Small Tribute to
Nancy Allen

What's New?

画像など、色々追加しました。(2008.6.7)



<ナンシー・アレン>覚え書き頁

写真が増えてきたのでナンシー頁を @(84年まで)と
A(85年以降) に分けました。


ナンシー・アレン(本名はナンシー・アン・アレン)は1950年6月24日、NYで生まれた。
父親は警官で、最終的にはNY市警察の副署長にまで出世する。

5歳の頃からダンスを習い始め、高校時代は演劇部に在籍。
俳優を目指して映画・TVでお馴染みとなった「フェーム」の舞台、
ハイスクール・オブ・パフォーミング・アーツに通い、
(「抱きしめたい」のパンフによると)若いプロのための
クィンタノズ・スクールに転入、同校を卒業する。

 
これは言うまでもなく「キャリー」から。若いっていいね。

15歳から100本以上(本数は眉唾)のCM、TVに出演した彼女は、
貯めたお金を資金源にしてロンドン、パリと渡り歩き、エルなどの有名雑誌の
グラビアモデルを経験。帰国後に名優リー・ストラスバーグの下で
演技の基礎を学び、73年にハル・アシュビーの「さらば冬のかもめ」に端役で登場。
ジャック・ニコルソンと共演し、正式に映画デビューを果たした。
(IMDb によると映画初出演は12歳の時。「A Hand in my Pocket」という喜劇らしい)



左:トラヴォルタと語らうナンシー。プラザホテルにて。
右は「ミッドナイト・クロス」の頃。

成功を求めてLAに出てきたものの、暫くは泣かず飛ばず。
夢を諦めてNYへ帰る決心を固めたところに、ブライアン・デ・パルマ監督の
「キャリー」(76)への出演依頼が舞い込む。この映画で彼女は
ジョン・トラボルタと共にシシー・スペイセクを苛める女子高生役に抜擢され、
ウィリアム・カット、エイミー・アービング、
P・J・ソールズらの若手俳優と共に脚光を浴びた。


スピルバーグの「1941」でセクシーパートを担当したナンシー(上左)。
上右は映画雑誌のファン投票で人気女優年間トータル10位に輝いた時の一枚。
「殺しのドレス」「ミッドナイトクロス」と出演作が続き、注目度もアップしていた頃。
下2枚は「ストレンジ・インベーダーズ」出演前後に
撮影されたと思しきポートレイト写真。
下の2枚の背景は雪山で、"スキーに来ました"風の一枚。


80年代中頃までの彼女はスピルバークやゼメキス、
ポール・バーテルら、ひとクセある娯楽派監督と組んで
コメディエンヌぶりを発揮する傍ら、私生活では「キャリー」が縁で
79年1月12日にデ・パルマとゴールイン(NYのマンハッタンで挙式。
デ・パルマは38歳、ナンシーは28歳でお互い初婚。
「スクリーン」誌79年4月号に報告記事アリ。同号にはジョン・トラヴォルタが
「アメリカン・ジゴロ」を降板した話や、シシー・スペイセクが「歌え!ロレッタ」に
出演が決まったニュースが掲載されている)、人生の春を謳歌する。


「殺しのドレス」の頃に撮られたポートレイト二枚。


泣き笑い人生。それぞれの表情が印象的な2カップルの肖像。

デ・パルマとナンシーはコンビを組み、「殺しのドレス」「悪夢のファミリー」
「ミッドナイトクロス」と、数々の作品を発表したが、83年(84年説もあり)に離婚。
その原因は「フィラデルフィア・エクスペリメント」で共演した
美男俳優(しかし頭はカラっぽという噂)マイケル・パレ(写真右)に
彼女が骨抜きになってしまったからだと伝えられた。



「殺しのドレス」「ミッドナイトクロス」と、デ・パルマ作品が続き、
映画雑誌なんかでも注目され始めた頃に掲載された写真。
右の写真が撮られたのは、今や化けに化けたR・ゼメキスの監督作
「抱きしめたい」に出ていた頃らしい(あんまり変らないけど)。
右下は日本の映画雑誌から。左下のはネットで見つけましたが、
服装などから察するに多分同じ時に撮影された一枚?


デ・パルマと別れて、マイケル・パレとNYで同棲生活を始めるも、
俳優として急に失速したパレ氏とは(当然ながら)破局。

80年代後半からはホラー映画の哀れな犠牲者風のイメージが定着するのを嫌い、
「ロボコップ」でイメチェンに挑戦。パート2に出演時には警察で訓練を受け、
マーシャルアーツも身に付ける。



アツアツだった頃のスクープ写真を2枚。
こういうのって別れた後に見ると因縁めいてて辛いよねー。笑


92年、テレビ映画「Impulse」(93)での共演が縁で、俳優のクレイグ・シューメイカーと再婚。
…そのシューメイカーって何者?そんな方にはこちらを。↓

1958年、11月15日フィラデルフィア生まれのシューメイカーは、
91年の「Tomcat Angels」辺りから映画に出演し始め、
「The Lovemaster」(97)では俳優と脚本を兼任。しかし出演作中で
唯一僕(ら)の記憶に残っている出演作は「スクリーム2」くらい?
それも映画科教師役(デイビッド・ワーナーじゃないよ)を演じてました、と
言われてもすぐには顔が思い浮かばないんですけど・・・。
コイツが噂の元ダンナ。

取り敢えず、これでナンシーも幸せに・・・と思ったら、
早速、94年には離婚したそうだ。ガックリ。
しかもシューメイカーの野郎、同じ年に元GFで女優の
キャロリン・アン・クラークと結婚、一児をもうけてやがりました。

