― はじめに ―
CDに慣れてしまった身には、LPの取り扱い方法や、 固有のノイズには、ちと抵抗がある。
しかし以下のメンテナンス術を読めば、君ももう立派な「あなろがー」だ。(爆
あなろぐは実に奥の深い世界。 然し無限の可能性を秘めている。
ここに来るのはAIWA愛好家のみなさんやいー加減な「あなろがー」が多いだろうから、
ここでは 、スクラッチノイズ(パチパチというノイズ)対策のメンテナンス術 に的を絞って解説していきたいと思う。
一般に、スクラッチノイズには以下の対策がある。 是非とも実践してみてもらいたい。
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STEP1 針掃除
LP盤をトレースした針にはホコリがびっしり。 針は音の入り口だから、メンテナンスもしっかり行いたい。
クリーナーにはaudio-technicaのスタイラスクリーナー「AT607」¥600を。
これは「あなろぐ顧問」鹿さんのお墨付き。 ロングセラー商品でもある。
使用のコツは(出来れば毎回)マメに行う事、針先が完全に渇き切ってから聴く事だ。
針がLPをなぞるのと同じ方向に、液をつけたブラシで軽く撫でる。
なお、お金持ちにはレイカの「Dr.スタイラス」¥16,800もある。
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STEP2 盤磨き
LPのクリーニングはあなろぐをやる上で最も重要な課題と言って良いだろう。 是非ともマメに行いたい。
世にクリーナーは五萬とあるが、まず第一にお勧め出来るのが、御茶ノ水ユニオンなどで売っている
レイカの「バランスウォッシャー」¥1,700だ。 これは何といっても古いLPのカビに強い。
この製品はプロの現場でも定評があり、多く使われている物なのでこれを使っていて間違いは無いだろう。
コツは、液を染み込ませてから汚れが浮き出るまで待って 、すぐに拭き取らない事、後に満遍なく拭く事。
拭いてから効果が出るまで少々時間がかかるので、袋に戻ししばらく置いてからが丁度良い。
次にお勧めできるのはミルティの「パーマクリーン&パーモスタット」各¥1700&2700である。
少々値段が高く、においも強烈なのが玉に傷だが、英国のロングセラー商品だ。 パチパチノイズには最強。 乾きも早い。
ディスククリーナーには他に、生体エネルギー研究所 / タカクの「クーナル」¥3000-3600という怪しい液体もお勧めだ。
こちらはLPスパルタ教育派の勇気のある方に。 相当怪しいが、確かに音の鮮度がUPする。
LPの掃除を、ボンドなどでパックしてしまうとか、洗剤でジャブジャブ洗ってしまうという豪傑もいるみたいだが、
上記のような手軽な液体タイプの使用が無難だろう。
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STEP3 除電
スクラッチノイズは静電気が主なる原因。 バランスウォッシャーでも 除去できているが、静電気をアースするブラシもあると便利だ。
毛のソフトな物を。 SFCの「静電キラー」¥3,500がお勧め。
ヨドバシカメラ等の大手の写真用品店でも売っている。
(注:ブラシ系アクセサリーは厳密に見ると盤に傷が付き易いので注意が必要)
ただし上記の湿式クリーナーを使っていれば、それほど使用頻度は高くないかもしれない。 湿式クリーナーで除電出来てしまうからだ。
除電にはミルティの「ゼロスタット」¥8,800という除電拳銃が効くという噂もある。
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STEP4 消磁機
正直でも掃除機でもない。 「消磁機」である。(大寒
アナログディスクの磁気を取り除いてしまうという凄い機械があるのだ。
アコースティック・リヴァイブの「RL-30」¥148,000なり。
これさえあればあらゆるディスクの鮮度がよみがえる! ・・・のだそうだ。 私も欲しくてたまらないのだが、如何せん高い。
奥さんにシバかれてもよいという勇者に。
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STEP5 ジャケットの掃除
ホコリやカビがこわいのはLPだけではない。 ジェケットもきれいにしておくべきである。
LPをジャケットから出す際に発生する静電気で、ジャケットに付着したホコリやカビがLP側に吸着しがちだからだ。
水に濡らしてきつく絞ったタオル・手拭い等でジェケットもきれいにしておく。
リッチな方はクーナルやアルカリイオン水を使っても結構だ。
掃除後、十分に乾燥させた後ジャケット袋に入れて保管すると良い。 ジャケにカビが生えてしまうのを防ぐためだ。
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STEP6 保管
中古LPの内袋は劣化し、ホコリやカビも付いている可能性があるので、
新しい物(LP用内袋)に交換しておいた方が良いだろう。 ¥25/枚くらいで売っている。
また、カビや反りを避ける為、LPの保管にも注意したい。
具体的には、湿度に注意し、暖房や直射日光のあたる場所を避けることだ。
LPの置き方は、斜めにならないやうに(=隙間のないやうに)並べて立てると良い。
斜めになっていると、音盤が反ってしまうので注意が必要だ。
A4サイズファイル用の棚を買ってきて本のように並べれば、安価に済ませられる。
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― あとがき ―
レコードは光ディスク以上に耐用年数があるといわれ、また実際に日々更新されている。
LP盤はメンテナンスさえしっかりしてやれば CDよりもずっと安心だ。
面倒くさいが、そこがあなろぐのアナログたる所以。
苦労して磨いたディスクの音は、いっそう輝きを増して聴こえるというものだ。
愛情をもってメンテナンスしたい。
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