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2000/01/20 Thu.
「三月は深き紅の淵を」(恩田 陸)読了。これはよかった。ホントに。恩田 陸の多面性が非常によく現われていて色んな楽しみが包含されてます。しかし、この作品読むと、作中に出てくる小説を片っ端から読みたくなって困るぞ・・・。どなたか「チョコレート工場の秘密」(ロアルト・ダール)読んだことある方います?。っていうかこの本まだ売ってるのかな?。読みてえー!。
で、読み終わってしまったので帰りに書店に寄る。しかし、なんで新刊をこんなところに置くかな・・・。見つからんわけだ。というわけで「海神の晩餐」(若竹 七海)購入。うーん、昨年末から若竹 七海づいてる。これは凍月さんの影響も大きいが。 帰宅して飯食ってPCいじりつつ横目でドラマ「ブランド」を見る。にゃはは、笑っちゃうなあ、このストーリー。10年位前の「ヤングユー」とかで連載されされてそうな内容だ。セリフもわかりやすいねえ。オチも当たり前過ぎでここまでベタだと逆に微笑ましく思える。今井美樹と市川染五郎というキャスティングでなければ見る価値無し。とにかくあのセリフの数々には・・・。でも染五郎って芝居も顔も大鶴義丹に似てるぞ。
かなりタイミングを逸したがwimさんその他のサイトで話題になっていた北村 薫作品の特殊性について。私もファンの一人として僭越ながら雑感を。
経過は割愛してしまうが、私自身は北村 薫作品の登場人物に対して「駒」とか「フラット」とかいうイメージはあまりない。確かにwimさんがおっしゃるように性格付与は最低限だと思う。でもそれはあくまでも作者による地の文での話。というか少なくとも「私シリーズ」に関して言えば、シリーズを通して「フラット」な主人公が様々な事件(というほど大袈裟なものではないものも含めて)を鏡のように(実際は揺れる水面のように)映し出していくことで人となりが浮き出していくような仕掛けになっているのだと思う。単純に言えば、「こういう人間だから、この事件に対してこう思う」のではなく「こういう事件に対してこう思うから、こういう人間」という表現手法である。読者は主人公のような人間だが、どのようにストーリーを展開していくのかを見るのではなく、ストーリーという流れの中で主人公が演じる姿を見ているのだと思う。 もう一つ「フラット」という表現について。私が「私シリーズ」、「覆面作家シリーズ」の新妻千秋を見て(読んで)感じるのは「ピュア」という言葉である。彼女達は未だ社会を知らず(物語を通して知っていく)、性善説に基づく人間的な本能や感性で生きている。だからこそ物語の中で人間の悪意、嫉妬や妄執といった醜い面にぶつかった時、そこには率直な反応が見えるのだと思う。「フラット」であるということはテニスの壁打ちのように確かにまっすぐな反応が返ってくるかもしれない。しかし、それ以後も「フラット」であり続けていく、というのとは違うと思うのである。社会を、人間を知っていく中で少しづつデコボコになっていく気がするのだ。決して感情や感性が乏しいわけではない。wimさんが「フラット」という言葉をどのような意味で用いたのか正確にわかっているわけではないので無意味な意見かもしれないが、私にはそう感じられたのである。
最後に私が北村 薫作品に求めているものとはなんなのだろうと考えてみた。それはやはり「ピュア」という言葉と関係があるような気がする。「私シリーズ」にも「覆面作家シリーズ」にも保護者、というか守護者といえるべき存在が登場する。前者で言えば勿論円紫師匠であり、後者は岡部良介を代表とする千秋の周辺の人間だ(もしくわ千秋の外弁慶バージョンも)。 時代が荒んでいるから、だとか、人間の心が荒んでいるから、だとか、そういう事に関係なく、少なくとも私は「ピュア」なものに憧れるのだ。北村 薫は、それを私に提供してくる作家なのである。だから好きだ。「盤上の敵」では「ピュア」が「ピュア」であるための悲劇も描かれた。それでも私は「ピュア」を追い求めてしまう。
非常に拙い意見になってしまった上に無駄に長くなってしまった。wimさん、私の意見はこんなところですがどないでしょ?。
2000/01/19 Wed.
