしたので、さぞや面白い『撮影日記』に成ることと期待しております。

返り血を浴びた門田さんは、実にいい表情をしておられました。ついついみんながデジカメやスチールカメラを向けてフラッシュをたきまくり、本編の撮影を忘れてしまう程の状況でした。いゃぁ〜、本当にイイ役者さんに恵まれたものです。本日の撮影を見学に来られていた主演の藤田さんも、好ライバルの出現によって演技の熱に拍車がかかることでしょう。主役を張った上に、こんないい相手に刺し殺される藤田さんが羨ましい限りです。
来週末にはいよいよ藤田さんのご出演シーンの撮影ですし、落ち込む用水路もご視察されたことですので、きっとイメージ・トレーニングに励まれる日々を送られるのでしょう。屋外シーンですので、今回以上にご近所の皆さまがご見物に来られるコトが予想されますので、サインの練習もお忘れなきように。

夕方6時、本日の撮影も無事に終了致しました。黒川さんと中島氏は所用で少し前に引き上げなければならなかったのですが、残った参加者でまたもや美味しいビールを飲みながら反省会を開催致しました。疲労感よりも、満足感と充実感に満たされているから映画製作を続けられるのでしょう。こんな無意味なことに一生懸命に成れる仲間がたくさんいて幸せです。
適材適所というか、原爆組スタッフの職人気質の技の奥深さに改めて感心させられました。誰に言われるコトもなく着々と準備を進めるあの行動力は、”本能”なのでしょうか。しばらく撮影なんかしてなかったのに、当然のことのように現場の中で自分の居場所を見つけて仕切っていくあのバイタリティは何処から来るのでしょうか。信頼関係と他人を尊重する固い絆で結ばれた清々しい撮影現場を久しぶりに味わって、実に楽しい2日間でした。
撮影は始まったばかりです。これからが大変です。みなさまのお力を今後ともお差し伸べ戴けますよう、心からお願い申しあげます。
7月22日(土)
【くえ鍋】をたらふくお召し上がり戴き、浴びる様にビールや酎ハイを飲んで戴きましたので、そろそろ撮影準備に取り掛かります。まずは”弾着”を作ります。イングラムの乱射が2射ありますので、目標は60発です。
火薬を取り扱いますので冷静な判断が出来るように、作業場を冷房の利いた本物のうどん店舗に移します。爆竹を解す収拾班には、造田氏、中島氏、安藤氏。電気コードを切断してニクロム線を仕込む工作班には、中村さん、黒川さん、土居があたります。午前4時近くまで地道な作業を繰り返し、中村さんと黒川さん、門田さんが一旦ご帰宅なされた頃から、本格的にセロテープ爆弾の製作に取り掛かりました。午前6時頃、人体装着用、壁仕込み用、ガバメント発砲用の3種類があらかた出来た処で、爆破実験をやらかしました。しかし・・・これが予想に反して上手くいかない。壁に被弾して、きな粉、パン粉、かっぱえびせんを飛ばしてやろうと思っていたのに、表面に貼り付けたコピー用紙すら穴が開かない・・・。どうしたことだ??? コンクリート・ブロックさえ吹き飛ばしてしまう威力があったセロテープ爆弾の栄光は何処に・・・。ビデオ・カメラを回しながら延々実験を繰り返す事2時間。どうにか撮影が出来る程度の爆発力には改良したものの、不安を残したままの状態です。
”弾着”に関してだけは自信があったので、まったくの不眠不休の疲労感とも相まって、非常な焦燥感にかられました。”弾着”の爆発力に確固たる自信が出来るまで撮影の延期すら考えました。しかしまぁ、”弾着”だけが見せ場の映画でもないのだからと奮起して、今度は”血のり”の製作に取り掛かります。以前の作品は1人あたり2リットルの血のりを目安にしていたのですが、限られた店内でそんなに流血させていたのでは、床全面が血の池に成ってしまい、逆に血のりの美しさが発揮されません。コンドームに12袋分と、1リットルの外づけ用に抑えました。
午前9時30分、撮影現場に鋭気を養った武田氏が到着し、脱着式の壁のセットを取り外して”弾着”を仕込みます。配線コードは人体用と合わせて5メートルのものを15本用意しました。15連発が可能です。撮影に不要な工具類やもろもろの備品をセットの外に運び出し、黒川さんも到着なされてホワイト・バランスや色調の調整を行いました。着々と撮影開始に向けての準備が整って参ります。
午前11時、門田さんを迎えに行った造田氏の帰還に合わせて、ざる海老天ぷらうどん、ぞるうどん、きつねうどん、かやく御飯等々を搬入致しました。これで撮影準備は完了です。後は出演者の到着を待って、撮影開始です。ただ、セットの建て付けや準備に追われて、ロクにシナリオの撮影検討はしていませんし、ましてや絵コンテなんか1枚も描いてません。まぁ、場数を踏んでいる殺戮シーンですから2,3時間で終了するだろうと安易に考えておりました。血のりを見るとカット割りが丁寧になる本性を忘れていたんですね。(笑)
ここでまたもやトラブル発生。予定していた出演者が集まりません。連日連夜の家庭をかえりみない献身的な作業が裏目に出て、塚田氏の家庭で内紛勃発、本日の外出は相当ヤバそうな気配。深夜まで劣悪な環境の元で作業をしてくれた石川さんは体調を崩されたままで、どうも撮影できそうな状態にないご様子。山下マスターと藤本さんは携帯で連絡が取れない環境にいるらしい。クソ熱いセットの中で待機するコト1時間。藤本さんと山下マスターが相次いでご到着。万全の体制で準備をしていても不測の事態が起こるのは世の常です。その状態の中で如何に当初の設定に近づけた撮影を行うかが、自主映画の醍醐味です。不平不満を言葉にするよりは、10年、20年残る映像に”今”を叩き付けて定着させましょう。
