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【月刊『アマチュア・アワー』】               2003/6/15

                「買うCDはなぜかいつもPヴァイン」6月号  
                    発行部数:200部( ゚∀゚ )キタ━━━!!!!!

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★ ディスクレビュー
★ ライブレポ
★ オネガイ
★ 締め



◆ ディスクレビュー ◆

「こども/空気公団」 COAR-0021

 ジェイムズテイラーを買った次の日に買って、そしたらまったく同じ日向のに
おいが溢れてきて止まらない、休日の午後に子供たちが遊んでいるのをぼんやり
見ているような、干したお布団をとりこむ時のような、無自覚にああ生きている
のだなあとか、いやかろうじて生きているのに気付く、一体どんな生活をしたら
こんな歌詞がかけるのだろうかな。バンド内でいろいろとあったらしいけど、そ
んな事を微塵も感じさせない「生活」の為の歌がここにただ流れている、生きて
、愛して、死ぬ、そんな当たり前の事が愛おしくて…。(しおみ)

http://www.kukikodan.com/

「 Zebra of family / trash can sinatras」

bobame003 bobame recodings

 真にネオアコースティックだった、僕らのトラキャンが、ファンクラブやツア
ー限定で、未発表曲やデモやラジオセッションを納めた2枚組がリリースされた。ファンなら一曲目、アコギだけのアレンジが麗しく、完成した曲よりボーカルもラフな「obscurity Knocks」のデモ、その旋律の美しさに言葉を失い涙する。スコットランドにも降り積もる雪の音のような繊細さ。とりあえずこれ聞いて新譜待ってます!(やなぎ)

http://www.trashcansinatras.com/

「 A Promise / Xiu Xiu 」

 最強!今月何を買おうかななんて迷ってるあなたは、このアルバムを買ってみ
るのもいいでしょう。人形片手にベッドルーム、全裸で悟ったような顔をするそ
のジェケットの強烈さに負けず劣らず見境のない音像。あの世で残念会を開いて
いるかのような、ゆらゆらした激情の歌世界が素敵な、どこをとっても奇妙にエ
レクトロでジャンクなフォーク。ウィル・オールダムの枯れ木模様、コナー・オ
バーストの泣叫び、ブラックダイスの無法ぶり全てごっちゃまぜになった感触で、これはもうジャーマンサイケとジャンクガレージが異種交配したような遺伝子情報レベルを超えた魂の咆哮であります。聞き終えた頃には当りだったとかハズレだったとか、そんな事は一切忘れて何かをの一枚です。(やなぎ)

http://www.5rc.com/

「 Passages / LANDING 」 7e.p epcd011

 Kレーベルからオルタナフォーク回想録、白鳥が飛び立つ羽音と水面の痕跡を
切り取り、ユメビツのメンバーがまた別の一面を見せるバンド。フィールドレコ
ーディングを連想するそのジェントルな手触りのサウンドに、今まで見えなかっ
た物がゆっくりと姿を表してくる。この手のラブリーでメランコリックな音がK
には珍しくも素晴しい。とにかく泣きそうに曲が良くて、夏の野外で見れたりし
たら本望、蛍もきっと一緒に光るよ。(やなぎ)

http://www.kpunk.com/

「 live in vegas / PHISH 」 40237-2

 なかなか来日してくれないフィッシュのライブのDVDを見ました、いやぁ地
味なメンバー、なぜかドラムの人だけワンピースで登場、よく見たら破れてて汚
いし、なんだこのオヤジ??ライブは本当に地味に淡々と凄い技巧を涼しい顔し
て演奏し抜きます。ライティングだけが派手でそれが最後まで違和感あった、例
のワンピースオヤジが掃除機を口に吸わせながらスキャットしたりするには笑っ
たな、アーシーなアメリカンロックと知的なカンタベリーロックが無理矢理ぶつ
かってなんとなくいい感じのインプロが延々と延々と、ああ、だらけてる〜、そ
してそれが気持ちいい、やっぱりチューハイ飲みながらダラダラ聞きたい。
(しおみ)

