『プレステージ』のラストでヒューたまは生きていたのでしょうか
どうでしょうか(爆)『最後』まで席をたたなかったアナタが知っている
…でもやっぱりC.ノーランの監督作はG.ピアースのように
『執着心』のある俳優の方がよかったような…。
モノや名誉に執着しない俳優を選んだのには、どうなんだろ〜と
そんな思いをかねて今週『ファウンテン』を見に行ってきます。
The last Up-date was July 16 2007

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ハイウェイマン(2004)
元医者のレニーは5年前、妻を美女を狙う引き逃げ犯にひき殺された
挙句、警察にも取り合ってもらえなかった。
 ついに見つけた引き逃げ犯、ファーゴは'72年型キャデラックエルドラードに
乗り、美女を引き殺しその証拠を写真に収める異常者だったことがわかる
保険会社の外交員の息子だったファーゴは、事故現場の写真に
興味を示す内に殺人を犯すようになったサイコパスだった。
そんな奴に妻を殺されたのか…レニーは改造車でファーゴに
捨て身の体当たりをして殺したはずだった…しかし彼が刑に服していた間に
ファーゴが生きていてしかも病院から脱走し、『あの車』キャデラックも
まだあることに愕然とする…またあの『悲劇』はどこかで繰り返されている…

レニーの悪い予感は不運にも当たってしまうことになる。
コーラスの練習の帰りに友人の車で帰る途中だったモリーは
 道中から'72年型の不振なキャデラックがつけてくるのを見かける
運転していたアレックスは『ただの車よ』と気にしてなかったが
トンネルに差し掛かった途端,衝突事故に巻き込まれる
怪我を負いながらかろうじて助かった二人の前にキャデラックが
滑り込んできたが、キャデラックはアレックスを引き殺してしまう。
そして、キャデラックの見えないドライバーはモリーの写真を撮って逃走
数日後、事件のカウンセリングルームにモリーは一人の謎の男の姿を見る
その男はレニーだった。『あのキャデラックをずっと追っている…』
そして次の標的はモリーだと。
レニーはモリーを利用し、自分の復讐を終わらせ、ファーゴを殺すことに
したのだ。若い女性ばかり狙う、モンスター・カーを止めることは出来るのか…
(原題名:Highwaymen)
監督:
ロバート・ハーモン
脚本:
クレイグ・ミッチェル
ハンス・バウアー
出演:
ジム・カウィーゼル
(レニー・クレイ)
ローナ・ミトラ
(モリー)
ゴートン・カリー
(ウィル・マックイン)
コルム・フィオーレ
(ジェームス・ファーゴ)
ガイレーン・セント・オンジ
(オリヴィア・クレイ)
アンドレア・ロス
(アレキサンドラ・ファロー)
 
REVIEW(***)
デビュー作『ヒッチャー』は 殺人鬼ヒッチハイカーと、
車に同乗させてしまった青年との“恐怖の鬼ごっこ”を描いて
スピルバーグの名作『激突!!』を超えるとまで言われた
今回は、前作と違って、『全速力でチューニングカーが
突っ切り急停車』という『レーシングモノ』に近い
いってみれば『公道カーレースサスペンス』
これに自称カーキチのジムカウィが飛びつかないハズも
ないワケで。
 実はどの映画館で上映してたのか判らなかった+
映画館を見つけたと思ったら、もう夜一本だけ+
横で成人映画やってる…というぐらい配給貧乏な
トンデモ配給で(汗)後で『劇場未公開映像付』の
特別版を見ての感想です。
アメ車好きには楽しめる作品ではないでしょか。
'68年ヘミ・バラクーダってほとんど気分は
『よ○しくメカドック』(古い)のチューニングカーで
町をかっ飛ばす。『街乗り限界車で疾走』
それを違法改造してまだシツコクおい続ける。
何のためって、奥さん殺されたからというのが
他の俳優だったら『説得力ない』のだけど
ジムカウィだと説得力がでてしまうからオソロシイ。
'72年キャデラックエルドラドでしたっけ、
引き逃げのデカいアメ車。
パンフあったら欲しいのだけど(コラ)
でもあの映画館系列でスタート+上映したモノで
パンフ作ってる映画ってないしなぁ(しょんぼり)
折角のジムカウィ+カーアクション…おおっと感想になってない
ハナシのつくりはB級はさけられず、乱雑というか
間延びというか、途中で寝てしまいそうになったというか
ジムカウィじゃなかったら見てなかったというのが
正直な感想というか(オイオイ)
途中、ジムカウィの車がヘミ・バラグーダの改造車と
気がついた所で目がさえてきて、それから面白くなったワケで
最近、めっきりサエない悪役の多いジムカウィ。
これは本人の『素顔』が見え隠れしててチョっと嬉しかったかな


主人公は僕だった(2007)
人生は物語だと人はいう、けれど自分の人生
誰かに『書かれて』いたならどうする?

