観てない映画は外してあるので、ホントに不完全です。しかも何の役にも立ちません(笑)
そのうえ、作りかけです(苦笑)
あ、ここにない映画なら、投稿していただければ掲載させていただきます。




●洋画編


・1954 放射能X

 監督/ゴードン・ダグラス 脚本/テッド・シャードマン
 出演/ジェームス・ウィットモア、ジョーン・ウェルドン、メリーアン・ホカンソンほか

 放射能実験で巨大化した蟻の軍団と米軍の戦いを描く。
 古い映画だが、緊迫感溢れる演出が今もなお色褪せない名作。
 蟻に目ん玉があったりして、これぞまさに蟻人化というやつだ(笑)←馬鹿

 目ん玉蟻を目撃!

・1954 黒い絨毯

 製作/ジョージ・パル 監督/バイロン・ハスキン
 出演/チャールトン・ヘストン、エレノア・パーカーほか

 米南部開拓民を襲う軍隊アリの恐怖を描いた、おそらく史上最初の本格的動物パニック映画。
 年寄りと話をすると、この映画のタイトルを口にすることが多く、当時よほど衝撃的な観賞体
 験をした人が多かったのだろう。私は子供の頃この映画のタイトルが判読できず、なんとなく
 「くろいまりも」と読んでいた。それはそれで、ああいうものが襲ってきても恐いと思うので
 今となってはナイスアイデアだったのではないかと思っている。思うかいっ!(笑)


・1955 水爆と深海の怪物

 監督/ロバート・ゴードン 特殊効果/レイハリー・ハウゼン
 出演/ケネス・トビー、ファイス・ドマーグ、ドナルド・カーティスほか

 最近食玩で有名になった6本足の巨大タコがサンフランシスコを襲う。
 古い映画だが、緊迫感溢れる演出に欠けたため、日本公開版は60分ちょっとに短縮された。
 それにしても、ゴードンって名前の外人は、生き物を巨大化するのが好きとみえる。


・1955 タランチュラの襲撃

 監督/ジャック・アーノルド 脚本/マーティン・バークレイ
 出演/ジョン・エイガー、マーラ・コーディー、レオ・G・キャロル

 タランチュラに麻酔薬を注射して、ふらふらになったところを撮影、合成した。
 動物虐待映画の先駆けとも言えるが、迫力はなかなかのもの。
 音楽にはヘンリー・マンシーニ、ほとんど顔の見えない戦闘機のパイロット役にクリント・
 イーストウッド。あ、こういうネタは家元の領域でしたな。失敬、失敬(笑)
 主演のジョン・エイガーは後に「テンタクルズ」でタコにも襲われる。


・1957 黒い蠍(さそり)

 監督/エドワード・ルドウィグ 特殊効果/ウィリス・H・オブライエン
 出演/リチャード・デニング、マーラ・コーディー、カルロス・リヴァスほか

 タランチュラに襲われたのも束の間、今度は巨大な蠍に襲われるマーラ・コーディー(笑)
 火山地帯の地割れから登場した蠍は、ニコニコ笑顔の変な奴だった。
 特殊技術は「ロスト・ワールド」「キングコング」も担当し、ハリーハウゼンの師匠にも当る
 ウィリス・H・オブライエン。

 笑う蠍を目撃!

・1957 戦慄!プルトニウム人間

 監督/バート・I・ゴードン 脚本/マーク・ハンナ、バート・I・ゴードン
 出演/グレン・ランガン、キャシー・ダウンズ、ウィリアム・ハドソン

 ほら、出たゴードン!でも、このゴードンはまさに本物。この人が巨大化させた生き物は
 このあとクモ、バッタ、ネズミなど実に多数。今回は思いっきり人間を巨大化させてしまった。
 核実験場を無防備に眺めていたマニング大佐は、ほれ見たことかとばかりに被爆。
 巨大なハゲ頭のおっさんと化して大暴れする。さすが、AIP。安くて面白い映画を作るよなあ。

 マニング大佐を目撃!