わりと巨大な画像でスミマセン。圧縮かけると荒れちゃうみたいなので。↓



・・・と、思ったら、ナンシー自身も建築家のランディ・ベイリーと98年6月に再婚。
おめでとう。ジューン・ブライドだね、と思ったら07年の5月17日に見事離婚。あらら…。

「抱きしめたい」で共演したお友達女優のウェンディ・ジョー・スーパーバーと
一緒に乳癌のチャリティ・イベントに出席したり、環境問題に取り組むため、
愛車のヴォルヴォを手放し、ハイブリッドカーに乗り変えたりと、いかにも中年女性スターっぽい
活動にも精を出しているようす。メーリングリストによると、
最近は体の調子が悪かったみたい(更年期障害?)でスクリーンから
遠ざかっていたが、今後は映画出演にも意欲を燃やしているとか。

そんなナンシーの最近のお言葉。“私はとても恵まれてると思う。
守護天使に進むべき道、曲がるべき角をキチンと教えてもらったかのようにね。
自分のキャリアには本当に満足しているし、これからも沢山の映画を作りたいわ!”

…そうなることを遠い日本から祈っております。

 
従兄はコメディアンのジム・ブリューワー(左)。似てる?
甥のユージン・アレンも俳優(今のところネット上で写真を発見できず)。
右はマイケル・パレと84年に来日したときの一枚。
因みにナンシーの身長は5フィート6インチ (約1.68 m)。


<<ナンシー・アレン、その出演作>>

「Money In My Pocket」(1962)

●IMDbでデビュー作に挙げられている一作。
エルヴェン・ジュルダンなる人物の脚本・監督作品で、
最近になって書き加えられたと思しき情報によると、田舎の小屋で
妻子と共に暮らす貧しい農夫の冒険を描いた黒白88分の喜劇映画らしい。
製作当時ナンシーは12歳。役名はメリッサ・ディロン。農夫の娘役。
まるでブルッキーの「アリス・スウィート・アリス」のごとし。

出演はビル・アンダーソン、イヴォンヌ・ギルバート、パット・ゴールディン、
パット・ビルマン、ハワード・シェル、マーガレット・ウィリス、ヘンリー・リチャードソンら。
雰囲気的にはNY周辺で撮られた自主製作物か?

 

 

「さらば冬のかもめ」(1973)
The Last Detail

●ビターな味わいと、やるせないペーソスを同居させた青春映画を
撮らせると独特な才能を発揮するハル・アシュビー監督の佳作。

当時23才前後のナンシーは、パーティーでジャック・ニコルソンと
会話を交わす可愛い子チャン(役名はナンシー?)という程度の端役で登場。
「しかし、水兵ってのは色々(苦労が)あるんだぜ?」みたいなことを
ぬかすニコルソンに対し、「それって、分かるわ」と答え、
更に「え?君みたいなカワイコちゃんに分かるのか?」と尋ね返されると、
「ええ、多分その制服のせいね」というステキ回答を返す見せ場あり。

さすがこの種の会話シーンを撮らせると、スルメ系のイイ味わいを
醸し出すアシュビー、ナンシーの記念すべき映画デビュー作は
ちょっとした名作に。良かったね。


うわ!若ーい(・・・って反応、それだけかい!)。

(不要かもしれないけど、一応粗筋も記載)

海軍の裏表を知り尽くしたヤサグレ将校バダンスキー
(ジャック・ニコルソン)と、真面目な黒人将校
マルホール(オーエィス・ヤング)は、窃盗で8年の刑を
宣告された若い水夫メドウズを護送する任務を命じられた。
最初は面倒な仕事をさっさと片付けてしまおうとした
二人だったが、朴訥な水兵と旅を続けるうちに、
どうしても彼が悪人であるようには思えなくなってくる。
やがて、彼らの間には奇妙な友情が芽生え始めるのだが・・・。

アシュビーの演出は、列車内やトイレ、夜の街角など、
飾り気のないロケ地を舞台に、ちょっと変った人々との出会いを
ワンシーン・ワンショット演出を多用して描出。
次第に変化していく登場人物の心情を、さり気なく切り取ってみせてくれる。
必見、とは言わないけれど、見ておいても損はない佳作。


↑「さらば冬のかもめ」のDVDが極端に安かったので買いました。
裏面のキャスト表にはニコルソン、ランディ・クエイド、オーティス・ヤングの
主役3人についでナンシーが。 たった数分の出演なのに・・・
まだキャロル・ケインの方が 大きな役だったのでは?とか思いつつ、
それはそれで嬉しい。 キャリーも若いですが、これも相当若い。 思わずため息。

しかしこのジャケ、昨今のHG流行で
レジに持って行くのが若干ためらわれたりして。



画質も旧ビデオより、それなりに向上(右上のショットで比較出来るはず)。
ナンシーの背後にあるのは電話機でしょうか?
なにそのレトロっぷり?明治時代?

