第6回 Cには3つの顔がある。(後編)

(1)相対的なコード概念

第5回は触りでした。

タイトルでは「三つの顔」と書いてますが、同じコードでも調性(キー)の中で

どのような働きを持つかでカラーが大きく変わってくるという意味です。

 キーの中でよく使われるのがトニック、サブドミナント、ドミナントなので

3つと書きましたが、実際には多数のカラーを持ちます。

Ebキー(フラット3つ)におけるCも時々、使われていますが

違ったカラーがあります。

(短3度、下げてin CにおけるAbと考えても同じことです)



このような相対的な概念を意識しましょう。





(2)度数で表す

1−6−2−4,コードに詳しい方なら聴いたことがあると思います。 これは主音から見て、一番目、6番目、2番目、4番目のコードを弾くという意味です。 この何番目というにはスケールを考えればわかります。  キーがCの場合、ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ、ドなので  ドが1番目、レが2番目、ミが3番目・・・・となります。  コードで書くとC、Dm、Em、F、G、Am、Bmフラット5となります。 #ほんとはCM7、Dm7、Em7とすべきですが、本質的な部分は同じですのでこちらにします。 さて、最初の1−6−2−4はどのキーでも使えるように 主音からの番号で表したものだったのです。  キーがCだと1はド、6はラ、2はレ、4はファなので  C→Am→Dm→Fとなります。  キーがAだと1はラ、6がファ#、2はシ、4はレなので  A→F#m→Bm→Dとなります。  誰もが一度は見たことがある典型的なコード進行です。  今、「何番目の和音」という概念を学びました。 キーは相対的なものなので転調させても本質的な部分は変わらないのです。

(3)耳で感じる

 では、CDをかけ、この考え方を意識して聴いてみましょう。 それからキーボードでコードを弾いてみましょう。  10曲20曲30曲、もっとたくさんの曲をこういう耳で聴いてみると 1番目の和音(トニック)、2番目の和音、3番目の和音、 4番目の和音(サブドミナント)、5番目の和音(ドミナント)、6番目の和音 それぞれが持つカラーが見えてくると思います。   この文章を一回読んだだけでは身に付くものではにありません。 何度も何度も音を取る訓練をして、耳を養ってください。 そのうち、何番目の和音という概念が身に付きます。  このことがわかるとコード進行の流れが掴めるようになり アレンジする時、曲を作る時、非常にためになります。 Cにはいくつの顔があるのでしょうか? 答えは私にもわかりません。けっこうな数があるはずです。  最初はメジャーにおける3つの顔を掴んでください。 とりあえず、CキーとFキーにおけるCを掴むのが最もわかりやすいです。 最終的にいろんな顔を見つけましょう。 今まで、ド、ミ、ソだったC君 いくつかの顔が見えてきましたか?
第7回へ メニューへ戻る 2000年8月16日