http://www.phish.com

「 NU / CARMONA 」

 オランダのアムステルダムっていえば、そりゃあもうドラッグ合法、フリーセ
ックス、自由奔放なイメージばっかりだったけど、このCARMONAのアルバムは
道端にニッコリと咲く健気なデイジー、そんな感触を持っている。ポールってい
うよりエミットローズな甘酸っぱい70'sブリティッシュポップの花飾り。部屋の
窓から外を見て、曇りガラスに指で字をなぞる、ドラッグよりもまず宿題。そん
なきみやぼくにもピッタリです。(やなぎ)

http://www.carmona.nu/

「 Punk… not Diet ! / Giardini di miro 」 2ND012 2.nd rec

 ポストロックも幾多の海流を超えて一つのジャンルとして定着した昨今、イタ
リアのgodspeed you! black emperiorとも称される(名前の雰囲気も何となく
似てる)Giardini di miroの2ndがリリース。ゆっくりと霧の中に朧げに浮かび
上がってくる尖塔のような音像、丁寧に配置されたトランペットやメロトロンの
アレンジは、雰囲気だけの儚さを超え、美しくも奇妙に輝く正体不明のパーツで
作り上げた自分だけの宮殿のよう。どこかのだれかが夢想した不思議な叙情の世
界。(やなぎ)

http://www.punknotdiet.com

「恋とはどういうものかしら?/岡崎京子」 マガジンハウス

 未収録の短編を集めた、ちょっと言うの辛いけど最新短編集。初期から後期ま
で軽いの重いのとりまぜてとっちらかってて楽しい、あの名曲「ダム/パール」
を引用した別れ話、「blue blue blue」は読んでて喉が乾く緊張感、「初恋地獄
編」はO型ならではの生々しさ、ゴダールの「ウィークエンド」なナレーション
が印象的なラストの「にちようび」には感銘、彼女はしっかりと政治的な意見を
出していたのだ、しかも本家ゴダールにくらべて全く嫌味なくスマートに、この
荒れ果てた馬鹿戦争後の世界を予見していたかのように。(しおみ)

「i stand here for you / 大槻ケンヂ 」 MVCD−26

 日記ブンガクの先駆的名著「のほほん日記」が好きで(それで自分も日記を書
き始めた)その中でも特にあやちゃんが亡くなるくだりには泣けた、世の中と折
り合いがつけない同志の魂が出会ったのに、一方的に彼女は行ってしまった、雪
が降っていて、犬が鳴いていたお葬式、鬱病最高潮の大槻は、死んでも人はいつ
かまた出会う、だから生きていける!という自分を納得させるテーマを強引にか
かげた、その旗が風に揺れていろんな音を奏でている、もちろん小沢の「天使達
のシーン」も自分のスタイルで歌い上げている、裏ジャケのイラストは火葬場の
煙突から雲になったあやちゃんなのかなあ?僕らは空を見上げ、お酒を飲んでに
こりと微笑んだ。大丈夫、俺はなんとか生きて生きて、寿命で死ぬよ。(しおみ)

http://diary2.cgiboy.com/1/puku1048/


◆【ライブレポート】

「 The Folk Implosion 来日公演 」

 いつも素晴しいイベントを企画してくれるMAPのチャンネル。その第7弾とし
て今回は遂に、USインディーの記録にローファイという日々の退屈と叙情をもっ
て伴走しその名を刻み続けた、ルーバーロウ率いるフォークインプロージョンが
遂に来日となったのだ。“New Folk Implosion”と銘打たれた今回のアルバム
は、まるでセバドーに近付いたかのようでもあり、今にも噛み付いてきそうにク
タッとして睨む犬の優しい遠吠えのようであって、力強い手触りでしぶとくロッ
クの文字が炙り出されていた。とにかくどの曲も圧倒的に素晴しい演奏、ルーバ
ーロウが信念を持って辿り着いた真摯なロックの感動がある。アンコールになっ
て、メロウな弾き語りが始まり、彼がギターを爪弾くだけで完璧に持っていかれ
る。一体何曲やってくれるんだろうなんて思ったら甘かった。そこはさすがベッ
ドルームやトイレでのつぶやきが名曲になる男、アンコールが本編と同じ長さ。
あっぱれ。こんなちっちゃい所で、こんな間近になんて、もうあるだろうか。で
もルーバーロウはこれからも変わらずこうして歌を紡いで行くんだろうなあって
思ったら泣けてきて、最後にルーが演奏した、12才の時にいとこの家で作ったっ
ていうトランペット(口で)入りの曲、柔らかさにこそルーの本懐があるって、
家族のパーティで披露されるようなその心暖まる演奏に、ルーのメガネに、全て
に優しくなれるような夜でした。(やなぎ)