 

「ラスト・レイプ」(1975-76)
Forced Entry
aka:The Last Entry/(The)Last Victim

●サイコ系レイプ魔の自動車修理工が、タニヤ・ロバーツ扮する
高級住宅地の若妻(役名はナゼかナンシー。もしかして本作、
当初の主演は・・・などと、思わず下らねぇ事を考えちゃいそうな
配役名)を監禁・暴行する筋立てで、好き者諸氏の間では
ちょっとした話題になったゴミ映画。
”畜生!タダ乗りする気か!このビッチ!
・・・でも、あんたはキレイだぜ!(ナンシーを暴行する変態男の台詞より)”


ナンシー扮するヒッチハイカー嬢は、映画の中盤でレイプ魔の車に拾われ、
当然の如く暴行された後に殺害されて、野っ原に死体を放置される役回り。
もし出世作となった「キャリー」と巡り会わなかったら、
ナンシー・アレンという女優はこういう映画で、しかも
タニヤ・ロバーツなんかよりも(ファンの方、ゴメンナサイ)
低い扱いで終わっていたかもしれない、と想像すると
本編自体の数千倍は戦慄できること、請け合い。



哀れナンシーの最期。

監督は「ムービング・アップ/ガールハント大作戦」(84)のジム・ソトス。
若くてピチピチしたナンシー@25歳をキレイに撮れないヘボ監督なんて
ホラー/サスペンス映画史には不必要。死刑!

 

 

「キャリー」(1976)
Carrie


●説明不要。デ・パルマの出世作にして初期の傑作。
ホラーというより、血と悲しみで彩られた青春映画と呼ぶ方が
相応しい瑞々しいタッチ、この種の映画には必須の怖がらせ
セオリーを無視して暴走する実験調の演出に、もうメロメロ。
それでいて、ちゃんと一般的にホラー映画に分類される仕上りに
なってるんだから、当時のデ・パルマはやはり才能の人だったのだ
(例え、それがキワモノのジャルンだったとしても)。

息を呑むスローモーションと、スプリットスクリーンで描かれる惨劇、
コマ落としのギャグ演出に、ラストに用意された伝説のビックリ箱シーン。
キラ星のごとく脳裏に残る映像マジックの中でも、
特筆すべきはクライマックスのパーティー会場の場面。
あの流麗な編集には3週間(だったかな?)が費やされたという。

同時に「キャリー」では若き役者を多数起用し、彼らから
フレッシュな演技を引き出すことにも成功している点も素晴らしい。

後の「ミッドナイトクロス」で再びナンシーとコンビを組むジョン・トラヴォルタ、
この頃は本当に輝いていたハンサム俳優ウイリアム・カット、
スピルバーグ夫人となった
エイミー・アーヴィング
そして日本ではほぼ無視されているが、元デニス・クエイド夫人の
P・J・ソールズ(ハロウィン、ロックンロール・ハイスクールに出演)も
脇役陣ではナンシーに次ぐ好演。ナンシーの相棒を演じた
彼女の役名である”ノーマ”は、そのまま「殺しのドレス」で
ナンシーが演じた娼婦に客を斡旋する女性キャラ
(本編では電話の相手として登場するのみだが、原作では
ジョークのキツい黒人女性として描かれている)で再登場している。



ナンシーの役は学園のワガママ女王クリス・ハーゲンソン役。
テレビでのアテレコは吉田理保子(マチコ先生)。

ルーカスの「SW」と一緒にオーディションを行ったことでも知られる本作、
ナンシーの演じたクリス役の候補には、当初シシー・スペイセクが
挙がっていた。しかしオーディション会場に地味な衣装で現れた
スペイセクを見て、デ・パルマは一発で彼女をキャリー役に抜擢。

一方、ナンシーは通っていたジムのスチームバスから
出てきたところで知り合いの女性エージェントと遭遇、この話を持ち込まれたという。
(キャリーの冒頭に登場するのは奇遇にも、シャワー室の場面。
因みに、悪役を奪われたシシーの意地悪演技は
「未婚白書」でチェック)

この時、ナンシーは一向に芽が出ない(確かに)ハリウッドでの
女優活動を諦め、NYへ帰ろうかと思案中だった。
本作への出演を熱心に勧めるエージェントの意見を聞き入れたものの、
きっと自分が演じられる役なんか残っていない(彼女が脚本を手にしたのは
キャスト選考の最終日だった)と思っていたナンシーだったが、
蓋を開けてみれば見事、クリス役を勝ち取った。

DVDでこのエピソードを披露した彼女は、ちょっと懐かしそうに語る。
"・・・だから私は、一番最後にこの映画の脚本を読んで、
一番最後に出演が決定した俳優だったのよ。"(ええ話や・・・涙)



シシーに決定する前のキャリー役には「SW」のオガーナ姫女優が、
で、そのオガーナ姫役としてルーカスが考えていたのは
他ならぬ
エイミー・アーヴィングだったという。
確かにC・フィッシャーがキャリー役なら、最初はブスに見せておいて
後から美人に変身させることもずっと容易だった(失礼)だろう。

結果的にルーカスが目をつけたキャストの大半(W・カット含む)を
デ・パルマがかっさらい、「キャリー」ではS・スペイセクと
P・ローリーがアカデミー賞(助演賞)にノミネートされる成功を収めた。

日本でも裏話&特典満載の
DVDが発売済み。
面白いエピソード満載のメイキングがついてるけど、
詳細は書かぬが礼儀。この映画のファンなら絶対買って損はなし!必チェキ!!