ハロルドは国税庁の会計検査官、毎日決まった回数
歯を磨き、同じ仕事をブースでこなし、誰とも喋らず
ハタ目、退屈きわまりない生活を送ってる。
そんな彼の生活が『突如』かわったのは、彼の頭の中で
とある女性の声が聞こえてきたからだ。
『女性の声が聞こえてこなかった』『全然』
…やっぱりこのナレーションみたいな声、聞こえてくるのって
自分だけ?おかしい…
声の主はカレン・アイフル、居住地不明、
有名な悲劇作家でここ十年程新作が出てなかったが、
つい最近やっと新作を出すべく出版社に連絡をとっていた、
 が、彼女は『結末』を書けずに担当者の前で悶々としている
-今度の主人公の名前がなんと、ハロルドだった-
彼女が切羽詰ってるのもあって、ハロルドの頭の中の声は
急いている状態。
そんなコトいつまでもあってもたまるかと、彼は大学の
専門家のヒルバートを尋ねると『私は精神科じゃない』と
ケンもホロロに断りかけるが、ハロルドが頭の中で完璧な
クイーンズイングリッシュで客観的に喋りかけてくると
言った途端態度激変、ヒルバートは積極的に相談に乗り始める。
『人生は喜劇か悲劇かどちらかしかない、オマエを嫌ってる
ヤツはいるか』
『僕は会計検査官です皆嫌ってます』
『じゃ、一番嫌われてるなと思ってるヤツと仲良くなれ』
ハロルドは別の意味で思い当たる節があった、ケーキ屋のアナだ
勝気で負けん気の強いアナは、大学中退にも関わらず
ケーキ屋で働き、税金のムダ使いに疑問を持って税金を納めない。
ハロルドが調査にいくだけで『出て行け』の罵声の始末。でも
美人で、勝気な彼女にハロルドはひかれていた。
早速ハロルドはアナの店を尋ねるが、アナは嫌味ったらしく
3年分の店の帳簿を持って来て調べろとのたまう。
よせばいいのにそれを一枚一枚几帳面に調べるハロルド。
まさか本気でやると思ってなかったアナは、気の毒に思って
ハロルドにクッキーをお土産に差し上げるのだが、官公庁根性を
マジメにだしてしまったハロルドは断ってアナのヘソを曲げてしまう。
あまりにもバカっ正直なハロルドにあきれたヒルバートは
余計なことは何もするなと彼にいうが、何もしなかったハロルドの
部屋に突然重機が?しかも、この重機、『オタクのマンションじゃなかった』
と、壊す建物を間違えたというのだから、ジョーダンじゃない!!
ふとハロルドは考えた『もし、こんなコトが二度三度あったら、
その前にしたいコトってあるだろうか…』
ハロルドは日頃、ルーティン化してしまった仕事でボケきった頭を
フル回転させて考えた、そうだ!エレキひきたかったなぁ
映画も見たかった、アナに思いもつたえたい。
でも、ハロルドはわからなかった、それも『しっかり』とあの
カレンによって『書かれた』小説の一部なことを
そして、意気揚々でヒルバートの部屋に『喜劇をかちとりました』と
報告しにいった時、彼は不幸にも『自分の頭の中の声の正体』を
知ってしまうことになる。
ヒルバートがお気に入りの悲劇作家、カレンは、実は
『自分の小説の主人公は必ず最後に殺す結末』というので有名なのだ
しかも10年ぶりに出る彼女の新作の主人公はハロルド。
そんなハナシあるか!殺されてたまるか。
ハロルドは自分の幸せを勝ち取るため、どこで執筆してるか
不明という彼女を探しだす…
(原題名:Stranger Than Fiction)
監督:
マーク・フォスター
脚本:
ザック・ヘルム
出演:
ハロルド・クリック
(ウィル・フェレル)
マギー・ギレンホール
(アナ・パスカル)
ダスティン・ホフマン
(ジュールス・ヒルバート)
クイーン・ラティファ
(ペニ・エスファ)
エマ・トンプソン
(カレン・アイフル)
トム・ハルス
(カイリー)
リンダ・ハート
(ミッタグ・レファー)
トニー・ヘール
(デーヴ)
 
