ÉXTASIS

監督:Mariano Barroso  
出演:フェデリコ・ルッピ ダニエル・グスマン Leire Berrocal Silvia Munt

 

 スペイン、アンダルシア地方アルメリアに住むロベール(ハビエル)は似たような境遇のオナ(Leire Berrocal)、マックス(ダニエル・グスマン)と組んで強盗を繰り返す。彼らは権威的なものや家族的なものを嫌い3人だけの心の繋がりを大切にしている。彼らは自分達のレストランを開こうとそれぞれの家族から金を奪う計画をたてる。 まず初めにオナの父親が経営するスーパーマーケットを襲い成功。 次にロベールの叔父のモーテルを襲った時、アクシデントでマックスが捕まってしまう。ロベールは、マックスの代わりに9歳の時マックスと彼の母親を棄てた国際的に有名な劇作家で演出家のダニエル(フェデリコ・ルッピ)を襲うことにする。彼は左右目の色が違うマックスに成りすますため片目に青いコンタクトを入れ、マドリッドで新作オーディション中のダニエルに会いに行く。
 自分の息子マックスだと名乗るロベールにダニエルは金と劇中の重要な役を与える。ダニエルの新作「人生は夢」は、疎遠になった父と子がお互いの中から父と子の絆とそれぞれのアイデンティティーを捜し求める物語。ロベールは機会を見て裕福なダニエルから強盗しようと企てるがブルジョワ的生活に触れダニエルの愛情が手に入った時、計画を続ける気持ちが薄らいでしまう。そこに、刑務所から出たマックスと オナが現われる。 
 以上がストーリーですが、英語字幕で見たのでアヤシイかも・・・。

 原題のÉXTASIS これは英語でEcstasy (忘我、恍惚、恍惚状態)の意味。エクスタシー、それは多分ダニエルとロベールの関係を指していると思います。  
 小さい頃別れて顔も分らない息子が自分を慕ってやってくる。ロベールの言った事を信じたかどうか、表面上はあっさりと受け入れるダニエル。マックスとしての生活を始めるロベール。父と子を演じ始めるふたり。ダニエルは演出家が俳優に演技をつけるようにこうあって欲しいと思う息子像をロベールに要求する。それまで父子的関係や安定した職が無かったロベールは、息子の役割とダニエルの演技的要求に答えられる自分に満足する。ダニエルはロベールを同じ種類の人間だと考え、ロベールも一時はそのように行動する。ダニエルはうすうす自分の息子ではないと分っているロベールを演出し続ける。それぞれが模倣の人生を演出し演じる演技的昂揚感。このふたりのこれらのシーンはお互いの心の中を探りあい、真実を求め合う緊張感が漂っていてまさにエクスタシーそのもの、誘惑しあうふたりって感じでした。 
 ハビエル演じるロベールは人を惹きつけずにはいられないキャラクターで、オナやマックス、ダニエルとその愛人の女優(Silvia Munt)も彼に魅力を感じます。もちろんビデオを観ている私も、ぐ〜〜〜っと惹きつけられてしまいました。この映画のハビエル、外見的には今まででいちばん痩せていて身体も締まってカッコいいです。演技はも〜〜〜(牛)これまた素晴らしい!名優フェデリコ・ルッピとのケミストリーが最高です。エンディングはちょいとアレなんですが、こんな面白い映画が未公開なんっても〜〜(牛)信じられませ〜ん。(b)

電話でアモーレ 

監督:マヌエル・ゴメス・ペレイラ 
出演:アイタナ・サンチェス・ヒホン ホセ・マリア・フロタッツ
すっぽりチュー寸前! 僕はこっち側。
超スーパーベリーベリーキュートなハビエルに逢える作品です。いまのところビデオ未発売。ど〜〜して、ど〜〜して???
私はアメリカ版ビデオを見た後、BSで放映されたスペイン版をみたのですが、アメリカ版は男性同士のキスシーン等数箇所のシーンカットがあり、スペイン版のほうが長く、エンディングもちょっと違いました。

 ハビエルは、カルタヘナからマドリッドへやってきた俳優志望の青年ビクトル役です。役者としてのチャンスをなかなかつかめないでいるのですが、ある時、ハリウッド映画のオーディション話が舞い込み、お金のない彼はそれを受けるまでの間テレフォンクラブのバイトを始めます。客であるゲイのビル(ホセ・マリア・フロタッツ)と謎の美女アマンダ(アイタナ・サンチェス・ヒホン)、ふたりからの電話で事件に巻き込まれ、事件は無事解決するのか?美女との恋はかなうのか?オーディションには受かるのか?というラブサスペンスコメディーです。面白いです。超オススメです!
 