・1957 死の大カマキリ

 監督/ネイサン・ジュラン 脚本/マーティン・バークレイ
 出演/クレイグ・スティーブンス、ウィリアム・ホッパー、アリックス・タルトン

 南極の永久凍土に眠っていた太古の大カマキリが復活。アメリカに飛来して、ビルによじ登るわ、
 ジェット戦闘機と空中戦を繰り広げるわの大活躍(笑)
 この時期のこの手の映画としてはサービス精神満点。日本未公開だったのが惜しまれるが、そんな
 ことを惜しんでいるのはわさわざ輸入版ビデオを買った私と、ごく一部の人達だけだろう。


・1958 吸血原子蜘蛛

 監督/バート・I・ゴードン 特殊技術効果/バート・I・(以下略 笑)
 出演/エド・ケマー、ジューン・ケニー、ジーン・ロスほか

 バート・I・ゴードン(以下BIG・・・あ、略してもでかい!わわわ、運命の巨大化オヤジ!)
 がクモに挑戦。実物のクモと実物大のクモを、ありありと分かりやすく使いわける。
 安い!さすがはAIP映画。こんな映画をレンタルするために、わざわざ自宅から数十キロ離れた
 レンタル屋の会員になった私が馬鹿だった(笑)


・1958 巨人獣

 製作・監督・特殊技術/BIG
 出演/サリー・フレイザー(2代目マニング)、ロジャー・ペース、ディーン・パーキンほか

 前作で死んだと思われていたマニング大佐が、実は生きていた。
 顔面に損傷を追い、見るも無惨な容貌と化したマニング大佐の様子は観ているこちらが同情する
 ほどで、以前にも増して狂暴化、大暴れする。当たり前だ。
 マニング大佐はやがて、人間大の奥さんに説得されて、高圧鉄塔を握りしめて自殺。
 こんなに可哀想なお話なのに、全然可哀想じゃない雰囲気なのは、きっとAIP映画だからだ(笑)

 かなり可哀想なマニング大佐を目撃!

・1959 大蜥蜴(とかげ)の怪

 監督/レイ・ケロッグ 脚本/ジェイ・シムズ
 出演/ドン・サリヴァン、フレッド・グラハム、リサ・シモーヌほか

 撮影にはそのへんで捕まえてきたメキシコ毒トカゲを使用。
 映画そのものよりも撮影にかかわったスタッフ全員の命が危なかったのでは、と推測される。
 究極のダルダル映画で、トカゲが出てくるシーンでさえ眠気に襲われる。
 ある意味スゴイ映画だと思うのだが、再見するためにビデオを探す気力すら涌いて来ない(笑)


・1960 吸血怪獣ヒルゴンの猛襲

 製作総指揮/ロジャー・コーマン 監督/バーナード・L・コワルスキー
 出演/ケン・クラーク、イヴェット・ビッカーズ、ジャン・シェパードほか

 ヒルの模様を描いたビニール袋をかぶったおっさんが次々と人を襲う。ようにしか見えないのだが
 一応巨大ヒル映画(笑)。生涯プロデュースした作品で、1セントたりとも損をしたことがない、と
 豪語する御大ロジャー・コーマンが動物パニックものに参戦。
 確かにこのおっさんは損してないのかも知れないが、観た人間は結構損してると思うぞ。

 身も凍るヒルゴンの恐怖を目撃!

