ロビン徒然雑記


『聖なる嘘つき その名はジェイコブ』
『TV Taro』1月号 SPECIAL INTERVIEW より抜粋
'00/02/06UP

ROBIN WILLIAMS ジェイコブ JAKOB THE LIAR

●ナチス占領下のポーランド。ユダヤ人居住区(ゲットー)に住むジェイコブは、偶然ラジオでソ連軍が国境に迫っていることを耳にする。そしてそれをきっかけに、絶望の淵にあるゲットーの人々に生きる希望と笑いを与えるため、解放近しとのニュースをでっちあげていく...。

●製作:ブルー・ウルフ・プロダクション、監督:ピーター・カソヴィッツ、出演:ロビン・ウィリアムズ、アラン・アーキン、ボブ・バラボン、アーミン・ミュラー・スタール('99年・米)


 *この映画は「ライフ・イズ・ビューティフル」の二番煎じになるのではないかと心配ではありませんでしたか?

 「あの映画の初公開からすでに1年半も経っているから大丈夫だよ。それにこの2本は題材は同じでも内容はかなり違うからね。でも、実はこの2本の映画はほとんど同時期に撮影されていたんだよ。同じ題材の映画が同時期にできるということは、この題材を今、振り返ってみることの重要性を物語っていると思う」

 *ホロコーストの犠牲者はブラック・ユーモアを解する傾向があるといっていいのでしょうか?

 「これは例えば警官とか救急車の運転手とかにも言えることで、生と死を渡り歩いている人間には、とても暗いユーモアのセンスがあるみたいだね。これはサバイバル・メカニズム、つまり生きるために不可欠な精神の仕組みだと思うよ。彼らは心配していることを冗談にしてしまう。心配していない部外者には、なぜあんな冗談が言えるのだろう?ってことになるんだろうけどね」

 *あなたはベテラン・コメディアンですが、この役はただ冗談を言えばいいというわけではありません。難しかったですか?

 「難しかったというか、非常に重い責任を負うことになったという感じだったね。脚本を初めて読んだ時から、どうすれば犠牲者に敬意を払いながら彼らの経験を面白く描けるかとても心配したよ」

 *どうしたのですか?

 「できる限りリサーチをして、リアリスティックに演じようとした。映画自体は監督に任せるしかなかったけど、この繊細な題材をそれなりに扱える監督を選んだつもりだよ。ポーランドのピエトロコフというユダヤ人街で撮影したのもリアリズムに徹するためだ」

 *あなたの場合、コメディ映画の撮影ではいつも自由にインプロヴィゼイション(アドリブのこと)を許されると聞きましたが、この映画でもそうでした?

 「いや、この映画では全くしなかった。その必要がなかったんだ。脚本がよく書けていたから。それにインプロヴィゼイションすると冗談がキツくなり過ぎちゃう傾向があるしね」

 *何か決して言わない冗談というようなものがありますか?

 「そうだな〜、日常ではいつも、冗談で言っていいことの限界を設けようとしているんだが、ついそれを越えちゃうこともあるね。でも小児虐待とかについての冗談は決して言わないよ」

 *この作品でもオスカーの噂が出ています。昨年オスカーを授賞し、その後、何か変化はありましたか?

 「あったよ。授賞直後はみんな "おめでとう!" って言ってきた。2週間後には "よう!"。そして、6ヶ月後には "お前、誰だ?" って感じだった。(笑)」

 *3人のお子さんたちはお元気ですか?

 「彼らは安全に育っているよ」

 *彼らは大きくなるにつれ、あなたをより面白い人だと思っていますか、それとも面白くない人だと思っていますか?

 「面白くない人だと思っているんじゃないかな。もう飽きられたかもしれない。彼らは気難しい観客なんだ。童話なんか読んでやる時、僕はキャラクターによって声を変えようとするんだ。すると娘が "もっと単純に読んでよ。話に興味があるだけなんだから" って言うんだ。(笑)」

 *今年(1999)の大晦日は何をするご予定ですか?

 「今年はスタンダップ・コメディはやめて、どこか静かな所で家族と一緒にいたいね。Y2Kで何が起こるか分かったモンじゃないから、少なくとも素早く行動できるようにね」


聖なる嘘つき 〜その名はジェイコブ〜 公式サイト

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