 

 

「抱きしめたい」(1978)
I Wanna Hold Your Hand



●今やハリウッドを代表する監督となったロバート・ゼメキスの初期作品。
全米を席巻したビートルズ騒動と、その大騒ぎに関わった若者たちの
青春グラフィティを、泣き笑いを交えて温かく描いた小傑作(だよね?)。

 

ナンシーが演じるのは、テーブルクロスを売る若社長と婚約が決まっている
可愛い子ちゃん、パム・ミッチェル役。学生グループに一人はいる、
ちょっとオツムの回転がニブめのアイドル娘、って感じのキャラクターが
若くて健康的なお色気を放つコメディエンヌ、ナンシー(@当時)にぴったり。


イジワル娘を演じた「キャリー」から一転、
本作ではオクテでキュートなギャルに扮したナンシー(ビックリ顔)。

映画自体はクライマックスに向け、ゼメキス節ともいえる
信じられない奇跡の数々が展開。ホロ苦から一転、
思わぬハプニングが起こるハッピーなエンディングまで、
正面から誉めちぎるのが(今となっては)ちょっぴり恥ずかしい、
わが青春のラブリー映画。

 

ビートルズが宿泊中のホテルに侵入したナンシーが、
クシからメンバーの髪の毛を発見して恍惚となるシーン。
彼女が現実の結婚相手を捨て、一瞬の夢であるビートルズを選ぶ、
地に足の着かない"ウキウキ・夢物語"調の展開は、
まさにゼメキス映画の真骨頂。


 

 

「1941」(1979)
1941

「わぉ・・・B-17・・・」 TV放映時の吹き替えは
アーパー路線を強調しすぎでイマイチ。因みに相手役
ティム・マシスンを担当したのは石丸博也(ジャッキー・チェン)。

●ナンシー・アレン、とうとうスピルバーグ作品に出演!そして
祝!日本初DVD化!
封切られた当時(私は9歳)は何とも思わなかったが、大出世じゃん(涙)。

当時のスピ先生といえば、「ジョーズ」「未知との遭遇」とメガヒット作を連打、
若くて才能があって、面白い映画を撮れる天才のような人、という
イメージが強かった(批評家はともかく、一般的な観客にとっては)。

それが・・・うふふ。こんな映画撮っちゃったんだから、ファンも困りまくり。
「ジョーズ」のセルフパロディーで幕を開けたまま、どんどん収拾の
つかない方向へと転がっていく物語。巨大なセット、莫大な予算、
豪華なスター俳優陣、大量のエキストラ、そして、とことん笑えないギャグ。
この映画ってどことなく、年末が似合う(そして年始には向かない)印象。
壮絶な寒さゆえ、永遠のマイ・フェイバリット作となった「1941」。
淋しくなると、時々ビデオデッキに投入!繰り返し再生してます。
それはそうと、スピ先生。要するにこの映画は
イギリスのリチャード・レスターみたいなのをやりたかったのかしら?

ナンシーは、本編中で唯一マトモなロバート・スタック扮する
スティルウェル将軍の秘書、ドナ・ストラットン役。
ファミリー・ネームに「スター80」を感じちゃう役どころだが、
飛行機に乗ると欲情しちゃう爆撃機命っ娘という、
お色気要員役をイヤ味なく演じていた(出番も意外と多い)。






彼女が戦闘機の操縦桿を握り、ハリウッドブルーバード上空で
ジョン・ベルーシ(ヤクでハイになってるのか、一人浮きまくり)と
繰り広げる空中戦も見もの。その結果、ナンシー達の戦闘機が、
“恐竜”の遺跡発掘現場に墜落するのも(今振りかえると)味わい深い。





「抱きしめたい」で共演したティム・マティスンが、ナンシーを
コマす男役で登場、また、同作品の出演者ボビー・ディ・チコが、
新星ダイアン・ケイ(あの人はどこに消えた?系女優)を相手に
アクロバティックなダンスを披露するのも、数多い見どころのひとつ。



IMDbのトリヴィアによると、撮影中にナンシーは映画の最後で破壊される
屋敷のシーンが一発でOKになるかどうか役者仲間と賭けてたんだそうな。
結局、賭けに勝ったのはダン・エイクロイドだったとか。



二人が墜落したのはジュラシック・パーク(笑)



「悪夢のファミリー」(1979)
Home Movies
aka:The Maestro

●ミーティング・デ・パルマ・アゲイン!
しかし、ナンシーとデ・パルマのコンビ作なのに、
なかなか日本ではビデオ化されず、
ファンをヤキモキさせていた曰くつきの1本。

主人公は「殺しのドレス」で若きデ・パルマの分身的役柄を好演した
キース・ゴードンで、映画学科の学生である彼が、
講師マエストロ(「フューリー」が縁で出演したカーク・ダグラス)に
言われるまま、自らの人生を映画として再現していく筋立て。
しかし、彼を囲む人々のキャラクターは尋常ではなく、
医師の父親(好色家)、上流階級の母親(睡眠薬自殺の常習犯)、
大学講師の兄(キ印のゲイ男:演じるは「ファントム・オブ・パラダイス」の
ゲリット・グラハム)、そして兄のフィアンセ(元売春婦:ナンシー)と非常に複雑。

タイトルバックの傑作アニメに出てくるナンシー。
・・・似てる?


そんな奇妙な人間関係に加え、物語は頻繁にK・ダグラス扮するマエストロによって
寸断され、突如画面にマイクや照明、カメラが侵入してくる。
更に本編中には劇中劇とも呼べる主人公の自主映画が挿入され
(顔を黒く塗ったゴードンが、父親の浮気現場を警官と共に押さえる場面は、
デ・パルマの初期映画に出てきた「ビー・ブラック・ベイビー(だっけ?)」を彷彿させる)、
大変にイビツな仕上り。皮肉の利いた設定はブリティッシュ・コメディ、
各々の場面で鳴り響く、ピノ・ドナッジョ担当の分かりやすいスコア音楽は
イタリア系爆笑物、随所に登場する映画/現実/虚構を取り混ぜた
演出(最近、デ・パルマが<シネマヴェリテ>とか言っているのを耳にして衝撃)は
フランス風(言うまでもなくゴダール。恥ずかしいけど)、そして全体的には
アメリカン・ナンセンス調の味わいでまとめられている珍品。