・1968 魔獣大陸

 製作・監督/マイケル・カレラス 脚本/マイケル・ナッシュ

 出演/エリック・ポーター、ヒルデガルド・クネフ、スザンナ・リー

 謎の大陸に漂着した人々を襲う、海サソリとヤドカリのお化け怪獣。
 でも、出てくるのはちょこっとだけ(笑)。可愛いね。
 むしろ、極限状態でいがみあう人間を描いた、人間パニック映画だったりするんだけど
 これが、またハマー映画。というわけで、否応無しにDVDを買う羽目になってしまった(笑)
 子供の頃観た印象は、すっごい大怪獣映画だったのだが。


・1971 ウィラード

 監督/ダニエル・マン 脚本/ギルバート・A・ラルストン

 出演/ブルース・デイヴィソン、エルザ・ランチェスター、アーネスト・ボーグナインほか

 ネズミを手なずけた孤独な青年ウィラードが、ネズミの大群を操って世間に復讐する。
 陰気な話だが、大ヒットしたため続編「ベン」が製作された。
 これ、最近リメイクされたんだそうな。みんな陰気な映画が好きなんだねえ。


・1972 吸血の群れ

 監督/ジョージ・マッコワン 脚本/ロバート・ワチソン

 出演/レイ・ミランド、サム・エリオット、アダム・ロアーグほか

 沼地近くに棲息する爬虫類やら両生類が次々と人間を襲う悪趣味な映画。
 襲うといっても、実は驚かす程度で、勝手に驚いた人間が自滅していく様が見もの。
 この映画のポスターに書かれているキャッチコピーは是非紹介しておこう(笑)

 「右頬に赤ヒルぴたり。首筋にシマ蛇ぬるり。胸元にヤモリひたひた。内ももにトカゲ。
 ふくらはぎに毒グモ。助けを求める腕にもカエルが噛みつく!」

 もちろん、こんなシーン劇中にはないけど、このコピーを考えた日本ヘラルドの宣伝マンに
 是非何か奢ってあげたい(笑)

 沼に落ちたおばさんもバンザイする両生類の戦慄を目撃!

・1973 怪奇!吸血人間スネーク

 監督/バーナード・L・コワルスキー
 出演/ストローザ・マーティン、マーク・ベネディクトほか

 「ヒルゴン」を手掛けて以来、一体何をしていたのか誰も気にとめなかったコワルスキー監督だが
 実はこんな映画を作っていた(笑)。懲りないオッサンである。
 蛇毒の研究をしている青年が、その科学的作用ででっかいキングコブラになってしまう、という
 ような内容だったように思うのだが、映画はその巨大コブラが大暴れする様を描いているのではなく、
 青年がコブラになっていく様子を描いているだけなので、実に地味な印象(笑)


・1974 悪魔の赤ちゃん

 監督・製作・脚本/ラリー・コーエン

 出演/ジョン・P・ライアン、シャロン・ファレルほか

 どっちかというとホラー映画なのだが、赤ちゃんも動物といえば動物である。強引に行こう(笑)
 公害の影響で赤ちゃんがミュータント化、生まれた途端に産婦人科医を食い殺して、下水道に逃げ
 込むが、やがて射殺される。後味の悪い映画なのだが、リック・ベイカーが猿以外の造型物を作った
 という意味では貴重な作品かも。続編、続々編まで製作された。


・1975 燃える昆虫軍団

 監督/ヤノット・シュワルツ 脚本/ウィリアム・キャッスル
 出演/ブラッド・フォード・ディルマン、ジョアンナ・マイルズほか

 発火能力を有するゴキブリ軍団が、知性を持ち、人間に襲いかかる。
 単純に動物パニックかと思っていたら、結構ユニークなSF映画にもなっており、何にもすることが
 ない日曜日の夕方とかに観ると、結構トクした気分になる。何事もアイデア次第だなあ。


・1975 ジョーズ

 監督/スティーブン・スピルバーグ 原作/ピーター・ベンチリー
 出演/ロイ・シャイダー、ロバート・ショー、リチャード・ドレイファスほか

 太古に絶滅したはずの巨大鮫カルカロドン・メガロドンがモチーフになっていたという裏話あり。
 スピルバーグの出世作。ロイ・シャイダーの出世作。リチャード・ドレイファスの出世作。ロレイ
 ン・ゲリーの出世作。ロバート・ショーの死ぬ3年前の映画。
 何をさておいても訴えたいのは、この映画が大ヒットしたことで日本でもロイ・シャイダーが有名
 俳優の一人になり、やがて宇宙刑事のタイトルになったということだ!
 この映画がなければ、宇宙刑事シャイダーも無かったと言ってよい。そんなことにまで影響を及ぼす
 なんて、ジョーズってやっぱり凄い映画だったんだなあ。焼結!