 あるオーディション場面では、ジーン・ケリーが映画「雨に唄えば」の中で歌った曲を歌い踊り、甘い声を聞かせてくれてエロエロ・カッ飛び・体自慢だけじゃないところを見せてくれます。
コメディだからいろいろ笑わせてくれますが、テレフォンクラブのエロチックなテレフォンセックスでの囁きは重低音で悶絶モノです。そして、ジーンズのジッパーを下げる音を聞かせてくれた時、ひっくり返っちゃいそうになりました。

 極めつけ、ハビエルは愛の表情を瞳で見せてくれます。アマンダへの無邪気な欲望の瞳、だまされたと分かった時の憂いを含んだ瞳、キャスティング・ディレクターを見つめる時の燃えるような瞳、ビルの愛情にこたえられない時の後ろめたいような瞳、も〜〜(牛)、瞳ですべてを物語るんです。吸い寄せられちゃう。

 私がいちばん好きなシーンは、アメリカの若造映画監督にスペイン人としてのプライドを見せるところです。「敬意を払え」と言った後、パンをぎゅっと握りつぶして「分かったか!」って・・・。あ〜〜〜かっこいい!!そこまでのビクトルはどちらかと言うと、お人よしでフェミニンな感じだったのでグッと来ちゃいました。
 この映画でハビエルはゴヤ賞の主演男優賞を受賞しています。(b)
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時間切れの愛   

監督:イマノル・ウリベ    
出演:ルス・ガブリエル カルメロ・ゴメス
 「時間切れの愛」のタイトルが示すようにラブサスペンスです。ぎりぎり状態に置かれている恋人達の様子が緊迫して描かれていて見ごたえがあります。もし、ハビエルが出ていなくっても十分面白いです。

 ハビエルの役は主人公のテロリストが愛することになる娼婦のヤク中のポン引き。汚いけど、かっこいいです。少しの登場場面で素晴らしく鮮やかな印象を残します。な〜〜んて。ハビエルが出てると知った時、すでに見ていたのですが、全然彼の登場場面を憶えていませんでした。きっと主役のカルメロ・ゴメスがステキなのでそっちに心が行っちゃってたんですね〜。ハビエルチェックでもう一度見たら、も〜〜(牛状態)美しっぃいい!人を脅す時の低い声と濡れたような黒髪がたまりません。
ハビエルはこの演技でゴヤ賞の助演男優賞を受賞しました。(b)

おっぱいとお月さま

監督:ビガス・ルナ    
出演:マチルダ・メイ ピエル・ドゥラン ジェラ−ル・ダルモン ラウラ・マニャー
 今まで自分のものだったママのおっぱいを弟にとられちゃったテテ(ビエル・ドゥラン)。自分だけのおっぱいが欲しいとお月さまにお願いをする。
 ビガス・ルナ監督イベリア3部作の一本です。スペインはタラゴナに住んでいる一家のお話。2年に一度行われる人間で作る塔のお祭りが出てきたり、ラス・ファレラス水道橋(ローマ遺跡のひとつ)がでてきたりタラゴナ観光の参考にどうでしょう。全編に漂うマチズモ批判が見どころなのかもしれませんが、私は苦手な映画でした。 

 ハビエルのカメオ出演、役名は「ローマ人」。も〜何回も何回も穴の空くほど見てやっと発見いたしました。前から4人目がハビエルです。テテがお父さんと行った水道橋ですれ違います。ハビエル、つまらなそうな顔で行進してますねぇ〜。(b)

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