REVIEW(****)
話の筋が所々脱線してて『いつ本筋に戻るんだろう』という間延び感も
あったものの、最後には『だからこうなるのか〜』とつながるのにナットク。
『チョコレート』と全く違った作風の監督にはビックリ。
監督曰く、『前作と全く違う作風を選ぶことが楽しい』のだとか
役者でいうやら『ステレオタイプ』でなく、ジョニデやG.ピアースのような
カメレオンのような監督かもしんないし、挑戦中なのかも
石原○純がギャグになったようなW.フェレルは、生真面目すぎの
会計検査官にバカっぽいほどぴったり(爆)
と同時に'60年代かと思うようなセットで保険外交員として
『TVショーの主役として育てられた』ジム・キャリー演じる
『トゥルーマン・ショー』を思い出す一面もありました
どちらの主人公も『自分は結末からも作者からも逃れられない』
と判りつつ『作者の思惑をなんらかの形で変えようとする』
でも、『トゥルーマン〜』は、また同じ日が来ることを受け止めて
この話は、結末を受け止めたことで、『書き手』に結末を
変えさせてしまったばかりか、なかなか結末をかけなかった
悲劇作家に新たな結末をかかせてしまった仰天モノ
それがたとえ彼女の『傑作』にならなかったとしても
結末を書けず、また、自分の書いた主人公が実在したことでオロがくる
悲壮な作家を演じたエマ・トンプソン演技と英語の教科書のような
発音のきれいなクイーンズ・イングリッシュがいがったです。
同じ映画館で、次回上映がケネス・ブラナーの
『魔笛』つーのは『あてつけか〜』とも思いましたが(笑)
それに対し、その時の気分でええ加減なアドバイスしかしない
ダスティン・ホフマン演じる教授や、何年ぶり?で原型トドめてない
トム・ハルス(爆笑)演じる精神科医。
ウィルが演じるハロルドの部屋がホントに何もないのに対し
彼の友人のデーヴは、どこか凝ってるという
でもって、彼が好きになるケーキ屋の女の子は大学までいって
ガチゴチに税理士嫌い。
どこかの本で読んだのだけど、『自分と似たもの同士より
全く違う面があるから男女はひかれる』コレを絵に描いたような
映画でしたねん。



ザ・シューター/極大射程(2007)
かつて海兵隊一流の腕と言われたスナイパーのボブ・リー・スワガーは
エチオピアでの任務の最中、相棒のドニーを失った責任と
自分たちを敵地に置き去りにした軍に背を向け今は
ワイオミングの山中で愛犬とひっそりと暮らしている。
3年後、彼の経歴を調べ上げ山中を尋ねてきたのは
名誉勲章を持つアイザック大佐だった。
『関わっているのは政府の人間だ、FBIにも話せない内容だ
内通者がいるらしい。大統領暗殺計画を阻止してほしい
シークレットサービスが警護できるのは800mまでだ
奴らは1KM先からでも狙える、そんな方法はあるのか』
大佐は、スワガーの愛国心だけでなくスナイパーとしての
自尊心にまで揺さぶりをかけてきた
いやおうなしに答えてしまうスワガー。
襲撃場所の特定まで自分がしなければいけないという
腑におちない条件まで飲まされてだ。しかも大統領演説の
当日は『襲撃の監視』…何かがおかしい。
その一方で、『FBIにも話せない』といいながらFBIの
厳戒態勢も動いていた。
その一人、新米エージェントのニックは郊外の警備に
当たらされて意気消沈していたが、偶然にもそこは
スワガーが狙撃を監視しているビルの目と鼻の先でもあった
いよいよ大統領演説が始まる…しかし、どの銃も動かない
どういうことだ…その時、彼の横にいたティモンズ巡査が
いきなりスワガーを撃った、と同時に大統領に向けての銃声…
はめられた…罠だった…肩に焼け付く痛みを走らせながら
窓を体で叩き割り飛び降りて逃げるスワガー、そこには
とっさのことで訳の判らない顔のニックの姿。
『俺は潔白だ!ティモンズにハメられた!』
そういうとスワガーはニックの車を奪って逃走する。
ニックがFBIの無線から彼が容疑者扱いされていることに
気がついた時には時既に遅しだった。
一方、車をすり替えスワガーが逃げた先は、ドニーの妻サラの元
ドニーを失って以来、ここに来る権利はないものと
心に決めていた、しかし、身の上の潔白を信じてくれる者も
命を救ってくれる者も他にはいない。
彼はサラに傷の手当てを頼む、その矢先で狙撃されたのは
大統領ではなくエチオピア大使だったことに気がつく
それがスワガーの何よりの潔白であることに気がついた人物が
もう一人いた、ニックである
彼はFBIに自分の主張が何一つ受け入れられないのを理由に
一人で現場検証に挑んでいった。彼ほどの腕前をもつ
狙撃手がターゲットをはずすはずもない…真犯人は誰なのか
(原題名:Shooter)
監督:
アントニー・フークワー
脚本:
ジョナサン・レムキン
原作:
スティーヴン・ハンター
出演:
マーク・ウォルバーグ
(ボブ・リー・スワガー)
マイケル・ペーニャ
(ニック・メンフィス)
ダニー・グローバー
(アイザック・ジョンソン)
ケイト・マーラ
(サラ・フェン)
イライヤス・コーティス
(ジャック・ペイン)
ローナ・ミトラ
(アローデス・ガリンドー)
ネッド・ビーティ
(チャールズ.E.ミーチャム)
レーン・ガリソン
(ドニー・フェン)
アラン.C.ピータソン
(スタンリー・ティモンズ)
レイド・ サーデヂア
(マイケル・サンダー)
 