【撮影現場】 午後0時30分、衣装に着替えていよいよクランク・インです。去年の月見オフ会で映画製作の構想が生まれてから、実に長い時間を準備に費やして来ましたが、やっと撮影に突入致しました。記念すべき初カットは、安藤氏がざるうどんを食べているカットです。完全にのびきったうどんを美味しく食べるのは大変なご苦労であったでしょうが、入念なリハーサルとダメ出し続きで久方ぶりの本編撮影の感覚が蘇って来ました。完徹の疲れなど忘れてしまい、撮影は順調に滑り出します。続いて、新潟の堤さんより寄贈された白衣に身を包んだ造田氏、初出演ながらいきなりセリフを喋りながら登場の中島氏、本シーン最長のセリフを一気に喋る山下マスターも、まったく違和感のない自然体の演技でスタッフを魅了します。17歳の通り魔・清元に大抜擢された門田さんの演技が実にまたイイっ! さすが香川県演劇界の若きホープだけのことはあります。若き日の三島由紀夫の面影にも似た飢えた狼と、折れそうな神経の微妙な兼ね合いを実に見事に演じ切っております。

久方ぶりの”弾着”を仕込んだ血のりシーンの撮影です。本日は、”弾着”初体験の黒川さんと藤本さんがイングラムの被弾に挑みます。15発の連射ですので一発勝負です。入念に口から血を噴き出す練習と椅子から倒れ落ちる訓練を重ね、本番に臨みます。”弾着”そのものの破壊力に懸念があったのですが、今までの撮影で演技力の表現に自信を持てましたので編集でどうにでも出来ると判断しました。緊張の一瞬、本番スタート! 破壊的な爆発力はなかったものの、9ミリ口径のイングラムの弾頭なら充分満足できる結果が撮影できました。厨房まわりの壁の被弾シーンと血しぶきをあげるワイシャツのアップを後日撮影して編集します。これで完璧です。イングラムの発砲シーンは、そげきやさんの調整にもかかわらず調子が悪く連射が出来ない状態でしたので翌日回しとしました。

続いて、中島氏と山下マスターが通り魔役の門田さんに反撃を試みるも無惨に惨殺されていまう一連のシーンの撮影です。テーブルをひっくり返したり、椅子を投げつけたり、うどんをばら撒いたりとハデな動きの多いシーンなので撮影にも力が入ります。37度の真夏日に蒸し風呂の様なセットの中でのアクションシーンは楽しくて仕方がない。じっとしていても汗だくになりますので、リアリティがいやが上にも増します。ギラギラとしたいい表情がたくさん撮れました。ガバメント発砲用に仕込んだ”弾着”は、あまり圧をかけずに作ったつもりだったんですが、結構火を噴いてます。いい出来です。顔面に銃口を向けられて撃たれる中島氏もびっくりしたことでしょうが、我々スタッフもビックリしました。(笑) 体格のいい中島氏にガバメント2発で終わらせてしまうのはもったいなかったのですが、時間が押しておりましたのでご了承下さい。悲惨な殺戮シーンは次回作でお楽しみ下さい。

たたみかける様な悲惨なシーンは、山下マスターが引き受けてくれました。ガバメントで撃たれ、傷口に割れたビール瓶を刺され、挙げ句の果てにノコギリで首筋をハスられます。待ち時間が長かった分、いい役で良かったですね。見応えのある演技、感服致しました。とても初出演とは思えませんでした。気弱な17歳の通り魔であるはずの門田さんも、演劇では味わえない雰囲気に酔われたのか、もう立派な殺人マシーンの演技と表情に成っておられました。あゝ・・、やっぱり原爆組に染まってしまわれたんですね、御愁傷様です。
山下マスターの最後のセリフ『先生・・、痛いっ・・。』で、本日の撮影は無事終了致しました。午後6時過ぎに成っており、日没までギリギリの処でした。昨日の夕方現場に集まってから24時間。不眠不休で無理矢理力任せに押し進めた撮影も、ようやく小休止です。
さっそく涼しい場所に移動して、大きなモニターで撮影テープを見ながら反省会です。デジタル・ビデオの画面は、美しい。血しぶきも鮮明に写っております。8ミリ・フィルムと違ってすぐに撮影したモノを確認できるというのが実にありがたい。撮影の後のビールが格別に美味しいっ!! この美味しさを満喫する為に過酷な撮影をやっていると言っても過言ではありません。
幽閉されていた塚田氏もご自宅を抜け出して合流し、近所の中華料理屋で夕食を兼ねた反省会の続きをやりました。気が付けば昨夜の【くえ鍋】以来何も食べておりませんでした。本日ご参加戴いた、安藤氏、中島氏、造田氏、武田氏、塚田氏、黒川さん、藤本さん、中村さん、門田さん、山下マスター、土居(順不同)お疲れ様でした。明日も撮影は続きますが、今夜は熟睡できますよ。安藤氏と中島氏は、土居宅に監禁されたままの夏合宿です。詳しい撮影リポートは、『がいな奴』サイトに掲載される安藤氏の「撮影日記」でお楽しみ下さい。
7月21日(金)
本日より、1泊3日の『原爆組・夏合宿』が始まります。今風の綺麗な言い方をすれば、ワーク・ショップの開催です。せとうち映像祭さんが今年のワーク・ショップは去年の不評から中止に追い込まれたそうですので、原爆組が自主的に今年の開催をお引き受け致しました。より実務的、職人的、効果的、狂乱的、破壊的な内容を目指しています。今回参加できなかった皆さまも、これからまだ続く第2弾、第3弾に是非ともご参加下さい。
午後4時、高松ワシントンホテルプラザの喫茶に、千葉県から参加の安藤氏、愛媛県から参加の中島氏、お出迎えの造田氏と、前日急遽17歳の通り魔”清元”役を大抜擢された香川演劇界の若きホープ・門田さんと土居が終結して、初顔合わせと簡単なミーティングが始まりました。「現場を見ておきたいですぅ。」と云う門田さんの何気ない一言から、門田さんはこのまま現場に拉致され、長時間の楽しい現場作業に従事されることになります。
