第14回 基本に返って
ドミナント・モーション

(1)普通は最初にやるけれど

 今日はドミナント・モーションを勉強して行きましょう。 おそらく、ここまで読んできた方だと最低名前は知ってると思うのです。  多くの理論書では最初の方に書いてます。 それを知りつつ、あえて、最初はやらない方針だったのです。 その訳を説明しましょうか。

(2)コード進行の善し悪し

 斬新なコード進行とか美しい進行とよく書いてますが コード進行にもやっぱり善し悪しはあるのです。  その善し悪しがわかることが第一の段階です。  コードを弾いて『美しいなぁ〜』そう思えるようになれば 私が卒業証書を書いてあげましょう。  逆にアマチュアのMP3をを聞いて、コードがおかしい。 そう思うようになっても同じです。  断っておきますが、音楽とは好みが大きい分野です。 絶対的な善し悪しの基準があるわけではありません。 それでも、汚い服と綺麗な服のように誰が見ても、いいと思うものと いいと思わないものは存在するように、ある程度は絶対的な軸があるのも、また事実なのです。  もっと、身近な表現を使うならば、髪の長い女の子が好きとか あごが小さいコが好みとか、好みってやっぱりあります。 だが、同時に芸能人に綺麗な人が多いようにそれとは別な絶対的な ”可愛さ”も存在するのです。  今回、好みである。 それはなくしまして、誰もが綺麗だなぁ〜と思うものを考えてみましょう。 #この時点で私の好みが入っているのですが(汗) 

(3)コードに対する音感

私が最初にドミナント・モーションを知ったのはもう5年くらい前です。  理論書でG7からCに進行すると強い進行がある。と読みました。 しかし、実際、自分で弾いてみてもそんな感じがしなかったのです。 言われてもみればそうだな〜というくらい  後日、取り上げる2−5もそうです。 結局、凡人の場合、”コードに対する音感”が出来るには少し時間がかかる。 そのため、最初にこれが強い進行とか説明するより 理論抜きで耳を鍛え、耳が育った頃にコード理論を習うのがいいのでは?と思うのです。

(4)ドミナント・モーションに入りましょう。

 前置きが長くなってしまいましたがドミナント・モーションとは あるコードが5度下がって起きる進行です。  5度とはドとソの間隔をいいます。 具体的にはG7→C、E7→A、B7→Eなどです。 セブンスコードじゃなく普通のメジャーでも構いません。    さらにG7→Cm、E7→AmやD→GmとマイナーコードでもOKです。 全てのコード進行で最も強い進行感を持つのがこれです。  今、楽器を使って弾いてみてください。 感じられましたか?  学校の全校集会とかでピアノをつかって、ジャーン・ジャーン・ジャーンと お辞儀をします。あれがこのドミナント・モーションです。 音をピアノにして、C→G→Cと弾いてみてください。     隣の彼女(彼)がお辞儀をしたでしょ? 誰もが頭を下げるくらい強い進行がある進行、それがドミナント・モーションです。  今はこれくらいの認識でいてください。   第7回『(3)コード進行の基本』にも少し関係する話を書いてます。参考にしてください。  
♪この曲を聴いてみよう♪
これが使われない曲探す方が大変なほど使われてます。
第15回へ メニューへ戻る 2001年 11月6日