 地球の平和を守る宇宙刑事シャイダーを目撃!

・1976 巨大生物の島

 製作・監督・脚本/BIG(笑)
 出演/マージョ・ゴートナー、パメラ・フランクリン、ラルフ・ミーカーほか

 原作はH・G・ウェルズの「神々の糧」。
 ウェルズに目をつけたまでは良かったが、さすがはBIG。犬に着ぐるみをかぶせて即席巨大ネズミを
 作り上げ、せっせと走り回らせた。アイデア、というよりやはりこれは動物虐待であろう。
 ちょっと気になって調べてみたら、案の上AIP映画であった(笑)。
 日本公開当時は「マテックス808方式」とかいう上映方式だったらしが、これって一体どういうもの
 だったのか。現在使われていないところをみると、大して画期的なシステムではなかったらしい。


・1976 スクワーム

 製作・脚本/ジェフ・リーバマン 特殊メイク/リック・ベイカー
 出演/ジョン・スカディーノ、パトリシア・ピアシー、ジーン・サリバンほか

 問答無用に異常発生したゴカイの大群が、作り過ぎたスパゲティのように人々を襲う。
 無数のゴカイに家ごと飲み込まれて行く登場人物を観ていると、なにか観てはいけないものを観て
 しまった気になるが、ある意味、動物パニック映画の極北にある作品と言えるだろう。
 とにかくビジュアル的なえげつなさがスゴイため、機会があれば是非観て欲しい映画ではある。
 気の弱い人なら麺類が苦手になること必至。見慣れれば、サナダムシでも踊り食いできるように
 なるかも知れない(笑)

 こんな死に方だけはしたくないという死に方を目撃!

・1976 グリズリー

 監督/ウィリアム・ガードラー
 出演/クリストファー・ジョージ、アンドリュース・ブライン、リチャード・ジェッケルほか

 熊が人間を襲うなんて、何も珍しいことではないのに、ジョーズ以降賑わい始めた動物パニック映画
 ブームでは、こんなオーソドックスな生き物まで、必要以上に怪物化して大騒ぎした。
 しかし、何をおいても訴えたいのは、この映画がなければ、ドラクエのモンスターに「グリズリー」
 というキャラクターは生まれていなかったのではないか、という事だ!
 映画のグリズリーはバズーカ砲でふっ飛んだが、ドラクエのグリズリーには魔法効果も薄い!
 おまけに痛恨の一撃をやたら出しまくるため手に負えない!
 やはり、この映画ってスゴ・・・・え?グリズリーって北米ハイイログマの現地名称で、別に映画が
 有名にしたわけじゃないって?ごめんなさい(笑)


・1977 テンタクルズ

 監督/オリバー・ヘルマン 脚本/スティーブ・W・カラバトソスほか
 出演/ボー・ホプキンス、ジョン・ヒューストン、ヘンリー・フォンダほか

 むやみにデカいタコが海水浴客を襲撃。むやみに豪華なキャストがそれを眺めていたり、迎え
 討ったりする、むやみな動物パニック超大作。ボー・ホプキンスが飼育していた2頭のシャチ
 が大ダコを撃退するのだが、この時にかかっていた音楽がむやみに格好よく、後年発売された
 サントラを買ってみたら収録されていなかった。ひどい話である。
 ジョーズのサメが背びれを水面に出して泳ぐイメージにあやかりたかったのか、この映画では
 タコが頭を海面に突出させて猛スピードで泳ぐ。何かが間違っているが、そうしたかった気持ち
 は、わからないでもない。

 頭を海面に出して泳ぐ、キュートな巨大タコを目撃!