【玉木屋セット】 午後6時に現場到着。これから24時間に及ぶ不眠不休の撮影準備と本番撮影の狂気溢れる夏の熱い一日が始まろうとは、誰も予想だにしていなかったコトでしょう。ご愁傷様です。
中島氏は、箸立てを加工すべく直系10センチはあろうかという雄竹をノコギリでひき続けます。安藤氏は、ほこりだらけの丼を洗い続けます。門田さんは、最後の美装作業としてペンキを塗りまくります。デジタルビデオ・カメラの取り扱い説明に来たはずの黒川さんも、メニュー板の取り付けを任されています。【くえ鍋】一式を搬入なされた造田氏も、座卓の天板取り付けに従事されてます。土居は、お土産用のうどんやバネル類を搬入してます。昨夜深夜3時半まで突貫工事をして戴いた、塚田氏、武田氏、クラゲさんは家庭内の事情や体調不良を引き起こし参加できませんでした。限界までのご奉仕、痛み入ります。最後に、畳表を4畳分敷き詰め、クッション・フロアーを雑巾葺きして「玉木屋」セットは完成致しました。
午後10時半、完成直後の綺麗な状態の「玉木屋」座敷にて、造田氏の愛妻・雪美さんが調理してくれた【くえ鍋】で完成披露宴を挙行致しました。中村さんもよく冷えた缶ビール等々を差し入れての合流です。くそ熱い夏の夜に、ひとつ鍋をつつくスタッフ一同の姿は実に美しいものがございました。せとうち映像祭・グランプリ獲得の前祝いとして興は進み、発言に関しましてはそのほとんどが掲載できません。
午前0時を回ったところで、宴はそろそろお開きとし、いよいよ撮影準備に取り掛かります。
7月20日(木)
今日は「海の日」と云うことで、国民の祝日です。例年ならばお中元商戦、真っ直中で売場に立ってお客様にご説明するべきなのですが、今年はちょっと違います。配達やらなにやらを午前中に済ませてしまい、お昼過ぎからは『がいな奴』出演者の最後の交渉打ち合わせに追われておりました。17歳の通り魔・清元役の松岡さんがお母さんの入院で急遽出演できなくなり、以前オフ会の居酒屋で隣同士に座って携帯番号を聞いていた香川演劇界の若手ホープ・門田さんに電話での出演交渉の結果、御快諾を得ることが出来ました。あの時、「一夜の夢」のダイジェストを無理矢理見てもらってて良かった・・・。
【玉木屋セット】 いよいよ”弾着”を仕込む準備に取り掛かります。まずは軽機関銃イングラムの第1射によって被弾するカウンター左側の壁2面に穴を開けます。電動ドリルの先に切り抜き工具を付けたスグレ物で瞬く間に30個の穴を開けてしまいました。続いての第2射で被弾する座敷部分の壁にも、30個の穴を開けました。その後、コピー用紙を円形に切り抜いた物を糊で貼り付けて、糊が完全に乾いてから貼り付け段差が目立たない様にペーパーで磨いてからペンキで2度塗りしてやります。照明の角度にもよりますが、これでほとんど目立たない状態になってます。壁用に打ち付けた2.5ミリ・ベニアの張り合わせ箇所にも2センチの縦長に切り落としたコピー用紙を糊で貼り付けて、ペーパーがけをした後でペンキ塗装をしてやります。
美装作業をしながら、椅子やテーブルを2階から降ろして並べてやりました。椅子4脚のテーブルが4席と座敷に4人用座卓が2セット、計24名様収容の「玉木屋」が完成致しました。作業終了時刻は午前3時30分です。まだまだ備品類の飾り付けが残っておりますが本日はここが限界でした。塚田さん、武田さん、クラゲさん、誠にお疲れ様でした。明日は【くえ鍋】に釣られてたくさんの作業員が集まり、一挙に仕上げてしまうことでしょう。
7月19日(水)
深夜になってから、山下マスターに出演交渉の確認の為「ワッハッハ」にちょっと顔出ししました。そこで例の2000円札の新札をお譲り戴きました。最近セットの建て込みに追われているので世情の動きに疎く成ってしまっております。沖縄サミットって、いつからでしたっけ???
【玉木屋セット】 座敷部分の靴脱ぎ場を仕上げます。長さ4メートルにもおよぶ昇り間口の木枠に安全の為、もう4本の枠木を入れて強度を保ってから2.5ミリ・ベニアで壁を打ち込みます。上がり戸板の部分は、コンパネを打ち付けた上に、白木ニスの化粧合板を打ち付けます。
最後の仕上げに飾り柱を張り付けます。昇り間口の部分と、畳との境界部分にオイルステンを塗った平木をアタリを取りながら加工して、打ち付けていきます。これでほとんどの建て込みが終了しました。後は、畳表を張り付けて美装仕上げと備品の飾り付け、”弾着”の仕込みを残すのみです。店内に残しておいた長椅子や角材を運び出し、大まかな掃除をしてやりました。建て付けを始めてわずか10日間でよくここまで仕上がったものだと、我ながら感心します。どうにか見た目のカッコは付きました。この調子で最後の突貫工事をやれば、予定どうり22日にクランク・イン出来そうです。もう、一息・・・・・、ふうっ。
7月18日(火)
深夜3時まで作業を続行しましたが、未だセットは完成しません。もう1日順延してしまいました。19日には建て付けは完了して、飾り付けと”弾着”を仕込む壁への穴開け作業に移れる見込みです。焦ってます。無茶苦茶、焦ってます。小道具も全然準備出来てませんし、爆竹も剥いてない。
イングラムの発砲調整をお願いしていたそげきやさんから、ご丁寧な取扱メンテのメールを戴きました。そげきやさん、お手数をお掛け致してしまいましたが本当にありがとうございました。イングラムの発砲に負けない”弾着”を仕込むべくガンバリますっ!!