通勤読書は「三月は深き紅の淵を」(恩田 陸)。最近読書熱が低調だったこともあり、お気に入り作家の作品を読んで復活を目論む。これが大当たり。10ページ捲ったらもうはまっていた。四編の中編でまとめられている一つの物語。勿体無いので一編づつ読もう。いやあ、これは面白いです。
[待っている人々] という話。なによりも『三月は〜』という本の存在と、その内容の説明が秀逸。読者である私達までがその本を読みたくなる。そしてそれに対して用意されたオチがまた・・・。思わず膝を打ってしまう。ダイイングメッセージの謎解きは少々いただけないが、この構想力は素晴らしい。この一編を読んだだけでもオススメ評価。 それにしても恩田 陸の描く老人(というか初老の人物)像というのはいつ読んでも不思議である。「象と耳鳴り」でも思ったのだが、普通に考えれば「そんな老人はいねえ」って感じの言葉遣いだったりするし、妙に矍鑠としすぎる感もある。でもなぜかその描写があまりにも自然なので物語の中では違和感を感じないのだ。そこだけ取り出せば違和感感じるんだけど(いくらなんでも老人が「もろに」とか言わないでしょ)。これは作者本人の老人願望なのかなあ。こうなりたい、という・・・。 とまあこんな感じです。さてさて全部読んでからどうなるかが非常に楽しみ。
帰りがけに書店へ。発売されているはずの講談社文庫と集英社文庫の新刊が見当たらない。マジかよ。なんでじゃ!と憤りを感じてもないものはない。結局、何も買わずに店を出る。こんなの久し振りだ。
帰宅して飯。やはり味噌煮込みうどんは美味い。
2000/01/18 Tue. 「魔性の子」(小野 不由美)読了。うーん正直言ってイマイチ。これから読んでたらきっと十二国記も読まなかっただろうなあ。そういう意味ではラッキー。しかし、この作品、十二国記が続かなかったら全然わからん話やん。ま、あとは書評で(書くんかホントに?)。
久々に仕事が大変。まあ、今迄ダラダラやってきたツケが回ってきたという感じ。でもたまに忙しいと「仕事してるぜー!」という気になるのでいいかも。なんというか自分が社会人だと改めて思う。そんなことじゃいけないんだけどさ。
書店で「裂けた旅券 -5-」(御厨 さと美)と「NIGHT HEAD -6-」(飯田譲治/立野真琴)購入。「裂けた旅券」のマレッタはチャーミングですねえ。実はこの作家さん、今迄殆ど知らなかったんだけど(絵は見たことあったが)非常に好み。残りの作品も続けて文庫化されるらしいので楽しみにしよう。
2000/01/17 Mon.
