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「主役がケヴィンでなかったら『アメリカンビューティー』に取り組む価値もないと思った。ケヴィンはある種の、冷淡で、傷つきやすく、愚かな質を持っているとともに、ありふれた瞬間を、皆の興味の焦点となる特別な瞬間に変える力を持っている。彼はその目の奥に、レーザービームを持っているんだ。彼が首をぴくっと傾げるだけで、観客は非常に強い印象を受け、うなじの毛をさかだてられてしまうんだよ。」 |
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「ケヴィンは、現代の数少ない、普通の人間をやれる俳優だ。」 |
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「彼に感傷的なところが全くない点は、現代社会においては、実際、彼に不利になるかもしれない。」 |
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「ぼくは、現代の平凡な人物を創造できる俳優を探していた。例えば『アパートの鍵貸します』のジャック・レモンのような。会社では目にとまらず、道を歩けば誰の注意もひかない。しかし、映画の後半までに、もっとずっと人をひきつける人物に変容することのできる俳優だ。」 |
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「ケヴィンはまさに類まれな俳優だ。」 |
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「コメディという面では、彼は抜群だ。彼の間の取り方は、非のうちどころがない。それに、彼は平均的な人間、現代の平凡な人物のようだと、ぼくは納得させられるだろうと思えた、少数の俳優の一人だった。ぼくはまた、話の初めのほうでは、ひどく傷つきやすいようでいて、だんだん強さを増していく人物が必要だった。この変化は彼の興味をそそるだろうと、ぼくは思った。それで、とてもしつこく彼にこの役を迫ったのさ。」 |