第3回 ギタ−らしさを出すために

(1)ギターを知る

キーボードでギタ−のフレーズを弾くとき、音はギターらしいけど、 弾いてみるとなんかしっくり来ないという経験があると思います。   DTMのギターアレンジでもそうです。ギターらしさが出ないのです。 この「ギターらしさ」って何でしょう? ここでちょっとバンドスコアを開いてギターパートを見てみましょう。 落ち着いてみていると、まず、気づくのはコードの押さえ方です。  キーボードでAコードなら、どう抑えますか?  いろいろありますが、ラ、ド#、ミの全ての音を使いますよね? だけど、ギターは違います。ラとミしか使わないのです。 バンドスコアがそう教えてくれます。   要するにちょっと難しい言い方をすると3度の音が抜けているのですね。 3度というのは、Cの場合、ミ、Fの場合はラです。Bbmの場合はレ・フラットです。 大ざっぱにいって3番目の音です。(←これはかなり適当^^;) この3度抜きがギターらしさの秘訣です。

(2)パワーコードを理解する

今、ギターは3度抜きが多いと言いました。3度抜きの和音を考えてみると Cなら、ドとソです。(ミが抜けている) Dなら、レとラです。(ファ#が抜けている。) こういう3度抜きのコードを俗にパワーコードと呼びます。  ギターのヘビーな感じが伝わってくる名前ですね。(^^)  さて、これって、メジャー、それともマイナー?でしょうか?考えてください。 ドとソ、レとラはメジャーでしょうか?マイナーでしょうか? 答えは私も知りません(^^; ただ、このメジャーともマイナーとも言えない和音がギター(特にロック)らしさの秘密です。 ギターらしさ、それはこの3度抜きの不思議な和音がなせる技だったのです。 キーボードでギターっぽくしたい時は3度を入れずに弾いてみましょう。 これで、ギタリストになれましたか? ちなみに「ジャジャジャーーーン」で始まる有名なベートーヴェンの 「運命」のイントロもパワーコードです。 (改めて聴きたい方は交響曲第5番ハ短調・第一楽章をお探しください。)  キーがAマイナー(日本語でいうとハ短調)でAマイナーから始まってますが よく見るとラとミしか使ってません。 オーケストラ全員、誰一人としてドの音を出していません。  ベートーヴェンもあえて、パワーコードにすることで、迫力を出したかったのでしょう。   おそらく、有名な曲では、これが世界で最初にパワーコードを使った曲でしょう。
♪この曲を聴いてみよう♪
ものすごくたくさんあるので、何でもいいのですが、TMNの「LOVE TRAIN」でも、イントロのギターに注目
あと、Every Little Thingの「Dear my friend」
ギターが2分音符or全音符でジャーン・ジャーンと鳴らしながら始まるイントロはおおかたパワーコードです。
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