第4回 コードの繰り返し

(1)コード進行を無視したコード進行

またしても、日本語能力がゼロに私らしい(^^;意味不明の言葉から始まります。



説明しますと、スコア、コード譜に書いてある、コード進行と関係ないコードを

キーボードが押さえている状態です。それもコードの繰り返しです。



 私事で恐縮ですが、先日のライブでT-スクエアのTRUTHをやりました。

F1でもおなじみの有名な曲です。 

 これのBメロは

Dm→Bb→Gm7→Fという4小節がリピートされてます。

が、なんとキーボード(ピアノパート)を見ると

Dm(レ、ファ、ラ)とC(ド、ミ、ソ)が交互に現れてます。

 

Dmはまだ、いいとしてCなんて、一言も書いてないのにDmとCを繰り返してるのです。

 ベーシストやギタリストに「コードくらい知らないのか!」って?怒られそうです。



この人、コード覚え間違えたのかな?



(2)でも、ほんとは

でも、実際にはこのコード進行(Dm→Bb→Gm7→F)でキーボーディストが

DmとCを弾いても何の問題もなく聞こえます。

 聞いた感じ、コードにフィットしてます。



一応、私がラフに打ち込んだMIDIデータで聞いてみましょう。

(コード進行:Dm→Bb→Gm7→F Dm→Bb→Gm7→F)



MIDIデータ(GMフォーマット)

トラック1:ピアノ(メロディ)

トラック2:ベース

トラック3;ストリングス(省略可)

トラック4;オルガン

トラック5:ピアノ(コード)

トラック6;クラビネット(省略可)

トラック10:ドラム

<ファイルが重く感じる時はトラック3と6をミュートしてください。>





トラック1が本題のDmとCのみのコード・バッキングです。

 そう違和感なく聞こえますよね?

次にトラック1をミュートして、聞いてください。

Dm→Bb→Gm7→Fのコード進行が感じられると思います。



(3)なんでだろう?

さて、実際に耳で聞くとこの”コード進行無視キーボーディストさん”は

別にコードを知らないわけではなかったのです。

 自然に聞こえたと思います。



 ここでポイント、キー(調)がマイナーな時は

主和音の2度したのメジャーコードを混ぜると格好良く聞こえる。

 

この場合、キーがDマイナーなので2度下のメジャーコード(つまり、C)を

加えることによって、コード進行に違和感ないフレーズになるのです。



キーがAmの時はGを混ぜてみましょう。



実は、この2度したのメジャーコードの構成音は全てそのキーにおけるテンションなんです。

 それで、最も安定した和音(主和音)と不安定なテンションを往復することで

コード進行にそれほど関係なく格好いいソロが出来るのです。



この理論を応用して、左手もつけてみましょう。

観衆があっと驚くキーボード・ソロが出来るはずです。



 これで、目の前の彼女(彼)は君のもの(笑)







♪この曲を聴いてみよう♪
T-スクエア TRUTH
上のとおり、DmとCが交互に出てきます。
第5回へ メニューへ戻る 1999年11月7日