例えば「キャリー」でシシー・スペイセクが口紅を選ぶシーン、
「フューリー」でK・ダグラスが、逃げ込んだアパートの住人と交わす奇妙な会話、
そしてもちろん、デ・パルマの初期の作品群に横溢していた
ある種、ヌーヴェルバーグ的な笑いを拡大投影したような仕上りの映画、と書けば
どんな雰囲気かお分かり頂けるだろか?
非常に面白いけど・・・何本も同じようなタッチの映画を短期間に
積極的に見たくはない(表現が回りくどい?)、そんな印象。

というわけで、今回のナンシーは、キース・ゴードン扮する主人公が
一目惚れしてしまう、いわば運命の女性、クリスティナの役(下の写真)。


二人の出会いは、スローモーションで。

本編のクライマックスは、普段はしとやか娘であるクリスティナが
売春婦時代に得意としていたショーに用いていた<兎の指人形バニー>を
はめたことで二重人格化し、親戚一同が集まった
婚約パーティーの席を汚い言葉でメチャクチャにしてしまい、
怒った兄貴に射殺されそうになる、という展開。

ファーストフード大好き!
ナンシーは相変わらず、気の良い可愛らしい娼婦という役柄。
突然だけど、彼女って声がラブリーだよねぇ。年取っても、そこは変らず。


すったもんだの末、兄貴と別れたクリスティナが、
旅立つゴードンの前に現れる幕切れは、癒し系ハッピーエンドだが、
そんな演出も興行的には何の救いにもならず、映画の公開結果は惨敗した。
一般的評価も、デ・パルマの母校サラ・ローレンス大学の学生をスタッフに起用し、
色々な可能性を試した野心的な失敗作、といった感じ。
(・・・が、ナンシーファンなら必見でしょ。うふふ。)



いつか消えちゃうかもしれないけど、
すごいヘンテコで
チャーミングな頁を発見。
そして…ステキなスチル集も発見。↓








 

 

「殺しのドレス」(1980)
Dressed to Kill

●ナンシー+デ・パルマ夫婦の金字塔。

当初、デ・パルマが監督する筈だった「クルージング(実際の監督したのは
W・フリードキン)」用に準備された、ゲイ殺人鬼の暗躍を描くミステリー脚本を、
本作の為に若干手直しを加えて採用。性的に不満のある主婦
(アンジー・ディッキンソン)が、正体不明の黒コート女に剃刀でメッタ切りにされて
惨殺される異常な事件を皮切りに、大都会NY狭しと展開するサスペンス劇を描く。


ナンシーはディッキンソンが殺される現場を目撃してしまう高級売春婦、
リズ・ブレイク役。警察からかけられた身に覚えのない嫌疑を晴らすため、
彼女は被害者の息子(キース・ゴードン)と手を組み、容疑者らしき
性倒錯者ボビーの正体を探るべく、彼女の精神分析医である
エリオット博士(マイケル・ケイン)のオフィスへ単身乗り込んでいく。


1981年度ラジー賞、ワースト主演女優賞に輝いたナンシーの勇姿。

デ・パルマのあざといキャメラ・ワークと、ピノ・ドナッジョの叫ぶような
バイオリン音楽で彩られた画面が、煌びやかで
同時にいかがわしい香りを漂わせたストーリーにベストマッチ。
若いナンシー、ゴードンらの俳優に対して、脇を固めるM・ケインと
A・ディッキンソンが漂わす年齢相応の存在感が絶妙。
個人的にはデ・パルマのベストに推したい1本。

先頃、日本でも満を持して発売された特別版DVDには映像特典が満載。

 「先生?私のオッパイ、
モミモミしたいんでしょ?」というナイス邦訳のついた名場面。
因みにこの黒の下着、すごく着心地が悪かったんだそうな。


なかでもキャストへのインタビュー、メイキングが充実しており、
ナンシー的には、尊敬するマイケル・ケインの前で、
"チンコ"とか"勃起"とか言わなくてはならない状況(写真)が、
結構恥ずかしかったらしい。製作から20年という歳月を重ねた
スタッフ・キャスト陣の老けっぷりは、ファンならずとも要チェックだが、
唯一、マイケル・ケインが欠けてるのは残念。
(その分、ナンシーやデニス・フランツがM・ケインにまつわる
撮影現場での面白エピソードを披露。急に現場で台詞に追加された
難しい精神分析用語にトチったり、クライマックス・シーンを撮影すべく
女装姿で現れ、現場をギャグで和ませたりと、茶目っ気っぷりが覗けます)

それはそうと、かつてマウントライト光山氏が書いていた、
デ・パルマ&ローラン・ブーズロゥのノベライズ原作通りに進む
(犯人が深夜のバーで男との逢瀬を楽しむ場面から始まるアレ)
ディレクターズ版は本当に存在するのだろうか?
もし観られるのなら・・・絶対観た〜い!


公開時のスチルにこんなのがあるんですが、
これってシェラトンにナンシーが仕事しに出かけるシーンで
本篇には出てこない部屋の中のショットだよね・・・多分。
最近知ったけど、相手の男=クリーブランドのサムさんは
「サンタが殺しにやってくる(配給をデ・パルマとは縁の深い
エドワード・プレスマンが担当)」の殺人サンタだった。ナンシー逃げて!


