初恋のアルバム 人魚姫のいた島

 

 チョン・ドヨン主演の映画「人魚姫 (原題)」は、過去の世界にタイムスリップしたチョン・ドヨンが、父(パク・ヘイル)と母(チョン・ドヨン2役)の純愛を見守るというファンタジー映画。
 母親は済州島の海女という設定で、チョン・ドヨンは済州島の東端にあるウド(牛島)で3ケ月にわたる撮影を行なった。

 夏は海水浴客や釣り客でにぎわう済州島も冬はオフ・シーズンで、たくさんあるミンパク(民宿)も開店休業状態。
 おまけに、済州島本島からさらにフェリーで15分の牛島に観光客の姿はほとんどない。

 フェリー港のそばにある派出所で「人魚姫」の撮影現場はどこかと聞き、教えられた場所に行ってみると、「ドリーム・ビレッジ」というこの島唯一のコンドミニアムだった。


 どうやらここは「撮影現場」ではなくて出演者・スタッフの滞在場所のようだ。駐車場には道具や食料品の箱がきちんと整理して置いてある。人は誰もいる様子がない。そこへ一台のバンが来て、降りたスタッフらしい男が建物の中へ走って入り、また何かを持って出て来た。すぐ車の後を追ったが、細い島の道を曲がるうちに見失った。別にまくつもりはなくて、ただ何かを急いで運んでいただけだとは思うが、残念。

 「イルマーレ」の撮影場所、サンホサ海岸を撮ってフェリーの港に戻る途中、島にはあまりない自動車が十数台並んでいる道を通った。その中の一台にチョン・ドヨンの顔。日焼けした海女のメイクにソバカス、髪を三つ編みにしてちようど赤毛のアンのような感じ。そこでもらったのがこのサイン。日本語で書かれた「人魚姫」の写真入り記事に「オモ!」 近くの民家を海女の家として撮影していたらしい。


タイムスリップ

 父親を探して済州道牛島を訪ねたチョン・ドヨンがキャリーバッグを引いて歩く道。そこを通りかかったバイクの郵便配達員に声をかけ、道を尋ねようとする。すれ違って振り向き「ハリ(実際には、牛島にこの地名はない)はどこですか?」と聞くと、もうそこにいるのは自転車に乗って郵便を配達するパク・ヘイル。
 タイムスリップが起きる重要なポイント。

行き方 島の北東部としか言いようのない何もない場所。道のすぐ横は墓地で、土まんじゅうが並んでいる。背景に見えているのはこの島で一番高い牛島峰とハゴスドン海水浴場。
 パク・ヘイルが写るカットはここ以外の場所で撮影した様子。本来なら、彼が自転車を降りて立っていたのはチョン・ドヨンがキャリーバッグを転がして歩くシーンで見えた道(写真上左)のはず。


海女の家

 03年12月の撮影時に、偶然撮影隊の車列と海女のメイクをしたチョン・ドヨンを見つけた場所はフェリー港に近いソチョンジン洞、そこに改装して撮影に使った家があった。
 集落の一番端にある民家で、現在も人が住んでいる。映画で藁葺きだった別棟は耕耘機など農機具の置き場らしい。
 下の写真は、パク・ヘイルが自転車に乗って手紙を配達しに行く道と、受け取りのサインをもらうシーンの背景になっていた家の壁。



記念写真を撮る広場

 牛島にバスが走ることになり、島民がバスに乗り込んで記念写真を撮る広場。郵便配達員のパク・ヘイルもちゃんとフレームに入り込んでいる。
 派出所で場所を聞いたところ「案内するからパトカーの後について来い」と言う。着いてみると自力ではとうてい見つけられないような島の北部。地名でいうとチュフン洞になるらしい。


牛島海運フェリー

 牛島と済州本島の間は所要時間15分のフェリーで結ばれている。乗客は牛島の島民よりむしろ韓国人の観光客の方が多く、港に着くと島を巡る観光バスに乗ったり、レンタ・バイクやレンタ・サイクルで島の各所に散って行く。本島からの遠足らしい小学生の一団もいる。映画では母(コ・ドゥシム)が牛島へ渡るシーンで登場。
 通常は島の南端にあるフェリー港発着だが、島の西部にあるもう一つの港に発着することもある。


トルガニ

 若い頃の父と母の記念写真の背景として登場する牛島八景のひとつトルガニ。「イルマーレ」でも使われていて牛島を代表する景勝地。
 チェ・ジウ主演の映画「連理の枝」に出て来る古い木はトルガニに近い牛島峰に立っていたが、撮影後の台風で折れてしまい観光資源化ならず。

行き方 港から東に900m。「トルガニ→」と書いた看板が港にある。牛島の観光地図は城山港のフェリー切符売り場でもらえる。


ソンジサウナ

 母(コ・ドゥシム)が仕事をしているサウナ。エンド・クレジットによれば、ソウルの江南にあるソンジサウナらしい。ソンジハイツというビルの地下2階。もちろん女湯だけに撮影は・・・。看板と入口の写真のみ。

行き方 地下鉄2号線ソンヌン(宣陵)5番出口から、ソウル・ルネサンス・ホテルへ向かって歩く途中にある。ホテルを過ぎた所にあるのが「私の頭の中の消しゴム」のファミリーマート・クンギルタワー店。


カンドン郵便局

 チョン・ドヨンが勤めている郵便局。調べてみると場所は江原道だった。

サンホ・リゾート

 サンホ(珊瑚)という韓国語が使われているからには済州島かと思うと、実はフィリピンのセブ島にあった。水中シーンを撮影したようで、韓国の企業が開発・運営しているらしい。

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