朝起きる。雨。うざってえ。なあんか熱っぽいし、週末の無茶苦茶な生活時間もあって、時差ボケ調整のため会社をサボることにする。あ〜あ、こんなダメ人間でいいのか?(いいわけない)。
2時過ぎからゲームする。物語がホントにクライマックスの場面に近づいてるせいで止めるに止められない。なんだかんだで10時過ぎまで延々。その努力の甲斐あって(?)遂に「シェンムー」クリア!!。うぉー!やったぜ。
中田がローマでデビュー。まあ、あんなもんかな。しかしトッティのがやっぱ上。今後のポジションはどうなるのか不安なような楽しみなような。しかしこれでホントにローマがスクデット(リーグ戦優勝杯)獲ったらもの凄いよね。ワクワク。
2000/01/16 Sun. 今日も起きたら既に夜。読書でもしようかと思っただがなんか気分が乗らず。年末に古本屋で買った「エラン -全3巻-」(新谷 かおる)を読む。この人は何故こんなに世界経済に詳しいのだろうか?。凄い知識だよねえ。マンガ読んでこんなにも勉強になるということをもっと世間の人は知って欲しいね。って昔の日記にも書いたような気がするな。ホントにそういう意味では勉強になって面白いです。マンガならではの荒唐無稽さと政治的・経済的リアリティが結合するとそれだけでエンタテイメントになるという好例です。「ゴルゴ13」(さいとう たかお)とかもそうだけど、やっぱりブレーンがいるのかね?。
で、なぜか隣に積んであった「動物のお医者さん -全12巻-」(佐々木 倫子)にも手を出す。二年ぶりくらいだろうか読むのは。何度読んでも面白い。夜中に私の笑い声が響くのはさぞ不気味であろう。
2000/01/15 Sat. 心なしか風邪気味で体が重かったせいもあり夕方過ぎまで寝ていた。起きて飯食いつつテレビ。面白くも無い。
11時過ぎからゲーム。勿論「シェンムー」。DISCも3枚目に突入していよいよ佳境。かなり急いでクリアさせようとしているので修行が足りん(ゲームの中で主人公は修行する)。このままだと格闘モードが少々キツイか。まあ、とりあえず暫定クリアして、その後もう一回じっくり楽しめばいいでしょう。
2000/01/14 Fri. なにしてたっけなあ・・・。会社行って・・・仕事して・・・帰って来て・・・なんか疲れてたんで寝てました。いじょ。 あ、そうそう「ウリナリ」でユーミン&ポケットビスケッツの新曲「ミレニアム」を再び聴くがやはりいい曲だ。21日の発売が楽しみです。
2000/01/13 Thu. くそ、朝から鼻水が・・・。今年(今冬)の風邪はどうやら長引くらしい。会社の人でもひいてる人が何人かいるのだが、長い人は昨年末からひいている。伝染されたくないものだ。 通勤読書は「魔性の子」(小野 不由美)。この人の作品はいつも前半でなかなかペースに乗れないのだが、今回もそう。やっと半分近くまで来て興が乗ってきた。なぜ、ペースに乗れないのか考えていたのだが、理由はおそらくこの作者の独特のリズムにあるのだろう。一文が短く、段落が多い。シンプルというよりも素っ気無い感じの物言いが原因かもしれない。この人の作品は続けて読む方が正解だったかも。
私は基本的に同じ作者の本を続けて読むことはしないようにしている。それがシリーズ作品でも同様である。なぜ?と聞かれても「なんとなく」以上の答えはないのだが、強いて言えば、続けて読むと感想が偏りがちになるような気がするからである。作品にどっぷりはまれる、という意味ではいいのかもしれないが、読み方に公正さを欠くといえばいいのだろうか。
自分さえ楽しめれば本来はそれでいい、という考え方は確かにあるのだが、私は生来お節介、というか他人に何かを薦めたり教えたりするのが好きな性格なので、それを踏まえると主観だけで物を見たりするのをなるべく少なくしたいのだ。