・1977 オルカ

 監督/マイケル・アンダーソン
 出演/リチャード・ハリス、シャーロット・ランプリング、ウィル・サンプソンほか

 スパックロマン(サイエンス・パニック・アドベンチャー・シネマ)の触れ込みで堂々日本公開さ
 れた海洋動物映画。漁師にメスと子供を殺されたオスのシャチが、仇討ちのため執拗に漁師をつけ
 狙う。スパックロマンなどという得体の知れないキャッチのせいでテーマが見失われがちな作品で
 あるが、実際は「白鯨」などの文芸物に似た味わいをもつ佳作。
 北極海での漁師ノーラン(リチャード・タンブルドア校長・ハリス)とシャチの一騎討ちなど、水
 中撮影の見事さと、エンニオ・モリコーネの情感溢れる音楽の相乗効果で、屈指の名場面となって
 いた。往々にして下品な(笑)動物パニック映画の中で、珍しく格調高い1本。
 とはいえ、シャチがショートパンツのねーちゃんの足を食いちぎるシーンなどは、ちょっとお下品
 に興奮してしまうサデスティック感もあり、やはり観る人間が下品だと、映画の格調も損なわれて
 しまうという一例(笑)。

 怪獣映画みたいな図柄の割に、丸ゴシックなんか使っちゃってアンバランスにキュートなポスターを目撃!

・1978 スウォーム

 製作・監督/アーウィン・アレン 脚本/スターリング・シリファント
 出演/マイケル・ケイン、キャサリン・ロス、リチャード・ウィードマーク、ヘンリー・フォンダほか

 米軍基地を突如襲った毒蜂の大群と科学者、軍隊との戦いを妙に豪華なキャストで描く。
 監督は超高層ビルを燃やしたり、火山を爆発させたりと物騒なことばかりやるアーウィン・アレン。
 子供の頃、あまりにこの監督の名前ばかり見かけるので、きっとスゴイ監督なんだろうと思ってい
 たが、確かにある意味スゴイ監督ではあった。見どころは蜂そのものよりも、冷静沈着過ぎて真剣
 さが伝わってこないマイケル・ケインと、既に開き直ってしまったかのように達観した表情をみせ
 るヘンリー・フォンダ。

・1978 ピラニア

 製作総指揮/ロジャー・コーマン 監督/ジョー・ダンテ 脚本/ジョン・セイルズ
 出演/ブラッド・フォード・ディルマン、ヘザー・メンジース、ケヴィン・マッカーシーほか

 チャコこと筑波久子がプロデュース、それに手を貸したのがロジャー・コーマン、まんまとやり
 たいことやったのが、ジョー・ダンテ(笑)。肝心のピラニアより、趣味的にちょこっと登場す
 るミニサイズの人形アニメクリーチャーや、ダンテがこよなく愛する「盗まれた街」の主演俳優
 ケヴィン・マッカーシーの起用など、動物パニックに見せかけたオタクムービーであった(笑)
 この映画に登場したピラニアは、やがて海水に適応し異種交配して殺人魚フライングキラーにな
 るのだが、それを監督したジェームズ・キャメロンの方が実り多い人生を歩むことになった(笑)
 

・1980 アリゲーター

 監督/ルイス・ティーグ 脚本/ジョン・セイルズ
 出演/ロバート・フォスター、ロビン・ライカー、ヘンリー・シルバほか

 下水道に捨てられ、巨大化したアリゲーターがパクパク人間を食べてしまうパニック映画。
 いわゆるサブリミナル効果を堂々と宣伝した映画のハシリで、当時は「幻視聴覚システム」
 と銘打たれ、迂闊な観客達を翻弄した。まさに字面だけでも気が狂いそうな怪しいシステム
 である。映画の予告編では、「誰でも12回は必ず飛び上がります」などと脅迫めいたナレー
 ションが流れていたが、後年ビデオで観た時は12回ほど居眠りしてしまった。