●映画がアメリカで封切られた直後の「ロードショー誌」には
堤夏彦氏による、<ミステリーの俊才、デ・パルマ監督の
「殺しへのよそおい」に人気集中>という記事が。

これによると同作は7月25日公開、マンハッタン地区だけでも
6館で上映が決定しており、夏休み中とはいえ、金曜日から
第一回目の上映に長蛇の列が出来るという盛況ぶり、とのこと。


下品でどうしょうもないデニス・フランツ刑事(右)。笑

堤氏は作品の内容を好意的に紹介(ナンシーについては
かわいいけれども、いざとなるとフテブテしく開き直るアレンと、
下品でどうしようもない刑事のやりとりがおかしくて、と記述)したあとで、
「ホラーの新鋭と評価も高いジョン・カーペンターの出現で
デ・パルマ・ファンはヤキモキしていたが、笑わせるコツも掴んだ
彼の演出力は既にベテランのソレ。心配することないネ。」と結んでいる。
・・・・・なんか嬉しいかも。笑


●公開直後の映画雑誌に掲載された品田雄吉氏の記事によると、
実際に会ったナンシー・アレンはとても親しみやすい、
感じの良いお嬢さんだったとか。

更に"「殺しのドレス」のなかで一番難しかったのは(やはり)
マイケル・ケインを色仕掛けで誘惑する場面ね。
でも一生懸命やったし、上手く出来たと思ってます。




それからNYの地下鉄内を逃げ回るシーン。
あれは夜の七時から翌朝七時まで十二時間もかかって
撮った場面なのよ。NY市は撮影の為に特別に一番きれいな
電車を出してくれたの。"と撮影裏話を披露してました。


左はハヤカワから出てた原作本。


結婚相手のデ・パルマについては、"監督としては、
とても才能のある人。でもハリウッドの映画人と付き合わないので、
アカデミー賞なんかの時にとても損をしてるのよ。"と。
また夫としてのデ・パルマの感想を求められると、
"もう素晴らしい人!センシティヴで、優しくて、
本当にステキ!"とベタ誉めだったとか。




テレビの吹き替えはマイケル・ケインが羽佐間道夫。
アンジー・ディキンソン(沢田敏子)、ナンシー・アレン(高島雅羅)
キース・ゴードンは塩屋翼がアテてましたネ。




ナンシーとNYの風景。画像クリックするとでかくなります。


 

 

「ミッドナイトクロス」(1981)
Blow Out



●「殺しのドレス」に続いてデ・パルマが放った哀愁サスペンス。
「キャリー」同様、ジョン・トラボルタとコンビを組んだナンシーは、
またしても娼婦の役。但し今回彼女が演じるサリーは、
気立ての良い娘ではあるが、その分、ちょっと頭の方は弱いという設定。




数々の修羅場を経験した?賢い都会の女という「殺しのドレス」の印象が
(個人的には)強かったせいもあって、呆気なく殺し屋(ジョン・リスゴー)の
魔手に落ちてしまう本作のナンシーは若干、アホっぽくみえた(失礼)。
ま、そのぶん、花火の場面(下)と痛切なラストが生きてくるわけだけど・・・。
(感想?ま、こんな程度ですよ。熱意の違いがアリアリ・・・)





共演者のトラヴォルタについて 「彼は脚本には描かれていなかった
主人公に心と魂、それに感情を吹き込んだわ」とベタ絶賛。
こういうところが(他の)共演者からも「ナンシーはスゥイート」と
称される所以なんでしょうね。


さて、ロードショー81年10月号の小グラビアに、トラヴォルタと並んで
ナンシーが登場(別頁にはウィリアム・カットとエイミー・アーヴィングも)。
二人は恩師デ・パルマの元、学友?共演でサスペンス作品
「ブローアウト(ミッドナイト・クロスの原題)」に出演とキャプで紹介されている。

"この作品はケネディ議員のチャパキディック事件を風刺したスリラーで、
アメリカでは鳴り物入りの宣伝キャンペーンで上映がスタート。
興行的に大ヒットし、ナンシーはゴキゲン。デ・パルマとの
宣伝キャンペーンを終えた彼女は、今ゆっくりとパーム・スプリングで
バカンスを楽しんでいるところ。次回作もデ・パルマ作品になる予定です。"
・・・と伝えられていた。実際にはナンシーは二度とデ・パルマ映画に
出ることはなかったわけだけど・・・。

因みにこの月、ロードショー読者が投票した人気女優ランキングでは
ナンシーは前月から2位ランクを下げて16位に登場(187票)。
殺しのドレス人気でしょうか。


テレビの吹き替えはトラボルタが国広富之(トミ子)。
ナンシーは小宮和枝、ジョン・リスゴウが細井重之。

 

 

「ストレンジ・インベーダーズ」(1983)
Strange Invaders


●異星人の侵略を懐かしのパルプ・フィクション調で映像化したSF映画。
監督は「ストレンジ・エクスペリメント」の異才、マイケル・ローリン。
(現在は脚本家に転身?ウォーレン・ベイティ+ダイアン・キートンに
ジョシュ・ハートネット&チャールトン・ヘストンも出演の
「フォルテ」などに、その名をクレジットされている)。

83年3月号のロードショー誌によれば、「旦那のデ・パルマが
ギャングもの(スカーフェイス)に挑戦するなか、単独でSFに登板。
地球侵略に飛来した宇宙人の攻撃に遭い、体をシャボン玉のように
空に飛ばされるっていうから、ユニークなファンタジーになりそう。
ミステリーから一転して新境地に燃えてます」だとか。
因みにこの同月、読者投票による女優の人気ランキングで
ナンシーは前月から3ランクダウンで18位(139票)。
17位はジョディ・フォスターで、19位はビビアン・リー。なんかすごい。