http://www.mapup.net/

「タラジェーンオニール・ジャパンツアー03」

 なにかが鳴っているような誰かに見られているような不思議な気分になって、
そのかすかな音は押し入れから聞こえて来るような気がしてのぞくと、わずかな
隙間の奥に女が歌っていて、その赤い唇だけが闇に浮いている、恐ろしく寂しい
歌が今はっきり聞こえる。
 愛しあっているのに愛しあえない恋人達のその思いを秘めているような寂しさ、誰といて騒いでいても常に孤独をかかえている、その絶対の孤独みたいなものがMDから流れるバックトラックの音の粒子になって付着している、サンプリングのソースも、エレクトロノイズも、みんながひとりぼっちで寂しいままで、それでしかたないと言っているような、でもそれは決してネガティブなものではなく、むしろ誇りに満ちたポジティブなものであるような思いにかられてしまう。
 エレクトロ系オルタナフォーク、あえてジャンルにわけるとそうなるだろうか、セバドーからバストロといった広い交友関係も示しているように、あえて何とかはつけない方がよいだろう、実に現代的なシンガーソングライターの一人なんじゃないのかな。
 ジュウくんやゴンゾさんが大暴れしたステージの後に、どこか硬質な印象の映
像と少ない音数の中をタラは歌う、余りのさみしさに泣いてしまいそうな、でも
したたかで強い歌。
 いつの間にか目を閉じて、心にさざめたつ静かな波紋のようなものを僕は感じ
ていた、永遠に続くかのようなその波を僕は見ていた。サポートメンバーはキー
ボードとサンプラー、そしてバックトラックのMD、洗練された音、声、歌、夢
を見ているようだった。
 しかしこんなに広範囲に活動し続けている人が、なんでこんなに寂しい歌を歌
えるのか不思議だった。(しおみ)

http://www.mrlady.com


◆【シークレット・ボーナストラック】

登録して頂いている方だけにネットラジオをお送りしています。

今すぐ登録をどうか??


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原稿を書いてくれる人を探しています。投稿できるコーナーを作りました。
ジャンルはフリーです、参加してもらえると活気が出て嬉しい。

http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Studio/1846/index.html#dir

アマチュアアワー選曲のCDRを制作しました。こんな感じです。

http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Studio/1846/mm.jpeg

欲しい方はメールにてどうぞ。

「ポップゴーズアート!」最新号はココ↓ 
http://www.icity.or.jp/usr/artpop/22/00.html

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次号予告

サマソニにはまだ早いか。

「アマチュア・アワー」は毎月だいたい15日頃に配信します!

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しおみ 
いしい 
やなぎ 
トシ 

「掲示板」です、ゆっくりと回転してます、お気軽に書き込みを!

http://www65.tcup.com/6509/artpop.html

「自動リンク」始めました、書き込み感覚でリンクがはれる優れものCGI
簡単なので、ぜひリンクしてみて下さい。

http://www.icity.or.jp/usr/artpop/cgi-bin/alink.cgi

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■登録/解除の方法
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【『アマチュア・アワー』2003/06/15 発行:月刊 】
発行責任者 :ポップ・ゴーズ・アート!
発行システム:インターネットの本屋さん『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/
マガジンID:0000051568
【「アマチュア・アワー」は、転載、複写、自由ですヨ】

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