 とりあえず、ポスターで1回飛び上がっといてください。

・1980 モンスターパニック

 製作/ロジャー・コーマン 監督/バーバラ・ピータース
 出演/ダグ・マックルーア、ビッグ・モロー、アン・ターケルほか

 工業廃水に含まれた毒素で突然変異し、ミュータントとなったシャケが人間の女性を妊娠させ
 たい一心でうろつき回る物騒極まりない映画。主演のダグ・マックルーアはケビン・コナー
 監督作品の常連で、愛すべき低予算怪獣映画の顔。これって、シンプソンズのトロイ・マクルーア
 の元ネタかも、なんて思うのだが違うかしらん。シャケ怪人が襲うのはシャケ缶工場主催のシャケ
 まつり会場(笑)。うむ。すっきりと統一されていて気持ちがよろしい。



・1982 殺人魚フライングキラー

 監督/ジェームズ・キャメロン
 出演/トリシア・オニール、スティーブ・マラチャック、ランス・ヘンリクセンほか

 というわけで、ピラニアの続編。
 原題もちゃんと「PIRANIA2 THE SPAWNING」となっている。
 前作で海洋に逃れたピラニアが異種交配して誕生したのがフライング・キラーなわけであるが、
 日本公開時には、宣伝媒体などで特にそのことについて触れられていなかった。前作が興行的に
 奮わなかったか、設定があまりに突拍子もなかったからか、そのあたりは謎である。
 エイリアン2で大活躍したランス《ビショップ》ヘンリクセンも出演。

 物凄く怒っている顔のフライングキラーと、えっさっさスタイルで逃げまどうビキニギャルを目撃!


・1993〜 ジュラシックパークシリーズ

 監督/スティーブン・スピルバーグ 原作/マイケル・クライトン
 出演/サム・ニール、ローラ・ダーン、ジェフ・ゴールドブラムほか

 恐竜も動物の先祖、ということで(笑)。
 でも、恐竜を取り上げはじめるとキリがないので、このシリーズだけ。
 映画の歴史を変えた!という煽りで登場した映画は星の数ほどあるが、この映画などは、そうした
 大言壮語に恥じない衝撃度があったように思う。かつて恐竜の鼻くそを浴びたり、うんこに手を突っ
 んだりする汚い映画がほかにあっただろうか!(笑)
 1はイベント映画としては極上の1本。2はダメ続編のお手本。3でようやく観客が観たかったもの
 を理解した傑作。シリーズ全体の印象としては、現代解釈による恐竜デザインは意外とぶさいくなの
 ではないか、ということ。背筋をしゃんと伸ばしてサムズアップするイグアノドンが懐かしい。


・1998 GODZILLA

 製作/ディーン・デブリン 監督/ローランド・エメリッヒ
 出演/マシュー・ブロデリック、ジャン・レノ、マリア・ピティロほか

 核実験の放射能で巨大化した海イグアナが巨大化。マンハッタン島に産卵するため上陸して軍隊に追わ
 れ、大勢の人に迷惑をかけながら逃げ回る、究極の動物パニック映画。
 「こんなのゴジラじゃねぇっ!」って怒った人に一言。ちゃんと「イグアナ」って言うてるがな、劇中
 で(笑)。いや、ま、ゴジラなんですけどね。個人的には認めてますよ。
 動物パニック映画としての見どころは、釣り人の爺さんが桟橋でゴジラを目撃して逃げまどうシーン。
 爺さん、足早すぎ!


・1998 ザ・グリード

 監督・脚本/スティーブン・ソマーズ
 出演/トリート・ウィリアムス、ファムケ・ヤンセン、デリック・オコーナーほか

 深海から突如出現した謎のタコ状怪獣が、ものすごい勢いで豪華客船の人々を食ったらしい映画。
 90分で3000人。食って食って食いまくれ!などというキャッチコピーが、あらゆる人々の
 興味を誘うが、そんなシーンはどこを探しても存在しない。困った映画なのだが、妙に面白く、なか
 なか才能のある監督だなあ、と思っていたら「ハムナプトラ」で大ヒットを飛ばしてしまった。
 フライングキラーパターンになれば面白いなあ、と思わないでもない。

 タコ怪獣に殺されかけても、挨拶は忘れない礼儀正しいおっさんを目撃!