ゴメンナサイ。この映画、別にシネスコって訳じゃないんです。
ただ写真をトリミングしたら上下が切れちゃってるだけで・・・。


宇宙人によって家族を失った主人公(ポール・ル・マット)が
ナンシー扮する三流タブロイド紙の女性記者ベティ・ウォーカーと共に、
その侵略を阻止すべく孤軍奮闘する、というのが大まかなストーリー。

共演者は意外と豪華で、ルイーズ・フレッチャーやダイアナ・スカーウッドら
ジャンル映画以外の中堅・演技派どころが顔を揃えている。
「フューリー」の回転血まみれ美女ことフィオナ・ルイスが
エイボン化粧品の販売員に変装した宇宙人として登場、
ナンシーに射殺されて(写真)、胸から得体の知れない緑色の液体を
大量に吹き上げていたのも今となっては、ちょっとホロ苦い語り草。


テレビ吹き替えは さとうあい(NHKのアニメ、
おじゃる丸に出てくる老婆マリーとかの声優)。

 

 

「Another Life」 (1983-84)

●1981年から始まったTVシリーズ。
ナンシーは83年から1年間、パメラ・ジェームズ役を演じた。



 

「スキャンダル・スパイ
(スキャンダル・スキャンダル)」 (1984)
Not for Publication

↑なぜか2度も出たビデオ。左が格段にレア。

●ナンシー・アレン+ポール・バーテル!
実はデ・パルマの次に愛称が良いんじゃないか
(またしても個人的意見)という
ゴールデン・コンビで贈る業界ブラックコメディ。


TV局のディレクター役でバーテルが(左)。



クライマックスは操縦不能のセスナ機で暴走!
あれ?なんか「1941」にも同じ場面があったような・・・。

ナンシーはロイス(あの女性記者を彷彿させる名前)という
野心に燃える突撃記者に扮し、「狼男アメリカン」の
デイビッド・ノートンを相棒に政界スキャンダルを暴いてゆく。
ヤラセやキワモノ記事ばっかり担当しているヒロインという
ナンシーお得意の三枚目役を割り振りながら、その背後に
現在の編集長に乗っ取られた父親の新聞社を立て直そうと夢見る
前向きな姿勢(ちょっと誉めすぎ)を描くバーテル演出が嬉しい。

バーテルによれば本作の背景には、ウィリアム・ウェルマン監督の
都会派コメディ「Nothing Sacred」(37)があり、劇中で登場する
市長のキャラで、ちょっぴりニクソンを風刺したのだという。


D・ノートンとN・アレン、
そして手前に居る目つきがヤバイ男がP・バーテル(故人)。
俳優としてもお馴染みの彼は、本作にもTVディレクター役で登場。

ビデオは先に出た東北新社版が「スキャンダル・スキャンダル」で、
後から出たワイントローブ英国映画ライブラリー版では
「スキャンダル・スパイ」というタイトルに変更された。
中身は恐らく一緒だが、大久保賢一氏の解説がジャケ裏面についた
東北新社版がお勧め。っていうか、この項のネタ、まんま頂いてるし(涙)。
スミマセン、大久保様(泣)。



噂のコスプレ潜入捜査の場面から。ナンシーはひつじちゃん。

 

 

「バディ・システム」 (1983)
The Buddy System


●演技派、リチャード・ドレイファスとスーザン・サランドンが共演した
コメディタッチの大人向け恋愛ドラマ(ニール・サイモン風)。

小学校の用務員をしながら小説家を夢見るジョー(ドレイファス)。
オマセな少年ティムと仲良くなった彼は、彼を介して息子に少しでも良い学習環境を、と
無許可で越境通学させているシングルマザーのエミリー(サランドン)と知り合う。

ジョーにはキャリーという恋人がいるが、自称“自由な女”の彼女は束縛を嫌い、
複数の男と交際中。エミリーも最近、まるっきり男運がない。
ティムを世話するうち、親しくなった2人は成り行きでベッドを共にするが、
セックスの相性がイマイチなのを実感し、「寝ないで付き合う関係=
相棒システム(原題)」を選択する。

いや、別に悪いセックスじゃなかったけど…。

なんだかんだと過ごすうち、家族同然になるまで絆を深める彼らだったが、
ジョーは相変わらずキャリーに都合良く利用されっぱなし。
この関係に幸福はない…と感じた母子は、新生活を始めるべく、ジョーの元を去るが…。


というわけで、ご想像通りナンシーの役柄は、恋人よりも自分が大事で、
愛よりもお金に魅力を感じている空虚な美女、キャリー役。



ドレイファスの猛烈アタックを軽くかわす自由な女、ナンシー。
その自由奔放さはファッションセンスにも存分に発揮され、
思わず虚脱するくらいダサい衣装が続出。以下、衝撃のファッション一覧。


↑初登場時。腹の模様がまるでポンポコ狸!仕事は何とハウスマヌカン!ある意味カリスマ
↓ドレスにハイソックスでウキウキ! ↓比較的マトモなのは下着というありさま


ヴィンセント・プライス。変なことは良く知ってる。さすがスクリームクイーン
↓エロエロ全開。


ポロリ寸前の真紅ドレスで 「マッチョ男と付き合うことに決めました」宣言。


ならばこの愛、育てようか…と思った矢先に


「彼氏と分かれたの…」お邪魔だった?と現れるナンシー。


その後、ドレイファスとくっつくも終始つれない態度。

ねーねー。もっといい部屋に住みましょ〜♪おねだり魔ナンシー。



ま、ドレイファスもサランドンも、ついでに子役のウィル・ウィートン
(「スタンド・バイ・ミー」の主演でブレイクした あの子)も当然、
演技上手いので、ナンシーは若干損な役回り。