REVIEW(*****)
ジェイソン・ボーンシリーズと同じように原作はベトナム帰りのヒーローが
主人公。戦友はロシアンスナイパーに殺されて退役した後に
離婚、アル中といろいろあり、今は愛犬と暮らしながら山の中で
ディア・ハンターから鹿を守るために鹿を麻酔銃で撃って角を切る
という生活をしてるという(ディア・ハンターの目的は角なので)
これを映画化…というのに『ジェイソン・ボーンシリーズ』を先に
見たので『また舞台を近代にするんだろうな〜』…やっぱりやりました
じゃないとダメだもの+でも『'70年代の傷ついた米国は肌のどこかで
感じてる俳優』じゃないと駄目ということで、うまいチョイスです。
実は、'97年にギアさまの映画で似たようなので『ジャッカル』が
ありましたが(『タイ○ニック』のロングランで公開が短くなった映画ざんす)
これの映画評論を書いていたのがこのスティーブン・ハンター
『ザ・シューター』の原作者。しかもこの映画の原作を発表したばかり
『なんでやねん!』と思いたかったろうに。
でもでも、私的にこの原作、この時期に映画化されなくてよかったかも
しれない。もしも映画化されたら演じるのはオッサンになったろうし。
監督や脚本に恵まれることもなかったと思う。
なんとマークの前のキャスティングがキアヌだったらしい
今回の撮影でマークは海兵隊の偵察スナイパーについて、実践
トレーニング以上のものを積んだそう。
60kg以上の装備をつけてスナイパーライフルを抱えて細い梁の上を走る
迫真の演技+元々左利きなのに狙撃のために右利きの打ち方に変えなければ
いけないというのも(左利き用の狙撃銃がないというのが驚きだった)
劇中で負傷したスワガーのサバイバル方法が、すごいというか
食塩の溶かせば点滴というのが判るけど、お砂糖の『止血』は
全く判らんかったぞ(汗)塩に比べてしみないのだろか(コラ)
塩+砂糖買う時にお店の電気消すのも『顔見えちゃったらヤバいから』って
顔見えない相手にでも『商品売っちゃうオバハン』もコワい気もする…
FBIエージェントのニックが味方になる過程はイマイチ曖昧なのだけど
これ以上映画で書くと多分、クドくなるから書かなかったのだろうなぁ
途中展開が中だるみになった所もあったけれど、スッキリしたのは
『使われるだけ都合よく使われて傷つけられてそれでたまるか』という
復讐劇をスッキリかいてくれた所。実際にはここまでありえないから
それと、米国が『暗殺者の影に権力がある』という系図を上手く
書き出してるなと。JFKを殺害したオズワルドもあの後に直に
殺されたか逃亡したのだろうという説も飛び交うのはこの映画を見れば、どこかに
潜んでいるのかもしれない。
脚本を担当したレムキンが'70年代の名作『コンドル』を参考にしたそうで
む〜なるほど〜だから似てるのか〜