・1998 コモド

 監督/マイケル・ランティエリ 脚本/ハンス・バウアー、クレイグ・ミッチェル
 出演/ジル・ヘネシー、ビリー・パーク、ケビン・セガーズほか

 異常繁殖したコモド大トカゲに襲われる人々の恐怖をうっそりと描く。
 CGとアニマトロニクスで表現されたコモドドラゴンの動きはなかなかリアル。ポスターで火を吹い
 ているかのような大トカゲが描いてあったので、お、そんなヤツも出るのか!と期待していたら、
 大トカゲが照明弾を打ち込まれて燃え上がっているシーンであった。ウソ・大袈裟・紛らわしい、立派
 な動物パニック映画である。


 映画とは関係ないけど、動物のお医者さんに治療を受ける、意外と大人しそうな大トカゲを目撃!

・1999 UMA レイク・プラシッド

 監督/スティーブン・マイナー 脚本/デビッド・E・ケリー
 出演/ビル・プルマン、ブリジッド・フォンダ、オリバー・プラットほか

 ワニはUMAとは言わないのだが、看板にそう書いておけば、私のような迂闊な観客がゲットできる
 わけだ。基本的にはコメディ映画。そこに馴染めなければ肩透かしの大駄作。ワニはとにかくデカイ
 ので、結構ビジュアル的には楽しめるのだが、画面上で大きさの対象となるのが森やら木ばっかりな
 ので、しっくりこない。ラストシーンで、さんざん人を食い殺しておいて、カントリーソングにのって
   ゆうゆうと動物園に護送される大ワニを観ていると、必要以上に気持ちが大らかになる。


・2000 スパイダーズ

 監督/ジョン・エアーズ 脚本/マイケル・D・ワイズ
 出演/ラナ・バーリラ、ジョシュ・グリーン、オリバー・マークレディほか

 劇場公開を心待ちにして、ついに映画館で観賞。帰宅して日曜洋画劇場の予告を観たら「次週放送!
 巨大グモパニック!スパイダーズ!」とナレーターが叫んでいた。ひどい話である。
 宇宙からやってきたクモが巨大化する、というネタは既に「ジャイアント・スパイダー大襲来」でやった
 アイデアだが・・・あ、それ入れるの忘れてた。ま、いいか。で、アイデアだが、特撮が進歩した分、こ
 れはなかなか良く出来ている。例によってドラマがかったるいのさえ覚悟して観れば、期待通りの大きさ
 の蜘蛛が、期待通りに大暴れしてくれるので満足度高し。
 それなりに人気があったのか、たちどころに続編が製作され、今度はそんなに大きくならないままタンカー
 の上で小暴れした。これも即座に日曜洋画劇場で放映されたらしく、新宿ジョイシネマとか、天六ホクテンザ
 あたりで上映される映画は、ちゃんとテレビガイドを読んでから観に行くべし、という教訓を残した。


・2001 オクトパス

 監督/ゲーリー・ジョーンズ 脚本/ジェイス・アンダーソンほか
 出演/ジェイ・ハリントン、ラビル・イスヤノフ、キャロリン・ロウリーほか

 深海に棲む巨大なタコが、例によって核物質とか汚染物質によって安易に巨大化。潜水艦やら豪華客船
 を襲う。テロリストの暗躍と、その防止に奮闘するCIAの活躍がストーリィの縦軸。こんな話にどう
 やってタコが絡むのかと思っていたら、やはり強引に絡んできた。タコだけに絡むのはうまい(笑)
 巨大タコと潜水艦の死闘はなかなかの見もので、ここに至るまでの退屈な時間を辛抱するだけの価値は
 あるかも知れない。後に続編が作られ、自由の女神に巻き付いたりしたとか、しないとか。






また、ちょっと進んだ。とりあえず、もうちょっと続く。
 !!