【玉木屋セット】 正面入口まわりの壁をすべて打ち付け完了。階段横の靴脱ぎ場も、ここは結構厄介な小仕事が多かったのですが物の見事に複雑なパーツを組み上げて処理し終え完了。白木ニスの化粧合板を使って質感の変化も出して見ました。階段の昇り木の天然木が際だつ出来上がりと成ったと自負しております。ただ、手摺りがないのがちょっと気にかかります。
座敷部分の靴脱ぎ場も作業は大幅に進捗しております。長さ4メートルにもおよぶ昇り間口の木枠をこしらえ、壁塗りとなる2.5ミリ・ベニアを打ち付ける処まで進みました。ここの基礎は自然石なので、最大2センチの高さの誤差があります。アタリを取ってから木枠を木ネジで固定してやりました。後は飾り柱を打ち付け、コンパネを打ち付けた上に化粧合板を張れば完成です。座敷部分に畳表を敷き詰めれば、すべての工程が終了し、セットの建て付けは完了します。大幅に完成が遅れていますが、もう一息。もうちょっと、もうちょっとですっ!!
7月17日(月)
【くえ】の切り身1キロが無事に到着しました。22日の『がいな奴』クランク・インに向けて、準備は着々と進んでおります。衣装の方にもそろそろ手を回さねばなりません。高校生の制服、うどん屋店員の制服、どうにかしなきゃ。出演交渉も途中のままのがあるので、こっちの処理もしなくちゃ。
【玉木屋セット】 階段横の仕切り壁の3つのパーツに分けて作ったパネルの組立作業をします。枠木には1.2×4.0センチの平木を使ってみたのですが、意外と頑丈な箱モノに成りました。飾り柱を打ち付けて連結してやり、裏の枠木を5.1センチの木ネジで絞り込んでやれば完璧な1枚モンに成ります。斜めに切り落とした部分と階段の昇り木の部分にも枠組をしたパネル状のモノでふさいでやり、飾り柱を施してやります。
もうほとんど完成に近づいております。残りは、階段横の靴脱ぎ場、座敷部分の靴脱ぎ場、入口付近の壁の処理だけです。予定より2日遅れになりますが明日にはセット組み建ては完工する予定です。しかし、それからが大変です。備品類の飾り付け、小道具類の製作、”弾着”の仕込みをしなければなりません。最近、灼熱地獄でガンバル現場への差し入れが少ないように思うのですが。(笑)
7月16日(日)
ソニーのデジタル・ビデオカメラDCR-VX2000が宅配便で到着しました。これもネットでのお買い物です。便利な世の中に成りました。田舎に住んでいながら、都内のお店を駆けめぐり安い処を探せるんですから・・・。画質は最高に良いです。カメラの持ち具合、ファインダーを覗いて構える感触、マニュアルによるピントとズームの動かし易さも心地いい。問題は、被写体かっ!!(笑)
【玉木屋セット】 深夜には釘を打ち付ける作業がご近所の手前騒音問題でできないので、ネット上を漂ったりアップしながら朝を待ち、徹夜のままで朝から作業にかかりました。最後の追い込みです。正面壁部分の格子に”弾着”用の仕込みをして障子紙を貼り付けて取り付け、完成。飾り柱もどんどん打ち付けてやります。階段横や入口面の上部壁には”弾着”を仕込みませんので、ペンキを塗った2.5ミリ・ベニアをアタリを取りながら裁断して直接打ち付けます。後は、飾り柱を打ち付ければ完成です。
階段したに積まれた機械類を隠す為に、ベニア3枚分をパネル状にしてから連結して仕切り壁を作ってやります。左側は階段の斜角度に合わせて斜めに切り落とします。階段の靴脱ぎ場との境目を仕上げ、飾り柱を打ち付ける予定です。階段の昇り木は、このまま自然木を流用します。
徹夜明けの作業と140年後にしか見られない皆既月食を堪能する為に、本日の夜間作業は早めに終了致しました。絵コンテも描かなくちゃいけないし、何よりカメラの動かし方覚えなきゃ。
7月15日(土)
さすが7月中旬です。夏はやっぱり暑い。蝉まで鳴きだし始めました。7月22日の撮影開始の時に蝉が鳴いていたら、6月5日の設定ですから困ります。爆竹を投げつけて蝉を鳴き止ます係りが1人いりますねぇ。
【玉木屋セット】 昨夜、仮止めしていた正面壁部分を本格的に打ち付けます。更に飾り柱用に平木にオイルステンを塗って打ち付けてやります。アクリルと細かな格子で出来た灯り取りの部分は、ふすまの骨組みに障子を紙を貼って仕上げます。武田さんの御実家は表具屋さんなので、この手の骨組みはたくさんあります。以前のセットを組む時には、知らぬコトとは言え無茶苦茶高い骨組みを勝手に使っていたのですが、今回はちゃんと廃棄するようなモノを流用させて戴いております。オ・ト・ナに成った原爆組ですね。
この格子部分も一部が被弾して砕け散る様に仕込んでおきます。格子の一部を切断してから障子紙を裏貼りしてやります。弾着の爆発力でこれくらいは吹き飛んでしまうことでしょう。障子紙が破れるだけじゃぁダメですよ、キチンと格子の一部が砕けるように細工をしてやる必要があります。
武田さんが6インチのモニターとビデオカメラを持ち込んで、色調の調節をしてみました。夜間で照明用のライトを使っていないせいか、えらく黄色に発色されてしまってます。早くセットを組み上げて照明の調整をしてやらねばなりません。あと1週間か・・・・・、備品の調達もしなくっちゃ。
7月14日(金)
21日の玉木屋セット完成披露宴で宴の華となる『くえ鍋』の【くえ】を探して奔走致しました。時期的には3月下旬で旬も終わり、高知の業者さんも完売宣言を出されていたのですが、JR四国・ステーションの宇川氏のご尽力により、【本くえ】の切り身を1kg確保できました。めでたし、めでたし・・・・・後は完成するかどうかか・・・・・。