監督のグレン・ジョーダンはTV畑の人で、映画は「泣かないで」などを撮っている。
お肉交渉なし、信頼のみで男女関係は成り立つか?というテーマは面白いけど、
なんだか尺が長くて(112分)展開もモタモタしすぎ。30分くらい切ったら快作になる予感。
日本では「バディ・システム/ボクとママの恋愛戦争」という題名でTV放映もされている。


そして、またまたロードショー誌83年5月号に本作の関連記事を発見。
「ミセス・デパルマとして知られるナンシー・アレンが
久しぶりに他人の監督作品に出演中。ナンシーにとっては待望の喜劇。

“スリラーが2本(殺しのドレス、ミッドナイト・クロス)続いたから
とにかくコメディに出たかったの。夫が監督だと面倒なことが
色々あるのよ。ブライアンの作品に出演すると、
妻だから私を使ったんだと言われるし、もし出演しなければ
ひどい女優だから夫にも使ってもらえないんだ、って言われるの。
でも最近はやっと女優としてのペースがつかめてきたから、
そんな中傷も気にならなくなったわ” とのこと。

ナンシーのかわいいコメディエンヌ路線、大賛成!


この映画ではビッチ役だけど…。


同誌同月の読者投票による人気女優ランキングでは、
前月から1位アップして17位(286票)。この画像見れば納得。まだまだイケるもんねえ。
因みにナンシーよりワンランク上位の 16位はコニー・セレッカ。時代だねぇ。笑




 

「ザッツ・ショック」 (1984)
Terror in the Aisles
aka:Time for Terror

●ホラー映画の名場面を巧みな編集で綴ったアンソロジー映画。
ナンシーは、ドナルド・プレザンスと並んで画面を紹介する
ホステスとして登場(映画館の客席からこちらに語りかける演出)。
彼女の出演作からは「キャリー」と「殺しのドレス」が引用されている。

配給会社の枠を超えて、縦横無尽に名作ホラーを切り刻んで作り上げた、
問答無用のベストヒット的構成は、ヤな感じのTVドラマとか、
くだらねー邦画とかを観た後の清涼剤として最適。
「シャイニング」と「ハロウィン」とか、映画の出来も、画面の質も
存在意義さえも全く違う、絶対にあり得ない2本を平気でつないだりと、
確信犯的な嫌がらせ編集もステキ。戸棚に胃腸薬として常備したい一作。


 

「フェアリー・テール・シアター/
 豆つぶの上に寝たお姫さま <TV>」(1983/84?)
Faerie Tale Theatre:The Princess and the Pea
 王妃(B・ストレイト)にゴマをすって
プリンセスの地位に納まろうとするプチ悪女ナンシー。
出番は合計5分もないような気が。

●キューブリックの「シャイニング」や、
ロバート・アルトマン監督の作品群で知られる女優、
シェリー・デュバルが製作に関わったTVシリーズ。
日本ではオリジナルの英語版と、日本語吹き替え版が
1本のテープに同時収録されたビデオが発売されていた。

作品毎に登場する豪華なゲストスターが最大の見どころだが、
中身は正直、NHKで放映されてそうな、美味くも不味くもない凡庸な内容。
ナンシーはプリンセス・エリザベスという役柄でチラリと出演しているのみ。
(但しコスプレ劇なので、そういうのが好きな人には貴重な1本?)

本作は「戦場のメリークリスマス」のビル・コンティ(王子様。ゲッ!)と
ライザ・ミネリ(想像以上に胸がデカかったのが衝撃)の主演コンビに、
「ポルターガイスト」の名脇役ベアトリス・ストレイトが王妃役で絡む布陣。
監督は「マイボディガード」や「母の贈り物」、「レス・ザン・ゼロ」などを
撮っているトニー・ビル。上映時間は約 51分。

 

 

「フィラデルフィア・エクスペリメント」 (1984)
The Philadelphia Experiment



●デ・パルマとナンシーの仲がこじれた因縁の映画。
ナンシーはアリソン・ヘイズという平凡な女性に扮して、
時空を超えてやってきたハンサムな青年水兵(マイケル・パレ)と
運命の恋に落ちる(現実も然り)。

元々はジョン・カーペンターが監督に予定されていた作品で、
実現すればナンシー+カーペンターという、ステキ映画になったはずだが、
実際に完成した本編はファンタジックなラブロマンスといった趣き。
SFなのに古臭い作風はさておき、やはり主演の二人のロマンスは、
撮影中の本編に伝染したのだろうか?


なんか微妙にオーラの失せた本作のナンシー。
その行く末に、不吉な予感・・・。


共演者に「抱きしめたい」「1941」と、ナンシーとは旧知の仲の
ボビー・ディ・チッコがいるのは拾いもの。但しダンスもしなけりゃ、
ズッコケもしない。ただ居るだけ。ザッツ・オール。
(彼がダイナーのTVで「ハウリング」を観て顔をしかめるシーンはナイス)


海外版ビデオ(3倍収録)についてたメイキングから。
因みに吹き替えはマイケル・パレが山寺宏一(おはー)、
ナンシーを小山茉美が担当してました。

 

ナンシー・アレン頁 そのA(85年〜現在)へ続く


「殺しのドレス」のキャンペーンで
パリを訪れたN・アレン。↓→


「キャリー」で共演、ナンシーのお友達でもある、

P・J・ソールズ

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ナンシー・ファンからのお便りもお待ちしてます。
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