イルマーレ〈済州道牛島編〉 


 ウド(牛島)へは、ソンサン(城山)フェリー港から1日10〜12往復しているフェリーに乗って15分。「フェリー港」と書いたのは観光潜水艦が出航する城山「観光港」が別にあるから。
 牛島の港にはレンタサイクルもあるが、起伏の多い島は変速機が付いていてもハード。レンタカーや貸切タクシーの人は車ごと島に渡る方が良い。ただ、フェリーに載せられる車の台数には限りがあるため、積み残されるリスクも考慮して、最終便で帰るのだけは避けたい。

シムシムトバン

 ウンジュ(チョン・ジヒョン)の実家という設定で、ミンパク(民宿)のシムシムトバンが使われている。入口にかかっている看板を見ると、漢字では「尋心島房」と書くらしい。
 映画では、夜2階のテラスにいるウンジュにお母さんが声をかけるシーンと翌日自転車でウンジュが出かける場面の2回登場。
映画撮影時、2階部分はまだなかった。

ここにもポストがあるのは偶然か


右の写真は自転車で走るウンジュの前に広がる風景。

行き方
 牛島の文字どおり中央にあって店や学校が集まっているチュンアンドン(中央洞)の農協から、東へ伸びる道をピヤンドン(洞)方面へ行くと、次の集落へ着く前にこのシムシムトバンが一軒だけ、道の右手にポツンと建っている。


ピヤンド(島)への道

 漁船がつながれたこの道をウンジュが自転車で走ってピヤンドの方向に行き、ソンヒョンの後輩が現場監督をしている家の建築現場を偶然通りかかる。ピヤンド(島)という地名が示す通り元々は島で、この道によって牛島と地続きになった。
 ピヤンドには写真に写っている民宿のほか海女が仕事に使っている建物が一軒。他には、狼煙などをあげた烽火台の跡と先端に灯台があるだけ。

 ソンヒョン(イ・ジョンジェ)が、ひとりこの道を歩いて草地へ行くシーンもある。

 手前に干してあるのは海藻。仕事を終えた海女が向こうから帰って来る。白い建物は民宿。
シムシムトバンから海へ向かって道なりに行けば、自然にここへつながる。


ソンヒョン設計の家の建築現場

 ここは、上の写真に写っている白い民宿の前にあたる。
 もう少し先に行くと、この場所に立つソンヒョンのバックに見えていた灯台がある。


サンホサ海岸

 ウンジュがソンヒョンを一日中待っていた砂浜。もらった手袋が波にさらわれて沖へ流される。
 ソンヒョンがこの浜辺を歩くシーンではその足跡がフェイドアウトしていく。
 韓国で唯一珊瑚の砂が見られることからこの名(サンホ=珊瑚)がある。遠くに見える台形の山は対岸にあるソンサンイルチュルボン(城山日出峰)。この浜は牛島の西部にあるので、ウンジュが自転車で向かった牛島の東部ピヤンドとは島の逆側ということになる。


トルガニ

 チョン・ジヒョンがイ・ジョンジェに会う約束の場所へ自転車を走らせ(左)、後に済州島をひとりで訪れたイ・ジョンジェが歩く道(右)。カメラのアングルが少し違うだけで実は同じ場所。ここは牛島五景のひとつでトルガニというところ。記念写真を撮る観光客が絶えず、道端には露店も出ていて映画で受ける何もないところというイメージとはずいぶん違っている。

行き方 フェリー港から東へ1km。道は一本しかないので迷うことはない。



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