【玉木屋セット】 少し遅れがちになっておりますので、本日より突貫工事で臨みます。午後6時より深夜1時までの作業は、まるで本業じゃないか・・・。作業工程としては、角材と2.5ミリ・ベニアでパネル状に組んだ壁をとにかく作り続けます。1つ1つのパネルを現場に合わせた大きさで加工してやらなければいけませんので、これがなかなか大変なのです。角の柱は丸木なのでアタリを合わせて切り込むのは職人技を必要とするのですが、カッターの名手・武田さんの手に掛かればまたたく間に仕上がります。
正面部分の壁と階段横の壁を張り終え、当初の工程予定に近づきました。後はオイルステンを塗った飾り柱を打ち付けてやれば完成です。残りの壁は”弾着”を仕込みませんからパネル状に加工する必要もなく、作業は楽です。大きな加工物としては、階段横の仕切壁の造さくを残すのみです。
7月13日(木)
ヤフーのオークションで落札した軽機関銃”イングラム”も本日無事に届けられました。カート(弾)の補充と一部の部品交換の確認と、いろいろなメンテの為に群馬県のそげきやさん宛てに直ぐに再発送致しました。そげきやさん、お手数ですがよろしくお願い申しあげます。相変わらず、お中元に忙殺されてますぅ。
【玉木屋セット】 床の間部分の処理がこのセットで一番の難作業かもしれません。2日で完工する予定の作業が、3日目にずれ込んでしまいました。床の間・壁部分の2つのパーツを”弾着”の配線を仕込んでから完全に固定してやります。また、床柱を覆い隠す飾り柱を3つのパーツで形成して取り付けてやります。この部分は軽機関銃イングラム”弾着”の被弾シーンがありますので、脱着式としました。
仮設のセットのつもりがいつの間にか本格的なリフォームの体を成し、角にアールは付けるは、自然木の床柱を覆う箇所にはボックス・タイプの工法をとるはで、このまま営業してもおかしくない出来上がりです。詳しい出来上がりと進捗状況は最新作『がいな奴』の「玉木屋セット」のコーナーでご覧下さい。
明日からは作業のスタートを午後7時30分からに繰り延べして、一挙に突貫工事で進む予定です。ややこしい作業は終了しましたので、パネル形式の壁を量産してどんどん打ち付けて行こうともくろんでおります。後は、身体がどこまで連いていくかだけが問題です。
7月12日(水)
本日、ついにSOGO・そごう百貨店が会社更生法の申請をして実質的な倒産となることが決定されました。そごうさんとは、直接口座を持ってのお取り引きがないので切羽詰まった驚きは無いですし、泥臭いイメージがあったので当然のような気もします。西武百貨店も今は厳しい状況のようですが、以前のあの社風は良かったなぁ。渋谷西武・食品部には『常在戦場』という山本五十六元帥の書が飾られ、零戦マニアの部長と商談より旧帝国海軍談議する時代なんて、もう来ないのかなぁ。店内で閉店後にBB弾撃ちまくってたのも西武だったか・・・。
【玉木屋セット】 夜間の作業現場には、蚊が多いのですが本日よりやっと蚊取り線香を2巻き焚くようにしました。よく冷えたウーロン茶やジュース類も完備し、劣悪な作業状況の中にも少しずつ改善の兆しが見受けられます。
床の間のアールが付いた壁部分の処理と、自然木で出来た床柱を覆う飾り柱の造詣も大まかに出来上がりました。後は建て付けで完全に固定してやれば完成です。脱着式にせず固定する壁部分のパーツについては、”弾着”を仕込む配線を事前に組み込んで外部にひけるようにしておきます。
今夜は造田さんが応援に来てくれました。まずはベニアの塗装からです。これだけでもやってくれていると非常に助かります。いよいよ「玉木屋」セット組み建て作業も追い込みの時期に差し掛かっておりますので、お近くでお手すきの皆さまは差し入れご持参の上、どんどん応援にお越し下さいませ。心よりお待ち申し上げております。こんな無意味なコトに情熱を傾けて専念できる経験なんて、滅多にないですよ。(笑)
7月11日(火)
やっぱり徹夜に近い状態になって朝を迎え、もうヘロヘロです。深夜の肉体労働にオイルステンの甘きラリ臭と、よく冷えたビールは官能の世界に導いてくれます。愛しくて甘美な世界は非常に楽しいのですが、さすがに疲れ果てて、クソ忙しい最中にお昼寝してしまいました。
【玉木屋セット】 11日、12日で床の間部分を完成させるべく突貫工事は今夜も続きます。土居も塚田さんも、睡眠不足でお疲れモードなのですが、今週中に建て付けの造作を完成させてしまわないと小道具の製作や弾着の仕込みにかかれません。ちょっと焦り気味です。
この床の間がまた厄介な状態なのです。荒土の塗り壁で両端にアールが付いた柱なしの作りなのです。裏打ちが出来ませんので、92センチ×224センチのパネル状の壁パーツを基準に、アール部分を無理矢理打ち付けてしまおうと云う建て付けプランです。床の間基部にも、平木と2.5ミリ・ベニアにオイルステンを塗って打ち付け、覆い隠してしまいます。床柱には曲がりくねった自然木をそのまま使っていますので、この部分は大きく出っ張った飾り柱として隠し込んでしまう予定です。床の間での”弾着”は、壁そのものより天井から吊り下ろされた花器と掛け飾り部分の爆破ですので、完全装着してしまい、コード線だけを引き出せるように仕込んでおきます。