ニューオリンズトライアル(2004)
   ある朝、ニューオーリンズの証券会社にリストラされた元社員が乱入。
銃を乱射して11人を殺害し 5人に重傷を負わせたすえ 自らの命を絶った。

最愛の夫ジェイコブをこの事件で失ったセレステは2年後
地元のベテラン弁護士ウェンドール・ローアを雇って
犯行に使われた銃の製造と販売責任をめぐり、民事訴訟を起こす。
被告のヴィックスバーグ社にとって これは絶対に負けられない
もしもこの裁判に負ければ 全国で同様の訴訟が起こり 
想像を絶するほど巨額の賠償金を支払うハメに陥る。
この非常事態に、銃器メーカーの経営者たちは 伝説の陪審コンサルタント
ランキン・フィッチを雇い入れる。
あらゆる手段を駆使して陪審員の評決を勝ち取ることで知られる彼は
裁判の現地ニューオリンズ入りすると、フレンチ・クォーターの倉庫に
ハイテク装備の司令室を設営。尾行 張り込み 盗聴といった手を使い
 陪審員候補者の経歴を洗い出し篩いにかけだした
にかける作業を開始する。
殆どの陪審候補の経歴を洗うことが出来た中、一人謎の人物が残った
ゲームセンターに勤務する男ニック・イースター
どこにでもいるフリーター風の男性だが、経歴不明。
フィッチの陣営は彼はふさわしいというがフィッチはいぶかしげな顔をする
陪審員選出の日、フィッチの陣営では彼の指示をイヤホンで聞きながら
陪審員を選ぶ被告側弁護士ダーヴィドがいた。彼はフィッチの操り人形に過ぎない。
殆どの陪審員が選出され、問題外といわれた人間が去り、ニックの番になった。
彼は陪審員制度を侮辱する発言をし、無理矢理陪審員に加えられてしまう。
そして迎えた冒頭陳述当日、原告被告両方の席に謎のメモが
『陪審員売ります』フィッチとローアはその夜、マーリーと名乗る女性から謎の電話を
受け取る。
ニックの経歴を追いかけてたフィッチの陣営は二人の経歴の影にある
目的に震え上がることになる。
二人は全米中の銃訴訟に紛れ込み、陪審員として紛れこんでいたのだ。
目的は何なのか?金か、評決か… (原題名:Runaway Jury)
監督:
ゲイリー・フレダー
脚本
ブライアン・コッペルマン
デビッド・レヴィーン
原作:
ジョン・グリシャム
出演:
ジョン・キューザック
(ニック・イースター)
レイチェル・ワイズ
(マーリー)
ジーン・ハックマン
(ランキン・フィッチ)
ダスティン・ホフマン
(ウェンドール・ローア)
ブルース・デイヴィソン
(ダーウッド・ケーブル)
ブルース・マッギル
(ハーキン判事)
ジョアンナ・ゴーイング
(セレステ・ウッド)
ディラン・マクダーモット
(ジェイコブ.ウッド)
ジェレミー・ピヴェン
(ローレンス・グリーン)
ニック・サーシー
(ドイル)
ネスター・セラーノ
(ジャノヴィッチ)
ジェニファー・ビールス
(ヴァネッサ・レンバーク)
ビル・ナン
(ロニー・シェーバー)
 
REVIEW(****)
J・グリシャムのベストセラー小説『陪審評決』を
タバコ訴訟から銃訴訟に置き換え映画化
原作は夫が肺癌で死んだのは、長年の喫煙が原因で
未亡人がタバコ会社を訴えるというものだったのだけど
これだと後に、『サンキュースモーキング』なんて
とんでもない映画も作られ、その一方で『インサイダー』も
この映画も配給してる日本って一体…と思うのだけど
題材が『タバコ』か『銃』かでこの映画、『結末』の
もって行きかたかなり違ったかもしれません。
裁判の内容をタバコから銃に変えたことで、この映画を
『陪審員』に焦点をおくことが出来たかもしれないですが
米国内でタバコが銃よりも恐ろしいとされて訴訟になる事実や
映画化される時点でタバコから銃に題材が変わったことで
NRA(National Rifle Association)が「リベラルな映画業界が
憲法修正第2条(人民が武器を保持・携帯する権利は侵すことができない)
を攻撃している」と、ハリウッドを批判した面も拒めない面もあるでしょう。
が、これには『インサイダー』が既にタバコ業界の闇について描いた
というのや、リベラルが多い俳優業界の中、銃社会をバックに
勝ち上がったブッシュ政権へのあてつけという考えもあります。
銃社会、訴訟社会と日本で検討されつつある陪審制度が
このように『利用』されることもあるという警告でもあるという
両陣営の陪審コンサルタントのハックマンと弁護士のホフマン
下積み時代のルームメイトということで、30年以来の共演だそうです
そこにいどむジョンキューとレイチェルがバランスがいいです。
『ペリカン白書』の舞台と同じニューオリンズが
映画の舞台になってますが原作は違ったと思います
原題名の『Runaway July』も『暴走する陪審員』と『楽勝する陪審員』
のダブルネーミングとかければ、おのずとから話の行く末見えてくる
かもしれません。
ジョンキューとレイチェルが裁判を揺らすシーンはナカナカだし
電子送金されてから強盗ってのは、あれ?原作の方がよかっただけに?
で、『米国中の銃訴訟にもぐりこむことになった経緯』に偶然にも
フィッチがいきついてしまうという経過も上手くかかれてます。
この映画の公開時にノーギャラで出演を希望した『アドルフの画集』
ついて聞かれた時の方が嬉しそうだったジョンキューに敬意を払って星4つ