雑誌「Number -488-」購入。2000年の期待の新人達の特集。やはり松坂は凄いね。インタビュー読んでるだけでもタダモノじゃない感じがひしひしと伝わってくるよ。 もう古い話になってしまうが、フランスワールドカップの予選当時、私がずっと思っていたことがあった。それは「得点力不足」という旗をずっと掲げながら航海していた日本代表だったが、当時のJリーグで得点王争いをしていた選手、もしくはそういったデータ(記録と呼んでもいい)上で活躍していた選手を監督は一切呼ばなかったということである。97年の得点王レッズの福田、98年日本人でダントツトップの得点を挙げていた神戸の永島、最多得点率を誇っていた広島の森山などである。彼らは非常に優秀な成績を収めていたにもかかわらず代表に呼ばれもせず、ましてやマスコミの話題にもなりはしなかった。今更くどくどと語ってもしかたないことではあるが永島なんぞは最下位争いをしていた弱小チームで得点王争いをしていたにもかかわらず、である。その年の得点王や、外国人と得点王争いをしていた選手が代表にも選ばれず、マスコミにも取り上げられないなどというのは日本だけではないだろうか?。 日本はまだサッカーが文化として根づいていない、とかマスコミのサッカー報道はおかしい、とか色々言われているし、それを声高に叫ぶサッカー関係者、サポーター、専門記者は多い。しかし、ホントにそう思うのなら地味な選手だろうが、ベテランだろうが、きっちり成績を挙げている選手を見逃さないように、また世間に広く知らしめるもそういった立場の人間のするべき事なのではないだろうか。語りたいことはまだまだあるが長くなってしまったので本日はここまでにする。しかし、「サッカーはより多く点を取った者が勝利する」スポーツであることだけは忘れてはならない。
帰りがけに書店で「裂けた旅券(パスポート) -3-」(御厨 さと美)購入。そういえば最近はこういったグローバルなマンガもあまり見ませんなあ。というよりも現実を漫画的フィクションで包んだリアリティ溢れる漫画っていうのがまずないですね。ファンタジーもスポ根も恋愛もいいけど、「エリア88」、「砂漠の薔薇」(新谷 かおる)のようなマンガがまた読みたいっす。
2000/01/12 Wed. 「平将門魔法陣」(加門 七海)読了。ふむふむ、まあ面白かったけどイマイチ説得力に欠けるのはこの文体のせいかな。「帝都物語」(荒俣 宏)には一歩も二歩も及ばずといったところか。まあ、あの名作に敵う作品もそう無いけど。
午後になって東京には雪が降ったらしい。幸いにして横浜は雨。とはいっても傘を持って来ていないので雪のがまだマシだったかも。電車とかが遅れるのはイヤだけどね。すぐ止んでしまったようなので特に問題も起こらなかったみたい。雪が降ると横浜線はすぐに止まったり遅れたりするから困りもんなんだよねえ。貧弱路線。
帰宅して飯食ってネット。新しい掲示板がやっと出来た。と、いうわけで新しい掲示板をテスト運用させてみたいと思います。皆さん書き込んでみて下さい。一応こっちは読書関係の話題メインでいこうと思ってます。マンガなんかの話題も歓迎です(こっちの方が歓迎だったりして)。雑談は相変わらずいつもの掲示板でどうぞ(笑)。あ、テスト運用中なのでチョコチョコといじったりします。いきなり画面が変わったり動かなくなったりしても気にしないで下さいね(^_^;)。
2000/01/11 Tue. 通勤読書は「魔性の子」(小野 不由美)をちょっと置いといて「平将門魔法陣」(加門 七海)。やはりオカルトの血が騒ぐ。ただちょっとこの人の文体は鼻につきますな。そこまで馴れ馴れしく語られると却って穿ってみたくなるのは私が天の邪鬼だから?。でもやっぱりこういう話は面白いねえ。 仕事中、目が霞む。睡眠不足の影響か?。それとも連休中は新しくしたサングラス(眼鏡)でいたせいか?。今の眼鏡と微妙に度が違うからなあ。文字を書き過ぎたからかなあ。チカチカして画面が見づらい見づらい。さすがにキツイので7時前には退社する。
またもや書店に寄り、「裂けた旅券(パスポート) -1-、-2-」(御厨 さと美)購入。文庫版だけど。読みながら帰宅するがやはり目の調子が悪いのでサクサク読めない。このマンガ、文字も多いんだよね。 活字中毒者の関係者の中には「血風」系と呼ばれる古本収集家の方々が沢山いらっしゃいます。凄い値段で本の売買をしてらっしゃったり、100円本を買いあさるブルドーザーのような方もいます(笑)。私は本に関しては新しいものを買ってしまうので、そういう気持ちは理解できないと思っていたのですが、なんのことはない、自分のマンガに対する姿勢と同じことなのですね。まあでも、読みもしないマンガまで買うような真似はいたしませんが。 帰宅して飯。食ったら耐え難い眠気に襲われる。ちゅうわけで寝る。ああ、今日はMYSCON用の掲示板を起ち上げようと思ったのに・・・。ゴメンナサイ。
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