深夜にページャーとICQを立ち上げていたら、麗華ちゃんからICQにお声を掛けて戴き、親しくお話させて戴きました。お話つうか、悪企みですね。(笑) いいなぁ、いろんなトコでどんどん悪企みが進んで行きます。
7月10日(月)
お中元の発送がピークを迎えつつあり、朝から右往左往の状態が続いております。詰め合わせセットの「讃岐の天ぷら」を取りに行く途中で、オークションで落札したイングラムの送金に立ち寄った銀行で、偶然学校帰りのクラゲさかに捕まり、タクシー代わりの扱いをうける。なめられたもんじゃ。(笑)
【玉木屋セット】 座敷奥の壁パーツを仮止めしながら、配電盤やコンセント、神棚付近の入り組んだ加工処理を仕上げてしまいました。また、12ミリ×105ミリ×200センチのドウブチ平木にオイルステンを塗り、飾り柱も取り付けてやりました。仮止めの箇所は釘の打ち付けではなく、電動ドリルで木ネジどめにて作業をしている為、深夜の作業も静かで快適です。”弾着”を仕込む作業は来週になってから行う予定ですので当分仮止めののままで放置しておきます。飾り柱で組まれた壁面は、まるで本物。実に素晴らしく落ち着いた雰囲気に満足しています。
セット組み建作業終了後の午前2時に、ページャーに接続してみると、いるわいるわ深夜の魑魅魍魎ども。(笑) お風呂に入って付着したオイルステンを洗い流し、ぬるい発泡酒を飲んでるウチに、本物の瓶に入ったビールが飲みたくなった。やっぱりホンマモンのビールは美味しい。
7月9日(日)
さすがに1週間の疲れがドッと押し寄せる週末です。ゆっくり寝たいのに、実寸大・はるなに「海に連れて行ってくれ」とせがまれ、水着姿のママで津田の海水浴場にドライブ。3時間ばかり浮き輪で浮力を付けて不沈状態にして遊泳をさせるが、そんなコトより、海水浴場はカラフルでいいなぁ〜。(笑)
帰宅後もお風呂に溜めた水の中で潜水訓練を続行する幼い特攻兵器予備軍を尻目に、充電式電動ドリルを探しまくるが見つかりません。何処に置いたんだっけ??? セット組み建作業ができないじゃないか。
7月8日(土)
午前5時半過ぎにやっと帰宅できて熟睡していた午前10時、ヒラケンさんとクラゲさんから立て続けにお電話を戴く。確か酔った勢いでチェック・アウトの時間にロビー前に集合と言った記憶も、ないではないが・・・。
【玉木屋セット】 午前11時、クラゲさんに搬送されてヒラケンさんが事務所に到着なされる。建艦ドックの1/72戦艦「榛名」をご視察戴いた後、「玉木屋」セット組み建中の現場にご案内させていただきました。壁の色は、”クリーム色”と致しました。”白色”の方が血のりが飛び散った時には映えるのですが、カラーバランスの発色で露出が白に合うと他の色を飛ばしてしまう恐れもありますので、ちょっと落ち着いた色合いにしました。こんなトコまでちゃんと考えていると自画自賛ですぅ。
中学校の技術の時間以来の塗装作業というヒラケンさんは、ここでもその類い希なる異才の一端を垣間見せてくれました。本来なチキンと綺麗に3度塗りしてから汚し塗装をしてやるのですが、2度塗りだけで汚し塗装まで完成させた仕上がりを見せてくれます。劣悪な現場環境の中でのベニア板6枚分の塗装作業、ご苦労様でした。
夕方、造田さん宅に放置されている伝説のオート三輪をご見学戴いた後、無事に千葉県に向けてお帰り戴けました。21日よりの撮影合宿で再びおいでいただくコトを心待ちにしております。
7月7日(金)
本日は、
『七夕オフ会』と称される原爆組恒例のイベントというか、飲み会が催されました。『がいな奴』クランク・イン直前の最後の詳細な打ち合わせと、決起大会の酒宴でもあります。午後7時7分7秒に集合ということで、「くえ鍋」を探して流浪しつつ、3次会が終了し解散したのは午前5時でした。


千葉県からお越しのヒラケンさん、愛媛県からお越しのおボーさん、新たな交流でビデオ・カメラと編集ソフトのご指導を仰ぐ黒川さんをはじめ、tetsu1さん、塚田さん、武田さん、造田さん、葉子さん、漂うクラゲさん、猫バスの参加です。
新潟のだいちゃんから送られてきた開業医・山守役の”白衣”の衣装を造田氏が試着なされて開幕し、前日に録音された『がいな奴』のキャンペーン・ソングをたらい回しに視聴致しました。また、「玉木屋」の配役を御本人様のご希望を最大限に考慮しつつ決定させていただきました。難しい音楽の著作権や作詞者にも楽曲の使用権が発生する問題や、パソコンでのビデオテープ編集ソフトの諸問題、急ブレーキをかけた車が浅野役の黒川さんを轢く時に斜めにスクロールしながら車体を移動させるにはどうしたらよいか等々、真摯な態度で協議に協議を重ねさせて戴きました。


場所を”綺麗なおねーちゃん処”で遊ばれた後の2次会場として使用されやすい、いつもの某・高級ナイトクラブに移して、更に微に入り細に入り協議は続きます。
高松でビデオ撮影にて作品を製作なされている黒川さんとも「直盃」で5分のお付き合いをさせて戴けるコトとなりました。今後ともいろいろとビデオに関する新しい技術をご教授戴きながら、香川の映像文化発展の為に持ち合わせていない処を補いながら完成度の高い作品の製作に取り組んで参れましたら幸いに存じます。尚、主演男優の不慮の交通事故で中断なされていた黒川さんの撮影は、黒川さん御本人が主演なされて再開されるそうです。そのテストパターンとして「玉木屋」シーンのご出演、おめでとうございます。当日言い忘れましたが、夏場にアスファルトの上で転げ回るのは非常に熱いですぅ。(笑)
