ハリウッド・ブールバードに沿って



 映画の代名詞だったハリウッドは、映画会社の移転に伴って、さびれて行き、一時は汚く、危険な街と言われたこともあったが、地元の人の努力で生まれ変わった。それに加え2002年からアカデミー賞の授賞式に使われるコダック・シアターがオープンして、ますます華やかになろうとしている。
 実際に映画製作が行なわれているのは、郊外のスタジオとわかっていても、一度は訪ねたい場所である。


ハリウッド・ルーズベルト・ホテル

 
ハリウッドを楽しみたい人には最適のホテル。ハリウッド・ブールバード沿いにあって、チャイニーズ・シアターの斜め向かい。
 1927年の開業という古い歴史を持ち、第一回のアカデミー賞授賞式もここで行なわれた。
 アールデコ調のロビーには、ここをよく利用したチャップリンの像もある。中ニ階には、ホテルと映画スターのかかわりを示す展示があり、ちょっとした映画博物館の趣。
 その上、客室はきれいに改装されていて、料金が一室15.000円くらい。歌と踊りが楽しめるキャバレー「シネグリル」もこのホテルの売り物。「恋のゆくえ」のミシェル・ファイファーはここの歌手という設定。
 ホテルの名前は、第26代大統領セオドア・ルーズベルト(日露戦争の講和を仲介した)からきている。


マンズ・チャイニーズ・シアター

 劇場前の広場にあるスターの手形が何と言っても有名。中国の寺院・宮殿風の建物で、一番の話題作はまずここにかかることになっていた。シネコン全盛の今でも、その傾向は変わらず、スターを招待して行なわれる華やかなプレミア上映会の会場になることも多い。リニューアル工事、進行中。

 この写真の「マトリックス」に続いて「スターウォーズ/エピソード1」が上映されることになっていて、初日を待つファンのテントが並んでいた。

 誰の手形がどこにあるかは、正面入口の近くに掲示してある。
 トム・ハンクス、マイケル・ダグラス、ロン・ハワード監督など比較的新しく加わった人は、周辺にある。


 映画「スピード」のラストシーン。工事中の地下鉄天井を突き破った電車が道路に飛び出した場所がここ。映画では「2001年宇宙の旅」のリバイバル上映が行なわれているという設定だった。

 写真は、地下鉄の駅がまだ工事中だった1999年4月当時のもの。



  ウォーク・オブ・フェイム

 ハリウッド・ブールバードの歩道にはめ込まれた星形の敷石。映画人はカメラ、歌手はレコードといったシンボルマークで区別されている。誕生日や、故人の命日には、届けられた花束の山ができていることもある。
 〈プリティ・ウーマン〉では、「ボブ・ホープ から エラ・フィッツジェラルド」 というようにフッカーの縄張りを決める目印としても使われていた。
 写真は「氷の微笑」でウォーク・オブ・フェイムの仲間入りを果たしたシャロン・ストーン。



ステューディオ・カフェ

 昔は、時間のない映画業界人でにぎわったというカフェ・レストラン。
ステューディオ・ハンバーガーなどというメニューに、その名残りを感じてうれしがるほかは、取り立てて変わった店ではない。






フレデリックス・オブ・ハリウッド

 マドンナ、モンロー、シェールなど有名女優の下着も展示してあるランジェリー店。
ピンクの幌とネオンに観光客が吸い寄せられて入って行く。
 マドンナの衣装が、ここから盗まれた事件もあった。



壁 画

 街を歩くと、どこかで見覚えのある壁画に出逢う。その中で一番有名なのは、モンロー、チャップリン、E.テーラーたちが客席に座って映画を見ているものだろうか。この壁画、時々描きかえられているらしく、土産店で売っていた絵葉書は、J.ディーンの座り位置が違うものだった。
 向かって左、カウボーイ・スタイルのジョン・ウェインの左後ろに三船敏郎らしい人物の姿もある。どれも顔は今ひとつ似てなくて、衣装で判断するのみ。





ポスターズ・アンド・ブックス

 ハリウッド・ブールバード沿いにある映画関連グッズ店のひとつ。
その名の通り、映画のポスター、映画関連の本のほか、新作映画のスチル写真などの資料がまとまってひとつの封筒に入った「プレス・キット」は貴重。
 レジには、映画のキャンペーン・バッジが無料で、たくさん置いてあった。

タイトル一覧へ

掲示板へ