不法執刀(1997)
LAで『神の手』を持つといわれた外科医、ユージンは
過酷な仕事をこなすあまり麻薬に手を出し、
医療ミスで患者を死に追いやってしまう。
表舞台から引き摺り下ろされても麻薬を止められず
向かったバーでドラッグを受け取りに行こうとした所
偶然にも目の前で人一人が拳銃で撃たれたばかりか
ユージンはその腕で、目の前にいたチンピラに
応急処置を施してしまった。
しかし、そのバーはFBIが目をつけている犯罪シンジケートの
ボス、レイモンドが経営しているもので、ユージンは
その天才的な腕を買われ、レイモンドのシンジケートに
雇われることになる。
毎日のように、抗争に巻き込まれた下っ端に手術する
ユージン、見返りに貰うのは麻薬だった。
そこにユージンの愛人クレアが絡んでくる。
そんな彼にFBIが目をつけないはずもない。
FBIは彼を囮にして、レイモンドの組織を一網打尽にしようと
するのだが…
(原題名:Playing God)
監督:
アンディ・ウィルソン
脚本
マーク・ハスケル・スミス
出演:
デヴィット・ドゥガブニー
(ユージン・サンズ)
ティモシー・ハットン
(レイモンド・ブラッサム)
アンジェリーナ・ジョリー
(クレア)
マイケル・マセー
(ゲイジ)
ピーター・ストーメア
(ウラジミール)
アンドリュー・ティアマン
(チリル)
ゲイリー・ドウダン
(イェーツ)
 
REVIEW(***)
コレを紹介して貰った当時『X-file』でまだドゥガブニーが
モルダー役をやってた時で(宇宙に連れ去られたなんて
ポンチな退場じゃなかった頃)モルダー(つい役者のナマエが出てこない)
の映画出演作ってないの、ったら友人がコレをすすめてくれたという
かな〜り前に最初に見ました。
『X-file』のシーズンの合間に撮影したんだそうで。
Vシネマにしては割と上出来な部類だと思います、話のスジは
結構いいんじゃないかと、タダ、脚本の『書き方』がTV出身の人?
いかにも『TV見てますよ〜』という感じになるという。 モルダーのトロい声で、ず〜っと『独白』されてもな〜…。
彼のナレーションで始まって終わってるドラマだと
『オマエの監督作なんかい』とカン違いしてしまいそうだ。
監督さんにとって『初監督作』だから喰われてしまったんだろか
アンジーが珍しく真っ赤なドレスにパーマなんてかけてるのだけど
これも似合わんな〜。正体こうでしたというオチも考えたら
普段どおりのパツキン+モノトーンの服で、いいんじゃない(汗)
気にしすぎ(爆)パツキンに抜いてバカっぽく見えない貴重な女優。
T・ハットン、かなりいい役者です、が、かなりムリしてるというか
ホントに悪役かというか(唖然)
ピーター・ストーメアもコジャレた名前のマフィアで出てますが
何かアッサリと、ここに出てくるマヌケなFBI並みの扱いというか
役者だけ見てたらかなりいい役者ですよねぇ
でも脚本家がブっつぶした典型的な例ですねぇ
まぁ、買う所までいかなくても夜中にやってて『ヒマつぶし』に
見る映画でしょうね。モルダー、個人的に好きなので星三つ。