またまた延々としゃべくりながら朝の4時前まで飲み続けておりました。詳しい内容は掲載できません。掲載できないような謀議ばかりを話し合っていた記憶しかありません。今後の展開をお楽しみに。普通のアホは、これでキチンと解散して家路と宿泊先のワシントンプラザにつかれました。キチガイ4匹は、更にはす向かいの高級鮨専門店になだれ込み、だいぶ感性のズレた接客係りのおばちゃんとの掛け合いを楽しみながらまたビールを飲み、且つバラ寿司のような握り鮨を食べてました。さすがに午前5時になって「頼むから、もう帰ってくれ」と言われてようやく『七夕オフ会』は終焉を迎えるコトができました。
7月6日(木)
【玉木屋セット】 本職の
中村さんが、若手の
藤本 茂之さんを引き連れてクッション・フロアーを貼りに来てくれました。さすが本職、手際が良い。基礎にしているベニアの釘打ちの荒さもモノともせず作業はどんどん進んで参ります。チョットしたミスの連続も、素人目には何の問題もない出来上がりに見えます。土台の敷石との境目や、敷き柱との境目もきっちりと処理して戴き、仮設の血まみれ使い捨てにするのにはもったいない様な仕上がりに成りました。
4.5Lのフォア・ローゼスを持ち込んで指導にあたる
石川さんの温かい激励のお言葉に励まされて、床張り作業班の中村−藤本・コンビと、壁製作作業班の塚田−土居・コンビが順調に作業工程を進めております。深夜4時前まで続行された突貫工事のお陰で、床のクッション・フロアー貼り付け作業は完了。座敷奥の壁部分に打ち付ける2.5ミリ・ベニアの枠付けパーツ5枚も完成致しました。懇談をしながらの作業で、中村さんのご出演はモチロンのこと、若手の藤本さんも血まみれ出演を御快諾して戴き、【本日の成果】と致しましてマルタ2本を確保しました。
7月5日(水)

某・新興宗教団体、幸福の科学・香川県支部長さんが、是非とも建艦中の1/72戦艦「榛名」をご覧になりたいということで、建艦ドックをご視察に来られました。太平洋戦争中の艦船や航空機に非常にご興味がおありだとのことで、話が弾みました。呉の海事博物館や、今はなき京都の嵐山美術館の説明をさせて戴いた後に、是非とも靖國神社に参拝して遊就館を見学なされることをお薦めしておきました。
更に、「日本人なら哭きます」のメイキング版での零戦や真珠湾、キリスト教系宗教団体パーティ会場での機銃乱射シーンのビデオをご覧戴き、22,23日の撮影に是非とも参加して戴きたいと一応お願いはしておきました。確約は戴いておりませんので【本日の成果】としてはっきり明言はできないのですが、組織票をお持ちの団体なんですから、マルタの3本くらいは欲しいですね。(笑)
Yahoo!オークションにて、「MGC コルト・ガバメント HWモデル」を13,000円にて落札しました。これで17歳の通り魔・清元が両手でガバメントを乱射する時に、改造ガンの閃光とは別ショットで薬莢の飛び出すショットが撮影できます。懸案のイングラムの締め切りは、まだ2日先です。
7月4日(火)
上空の気圧の変化が激しすぎるのか、最近夕方のスコールと雷がものすごいです。落雷で消防車は走り回るし、停電までしてます。一雨降って、夜間の作業が涼しく過ごせる利点もあるのですが、嵐のような豪雨の中に出かけるのはちょっと辛い。まして、急な停電でバックアップとってなかったら辛過ぎです。ご注意を。
【玉木屋セット】 座敷部分の基礎工事を行います。座敷のド真ん中に1メートル角位の囲炉裏が設置されてありました。当初は囲炉裏の上にコンパネを張り詰めようと考えていたのですが、囲炉裏の囲い木が10センチ角の角材で作られており、10センチも床上げしなければいけません。囲い木の接合箇所をいろいろ調べておりましたら、10センチ長の木ネジ6ヶ所でとめてりましたので、囲炉裏を撤去してしまうことにしました。木ネジを取り外し、接着剤での接合部分を力任せにこじ開けて、無事に撤去完了です。
この4畳程の座敷の上には6名程のお客さんが座っている設定ですので、5センチ角の角材を30センチ間隔で敷き詰め、充分な強度を持たせてコンパネを打ち付けていきます。0時を過ぎてから、
武田さんが仕事帰りに応援に来てくれました。「ベニアの武田」と異名をとる武田さんを交えて、壁の製作方法について協議を重ね、おおまかなセット完成のメドも立ちました。ただ、塚田さんは「たらいうどん」の被弾シーンを水柱ではなく、たらい本体の破壊にまで持っていきたいとのことです。今後の検討課題が更に1つ追加です。
7月3日(月)

お中元の発送がいよいよ本格化しております。発送伝票の作成や請求書の作成に追われだしました。ここで手を抜くとうどんの製造や発送にまで響いてきて追い込みがきつくなりますので、ただひたすら本業の作業に没頭しております。
【玉木屋セット】 コンパネの基礎だけでは土間のタタキの不均等さから、歩くとボコボコしてしまいます。強制的に修理する為に2.5ミリ・ベニアを全面に渡って打ち付けます。「セットの塚田」と異名をとる
塚田さんも応援に駆け付けて戴き、一挙に床張り付け作業・基礎工事を仕上げてしまいました。ただ、土居と塚田さんがコンビを組んでセットを組むと、強度を気にする余り仮設のハズが強固なモノを作り上げてしまうきらいがあります。撤去作業が大変だとは知っているんですが、ついつい・・・・・。しかし完璧な床の基礎が出来上がりました。まるで強固な算木を組み込んだ上に張り付けたような状態に成りました。
ぼびさんにクッション・フロアーの材料確保と張り付けをお願いしましたので、これで出来上がったも同然です。最近の表装屋さんは壁紙だけでなく、床材の加工もなされるんですね。お見それしました。詳しくは、最新作『がいな奴』の「玉木屋セット」コーナーに掲載致しました。
7月2日(日)

高松市で自主製作映画を撮られている
黒川 幸司さんと初めてお会いすることができました。黒川さんは正統派のシナリオ30数ページを書き上げ、昨年からデジタル・ビデオで撮影に取り組まれていらっしゃったのですが主演男優の方の不慮の交通事故で主役降板、只今新たな主演男優を獲得運動中とのことです。
その映画製作実現に向けての地道で着実なご努力は敬服に値するもので、シナリオをきちんと書き上げる勉強の為に進学する大学を選定なされ、また”絵コンテ”をきちんと描く為に在学中はマンガ研究会に在籍して腕を磨き、アクション・シーンの殺陣を学ぶ為に体操も専攻なされたそうです。撮影シーンの現場説明とカット割り構築の為に描かれた絵コンテは微に入り細に入り、素人コンテとは思えぬ程上手に描かれております。私共も初心に帰って学ぶべく、自作された絵コンテ表のベーシックを何枚か戴きました。
千葉での葬儀を終えて空路高松空港に降り立たれたおボーさんが、新居浜にお帰りになられる前に立ち寄られ、3名で歓談することが出来ました。デジタル・ビデオカメラの機種選定のキーポイントや、パソコン編集をする時のソフトの選び方、テロップ処理のやり方、動画修正加工の方法や容量の問題、等々、先進的な技術をいろいろと教わることが出来ました。黒川さん、遅くまでどうもありがとうございました。今後ともお互いに助け合って頑張っていきましょう。【本日の成果】尚、黒川さんもマルタとしてご出演して戴けるそうです。
群馬のガンショップにイングラムの在庫が残っていないとの情報が入り、そげきやさんのアドバイスで「Yahoo!オークション」にて確保する事にしました。深夜、ヒラケンさんにご教授戴きながら『MGC イングラムM−11フルセット』と『MGC コルト・ガバメント HWモデル』の入札に参加。競り落とすことが出来るのかどうか、初めての試みなのでワクワクしながら締め切り時間の来るのを待ち望んでいます。
【玉木屋セット】 コンパネを切り落としながら、床全面に渡って張り詰める作業は完了。座敷部分の基礎が荒削りの石なのでコンパネとの境界線のアタリを付ける為、型を削り落とす作業に手間取る。土間部分だけで約10畳の広さとなる。階段下の部分を如何に隠すか、今後の課題として残る。
7月1日(土)
日付が変わった直後に、某・高級ナイトクラブ「ワッハッハ」に入店する。『がいな奴』17歳の通り魔・清元役を、バイトの香大生・阿部ちゃんに出演交渉する為であった。事前に山下マスターに阿部ちゃんの出勤予定を確認して木、金曜日ならOKということだったのだが、急遽予定変更で、本日のバイトは松岡君でした。ちゃんと予約の電話を入れておけば良かったのですが、松岡君も好みのタイプだったので指名しました。(笑) まるで、風俗店の様な出演交渉です。交渉を始めようとした矢先に、カウンターに伏せていた若いおねーちゃんがムクッと起きあがり、すかさず山下マスターが差し出したビニール袋の中に大量の嘔吐。これから飲み始めようとする1メートル隣でやられたんですから、たまったモンじゃありません。しかしお願いごとの前ですから、終始ニコニコ顔。出演交渉をする時の猫バスは、別人格です。

松岡 哲也氏は、香川大学の4回生でラグビー部ながらも170cm54kgとちょっとスレンダー。高校生の制服を着させれば17歳でも通用するでしょう。岡山県出身で、スポーツ刈りがちょっと伸びた様な髪型もタイムリーです。清元が玉木屋に現れるシーンは、リュックを背負って銀色の自転車に乗って来るのに変更しましょう。
最初は躊躇していた松岡君でしたが、時間をかけて製作意図や撮影の手順などを事細かに説明させて戴くと警戒心も薄れ、興味を示すようになってくれました。ここぞとばかりに数々のエピソードを披露し、最後には出演の御快諾を戴きました。ただ、7,8,9日はラグビー部が高知遠征の為、クランク・インは20日過ぎに延期されます。隣でシナリオを読みながら聞いていた山下マスターもついに我慢が出来ずに『ワタシも殺して下さい。阿部も連れて行きます。』と自ら出演を志願してくれました。【本日の成果】通り魔・清元役と、マルタを2本、確保しました。
3時過ぎに帰宅。ヒラケンさんに泣いてもらうとチャットで脅して就寝す。
夕方7時、千葉オフ会でおボーさんと飲まれているヒラケンさんにお電話。コトの詳細をご説明させて戴き、納得はできないけれども了承はするとの言明を得る。まぁヒラケンさんも、どっぷり原爆組に浸かってしまわれた訳です。内容につきましては、とても公開できるモノじゃない謀議ですので、今後の進展をお楽しみに。
【玉木屋セット】 床、基礎工事の為にコンパネを6枚並べて打ち付ける。土間のタタキを削って平坦にしようとするが、一部極端に固い箇所があるので作業は困難を極める。4ミリ・ベニアを接合パーツとして平坦化を図るが効果薄。更にもう1枚上打ちする必要性を痛感する。
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